*今月のアルバム* 中華に限らず今月購入した アルバムを紹介します。 | |||
9月 |
Corinne Bailey Rae / Corinne Bailey Rae (推薦!) ■全くイントロ無しでボーカルから始まる1曲目「Like A Star」が余りにも素晴らしい。 ハスキーだけどどこか儚げなボーカル。心に沁みる素晴らしいメロディー・ライン。 イギリス、リーズ出身のシンガー・ソング・ライター、コリーヌ・ベイリー・レイのデビュー・アルバムです。 ■全曲オリジナルですが、どの曲もソウル・フィーリングに溢れています。それも流行のヒップ・ホップではない純粋なソウル・バラードが持ち味と思われます。 ミディアム〜ミディアム・スローの曲が多い中、3曲目「Put Your Records On」が軽快なロック/ソウルナンバーになっていて、アルバムにいいアクセントを与えています。 アルバムの後半、レコードならB面に当たるところからは、ブラスをフィーチャーしてかなり本格的なソウルを展開、楽曲も変化に富んでいるのですが、なぜか地味な印象を受けてしまいました。やはり彼女の繊細なオリジナリティーを前半の曲に感じたからでしょうか。また、彼女はソウルフルに歌い上げるシンガーではなくささやくような歌い方ですので、曲調との相性もありそうです。 そうは言っても素敵な才能豊かなシンガー・ソング・ライターですので、ぜひ耳にしてみて欲しいと思います。 |
◇◇◇ Beverly Kenney / Snuggled On Your Shoulder ■ビヴァリー(ベヴァリー)・ケリーは1955にアルバム・デビュー、「本物のジャズを歌うニュー・ボイス」と絶賛されたにも関わらず、6枚のアルバムと若干のシングルを残し、1960年28才の若さで亡くなりました。自殺でした。 このアルバムは、デビュー前の1954年、ピアノ伴奏だけをバックに吹き込んだデモ録音の発掘盤です。いつ撮った写真でしょう。ジャケットも素敵です。 デモなので音質はあまり良いとは言えませんが、普通に鑑賞するのには問題のないレベルです。 ピアノをバックに彼女の素直で可憐なボーカルが充分に楽しめるアルバムです。 「Tea For Two」、「過ぎし夏の思い出」、「飾りのついた四輪馬車」など収録。 ■11曲目「Gay Chicks」はタップダンスのレッスン用に吹き込まれた78回転盤からの転写という珍しい1曲です。 |