スポーツドリンクを選ぶコツ
スポーツ・ドリンクを、口当たりの良さだけで選んでいませんか?
運動時の水分補給で大切なのは、美味しさよりも吸収スピードです。口当たりがいい=糖分が多い、が一般的ですが、糖分が多くなればなるほど、吸収スピードは遅くなっていきます。運動時に飲むスポーツ・ドリンクは、胃に溜まらず、体内に吸収され易い、より糖分の少ないものを選ぶと良いでしょう。また浸透圧も、吸収スピードに大きな影響を与えます。最近では等浸透圧(アイソトニック)より低浸透圧(ハイポトニック)に調整されたものの方が吸収が早いと言われています。
スポーツ・ドリンクを選ぶポイントは・・・
- 飲む量は発汗量を考慮して決める(体重1kg減でおおよそ400~600ml)。
- スポーツ・ドリンクと言えども飲み過ぎは良くない(1回に400ml以上飲まない)。
- 運動前に飲む場合は少なくとも30分前に飲用しておく(胃に残さない)。
- 運動中に繰り返し飲む場合は1回に100~200mlとし、10~15分間隔をあける。
- 気温が高いときは8~13℃に冷却しておく。
- 塩分の他に適度のミネラルを含むこと。
- 浸透圧は体液よりも若干低いこと(290mOsm以下)。
- 糖分はより少ない方が良い。
運動時には、汗と一緒に塩分(ナトリウム)も失われます。そのため、給水には真水よりも、塩分やミネラルを含むスポーツドリンクが適しています。