ROY草子(2003.8〜12)


 更新情報&日記もどきのコーナーです。

 基本的には更新情報をお伝えします。が、自分の思ったことをただ書き連ねている場合もあります…。

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親子月(おやこづき)

03/12/31 (水)

更新情報
 「旅行記」を新設しました。単に,スキャナが使えるようになったから奈良と屋久島の写真をUPしただけですが…。屋久島の方は,例の珍道中記をROY草子からお引っ越しさせてあります。
 児童文学の紹介もしたいし,TOPもかえたいし,やりたいことはいろいろありますが,ついだらだらとさぼってしまう今日この頃。


03/12/27 (土)

更新情報
 「子どもとわたし」(風車・2年生)」に追加があります。
 「ハボ画像の部屋」に大量の追加。あのページ,とんでもなく重そう…。ごめんなさい。

銀河鉄道999あれこれ
 めずらしくテレビとお友だちになっております。基本的にテレビってあまり見ないのですが,冬休みに入ってからけっこう見ているかも。
 初日から,BS2でやっていた『さよなら銀河鉄道999』を見ていたのがいけなかったかな。『銀河鉄道999』にはけっこう思い入れがあります。初めて映画館で見たのが999。テーマ曲はゴダイゴです。原作とは異なる展開を見せていたので,テレビ版の鉄郎達の物語とは別物だという認識をしていました。わたしの記憶が正しければ,たぶん映画は原作が完結する前に作られていたはず。テレビアニメは原作にほぼ忠実に作っていたから,映画公開後もテレビ放映は続いていたんだと思います。テレビの最終回と,原作の最終回は大きく違っていなかったかな。というより,映画版のラストになるべく近づけた感じがします。
 そして,『さよなら銀河鉄道999』です。うーん,これは原作にはないストーリーだったような気が…。でも,映画版は原作とは別だと思っていたし,ちゃんと映画版の続きになっていたからあまり違和感なく見ていられました。まあ,前作以上のものにはならなかったというのが正直なところですが。鉄郎の方は,前作で母と,この作品で父と決別して決着がついていますが,メーテルの方は消化不良。メーテルは自分の手で母(プロメシューム)と決別しなくてはならなかったのに,結局外部からの力によって母は倒されてしまいましたから。
 でも,ここで終わっておけばよかったのです。その後,『銀河鉄道999 エターナルファンタジー』という作品を作ることになったから,話がおかしくなってしまった。映画で続きを作るのなら,テレビや原作を無視しておけばよかったのに,鉄郎もメーテルも,キャラはどうみてもテレビバージョンで,ストーリーはどちらかというとテレビ寄りだけど,結局両方をごちゃまぜにしている。しかも,映画は1時間弱という短さで,結論も何も出ないままおしまいとなっているのです。あと1時間あればあの物語に決着がつくのかと言われると…うーん,それも難しいのですが,それでも何となくの結論は出せるんじゃないだろうか。
 いずれにしても,続編は作らない方がよかったように思います。

掲示板からお引っ越し
 毎度お馴染みの引っ越し作業です。が,「さくら」には西原理恵子&清水義範『飛びすぎる教室』について追加があります。これ,おすすめです。

さくら(12月20日)
 ミュージックフェアでの森山良子と矢野顕子の「さくら」がもう一度聴けました。この間の放送でいいなあと思っていたので,嬉しいです。今年度の卒業イベントで「さくら」が使えないかなあ…。

 このところ,買いたい本,買った本がいっぱいあります。『人魚の森』シリーズの最新(?)刊は『夜叉の瞳』というタイトルです。上橋菜穂子『狐笛のかなた』,富安陽子『竜の巣』などの児童文学,渡辺多恵子『風光る』最新刊,星野架名『緑野原幻想』,あだち充『KATSU!』などのマンガ,ながたみかこ『アニマルマニア』(回文集)などなど,いっぱい買い込みました。全部読むのは冬休み中になりそう…。
 西原理恵子&清水義範の最後の本も出ているらしいけど,どうしようかなあと思っていたのですが,結局お買いあげ!もしかしたら,今までで一番読みやすかったかもしれない(笑)タイトルは『飛びすぎる教室』です。ケストナーの『飛ぶ教室』にひっかけてあるのは,言うまでもないでしょう。

 昨日はビデオの『ライオンと魔女(ナルニア国ものがたり)』を子どもたちと観ていました。一昨日から45分ずつ観ましたが,結局物語の半分までしか見終わりませんでした。
「いっつもいいところで終わりになっちゃうんだもんな〜。」という声があちこちから聞こえましたが,時間がないんだもん,しかたないじゃんか(笑)。
通知票を渡したあとに時間があったら見せてあげるよ〜。
 2年生には難しいかなと思いましたが,そーんなことはありませんでした。続きが気になって,文庫版のナルニアに手を伸ばした子もいました。活字の小ささにひいていたけど。
 昨日は,クラスレクで遊びまくって楽しめたし,よかったよかった♪

森のなかのレストラン(11月30日)
森のなかにあるレストランに行ってきました。デザートが食べ放題というのがウリのようで,平日は女性客でいっぱい。休日は予約をしておかないと席がない状態です。
「どのあたりにあるの?」
「ここ。」
この間,このレストランで食事をしてきた母が店の案内図を見せてくれました。
「ん?なにこれ。こんなところにあるの!?」
地図があまりにも大雑把なので住所を見たのですが,その場所にそんなレストランがあるのかというところなのです。
(その周辺にお住まいの方には申し訳ありません。でも,大きな道路沿いでもない,目立たない場所なのです。)
とりあえず,人間カーナビの兄と,一度行ったことのある母と3人で出発。兄のおかげで,一度も道を間違えずにレストランまでたどり着けました。周りを見回すと,本当に森の中。
「ぜーったいに知る人ぞ知るレストランだなー。」
店の周りは紅葉していてけっこうきれいです。どうやら,紅葉を見に来る人が多くいるようです。
店内に入り,注文を済ませた後,店員さん達を眺めていてふと思いました。
「ヘブンみたい…。」
佐々木倫子『Heaven?』というマンガのレストランに雰囲気が似ているのです。傍若無人なオーナーがいるわけじゃないのですが,店員さんやレストランそのものの雰囲気がなんとなく…。

お料理はそれなりによかったです。メイン(?)の食べ放題デザートは,甘系とさっぱり系が交互に出てくるという感じでした。
結局,3種類でストップしましたが,その前の料理がもっと少なければ,4種類目までいけたかもしれません。

店を出ると,入れ替わりにたくさんのお客さんが入ってきました。でも,あれだけの人数は入りきらないと思う…。

行きとは逆の方向へ車を走らせると,なんとすぐにお墓が見えてきました。
「やっぱり『Heaven?』だよ!」
大爆笑したのは言うまでもありません。


03/12/14 (日)

更新情報
 「ぴょん」にし〜ちゃんママさんとそのお子さんのHPを追加しました。子どもたちの川柳はなかなかのできなのです。


03/12/08 (月)

更新情報
 「子どもとわたし」(風車・2年生)」に追加があります。


神楽月(かぐらづき)

03/11/30 (日)

掲示板からお引っ越し
 毎度お馴染みの引っ越し作業のみです。
 それにしても,このページは重い!!HTMLソースを見ようとしても,すぐにページが切り替わらない…。
 「マンガ」のコーナーに渡瀬悠宇の『ふしぎ遊戯 玄武開伝』を付け加えました。といっても,たいしたことは書いていません。

森のなかの海賊船(11月26日)
 劇団風の子の「森のなかの海賊船」(原作:岡田淳)を観ました。原作と違うところはいろいろありますが,原作の世界観,雰囲気をうまく表現した内容ですばらしかった!もう1回観たいなあ。子どもたちも楽しんでいたけど,絶対わたしがクラスで一番楽しんだと思う!!
 サズというトルコの楽器で伴奏をして歌った「こそあどの森の歌」や,「船出」も印象深い曲で,頭の中をぐーるぐるしています。子どもたちとまた歌おうっと!
 ビックリしたのが,子どもたちがあの劇の主題を感じ取っていたこと。全員ではありませんが,宝って何なのかということを考えていたのです。原作の読み聞かせは,残り4分の1を残していて,肝心の主題を考える場面には至っていなかったのに,ちゃんと自分たちで感じ取るのだから見事です。
 (ちなみに,原作は11月28日に無事読み終えました。それぞれの宝を感じ取れたようです。)

読書発表会(11月24日)
 土曜日の参観で読書発表会をしました。子どもたちが紹介した本は次の通りです。
☆『てぶくろ』(ウクライナ民話)
☆『オーパーさんのおいしいりんご』(みおちづる)
☆『ふしぎの時間割』(岡田淳)
☆『ネコとクラリネットふき』(岡田淳)
☆『くじらいぬ』(あきやまただし)
☆『シェーラひめのぼうけん』(村山早紀

好きな場面を絵にしたり,内容を要約したり,ペープサートで登場人物を紹介したりといろいろな表現方法で発表することができました。

 時間が余ったので,わたしも発表することにしました。といっても,読み聞かせ特別バージョン。『ネコとクラリネットふき』を音楽付きで読んだのです。
 登場人物がクラリネットを吹く場面で,実際にクラの音を響かせました。でも,わたしはクラを演奏できないので,オルガンのクラの音でしたが。
 曲目は「G線上のアリア」「さんぽ」「いつも何度でも」「カノン」「カントリーロード」「中央アジアの草原にて」「ダッタン人の踊り」「主よ,人の望みの喜びよ」です。少々多めですが,少しずつしか演奏していないのでまあいいかなと思っています。
 子どもたちは,知っている曲になると一緒に歌い出したりしますが,知らない曲だと「?」という感じで聴いていました。ぜんぶ知っている曲にしたら,つまらんじゃないか(笑)。CMで流れている曲もあるので,何かのはずみで「これ,聴いたことある!」と思ってくれたらいいかなという感じで曲目を選びました。
ボロディンの曲は知らないみたいですねえ。「ダッタン人の踊り」はCMでもけっこう使われているのにな。ビートルズの方が知っていたりして(笑)。

まとめて読書(11月24日)
 最近読んだ本です。

☆岡田淳『竜退治の騎士になる方法』
今までの岡田作品とは少々違う雰囲気。
竜退治が出てくるあたりは『2分間の冒険』と似ています。
でも,わくわくするというよりは,考えさせられる内容になっています。
将来の夢なんて持っていないという子が増えている今,子どもたちにぜひ読んでほしい物語です。
小学生より,中学生の方が共感できそう。
そうそう,久しぶりに関西の言葉の岡田作品になっています。

☆後藤みわこ『あした地球がおわる』
一読して思い浮かべたのが,那須正幹『The End of the World』でした。
人間の作った兵器で世界が壊滅状態になり,その後生き残った子どもの物語という点で似ているように思ったのです。『The End of the World』はあまりにも絶望的な展開でしたが,『あした地球がおわる』では希望が見いだせます。極限の状態に陥ったとき,果たして乗り越えることができるのか,どんなふうに生き抜こうとするのか。絶望的な状況でも前に進んでいこうとする子どもたちの姿に,勇気づけられる子も多いのではないでしょうか。

☆大塚菜生『プリンプリン物語2』
NHK人形劇「プリンプリン物語」小説版第2弾。
プリンプリン物語は,子ども向けではなく大人向けの人形劇だったのではないかと思いたくなるような内容です。20年以上も前に放送され,当時の世の中を風刺したような部分がたくさんあるこの物語。それなのに,ちっとも中身が古くないのです。それだけ,人類は進歩がないということなのか…。戦争をしないですむ方法はいくらでもあるのに,子どもの方がそれをよく知っているのに,大人は戦争を始めてしまう…。

☆ながたみかこ『宇宙ダコミシェール』
どう見てもタコにしか見えないけれど,宇宙人のミシェール。
いろいろやってくれるので,続きがどうなるのかワクワクしてきます。
この本を読んだ子は,いろいろと質問したいことがあるらしい…。
紙に質問事項を書き出していました。

☆風野潮『満月を忘れるな!』
新聞に連載されていたときとだいぶ内容が変わっています。でも,とてもまとまりがよくなったので,テンポよく読めておもしろさが倍増しました。
1冊で完結するのかと思ったら大間違い!新聞で読んだ時にはいたはずの重要な人物が出てこない!しかも,謎が解決しない!続きが楽しみです。

☆はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ』
はやみね作品はシリーズになっているものが多いので,単発で読めるものにしようと思ったのですが,これもシリーズものになっていました。創也は頭脳明晰,内人は平々凡々という設定のようですが,内人の方が緊急事態に即対応でき,生き延びる力がある気がします。冒険物がお好きな方へおすすめです。

おはなし会(11月24日)
 おはなし会を応援するページというのがあります。うちからもリンクしているHP「風雲童話城」内のページです。児童文学作家の越水利江子さんをはじめ,さまざまな方が意見や情報を寄せています。興味のある方はぜひご覧ください。
 し〜ちゃんママさんが書いていらっしゃったブックスタートも,掲示板で話題になっています。
 「おはなし会を応援するページ」http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/9288/ohanashi.htm


03/11/18 (火)

今日のカイザー
 久しぶりに主役はカイザー!美容院から帰ってきたばかりの美しいカイザーくんを撮りました。でも,やっぱりヒカルもいるのだ…。

美容院に行ったよ! バンダナ姿,
かっこいいでしょ。
こら!!
ヒカルはいいの!

03/11/16 (日)

今日のヒカル
 寝ていればおとなしいんだけどねえ…。

ぐー。 かくれんぼ♪ あ,ばれた? ぼくのトイレ♪ なめなめ〜
あれは,ヒカルのトイレじゃなくて,
ボクのベッドだったんだけど…。別のトイ
レを用意したのに,そっちじゃしてくれな
いんだ!ボクのベッド,返してよ!!
でも,いつもはソファーでヒカルと一緒に
寝ているんだよ。ヒカルの方が,くっつい
てくるの。けっこうかわいいところ,あるよ
ね。
お兄ちゃんと一緒 あ,まぶしい〜 でも,寝るの!

スキャナー導入!
 ようやく我が家のスキャナーが動き出しました。購入したのは,えーっと……5年くらい前?某ノートパソコンと接続できるようにあわせて購入したのですが,どうも設定が上手くいかなくて,そのまま放置していたのでした(笑)。win98にあったものだったので,今のメインパソであるXPにうまくつながるのかどうか心配でしたが,業者の方が「これ,僕も同じ物をXPにつないで使っています。」とおっしゃってくれました。やた!らっきー。
 昨日はウィルスチェックもしてもらい,updateができなくなっているパソコンをなおしてもらい,スキャナーを使えるようにしてもらい,プリンターの接続を直してもらい,ヒカルとカイザーと遊んでもらい…あ,これはちがうか,でも,2時間でいろいろとメンテナンスをしてもらいました。
 スキャナーは早速稼働しております。わたしは使いませんが,母が使いたくて仕方がないようです。でも,操作しているのはわたし…。まあ,そんなもんです(笑)。


03/11/09 (日)

更新情報
 「子どもとわたし」(風車・2年生)」に追加があります。

4×3=しさんうんよう?(11月8日)
 子どもたちは,ただいまかけ算九九のお勉強中。5の段,2の段,3の段,4の段の順に暗唱をしています。なぜ5の段からやるのか?これは,5とびになっていて一番簡単だからなのです。時計の分も,数字の部分は5とびになっているしね。
 さて,4の段を覚えていた時のこと。しいちがし,しにがはち,しさんじゅうに…と黒板に書きながら言い方を確認していると,「しさんうんよう!」とNくんが言い出しました。
「ん?しさん…なんだって?」
「しさんうんよう!!」
「……しさんうんよう?………資産運用!?どこでそんな言葉を覚えてきたの?」
「コマーシャル〜♪」
「…いいけど,それで九九を覚えないでよ…。」
「は〜い♪」
その後,九九の暗唱で「資産運用」と言った者はいませんが,まだときどき「4×3=運用!」という声が聞かれます…。

図書館の児童書(11月2日)
 昨日は以前住んでいた町までお出かけ。美容院に行くのと,公民館で開催されている町の文化祭を見に行くのが目的。この美容院にはカイザーくんもお世話になっているのです!
 といっても,美容師さんがトリマーさんを兼ねているのではなく,美容師さんの娘さんがトリマーの卵で,トリミングのお勉強をしたいということでカイザーくんをきれいにしてもらっているのです。引っ越して9年ほどになりますが,未だに美容院は必ずここに行きます。腕がいいし,安いし,気心が知れているから落ち着くのです。
 おっと,ちっとも図書館の話が出てきませんね(笑)。図書館は,町の文化祭と関係があるのです。
 町の文化祭に,母が短歌を出しておりまして,その展示を見に行くのが目的でした。文化祭は昨日が初日。短歌会のメンバーもだいぶ減り,作品が少なくなっていてちょっと寂しい感じでした。展示してある作品の前に,家にあった短歌会の歌集の余りを置いておき,それを持ち帰ってもらってもOKというようにしておきました。すると,わたしたちはほんの少ししかその場にいなかったのに,歌集は確実になくなっていきました。短歌に興味を持っている方はけっこういるのです。
 ふと目を横にやると,「本を無料で差し上げます」という看板が見えました。公民館の隣に新しくできた町立図書館に置けなかった本をあげますというわけです。どれも日焼けして古くなった本ばかり。児童書も置いてありました。「あ,この本読んだことあるわ!」手に取って裏表紙をめくると,昔懐かしの貸し出し記録がありました。「これって今は絶対にやらないよね。プライバシーの問題があるし,よくないよね。」などと話していたのですが,20年以上前に自分が読んだという記録がその本に残っていて,なんだか嬉しい気持ちになったのも事実です。
 その本を見るまで読んだことなんてすっかり忘れていたけれど,本にしっかりと自分の名前が記されていて,同時に本の内容も思い出せる,ちょっと不思議な体験をしてきました。かつて読んだ本のことって,不思議と覚えているものですね。公民館の図書室の数少ない蔵書を,必死になって読みあさったことがつい昨日のことのように鮮やかに思い起こせました。
 で,せっかくだから新しい図書館を見てこようということでのぞいてきました。建物がきれいで,蔵書もきれい!もちろん,わたしが子どもの頃に読んだ本も残っていたけれど,だいぶ入れ替えられていました。児童書が予想以上に充実していて,なかなかよい感じでした。それにしても,今住んでいる市の児童書はどうにかならないのかと,憤りさえ感じます。2年ほど前に市役所に現状を改善してほしいとメールを送ったのですが,ちーっとも改善されない!!


03/11/03 (月)

更新情報
 「ハボ画像の部屋」「ハボ画像の部屋2」に追加があります。
 「子どもとわたし」(風車・2年生)」に追加があります。


雷無月(かみなかりづき)

03/10/27 (月)

更新情報
  「ハボ画像の部屋」「ハボ画像の部屋2」に追加があります。


03/10/19 (日)

更新情報
 「ぴょん」に3件追加しました。「あげしっぽ」はイラストレーターの小松良佳さんのHP。きれいなイラストが見られます。「Atelier *TINK TINK*」は鞠香さんのHP。わたしと好みがとても似ているのです。「象のロケット」は,映画関連のサイトです。名前からは何のサイトなのか想像しにくいですが,ちゃんと由来もHPに載っていました。データベースがけっこう充実していると思います。映画好きの方はぜひ訪ねてみてください。

忙しい…
 来週…って,もう今週ですが,金曜日に公開授業研究会があるので,非常に忙しいです…。おもしろそうな本がいっぱい出ているんだけど,読む暇がありません。金曜日が終われば少しはましになるかなという気もするけど…。どうなることやら。


03/10/13 (月)

更新情報
  「ハボ画像の部屋」「ハボ画像の部屋2」に追加があります。あと,この下の10月8日付けの欄にもヒカルくんの写真があります。

今日のヒカル
 お昼寝ヒカルです。


ソファーの上は
ふかふかだよ!
お父さんの上は
あったかいよ!
カイザーお兄ちゃん
もあったかい〜!
1.1kgになった
ヒカルくんでした。

ろいぞうくん,水上へ行く
 3連休を利用して,姐さんたちと水上へ行ったろいぞうくん。
 11日の朝8時にぐらちゃんの家の前に集合だったので,7時50分くらいに着くようにした。でも,ぐらちゃんの車が駐車場にない。
「あれ?ここじゃなくて,駅前集合だっけ?」
携帯に電話をかけたが,
「電話に出られません。」
「なに〜?」
ぐらちゃんの家は集合住宅の3階にあるので,そこに行ってみたが,
「ん?どの部屋だっけ?」
ろいぞうくんは,部屋番号を忘れてしまったのである!しかも,表札はない。しかたがないので,駐車場で待つことにした。
 ほどなくして,ぐらちゃんの車がやってきた。
「ごめ〜ん。うちのバカ娘がさ〜,留守電に『今日の朝学校を開けて。』って入れていたから,行ってきたんだよ〜。」
ぐらちゃんのクラスの女の子が,忘れ物をしたので,翌日の朝学校に取りに行きたいと連絡してきたというのだ。
「朝8時に開けろって言われたんだけど,それはできないから7時半に開けて今戻ってきたの〜。」
「何で学校開けてって言ってきたんですか,その子は。」
「それは留守電に入ってなかったんだ。で,絶対に通知票を忘れたんだろうって思ったんだけど,行ってみたら上履きだったんだよ!!」
「その子,毎週ちゃんと持って帰っているから,気になって仕方がなかったんじゃないの?」
「クラスで一番だらしのない子なのに?」
「……。」
 すると,ぐらちゃんの携帯が鳴った。
「誰だろ?…はい。…え?で,どれくらいかかるの?……えー?…わかったー。」
「どうしたんですか?」
「Hさんから。今日までに返さないといけないビデオを学校に忘れたから取ってくるって。」
「はい〜?だって,もう出発時刻っすよ?」
「うん,そうなんだけどねえ…。」
「だいたい,そのビデオはどうやって返すんですか?」
「Mさんに預けて返しておいてもらうんだって。」
「ってことは,ここに来るんですね?」
Mさんは,ぐらちゃんと同じ集合住宅に住んでいる。Hさんも3月までここに住んでいたが,異動したので引っ越したのだ。この日は,ぐりちゃんとぐらちゃんとろいぞうがこの集合住宅で待ち合わせて,Hさんの家まで行き,さらにT姐さんの家まで行くことになっていたのだ。
「20分くらい待っててってさ。」
そこにぐりちゃん登場。事情を説明し,ぐらちゃんの家の中で待つことになった。
 40分くらいして,Hさん登場。
「ごめんね〜。Mさんにはちゃんと渡してきたよ。」
「連休の初日だから,絶対混みますよ…。」
 8時50分に集合住宅を出発。T姐さんの家までは1時間近くかかる。
「あれ?ここからどう行くんだっけ?」
「え?知っているんじゃないの?」
「だって,行ったことないよ。」
「はい〜?」
地図だけを頼りにしていたのである。おーい,だから連休初日で混むんだって。渋滞大丈夫か?
 結局2回ほど道を間違えたが,T姐さんと無事合流。
「じゃあ,お金徴収するよ。とりあえず一人2000円ね。」
すると,Hさんが,
「あっ!しまった。お金ないわ。後でコンビニでおろして入れるわ。」
「にこにこローンもあるよ〜。利息は高いよ〜。」
T姐さんからかかったありがたいお言葉(?)だったが,Hさんは丁重にお断りしていた。が,
「とりあえず,コンビニでおろすまで貸して。」
 ようやくメンバー全員での出発。
「ここからなら,三郷に行けばいいよね。」
三郷までは思ったよりも近い。ようやく外環に入ったが,ぐらちゃんがルートを間違え,すぐに降りてしまった!
「またどこかで入れるよね。」
次のインターで入れたが,その後あっという間に渋滞に…。
「和光で降りよう。」
しかし,平面も渋滞だった!12時30分にようやく川越到着。
「高速乗る前にご飯にしよう。」
お昼はサイゼリヤ。
 高速に乗ったが,それでも渋滞は断続的に続く。
「やっぱり連休の初日って混むんだねえ。」
「だから,絶対混むって言ったじゃないですか。うちは,こういう旅行の時には5時に出発しますよ。」
「よ,5時〜?」
「そういや,昨日電話した時に『8時出発は遅い』ってろいぞうは言っていたねえ。」
「5時出発なら確かに遅いわ…。」
 トロトロ進みながら,3時30分頃,ようやく月夜野インターに到着。
「やっと着いたねえ。栗拾いはできるかな。」
もともと今回の旅行は栗拾いが目的だったのである。
「うーん,畑に着くのは4時過ぎくらいかな…。ギリギリだね。とにかく,畑に行ってみよう。」
 久しぶりの水上。水上はT姐さんの田舎である。3年前の同じ時期に紅葉を見るために訪れたのだが,その時にもT姐さんのご両親の別宅をお借りしたのだ。今回は畑にも行き,栗拾いをしていけることになったのである。それにしても,どうも風景が変わっている。
「だいぶいろいろなものができたんだよ〜。ちょっとは都会になったでしょ。」
 畑に行く前にコンビニに寄った。Hさんがお金をおろすと言ったのだ。しかし,Hさんはあっという間に戻って来た。
「ATMがない!千葉のコンビニにはあるのに,何でここにはないの?コンビニにATMがあるのは,全国共通だと思っていたのに!!」
「……まあ,そういうこともあるんだよ。」
結局,HさんはT姐さんのにこにこローンにお世話になることに。
「千葉に着いたらすぐ返すから!!」
しかし,結局千葉でもT姐さんと別れた後にお金をおろしたため,今回は返せなかったのであった!
「『といち』でいいよ〜。」
とT姐さんは言っていたが,この「といち」は「10日で1割」と「10時間で1割」という説があった…。果たしてどっちだ!?
 畑に着いた時にはまだ暗くなっていなかったので,栗拾いを決行。T姐さんのお母様が,栗拾い用に棒を用意しておいてくれた。
「栗を落としたり,クモの巣を払ったりするのに活用してって言ってたよ。あとねえ,虫がくっていることがあるから気をつけてね〜。」
最初のうちは,落ちている栗を見るとどれも虫にくわれていてダメだったのだが,奥に行くに連れてだんだんきれいな栗が見つかるようになった。
「あ,こっちにもある!」
「きれい〜。」
「あれ?おしりが白いのもあるよ。」
「乾けば茶色くなるよ。」
20分くらい,我を忘れてひたすら地面を見つめたり,枝についている栗を落としたりしていたのはHさんであった。みんな,スーパーの袋にいっぱい栗を詰めてほくほく顔である。
「栗拾いって,こんなに楽しいものだったんだね!」
おいしそうな栗を拾えたというよりも,栗を拾うというか落としてとるというか,その行為自体を楽しんでいたのであった。
 無事に当初の目的である栗拾いを行えたろいぞうくんたち。あとは,温泉と夕飯と朝食の準備をすればOK。
 まずは,夕食。6時になっていなかったが,スーパーの隣のちょっとおしゃれなお店に行った。メニューも豊富で,工夫もいっぱい!おいしい夕飯だった。
 次は朝食の準備。大きなスーパーに行くことにした。これも,前回はなかったスーパーである。商品の値段を見てびっくり!とんでもなく安いのである。
「なにこれ!お水,こんな値段で買えるの!?買い占めちゃいたい!!」
「ジュースも安いよ,ほら。」
500mlのペットボトルが100円以下。うーん,これは魅力的。
 おやつも買って,あとは温泉。前回は谷川岳に近いところの温泉まで行ったが,今回はずっと近くに町営の温泉ができていた。マッサージ器もあって,Hさんは気分良くマッサージをしていただいていた。T姐さんとぐりちゃん,ぐらちゃんは足のツボマッサージをやっていた。
「ここが痛いってことは,肝臓が悪いってこと?」
「心臓に毛が生えているっていう病気は前からだよねえ。」
100円で3人が交代で足を突っ込んでいた…。
 T姐さんの家に着き,トランプ大会開始!今回は大富豪である。カードによっては,大富豪が貧民にあっという間に落ちてしまうという下克上の嵐。ろいぞうくんは,平民だけはどうしてもなれず,富豪クラスと貧民クラスを行ったり来たり。その後,「ウスノロバカマヌケ」というとんでもない名前のトランプゲームをしたが,これがけっこうおもしろい。ボーっとしていると,他の人の動きについていけないのだ。
 夜も更け,寝る部屋を決めることになった。あいかわらずの「グットッパッ!」で,またも肩こりコンビと宴会トリオの組み合わせ。今回は,宴会トリオの方がおしゃべりをして起きていた。肩こりコンビはすぐに寝てしまった…。

 翌日。ろいぞうくんは6時少し前に目が覚めた。いつもよりは少し遅いが,それでも早起きには違いない。雨が降っているので天気予報を見ると,この雨は上がりそうだ。でも,どういうわけかこのメンバーで出かけると雨に降られる。誰がいけないんだろう?
 8時30分に出発。行き先は谷川岳天神平。今回は時間厳守だったため,ロープウェイもあまり待たずに乗れた。しかし,天気が悪かったため,霧がかかって周囲はよく見えない。一応紅葉らしきものは見られたのだが。リフトで峠まで登ったが,やっぱり見えない。すると,Hさんが手を前に出した。
「何してるの?」
「パワーを送ってるの。晴れろ〜って。」
「…はい?」
「去年一緒に組んでいた人がさあ,真顔でこういうことやってたんだよ。子どももその気になっちゃってさあ。」
「…怪しい宗教になっていないか?」
結局,Hさんのパワーは天神平では届かなかったが,その後一の倉沢に行く頃には晴れ間も出た…。
 一の倉沢は,徒歩で1時間ほど。週末は交通規制をしていて,一の倉沢までは車道を徒歩で行くことになるのだ。ずっとおしゃべりしながら歩いていたので,あっという間に着いた感じだ。気が付くと,Hさんは川に行き,ポカリのペットボトルを水の中に入れ,顔を洗っていた。
「冷たくて気持ちいいよ〜。」
 谷川岳に別れを告げたろいぞうくんたちは,昼食をとることにした。
「ラーメンが食べたい!」
という,Hさんの主張が通り,谷川ラーメンを売っているお店に寄った。マイタケご飯付きのラーメンである。ちなみに,Hさんは3食麺類でも問題なしの,麺好きである。そのお店では,生大福という生クリーム入りに大福を売っていた。みんな,そちらの方に気を取られたいたかもしれない…。
 道の駅でお土産を買い,一路千葉へ。出発は3時。果たして何時に千葉に着くのだろうか…。
 ドライバーはHさん。助手席はろいぞう。今回は渋滞せずにスイスイと進んだが,逆に眠くなってしまった。
「眠くなったから,歌っていい?」
と,Hさん。
「うん,いいよ。」
「リクエストは?」
「え?」
「リクエストしたのを歌うから。」
「…じゃあ,銀河鉄道999は?」
Hさんがカラオケで歌っていたので覚えているのが,この曲だったのだ。ゴダイゴの歌っていた曲である。
「さあ行くんだ〜,そーのかーおをー♪」
Hさんは歌い始めたが,なぜか声が小さい。
「一緒に歌って〜。」
どうやら恥ずかしかったらしい。
ろいぞうは一緒に歌い始めたが,サビの部分でピタッと止まった。
「……英語だったからなんて言っているのかわからん!」
すると,Hさんは,
「みつめてーるー♪だから,『る』で始まる歌!!」
「は?」
「しりとり,しりとり。『る』で始まる歌,ない?」
「え,えーっと,ルビーの指輪!」
「それ,曲名だよ。歌詞が『る』で始まるの!」
「えー?あ,ルルルンルンルン,ルルルンルンルン(以下中略)わたしは花の子です♪で,『す』!」
などとやっているうちに,後部座席にいる姐さんたちも一緒に考えるようになった。
「『よ』…ようこそここへ,クッククック♪」
「『よ』…よーこそーここへー,おいーでーよパラーダイス♪」
同じ「ようこそ」でも,だいぶ違う…。でも,どちらも思いついたのはろいぞうだった!
 しばらくすると,しりとりからアニメソングに話題が移った。オープニングテーマはみんなよく覚えているのに,エンディングテーマはあまり覚えていないことが判明。しかし,Hさんはどういうわけかいっぱいアニメソングを知っていて,エンディングもけっこう出てくる。さらにそれをうわまったのがぐらちゃん。エンディングが次々と出てくるのだ。
「カルピス劇場なら強いよ!」
とは,Hさんの弁。実際に強い!ぐらちゃんも負けてはいない。ぐらちゃんはカルピス劇場のみならず,さまざまなアニメのエンディングが思い浮かぶのだ。コツは,エンディングの映像らしい。
「あの絵の時は,こういう曲!」
ついでに,ぐらちゃんは「赤いシリーズ」も好きだということが判明!完全なテレビっ子である。
そんなぐらちゃんだったが,どうしても思い出せないのが「トムソーヤのぼうけん」のエンディングだった。ぐりちゃんは「ハックがエンディングだったんじゃない?」と言っていたが,真相はいかに?ちなみに,ろいぞうはぐらちゃんを「師匠!」と呼ぶことにしたそうだ。
 車内アニメソング談義も,高速を降りたあたりから終わりになった。時刻は6時に近い。T姐さんの家までは,何とか迷わずたどりついた。次は,ぐらちゃんの家。しかし,真っ暗になっていたために道がよくわからない。ろいぞうは2度ほど道を間違って教え,回り道をさせてしまった。
 ぐらちゃんの家には7時に到着。そこからはぐりちゃんの車に乗り換え,家まで送ってもらった。着いたのは8時近く。ぐりちゃんはろいぞうの家から20分くらいのところ。少々遠回りをさせてしまったが,新しい道を教えてあげたからよしとしてもらおう?
 そうそう,ぐりちゃんは一の倉沢に行く途中で,フードに入っているヒカルの話を聞いて,
「クリィミーマミみたいだね!」
と言っていた。
「そうか,ポジとネガだね!」
「あのお話,けっこう筋がしっかりしていて好きだったんだよ〜。」
なんだかんだいって,みんなマンガ,アニメが大好きな人たちだったのだ…。


03/10/08 (水)

ヒカルギャラリー2
 今日のヒカルくんです,はい!

か〜ごのな〜かの
ね〜こ〜は〜?
ん?
ここって楽しいぞ?
かごって転がすと
おもしろいんだよ!

03/10/05 (日)

ろいぞうくん,子どもにほめられる
 先週の金曜日のこと。ろいぞうくんのクラスでは図工の授業をしていた。運動会の思い出を絵に描いているのだ。
「先週の続きだから,そんなに忙しくなかろう,フフフーン♪」などと思っていたら大間違い。
「せんせー,走っている時の足,どう描くの?」
「虫かご,持っている時の手ってどう描くの?」
「うきわ,うまく描けない!!」
…仕方がないので,黒板に絵を描くことにした。でも,ろいぞうくんの絵の腕前は,はっきり言ってど下手である。小学校の通知票なんて,5段階で3ばっかり。中学校の時に何かの間違いで担任が5をくれたことがあるが,まともな絵なんぞ描けやしないのだ。(ちなみにこの担任は現在,「彩墨堂」というHPで女将と名乗っている方である。この何かの間違いのおかげで,今も頭が上がらない…かどうかは定かではない?)
「絵描くの,いやだな〜。」と思いながら黒板にかきかきする。
「体があって〜,首があるでしょ。んで,肩もあって…。きみたちの描く人って肩がないんだよー。で,腕はこれくらい太くして〜。足…おっと,ズボンはいていないわ。ズボンがあって,足は走っているからこうなって…。」
すると,お子様から声がかかった。
「せんせー,うま〜い!」
「走っているように見える!!」
「せんせー,絵も上手なんだ!」
………な,何か今。聞き間違った?ろいぞうの絵が上手いとな?んなこと,生まれて初めて言われたわ!!
で,調子に乗って,うきわを持っている絵も描き出した。
「おおっ!うきわだ〜。」
「この子,先生みたい!!同じ髪型だ!」
「よーし,これをマネすればいいんだな!!」
…ちょいまち,マネしていいなんてだーれが言ったかね!いくら絵が上手いとほめてもダメざんす!
でも,気をよくしたろいぞうくんは,その絵を2時間あった図工の授業中ずっと消さずにいたんだとさ。

 同じ日の昼休み。ろいぞうくんのところに子どもが寄ってきた。
「せんせー。この本,一番好きなの!」
持ってきたのは『さとうきび畑』である。寺島尚彦が作った詩に葉祥明のイラストがついたもの。この子は「ざわわ〜ざわわ〜」と歌い出したのだが,何だかメロディーが違っている。
「ねえ,これって歌になっているんだけど知ってる?」
「ううん,知らない。歌があるの?」
この子は,自分で適当にメロディーをつけていたのである。それほどお気に入りの本だったわけだが,これが歌になると感じたあたりたいしたものだ。
「ねえ,歌って!!」
………しまった,墓穴掘ったわ。半音下がりのろいぞうくん,ピンチ!!周りにいた子たちがこの会話を聞いていて,
「さとうきび畑って,この間テレビのドラマでやってた!」
「歌って歌って!!」
………もう,歌うしかない。譜面は家に置いてきていたので,本の歌詞を見て歌うことにした。
「せんせー,うまーい…。」
伴奏なしなのが幸いし,音がずれているのはばれなかった!ラッキー。

 さらに,キーボードを弾いていた子どもたちが,
「せんせー,この曲よくわからないから弾いて!」
譜面は「クラリネットこわしちゃった」である。
(なーんだ,これなら簡単♪)
早速,伴奏を付けて弾いた。
「せんせー,何で伴奏も弾けるの?楽譜に伴奏書いていないのに!」
確かに伴奏譜はないけど,コードが載っているのだ。コードがあれば,何となくアレンジして伴奏っぽくできるのだが,子どもたちはそんなことは知らない。
「ないしょだよ〜ん。」
いじわるなろいぞうくんは,その秘密を教えてあげないのだった。

 同じ日の5校時。算数の授業である。
「せんせー,黒板に書くの,速い!」
「速くてうまい!」
「何でそんなことできるの?
『それは,先生だから!!』
子どもの1人とろいぞうくんの返事がピッタリ重なった。
「じゃあ,速く上手に書けなかったら,先生失格だね。」
……子どもの容赦のない発言を聞いて,胸を痛めたのがTTの先生。講師なのだが,経験がまだ1年に満たない若者なのだ。
「あのねえ,誰だって先生になりたてっていうのがあるの。初めの頃は,みんな上手にできないの!でも,しばらくすると上手くなるの。」
「そうなんだ!」
「だから,きみたちの字もずっと練習すればうまくなるんだよ〜。」
「そう…かなあ?」
「うん,たぶんね。」
さて,本当のところはどうなんでしょう?

1日に何度もほめられて,上機嫌のろいぞうくんであった。

ヒカルギャラリー
 完全に親バカ…いえ,飼い主バカとなっております…。
 画像をクリックすると,拡大されます。
 ただいま,ヒカルくんの体重は800gほど。フードの中で眠られると重いんですけど…。
 現在,「パーカーのフードの中で眠るの図」の状態が続いていますので,中途半端な更新ですがご容赦を。
 つまり,パソコンの前から動けないのよ〜!!調べものができないのよ〜!!

肩乗り猫となるの図 テーブルの上に
乗ろうと虎視眈々
の図
パーカーのフードの
中で眠るの図

竹酔月(ちくすいづき)

03/09/28 (日)夜

更新情報
子どもとわたし」(風車・2年生)」に追加があります。

03/09/28 (日)

犬カイザー日記(ヒカル,やんちゃ王子となるの巻)
 ねえねえ,聞いてよ!ヒカルったらいやになっちゃう!だってねえ,ぼくがいい気持ちで寝ていると,耳やしっぽの毛をかじってくるんだよ。それだけじゃないんだ。顔をひっかこうともするんだよ!もう,ぼく,信じらんないよ!
 この1週間で,ヒカルはいすの上にジャンプして乗れるようになったんだ。そうなると,ぼくの安全地帯はもうないってわけ。今まではヒカルがきたらいすの上に乗って逃げられたのに,もうダメだよ。ぼくのベッドをとっただけじゃなく,安全地帯までやってくるなんて!
 でも,ヒカルはすこーしだけおりこうかも。おねえちゃんたちの肌にあまり爪を立てなくなったらしいんだ。「ヒカルの爪,誰か切った?」なんて言うくらい,爪を立てずにいたんだって。その後,興奮して遊びだしたらやっぱり爪立てたらしいけどね。
 そうそう,この興奮して遊ぶ時のヒカルは,とんでもないんだよ。1階の部屋全部走り回ってもまだ止まらない。ぼくが追いかけていくとさらに素速く走るんだ。たぶん,外でまっすぐに走ればぼくの方が速いと思うんだけど,家の中じゃ小さいヒカルの方が小回りがきくから速いんだよね。ちぇっ。おねえちゃんは「学校の運動会がようやく終わったのに,家の中じゃ毎日大運動会やっているんだから!」って怒るけど,なんか楽しいからいいよね?
 そういえば,ヒカルがティッシュを引っ張り出しているの,見ちゃったんだよね,ぼく。あれ,ぼくも小さい頃にやって怒られたけど,ヒカルも怒られるんじゃないのかなあ…。テーブルの上にも乗っていたよ。あれも怒られるだろうな…。え?ぼくが注意してあげればいいって?そりゃ無理だよ。だって,ヒカルには犬の言葉,わからないもーん!

遊び中 行き倒れ(?) いいえ,お昼寝中!
お兄ちゃんと一緒! おとなしくならない… 肘掛けの方が好き!

03/09/21 (日)

犬カイザーくん日記(猫丸ぎみ,ヒカルとなるの巻)
 おねえちゃんが学校から連れてきたニャン太郎。結局,ぼくの家で飼うことになったんだ。おねえちゃんが飼い主になったから,おねえちゃんの好きな名前を付けるはずだったのに,結局いろいろな人が「この名前はどう?」「えー,そんな名前にするの?こっちの方がいいんじゃない?」ってあれこれ言い出したんだ。おねえちゃん,機嫌悪かったなあ…。
 それで,どんな名前になったかっていうと,「ヒカル」なんだって。ぼくがカイザーで皇帝って意味で,ベスさんはエリザベス女王のベスって意味だったから,同じように高貴な名前にしなくちゃって言ってた。ヒカルは光源氏っていう人のヒカルらしいんだ。でも,おねえちゃんが「光源氏なんて架空の人物だし,究極のマザコンで女好きじゃないか。天皇の皇子で位人臣を極めているとはいえ…。ああいうの,高貴って言うの?」って言ってたよ。ねえ,マザコンで女好きって何?
 でも,最近おねえちゃんはヒカルっていう名前はピッタリかもって思うようになったんだって。理由を聞いたら,「ヒカルったら人の腕や脚をしょっちゅう吸うんだもん。おっぱいを吸っているつもりなんだろうな,あれ。女好きで甘ったれで,光源氏そっくり!」だって…。
 あとねえ,おねえちゃんはこんなことも言ってたよ。「ヒカルって光源氏じゃなくて,『ヒカルの碁』のヒカルなんじゃないの?」今,家では『ヒカルの碁』が大人気なんだよ。お父さんもお兄ちゃんも読んでいるんだ。え?おねえちゃんももちろん読んでいるよ。お兄ちゃんなんて「猫の名前,『佐為』がいいよ!」なんて言っているくらい気に入ってるみたい。結局,佐為は却下になっちゃったけどね。だって,「さい」と「かい」じゃ似ているから,ぼく,間違えちゃうよ!
 あの後,ヒカルは離乳食をはぐはぐとよく食べるようになったのは良かったんだけど,今度はひどい下痢をするようになったんだ。1時間おきにトイレに行っていたんだよ。お母さんは,夜中じゅうその始末をして大変だったんだって。あまりひどいから,お医者さんに行って薬をもらったり,注射してもらったりしたんだよ。どうやら,離乳食があまり合わなかったみたい。そういうこともあるんだね。ぼくなんて,何でも平気なのに!そういえば,おねえちゃんは座った姿勢でウンチかオシッコか見分けがつくようになったって言ってたなあ。
 あのね,ヒカルのトイレはぼくのベッドなんだ…。あのベッドが気に入っちゃったみたい。ヒカルったら最初はそこで寝ていたはずなんだけど…。ぼく,「そこはぼくのベッドだよ!」ってヒカルがいない時に入って寝ていたんだけど,最近はもうどうでもよくなってきちゃった。
 そうそう,ヒカルは好き嫌いが激しいんだよ。缶詰は好きなのに,ドライフードを柔らかくしたものは嫌いなの。あんなにおいしいものないのにねえ。
 ぼくたち,普段はけんかしないんだけど,昨日は思わずヒカルにかみついちゃったよ。だってさ,ヒカルったらぼくのご飯を横取りしようとしたんだよ!こんなの許せないよ!!ヒカルは「ギャン!」って鳴いて逃げちゃった。血も出ていたみたい。でも,ぼく,あやまらないもんね!そんなにひどくかじっていないはずだし…。でも,ちょっとだけ悪かった…かな?ぼく,毎回ヒカルが食べた後のお皿,なめさせてもらっていたんだよね…。ヒカルはおねえちゃんとお母さんにアロエをつけてもらっていたよ。血はすぐ止まったみたい。元気に遊んで食べていたから,大丈夫だよね?
 それにしても,ヒカルは大きくなったなあ。おねえちゃんが,「最初は手のひらサイズだったのに,今は2倍くらいあるんじゃないかな。」って言ってたよ。

家に来たばかりのヒカル スリッパ大好き 来た時の2倍…

03/09/13 (土)

犬カイザーくん日記(猫丸ぎみ,あらわるの巻)
 ぼく,犬のカイザーです。
 一昨日,おねえちゃんが学校からお土産を持って帰ってきたんだ。ネコって言うんだって。おねえちゃんは「猫丸ぎみ」なんて呼んでいるけど。ぼくは「ニャン太郎」って呼ぶことにしたんだ。
 ニャン太郎は,おねえちゃんの学校の子が田んぼで拾ったんだって。その子のクラスの先生が学校の教室に置いて帰ろうとしていたから,おねえちゃんが1日だけ預かることにして,次の日また学校に連れて行ったんだ。でも,結局すぐ3連休になっちゃったから,もう一度家に来たの。
 学校との往復は大変だったらしいよ。ニャン太郎は段ボールから出ようとして大騒ぎ。後ろの座席に置いてあった段ボールからあっという間に抜け出して,運転席まで何度も来ちゃったんだって。ぼくでもそんなことしないのにねえ。
 実はぼく,最初にニャン太郎が来た時,ぜーんぜん気づかなかったんだ。何だか大きな段ボールがあるなあって思っただけ。でも,その中から灰色っぽいちっちゃな生き物が出てきたんだよ。それが,ニャン太郎だったってわけ。ぼく,ビックリしてワンワン吠えちゃったよ。そうしたら,ニャン太郎はちょっとだけビックリしたみたいだけど,すぐ部屋の中を歩き出したんだ。まったく,お客さんなのに,お客さんじゃないみたいだよ。
 しばらくしたら,ニャン太郎はぼくの方に向かってきたんだよ。ぼくなんて,興奮しちゃってたのに,ニャン太郎はへっちゃら。ぼく,ニャン太郎にガブッてかみついたんだ。あ,もちろん軽くだよ。強くかむなんてそんなことするわけないじゃないか。かむ前に,鼻がニャン太郎の顔に当たって,ニャン太郎がコロンって転がっちゃうこともあったよ。やっているうちに,なんだか楽しくなってきちゃった!
 ニャン太郎は,学校でも家でもあまり食べたり飲んだりしないんだ。どうしてなんだろうってみんな不思議そうにしていたよ。ぼくも不思議。だって,あんなにおいしいご飯を食べないなんて,もったいないじゃない!ぼく,ニャン太郎が食べなかった分のミルクやエサを代わりにもらっちゃった。らっきー。
 2日目。おねえちゃんは,仕事の帰りにぼくのお医者さんのところにニャン太郎を連れて行ったんだ。ニャン太郎の様子を見てもらって,育て方や注意することを教えてもらったんだって。ご飯は猫用の離乳食をあげるといいことがわかったらしいんだけど,夜の7時を過ぎていたから,次の日に用意することにしたって言ってた。ニャン太郎はあいかわらずあんまり食べない。大丈夫なのかなあ…。
 3日目。ニャン太郎はすごーくいっぱい寝ている。ぼくは,そばにいることにしたんだ。だって,起きた時にひとりだと寂しいじゃない。ニャン太郎の寝ている段ボールの中って,のぞけるんだよ。背伸びしないとダメだけどね。
 ようやくニャン太郎が起きてきた。すぐ「段ボールから出して!」って鳴くんだよ。出てからはぼくとずっと遊んでいたんだ。そのうち,疲れてまた寝ちゃったけど。
 お昼頃に,ようやくニャン太郎の離乳食がやってきた。猫用のミルクなんていうものまである。いいなあ,ぼくも飲みたいなあ…。昨日,お医者さんからもらったスポイトであげてみたら,いつもよりは飲んだみたい。そのうち,おねえちゃんが「離乳食もやってみる」って言い出して,ニャン太郎にあげたんだ。そうしたら…今まで見たこともないような勢いで食べ始めたんだ!ニャン太郎って田んぼに来る前は他の家で離乳食をもらっていたんじゃないかなあ。久しぶりにお腹いっぱいになったみたいだよ。
 ご飯の後は,ぼくといっしょに大運動会!家中走ったり,かくれたり,大騒ぎだよ。ニャン太郎ってすばしっこいし,小さいから,ぼくが入れないような所にピュッと行っちゃうんだ。パソコンのテーブルの裏とか,植物棚の下とか…。ピアノの下にもぐろうとしていたけど,それは止められていたなあ。でも,ぼくのしっぽでじゃれることもあるんだよ。ぼくのこと,お兄さんだと思ってくれているのかな。かわいいんだよ!
 でもね,連休中しか家にはいられないんだよね…。誰か,ニャン太郎をちゃんと育ててくれないかなあ。 


03/09/07 (日)

全米オープンテニス
 今年は天候に恵まれず,2週目以降の日程が大幅に乱れてしまいました。杉山愛は,1試合終わらせるのに何日かかったんだっけ…3日くらいかかったのかな?ついていなかったなあ。ダブルスはせっかく第1シードだったのに,日程変更が影響してパートナーのキム・クライシュテルスから棄権の申し入れがあり,結局1回戦止まり。シングルスもベスト8には残れなかった…。でも,いい調子できているから,今後もがんばってほしいな。ダブルスは,今でもナブラチロワが現役で活躍しているんだから,杉山ならまだまだ行ける!
 注目しているのは,女子のジュスティーヌ・エナン=アルデンヌ。全仏オープンで優勝した選手です。昨日のジェニファー・カプリアティとのセミファイナルは途中経過をネットのリアルタイムスコアで追いかけていたのですが,第3セットが始まった時点でブレイク同士の1−1。その後,しばらくしたら2−5になっていたので,これは負けただろうなと思ったのです。ところが,結果を見たら7−6で逆転勝ち。いったいどういうプレーをしたんだろうかと思っていたのですが,テニスの放送って深夜にやっていることが多いからなかなか見られない!しかも,今回は日程が変更されているので,放送予定もどんどん変更されてよくわからない。結局,今日のファイナル直前のハイライト放送で見ました。けいれんをおこしているのに,あきらめずに食らいついていくあの根性,見事でした。女子の試合で3時間にも及ぶことはめったにないのですが,それを乗り切ってさらに今日のファイナルに臨むのだからすごい!しかも,ファイナルではキム・クライシュテルスを破って優勝。勝ちたいという気持ちが非常に強い選手で,何度もあったピンチを自分で乗り越えていく姿にほれぼれとしてしまいました。以前はバックハンドのスライスがあまり見られなかったのに,ここへ来てそれが確実にできるようになっている。まだまだ成長していく選手なんじゃないかと思います。バックのトップスピンはガブリエラ・サバチーニ風で,スライスはシュテフィ・グラフ風。最近はダブルハンドのバックを打つ選手が多いけれど,シングルハンドであれだけ打てる選手がいるのが嬉しいです。
 男子はアンドレ・アガシがやっぱりいいです。年齢を重ねた分,プレーにさらに磨きがかかったという感じです。セミファイナルで,ファン=カルロス・フェレーロに負けたけれど,そう簡単には崩れない強さがとても魅力的な選手です。ピート・サンプラスやマイケル・チャンが今期限りで引退するけれど,同年代のアガシにはまだまだがんばってほしいなあ。
 男子の若手では,ギジェルモ・コリアやデビッド・ナルバンディアンもよかったです。どちらもアルゼンチンの選手ですが,技が多彩なのです。アンディ・ロディックが台頭しつつあるけれど,サーブの威力だけで勝つのではおもしろくありません。アガシ,フェレーロ,コリア,ナルバンディアンなど,クレーで活躍できる技を持った選手がラリーを続けると見ていて面白いゲームになります。
 男子決勝では,フェレーロにがんばってほしいな。
 ところで,今回の全米オープンでは,観客の態度にちょっと疑問を持ちました。あからさまなアメリカ贔屓…まあ,地元だから仕方がないのかもしれないけれど,かつてはこんなにひどくなかったと思います。男女のセミファイナルの全試合にアメリカの選手が出ていましたが,相手選手が気の毒になるくらいの徹底した贔屓ぶり。サーブを打つ体勢になってもまだ静かにならない。アメリカの選手でさえ,異様な雰囲気だと感じていたようなので,もう少し考えてもらいたいものです。4大大会の中でもっとも観客のマナーが悪い大会だと思いました。

佐倉と印旛沼
 どちらも,わたしにとってホームグラウンドになる場所。愛着のあるものです。それらに関する記述のある本のデータベースを作っているHPがありました。「佐倉と印旛沼」というページです。このHPは書籍としても出版されていて,どの小説にどんなふうにこれらの地名が表現されているのかが紹介されていました。知らなかったことがたくさんわかり,わたしにとってとても大切な1冊となりました。

筋肉痛とろいぞうくん
 1週間前,あまりにひどい筋肉痛に悩まされたろいぞうくん。果たして2階の教室までたどり着けるのかと危ぶまれていましたが,何とかいけました(笑)!社長に,「ん?なんか脚を引きずっているようだけど大丈夫かい?」と言われてしまいましたが…。ただいま,「ひょっこりひょうたん島」を毎日踊っています。また筋肉痛がぶりかえしているけど,そんなの気にしている場合ではない!


月見月(つきみづき)

03/08/31 (日)

更新情報
ハボ画像の部屋2」に追加があります。

ろいぞうくん,飲み会に行く
 昨日の夜は,姐さんたちとの飲み会がありました。史上最強のおねいちゃん,Sさんが「飲み会やらないと,からむぞ〜。」とおっしゃったのです。この間の研究発表会以来,どうもろくな目に遭っていないらしく,Sさんはとってもお怒りモードになっているようです。そこで,ぐらちゃんが飲み会をセッティングしたのでした。
 ろいぞうくんは,前日の職体のおかげで全身筋肉痛&その他あちこちの捻挫という状態だったので,「こーりゃだめだ〜。今回はお休みしようっと!」と思い,ぐらちゃんに電話をしました。でも,ぐらちゃんの電話はつながりません。
「おっかしいな〜。ぐらちゃんの携帯がつながらないなんて。絶対電源入れている人なのに。」
仕方がないので,T姐さんに電話してみました。でも,こちらもつながりません。
「まあ,T姐さんは電源切っている人だからな。つながらなくて当然か。」
そう,T姐さんはろいぞうくんと同じで,JAFを呼ぶために携帯を持っているのです。発信専用の携帯というわけ。でも,ろいぞうくんの携帯は,最近電源が頻繁に入っているようになりました。メールが多く来るようになったからです。携帯メールのお友達が増えたようです。
 話が逸れましたが,結局どちらにもつながらなかったので,もう少し経ってからぐらちゃんに電話をかけました。今度はつながりました!
「もしもーし!あれ?もしもーし!!」
でも,なぜかこちらの声が聞こえていないようです。もう一度かけ直し。
「あ,ぐらちゃん。今うまくつながらなかったけど…。」
「うん,電波の状況が悪いところにいたから動いたよ。」
「ん?って,どこにいるんですか?」
「ディズニーシー!」
「はい〜?今,ディズニーシーにいるんすか!?」
「そう!」
「もしかして,Sお姐さまとご一緒?」
「そ〜よ〜。」
「うっひゃー!」
Sお姐さまは,普段一緒に行動する悪い遊び仲間ではありませんが,やはり同じ職場だった方です。姐さん度ではNO.1!!その証拠に,「姐さん」ではなく「お姐さま」ですから。彼女はディズニーの大ファンなのです。
「それにしても,ディズニーシーにいるってことは…どこも痛くないんすか?」
「うん。痛くないよ。」
「えー?おいら,全身筋肉痛っすよ?」
「いっぱい活躍したから…。」
「それで,まともに動けないので,今日はお休みということで…。」
「は?何か言った?」
「だから,今日は休み…。」
「ろいぞう,そんなことしたら,3分おきに携帯に『来なさい!』メール送るよ?」
「んじゃ,電源切ります。」
「そしたら,自宅に3分おきに電話するよ?」
「ぐらちゃん〜!」
「来なさいね♪」
というわけで,飲み会に出かけることになったのでした。

 飲み会の場所は津田沼。理由は前回の屋久島ツアーと同じ。住んでいるところがあまりにもバラバラだから。市川,八千代,印旛,東葛の各方面から集まるとなると…津田沼あたりだったらOKかなという結論に至ったそうです。
 ろいぞうくんが津田沼に着いてみると,まだだーれもいません。しばらくすると,Hさんがやってきました。さらに,T姐さんも登場。でも,他の人は時間が過ぎても現れません。
「携帯かけてみようか。」
とT姐さんは電源を入れました。
(やっぱり,電源切ってたわ…。)とろいぞうくんはその様子を見て思いました。
「あれ?誰か電話してきたみたい。着信ありになってる。」
「え?誰でしょうね。履歴見てください。」
「ん?どうすればいいの?」
「……T姐さん,携帯貸して。」
ろいぞうくんは,携帯を受け取りました。
「あ!Sさんだ!!どうしたんだろ。折り返しかけてみてください。」
ろいぞうくんは,T姐さんに携帯を返しました。
「えーっと,どうするんだっけ…。あ,これでいいのかな?」
T姐さんはなんとかSさんの携帯につなげることができました。
「Hさん,Sさんからの電話って何だろうね。」
「遅れるのかな。」
ところが,そんなものではなかったのです!
「…ねえ,Sさんったら来られないって言うんだよ。」
「はい?T姐さん,それどういうこと?」
「うん,だからね,昨日も飲み会で,朝の2時まで飲んでいて,そのあとドライブしたらしいんだけど,車停めるたびにもどしてたって言うんだよねー。」
「ろいぞうだって,まともに歩けないのに来たんですよ?来いって言ってください!」
T姐さんはまたSさんと話し始めました。
「ねえねえ,ろいぞうくん,Sさんが主賓じゃなかったっけ?」
「そう聞いたけど…。」
Hさんと話していると,T姐さんが言いました。
「なんかねー,ヘロヘロでダメだって言ってるよ。」
「……まだ電話つながってます?」
「うん。」
「貸して。」
ろいぞうくんは,T姐さんから携帯を受け取りました。
「Sさん?どーもー。」
「あれ?ろいぞうくん?今日さー,もうヘロヘロだから行けないの〜。」
「何言ってるんすか!ろいぞうだって筋肉痛でヘロヘロだけど来たんですよ。Sさんも来てください!!」
「だって,起きられないんだもーん。またね〜。」
「あー!」
電話は切れてしまいました。
「し,信じらんない…。」
ろいぞうくんたちは,しばし呆然としてしまいました。
そうしているうちに,ぐらちゃん登場。しかも,Sお姐さままでご一緒に!
「うっひゃー!マジで一緒に来たんだ…。」
結局,いつものメンバーではぐりちゃんがお留守番をしなくてはならないので欠席しました。あとは全員参加で,招集をかけたはずのSさんがけっとばし,急遽Sお姐さまが飛び入り参加をしたということで,合計5人です。

「それにしても,筋肉痛でヘロヘロのろいぞうくんが来たというのに…。ろいぞうにはさっきの電話でおどしかけたけど,こりゃ来ないかなって思ったんだ。」
「あれだけおどされれば…。ねえ,えらい,えらい?」
「うん,いい子いい子!えらいねえ。」
「ところで,ろいぞうくん。そのひざのあざは何だね?」
「ん?職体でやったソフトバレーのあとですよ。」
「ソフトバレー!?それ,ホント?何でソフトバレーなのにそんなあざになるの?」
「でも,そうですよね,ぐらちゃん。」
ぐらちゃんとろいぞうくんは,同じ中学校区の職場にいるので,一緒の会場で対戦していたのでした。
「うん。ソフトバレーだよ。ろいぞうくんは活躍したからね。腰落としていたしね。足は出していなかったから,まだ捻挫治ってないのかなって思ったけど。」
「ソフトバレーで足出すのは反則でしょう!しませんよ,そんなこと。」
「でも,金庫は足でしめてたじゃん。」
「…そういうことは,言わないの!」
「もしかして,ひざげり入れたんじゃないの?」
「しませんってば!レシーブのあとなら,ほら証拠!」
ろいぞうくんは青あざだらけの右腕を見せました。
「何これ!本当にソフトバレーなの?ますます怪しい…。」
「でも,本当だよ。スパイク受けてたもんねえ…。」
ぐらちゃんが言ってくれたので,ようやく信じてもらえました。
「さあ,飲みに行こうか!」
ようやくお店に行くことになりました。ベンチから立とうとしたら…うまく立ち上がれないろいぞうくん。
それを見ていたT姐さんは,
「足,ひっかけちゃおうっかな♪」
「マジでやめてくださいよっ!」
「うふふ〜♪」
「ほんと,容赦ないんだから…。」
やっぱりこの日も腹黒いT姐さんなのでした。

飲み会では,いろいろな話題が出ました。やっぱり仕事がらみの話が多いのは仕方がない…。
途中で,Hさんの爪にマニキュアが塗ってあることにろいぞうくんは気づきました。
「あれ?いつもしてるっけ?」
「ううん。夏休みになったからやってるの…って高校生かいっ!」
Hさんは自分で突っ込んでました。
「おいらも同じこと教務主任に言われましたよ!夏休みに入ったとたんにパーマかけたら,高校生みたいだって!」
Hさんとろいぞうくんは,発想が高校生と一緒ということが判明しました。

2時間で終わる予定が,3時間半に延長。とっても盛り上がりました。T姐さんはまだまだ飲み足りないようでしたが。
精算する時にぐらちゃんは100円返してくれました。
「ン?何で?」
「ろいぞうは飲んでいないから安くしておくね!」
(…単に端数のお金が余っただけじゃ…。)

ところで,この日新たに発覚した事実がありました。10月の半ばに水上に行って栗拾いをしようツアーが企画されていたのです。
「え?いつそんな話になったんですか?」
「この間の出張の時。ろいぞうくんは算数部会に出たから知らなかったんだっけ。でも,すでにメンバーに入っているからね。行かないって言い出したら,前の日から連れ出して強制連行するからね♪」
「あのー,公開授業控えているんですけど?」
「こっちだって,自然教室直前よー。」
「うひゃー。マジっすか?」
「行くよー。というわけで,あけておくよーに。」
……やっぱり姐さんたちのパワーには勝てないろいぞうくんなのでした。
でも,水上に行くにはちょうどいいシーズンかも。

がんばって階段の上り下りをし,歩いたろいぞうくんでしたが,今日になっても筋肉痛は治まっていません。
果たして,明日の始業式は大丈夫なのか!?
2階の教室にはたどり着けるのか!?


03/08/30 (土)

ろいぞうくんの1日(8月29日)
今日は職員体育大会の日。S中学校でN小とうちの学校と3校で集まってソフトバレーボールをするのだ。

5時に起きて朝ご飯のしたく。
犬カイザーくんは兄貴と一緒にお散歩。
今日は兄貴が1日年休を取ってくれた。
7時過ぎに家を出たら…やっぱり道路が混んでる!
こんな時間に出勤しちゃいかんと改めて思った。

学校に着いたら,あまり人がいない…。
お,おかしいなあ。なぜじゃろ?
しばらくして,養護の先生から電話が入った。
「Y先生をS中まで案内してあげて!」
…どうやら,体育主任が欠席になっていることと関係があるらしい。
Y先生は,体育主任の代わりをするようだ。
とりあえず,体育主任の集まりが8時半からあるということなので,一緒に行くことにした。

会場に着いてみると…中学校の女の先生が2人いるだけ。
「あれー?何でこれだけしかいないんだ?」
しかも,おふたりは体育主任ではない。
「あの,体育主任のO先生は?」
「今日は休みなんです。」
「はい?確か,うちの体育主任が『あとはO先生にまかせてあるからと言っていたんですが…。」
「え?うちでは『あとは小学校のS先生に聞いてって言われたんですが…。」
…ということは,体育主任2人は,お互いに「あっちに聞いて」と言って,参加していないということね。
(でも,うちの体育主任はずっと前から休みと言っていて,S中の体育主任もそのことは承知していたらしい。)
残るはN小の体育主任だけ。すると,前の学校で一緒に仕事をしたH先生がやってきて,
「うちは体育主任がいますけど,この大会の会議に出たのは私だったんです…。」
な,なに!?体育主任はみんな役に立たないと!?
しかも,S中は予定では2チーム参加となっていたのに,それができなくなってしまったという。
そこで,S中の女性体育主任代理(?)とわたしとH先生で,即ルール変更。
全部の学校とも1チームだけの参加で,ラリーポイントの15ポイント制。サーブは1回。2セット先取したチームの勝ちとした。
「体育主任はいないから,私達で決めちゃいましょう!」というわけである。

いや〜,あらかじめ体育主任の代理ということで参加した会議はあったけれど,会場に行ってその場で体育主任の代理をしたのは初めての経験だった。
まあ,何でもありでいいやというのが正直なところ。Y先生は教員経験1年未満の講師なので,いきなり体育主任の代理をしろと言っても無理があるというわけで,勝手に体育主任の代理をやってしまった。

試合は,3チーム総当たり。
3試合あるということ。
うちの学校は第1試合と第3試合。
第1試合は1セット目を楽勝で取ったのに,2セット目で相手に流れが傾き,あとはそのまま取られて負け。
3セットフルでやったために,もうヘロヘロ。ひざはしっかり打ったので,真っ青。
第3試合もフルセット。結果はギリギリの勝利。
捻挫している足が痛かったっす。

そう,実は会場に向かうときに左足首をひねっていたのだ。
例の屋久島で痛めた古傷。ついでに,右足首の慢性捻挫も強烈に痛くなった。

試合では,とにかくレシーブしまくる!
いっぱい拾ったので,あとで見たら右腕が赤く腫れたり内出血したりしていた。
知らない人が見たら,ちょっとギョッとしてしまう姿…。
あー,こわ。

しかし,体力の限界まで試合をするのもいいもんだ。
午後からの研修は,痛いのと眠いのとの戦いだった…。
合間にパソコンの調整をしていたから,眠らずにすんだが。

パソコンも無事に調整できたし,よかったよかった♪

さあ,明日は筋肉痛とどう闘うかがポイントだ。試合やってる途中からあちこち筋肉痛になってるんだもん。いかに普段運動していないかという証拠だね。

追記:やっぱり筋肉痛がひどくなった〜。階段,まともにおりられません(笑)。それ以前に,まともに歩けない!顎関節症も悪化。無意識のうちに,妙な力が加わっていたんでしょうね。

教訓:準備体操はしっかりやりましょう。年齢を考えて動きましょう(笑)。


03/08/27 (水)

更新情報
 「ハボ画像の部屋」に追加。ちかちか花火の爆発編です。けっこう頻繁に見られるようですよ。

いいこといっぱい!
 本日も年休です。1日おきに出勤…。こうしないと,犬カイザーくんがとんでもないことになってしまうのです。幸い,暑い日が少ないおかげで,助かっていますが…。
 本題の「いいこと」です。
 今日は朝からいいことがいっぱいありました。

 まずは雨!久しぶりに涼しい日になりました。水やりもしなくて済むし,大助かり!カイザーくんのお散歩は遅れましたが…。

 次は,ハボカイザーのちかちか花火!朝,朝食の後に兄が「おい,花火してるぞ!」と教えてくれたのです。それから延々30分。パソコンの前に座り続けて,キャプチャしまくりましたとも!朝から幸先いいな〜と気分良くなったのでした。

 今度は,すてきなプレゼント。母のHPでお世話になっている方から,キリ番のプレゼントをいただいたのです。キリ番ゲットなんて,とても久しぶりです。最初にカウンターを見た時には,我が目を疑いました。きれいに5が4つ!思わずキャプチャしちゃいました。

 その品が本日届いたのですが,これがもうあまりにも素晴らしすぎて,とても言葉では言い表せません。HPを作っていらっしゃるのは,書道の先生をなさっている方なのですが,見事な書なのです。さまざまな賞を受賞されていて,個展も開いているのです。今回は,母(岩姫)の作った短歌を書いてくださいました。全部で4つあります。そのすべてを,歌の内容に合わせて紙をかえて作品に仕上げてくださったのです。わたしの好きな短歌も取り上げてくださっていました。大切な宝物です,これは。
 早く母に見せてあげたい!

 さらに,教え子からの残暑見舞い。前任校で,2,3年生の時に担任した子です。今は中学1年生。彼女からの手紙は,いつでも前向きで,元気いっぱい!書く文字もとても上手になり,「中学生になったんだなあ。」としみじみ思いました。彼女は毎年必ず近況を知らせてくれます。こうして,何年経っても便りをくれるのは,とても嬉しいことです。

 いいこといっぱいの1日。あとは,犬カイザーくんがわがまましなければバッチリ!

ろいぞうくん日記(8月26日)
 今日は朝10時から出張だったのに,出勤日だという噂が流れたため,いつも通りに出勤した。7時過ぎに到着。でも,やっぱり噂は噂だった…。しかたがないので,時間まで学年便りを作ることにした。9月の行事予定を作っていたら…何だかおかしなところだらけ。教務主任にいろいろ確認とっているうちに,9時20分になった。

 すると,社長が「今日,PC持ってきたよ!」と声をかけてきた。ホントは朝から社長のPCのウィルス対策をやろうと思ったんだけど,社長がなーんにも言ってこないから今日はPC持ってきていないのかと思ったのに…。何で出張間際になって声をかけるんだい!
 とりあえず,ブラスター対策用のパッチだけあてといた。残りは帰ってきてからということにした。

 出張はホールでの講演を聴くという内容。遅く着いたため,一番前の席しか空いてなかった…。
「しゃ,社長!!どうしてくれるんですかい!」
と思ったのだが,一番前は思いっきり死角で,講師の先生からも主催者の席からもぜーんぜん見えないのだった。らっきー。

 お昼ご飯は,市役所の食堂で食べることにした。安いんだ,これが。コンビニで買うよりずっと安上がり!職場から徒歩5分だから,毎日ここで昼食とったっていいんだよね。
 そこには,前の職場で一緒に仕事をした教務主任M先生(現在は教頭)も来ていた。その学校の子どもも食べに来ていて,「あっ!あそこに教頭先生がいる〜。」と様子をうかがっていた。M先生には,午後からの出張の後ちょっと話をしたのだが,うちの職場のHPの話題が出た。
「あれ,ろいぞうがリニューアルしたでしょ。」
「な,なんでわかるんですか!?」
「そういう感じがしたから。」
そういう感じってどういう感じなんだろ?前の職場のHPと基本的な作りが一緒だったからかな。さすが,M先生。す,するどい…。

 午後も講演を聴く内容の出張だったが,午前と同じ会場なので,あらかじめ席をゲットしておいた。今度は後ろの方の席。バッチリ!やた!!
 隣で寝たり靴を脱いだりしていたDくん,最後列で読書をしていたYくん,いい加減にせーよ,あんたたちは!Dくんにいたっては,人を高学年の児童扱いをしてくれる。あんた,ホントに年下かい!!

 ガッコに戻ってからは,また社長のPCと格闘。LAN接続が怪しかったので,S先生にご登場願った。無事に繋がって一安心。が,しかし!!UPDATEを一度もしたことがないPCだったため,その後大変なことになった…。3時間近くもUPDATEをする羽目になったのだ。社長,確か始めたのは4時近かったと思うんですけど…。

 さらに!研究推進委員会が4時からスタートし,これが7時までかかったのだった。なんで〜?夏休みじゃん。なのに,7時まで残業せないかんの?とほほ〜。会議の合間を縫って,社長のPCと格闘したけど,結局全部UPDATEはできなかった…。29日に延長戦だと。ふぅ…。
 9時からソフトバレーするんだから,8時には来てよね!!
 今度は朝一番から作業させていただきます!!


03/08/24 (日)

マイナー更新!?
 「プロフィール」をちょっとだけ変更しました。といっても,どこをかえたのっていう程度ですが。増えたところがいくつかあります。さて,どこでしょう(笑)。


03/08/24 (日)

今ごろ夏が来た…
 ハボカイザーくんのために,更新です(笑)。だって,水色のボーナッツ食べている姿を見ちゃったんだもん。

 どうして,出勤する頃になると暑くなるわけ!?
 あづーい学校で日々お仕事だわ…。
 日直の日はそんなに暑くなくてよかったなあ。うさぴょんもかわいかったし,うこっけいくんたちもおとなしかったし,飼育関係のお仕事はスムーズでした。水やりもしなくてすんでよかった〜。水やりが一番時間かかるんだもん。
 それにしても,今回のウィルスにはまいりました。委員会からは,しょーもない通知しか来ないから,ちっとも役に立たない。とりあえず,XPだけは対応したけどね。運のよいことに,ちゃんと自動更新されていたから無事でした。我が家のも,早めに対応したおかげで無事。でも,学校のNTはたぶんアウト。市内全部の学校が全滅になっているはず…。という状況を,果たして本当に把握しているのか,委員会?
 全員出勤日は…あれ,何してたっけ?あ,そうか,企画会議だ。この日からずーっと偏頭痛とお友達になっています。くぅ。午前中いっぱい企画会議で,午後からは市の教育講演会&センター室研修。講演会は,伊東四朗さんのお兄さんがお話ししてくださいました。お兄さんは教職経験者だったのですね。なかなかおもしろい方でした。おそらく,伊東四朗さんの中学時代の話だったんだと思うのですが,「ホルモンについて書きなさい。」というような問題があり,解答に「スコップ,つるはし…。」と書いたとのこと。この話を聞いて,すぐに笑った人と,最後までおもしろさがわからなかった人がいたことのほうに,わたしはウケました。でも,話自体もすっごくおかしかったけど。わたしだったら,この解答に花丸つけるぞ!センター室研修で話をしてくれた先生は,うちの教務主任によーく似ていました。姿ではなく,話し方とか,考え方とかがよく似ているのです。
 翌日も出勤日。午前中に秋の公開授業用の資料作り,午後は指導案について講師から指導を受けていました。お昼ご飯は豪華なうどん!讃岐うどんでした。ROYが手伝うと,料理が破壊されるので,資料作りの方だけ進めました(笑)。まあ,資料作りの方もいろいろと不幸なできごとがありまして,2枚やり直しになってしまいましたが,いろいろな人が手伝ってくれたのでなんとか終わりました。めでたし,めでたし。
 昨日は,組合の動員。分科会でいろいろな先生方と話し合いましたが,けっこうおもしろかったなあ。分科会自体はよかったんだけど,行きの渋滞にはまいった!お祭りの準備をしていて交通規制があるのなら,あらかじめ教えてほしかった!迂回路を示せっつうの。地元もそうだけど,成田のお祭り準備には,本当にやられたわ…。祇園はもう終わっているから大丈夫だろうと思ったら,ふるさと祭りがあるのだそうだ。しかも,図書館前のメイン通りで!…信じられん。宗吾のお待夜は9月2,3日だからまだ準備していなくてセーフだったけど,これも重なっていたら迂回路なんてまともになくなる…。あと,帰りの車の中は非常に暑かった!炎天下に放置しておいたんだから,当たり前だけど。成田から自宅まで1時間弱で着くのですが,その間中暑いままだったような気がしています。

 昨日は,あまりの暑さにグッタリ。今日も朝から暑いなあ。また,クーラー生活だわ。

アレックスの花火!
 昨日は連発でおかしな花火を見ました。アレックスがいつものように線香花火を眺めていたのですが,途中で異様な光を放ち始め,アレックスは目をまんまるに見開いてキョロキョロしだしたのです。で,あわてて逃げたところで,花火がパーン!爆発してしまいました。それがおさまっても,アレックスは戻ってこない…。しばらくして,そーっと,顔をだし,足を出し…と戻ってきたのでした。キャプチャがうまくできなくて悔しい〜。せっかく撮ったのに,タイミングがずれて,意味不明の画像になっているのです。


03/08/18 (月)

更新情報
 「児童文学作品」に追加があります。
 伊藤遊『えんの松原』,風野潮『いとしのドリー』,後藤みわこ『もえて!デュエット』,畑中弘子『魔女が丘のラベンダー塾』をUP。

夏休み終わり
 本日で夏休みは終了でございます…。あっという間に終わった!!明日からは出勤が続きます。とほほ〜。


03/08/17 (日)

更新情報
 「児童文学作品」に追加があります。1年以上「工事中」になっている作品がまだあります…。すみません。本が手元に残らなくて,なかなか更新ができずにいます。工事中になっている作品も,すばらしいものばかりなので,ぜひ手に取ってみてください。
 うみのしほ『折り鶴は世界にはばたいた』『おりづるの旅』,北ふうこ『おやしきおばばのてんてんパチンコ』,越水利江子『ごっとんクリスマス』,後藤耕『アウレシア大陸記』,後藤みわこ『ママがこわれた』,那須正幹『The End of the World』,カール・ハイアセン『HOOT』,はやみねかおる『そして五人がいなくなる』,みおちづる『少女海賊ユーリ』(第3巻分追加)をUP。
 『少女海賊ユーリ』の文章は,ある冊子に掲載された自分の文章を直してUPしてあります。


03/08/16 (土)

更新情報
  「ハボ画像の部屋」「ハボ画像の部屋2」に追加があります。新しい花と8月のイベントでもらったもの。あと,ハボカイザーがお誕生祝いをしてくれました。クラッカーをならして「おめでとう!」と言ってくれるのですが,このクラッカー,自分のツノを取ってならしたのです…。な,なんて便利なツノなんでしょう。お散歩に行く時にはずしたりつけたりするだけじゃなかったのねー!


03/08/15 (金)

おかげさまで5周年
 本日でサイト開設から丸5年となりました。のーんびりとした更新ペースですが,現状ではこれ以上のことはできないので,まあ仕方ないかなと思っています。児童文学のコーナーはもう少し更新したいんですけどね。紹介していない本が溜まっていく一方…。今年の夏から秋にかけては今までで一番忙しいので,さらに更新のスピードは落ちると思います。今日でまた一つ歳とったしね(笑)。え?何歳になったかって?プロフィール見て計算してください(汗)。最近自分の年齢を忘れるんですよ,本当に。毎年「18歳!」と言っているのがいけないんだろうな…。

屋久島ツアー顛末記 その3 (8月11日)
 午前3時。起床時間まではまだ30分ほどありますが,なぜか目が覚めてしまいました。別に気合いが入っていた訳じゃないですよ。ぐりちゃんはまだ寝ています。(隣の部屋はまだ寝ているんだろうな…。)と思っていると,ボソボソと話し声がしてきます。(ん?珍しいなあ。もう起きているわ。どうしたんだろう?)そのうち,ぐりちゃんも起き出してきました。「ねえ,もう隣の部屋,起きたみたいだよ。」「ほんとだー。何してんだろうねえ。」起床時間になり,トレッキングの準備をある程度済ませたころ,隣の部屋が一段と賑やかになりました。「何だろう。ちょっと見てくるね。」ぐりちゃんは出かけていきました。ほどなくして帰ってきたぐりちゃん,開口一番「宴会してたわ…。」なんと,朝っぱらから宴会を始めていたというのです。「え,宴会!?何で〜?」「さあ?なんかお菓子いっぱい広げて食べていたよ?」この理由は,トレッキングの後,宿に帰ってから判明しました…。ということで,またあとで。

 4時10分頃,電話が鳴りました。フロントからです。「もう迎えが来ているので,準備ができたら来てください。」(ん?4時半って言ってたよねえ…。もう来たの?)そう思いましたが,あわてて準備を終え,ロビーに行きました。そして,前日に書いた健康調査票を担当の人に渡しました。この調査票ですが,宴会トリオが先に記載していたので,参考にしていいよということになっていたのですが,「T姐さんのだけはマネしちゃダメだからね。」とぐらちゃんから注意がありました。T姐さんは設問を全部逆に読みとってしまい,【はい,いいえ】で答える部分をしっかり逆に書いてしまうという大失敗をしたからです。

 バスに乗って,荒川登山口へ向けて出発です。雨が降っていて,外は真っ暗。一体どこを走っているのか,さっぱりわかりません。途中のお弁当屋さんで朝ご飯と昼ご飯を受け取りました。途中からくねくねと曲がる山道を登り始めました。でも,まだ暗くてよくわかりません。思っていたよりも遠く,結局1時間ちょっとかかりました。

 登山口ではガイドさんが待っていました。わたしたち5人に専属のガイドさんがついてくれました。TOKIOの国分太一に似た感じのお兄さんです。まずは朝食を食べ,トイレを済ませてから出発ということになりました。宴会トリオは,なぜかあまり食欲がないようです。「こんな時間に食べられないよ〜。」と言っていましたが,本当か?

 準備運動をして,さあ出発です。ガイドさんが「体力のない人を前にして並んでください。」と言ったのですが,わたし,ぐらちゃん,Hさん,ぐりちゃん,T姐さんの順に並びました。わたしの位置はあっていると思うけど,Hさんが3番目というのは大ウソ。本当は,わたし,ぐりちゃん,T姐さん,ぐらちゃん,Hさんの順です。(これを本人たちに言ったら「ROYが何で一番体力がないんだ?ウソ言うんじゃない!」となるかもしれない…。でも,右足首痛もあったから,これで正解なんだよ。)で,なぜ最初の順になったかというと,単に背の順です(爆)。

 縄文杉トレッキングコースは,前半8kmはトロッコ道をひたすら歩き,後半3kmちょっとを登山するという内容です。途中,トイレは1カ所だけ。トロッコ道の終点にあるのです。時間は往復で10時間。行きの方が帰りよりも時間がかかります。距離と時間を聞いただけでうへーと思ってしまいます。

 スタートした時は大丈夫だったのに,ほんの数分歩いただけで雨が降ってきました。「今日は絶対に雨が降るよ。雨具はいつでも出せるようにしておいて。」とあらかじめガイドさんに言われていたので,そんなにびしょぬれにならずにすみました。そう,最初だけは。確かに雨にはぬれなかったのです。でも,上下とも防水加工の服を着たため,汗びっしょり。蒸し暑いことこの上ないのです。カッパを着ていた他の人たちもそれは同じで,この後ずっと汗臭さに悩まされることになるのです。わたしは,リュックにもカバーを付けることにしました。黄色のカバーです。取り出して付けたとたん,「ROY,それはランドセルカバー?」「梨のマークがないねえ。(勤務先のランドセルカバーには梨のマークがついている。)」「いっちねっんせーいーになったーらー。」姐さんたちの毒舌攻撃。「…ほっんとに容赦ないっすねー。」

 しばらくして,ガイドさんが「みなさんはどういうグループなんですか?」と尋ねてきました。「仕事の友だちです。」と答えると「どんな仕事ですか。」とまた尋ねられました。「ねえ,どういう仕事かなあ?」と姐さんたちに訊くと,「サービス業だね。」「うん,接待業ともいうね。」と素早い返答。(実際に,ぐりちゃんの職場の上司は職員にそう言ったそうです。)それを聞いたガイドさん曰く,「…風俗業ですか。」一同大爆笑したことは,言うまでもありません。「そういうことにしておきます♪」

 風俗のお姉さんとなったわたしたちは,テケテケとトロッコ道をひたすら歩きます。途中で,大きな岩に出くわしました。ここでガイドさんの説明。「これは花崗岩なんです。屋久島はほとんど花崗岩でできているんですよ。ところで,花崗岩って成分は何だかわかりますか?小学校で習ったはずですけど。」そう言われたわたしたちの反応は,「えー?何だっけ?雲母はあってると思うけど…。」「ねえ,理科得意な人いなかったっけ?」「小学校で習うっけ,これ。泥岩とか礫岩とかそういうのは去年やったけどなあ…。」誰もまともに答えられません。「正解は,黒雲母,石英,長石です。」とガイドさんは教えてくれました。(…そんなの覚えてないよー。っつーか,それって中学か高校の理科じゃないのか?)しょせん,理科嫌いなわたしなのでした。でも,長石は非常に分かりやすい!岩のあちこちに白くてきれいな長方形が見えるのです。これが長石です。この説明を聞いてから,あちこちにある岩のどれもが,見事な長石を持っていることに気づくようになりました。

 それにしても,雨はどんどんひどくなっていきます。雨の中,ガイドさんの説明を聞いているのもしんどくなってきます。それ以前に,雨音でかき消されてよく聞こえない!とにかく,早く先に進もうということになりました。

 しばらく行くと,大きな川がありました。そこにかかっている橋を渡らないと先に進めません。この橋は,トロッコの幅だけ歩く部分があるけれど,手すりも柵もありません。その時,Hさんが「ねえ,リュック持って渡っていいと思う?」と言い出しました。何のことかなと思っていると,ガイドさんの所に行き,ガイドさんのリュックにつかまって橋を渡り始めました。彼女は高所恐怖症だったのです。以後,橋が出てくるたびに,彼女は先頭にやってきて,ガイドさんのリュックにつかまるようになったのでした。(でも,途中からは,ガイドさんがスタスタと先に歩いていってしまうので,わたしのリュックにつかまっていました。)

 ようやく,トロッコ道が終わりました。ここまでですでに10時近く。けっこう歩いています。雨があがり,一息ついたところでトラブル発生。「あ,カッパが破れてる!」見ると,Hさんの着ていたカッパの袖がビリッと大きく裂けているのです。「何でこんなになったの?」「リュックの上から着たからかなあ。」「…ねえ,もしかして,いつもの腕をぶんと上に振り上げるの,やった?」「あれ?何で分かったの?」「……それだよ!!」どうやら,腕を振り回した結果,カッパが破れたようです。にしても,これだけビリビリになったのをどうしたものか…。すると,他のガイドさんが「テーピングで留めておこうよ。」と修繕してくれました。ありがたや〜。でも,カッパって普通それくらいの動きで簡単に破けるものなんでしょうか。すると,Hさんは言いました。「やっぱ,300円のカッパじゃダメか〜。」「さ,300円!?」「うん。」それを聞いていたうちのガイドさん曰く「あんた,山,なめとるわ。」…ごもっとも。でも,山をなめた行為はこんなものでは済まなかったのです。T姐さんは,カッパは持っているけど,ウィンブレのズボンは持っていなかったし,ぐりちゃんの上着は防水加工はしていません。で,軍手なしの人もいる。さらに,この後もっととんでもないできごとが起こるのですが,それはまた後で。

 休憩中に,ガイドさんがメモを取り出して,わたしの名前を呼びました。「はーい!」と答えると,「え?」と不思議そうな顔をします。もう一度呼ばれたので,「はーい!」とまたお返事。「本当に?」とまだ半信半疑の様子。「じゃあ,Hさん。」「はい。」「ぐりさん。」「はい。」「……?」ガイドさんはますます不思議そうな顔をします。「どうしたんですか?」と聞くと,「え,いや,ROYさんが一番年上だと思ったんだけど,一番下なんだ…。」ガイドさんが見ていたのは,全員の名前と年齢の書かれている紙だったのです。「ど,どういう意味ですか!?」と言ったのですが,お返事はなし。その意味は登山になってわかりました。「みなさん,若い順に並んでいるんですか?」と訊かれたのです。そう,ガイドさんは「体力のない順」と言いました。おそらく,ガイドさんは,年齢が上の人から並んでいるはずだと思ったのでしょう。でも,わたしたちは,背の順に並んでいたのです。ガイドさんの言うことをちーっとも聞いていないのです。ちなみに,背の順に並ぶと,ほぼ年齢の若い順になるのです。ガイドさんの「若い順」という問いに対し,T姐さんの答えは「いえ,若い子順じゃなくて,悪い子順です。」ガイドさんは絶句。ちなみに,後ろに行けば行くほど悪い子度は上がっていきます。つまり,一番の悪い子はT姐さんで,一番の良い子はROY(爆)!

 今度は本格的な登山です。ここまで,有名な樹はまだ見ていません。ところどころに,もののけ姫の世界を思わせる場所はありましたが,通り道からはずれているので,一瞬眺めるだけで終わっています。どんな風景になるのか,とても楽しみでした。

 登山の頃になると,雨はほとんど降らなくなっていて,時折陽差しも出てきました。モウセンゴケがあったり,シダ植物があったり,苔むした岩や木々があったりと,ちょっと幻想的な風景です。勢いよく流れる川もあり,きれいな澄んだ湧き水もありました。この湧き水はそのまま飲めるのです。とても冷たく,おいしい水でした。大きな杉の木もたくさんありました。屋久杉と呼ばれるのは,樹齢1000年を超えたものだけで,それ未満のものは小杉というのだそうです。杉の木は,他の杉とくっついて大きくなるものもあります。夫婦杉という,枝がつながっているものもありました。縄文杉の樹齢は,2000年から7200年の間というとんでもなく長い期間で推定されているのですが,その理由が,縄文杉があれだけ太くなっているのは,他の杉とくっついたからではないかとも考えられるからなのだそうです。

 まず,ウィルソン株という切り株を見ることができました。NHKの朝ドラ「まんてん」のオープニングで使われていた映像は,切り株の中から天空を見上げた場面だそうです。昨日,衛星の総集編で「まんてん」のOPを見ましたが,確かにあんな風に見えます。ちょうど陽が差してきて,とてもきれいでした。ガイドさんが切り株の前で写真を撮ってくれたのですが,人が入れ替わりできて,なかなかうまくいきません。このガイドさん,けっこう写真の構図にこだわるので,時間がかかるのです…。でも,わたしたちの方もそれぞれ好き勝手に動くから,ガイドさんは「集まり悪いなー,今日は。」とこぼしていました。ごめんね,ガイドさん。わがままな風俗お姉さんたちで(笑)。

 他にも,枝が逆さまにのびている杉や,大王杉(っていったかな?)など,たくさん見られました。でも,いつ雨が降り出すか分からないので,とにかく先へ急ぎます。雨上がりの植物が日差しを受けてキラキラ光り,水滴も光を反射してさまざまな色に輝きます。まるで,宝石のようです。でも,だいぶへばってきているわたしは,とにかくゴールにたどり着きたかった!

 ようやく縄文杉にたどり着きました。予想外に白い木肌にちょっとビックリ。でも,荘厳な感じはしました。神様の棲む樹ってこんな感じなんじゃないかな。
 12時頃,昼食タイムとなりました。縄文杉から少し離れたところに屋根付きの休憩所があり,運良く座ることができました。ガイドさんはお湯を沸かし,温かい飲み物をくれました。温かいものを飲むと,ホッとして,疲れがとれる感じがします。ちょっと元気の出てきた姐さんたちの毒舌はここでまた復活。T姐さんが,ゴミ袋を用意してくれたのですが,「1回千円ね。」…こういうところで稼ごうとするか!?悪い子度100%のT姐さん,黒い心が全面に出ていました。「あ,ROYはこれで2回だから二千円〜。」「容赦ないっすね,ほんとに!!」ここで,ハタと思いついたことがあったので試しに言ってみました。「T姐さん,役満1回でどう?」「!OK〜♪」まったく,単純です(笑)。

 さて,帰り道。今度はスピードが出ます。でも,山道だから,滑らないように慎重に行かなければなりません。「うわっ!」後ろで叫び声がしたので振り向くと,Hさんが転んでいました。「すべっちゃった〜。」「大丈夫?」「うん,大丈夫だよ。」彼女は元気に歩き始めました。そう,その時はまだとんでもないことが起きていることに気づかなかったのです…。

 行きは雨が気になり写真をあまり撮れなかったのですが,帰りは雨の心配がほとんどなくなり,あちこちで写真を撮れました。山道をだいぶ下ったところで,ぐりちゃんに非常事態発生!なんと,運動靴の底がぺろーんと剥がれてしまったのです。まだトロッコ道8kmが残っているので,靴を捨てるわけにはいきません。仕方がないので,ここでもテーピングに登場していただきました。足首に固定すると歩きにくくなるので,靴だけにテーピングを巻き付けるようにして応急処置をしました。ぐりちゃん曰く,「この靴,まだ新品なんだよ…。」

 ようやくトロッコ道のところまで下りてきました。トイレ&休憩タイムです。この時,Hさんがようやく非常事態に気づきました。「あれ?このシャカシャカ(ウィンブレのこと),破れてる〜。」見ると,思いっきり裂けているのです。「さっき転んだ時に破いたんじゃないの?」「うん,そうかも。やっぱ100円ショップで買ったからダメなのかなあ。」この様子を見ていたガイドさん曰く,「ほっんとーに山,なめとるな!」……ええ,もう何も言えませんわ。仰るとおりです。「今度はちゃんと準備するわ!」というHさん。でも,普段から服や靴をほとんど買わないし,買っても100円ショップやバーゲンの品。車だってあちこち壊れているのに買い換えない。携帯だってお金がかかるから持たない。そんな彼女の趣味は,右手1本でできる遊び…。お金の使い方,間違っていないか!?

 トロッコ道は延々ゆるい下り坂です。今まではガイドさんが先頭にいましたが,ここからはHさんが先頭になりました。「先頭って前が見えて気持ちいいよ!」とHさんはご満悦。でも,時々スピードが落ちます。どうしたのかと思っていると,橋があるのです。「T姐さん,先に行って!」とHさんはT姐さんのリュックをつかみます。最初は大人しくつかまっていたようですが,何度目かにT姐さんの悲鳴が上がりました。「ハンドル操作するな〜!!」Hさんは,T姐さんのリュックを怖さのあまりに引っ張ってしまったのです。結局,ポジションチェンジ。わたしが先頭になりました。そうそう,HさんとT姐さんは,山手線ゲーム飲み物編,スナック菓子編,カップ麺編を延々とやっていました。ちなみに,Hさんの圧倒的勝利。

 不思議なもので,ゆっくり歩いた方が足の痛みが増し,速く歩いた方が痛みがなく快適に歩けるのです。時々,トロッコ道にある渡り板から足をカクンと踏み外すことはありますが,あまり気にせず歩いていました。これが,後にとんでもないことを引き起こすとはその時思いもしませんでしたが…。
 行きは雨でゆっくり見られなかった風景を,帰りは超スピードで歩きながらですが見ることができました。トロッコ道を歩いている時の気分は,「スタンド・バイ・ミー」。でも,T姐さんの気分は,「線路は続くよどこまでも」だったそうです(笑)。

 ようやくトンネルが見えてきました。あれを超えれば,そこはもうゴール!登山口です。やっとゴールに着いた感激は,言葉では言いあらわせません。これだけの長い距離,しかも山道を歩いたのは初めての経験でした。右足首痛を抱えながらの登山だったので心配だったのですが,リタイヤせずに帰ってくることができました。もう,それだけで大満足です。
 わがままな風俗お姉さんたちのめんどうをみてくださったガイドさん,ありがとう!いっぱいご迷惑をおかけしました。でも,本当に風俗お姉さんだと思ったんだろうか!?

 帰りのバスの中からは,行きには見られなかった荘厳な風景が見られました。こんな美しいところを,自分たちはずっと登っていったのかと感激せずにはいられません。また,夕方の幻想的な雰囲気があり,しばし見とれていました。すばらしいところです,本当に。

 途中で,1日目に寄った事務所に立ち寄り,レンタカーの貸し出し状況を確認しました。ラストを歩いていたぐらちゃんは,ガイドさんからさまざまな情報をゲットし,3日目のプランを着々と立てていたのです。おそるべし,ぐらさま。あの状況でよくそんな余裕があったな…。

 宿に着いたとたん,速攻でやったことはお風呂にはいること。とにかく,汗くさくてたまらない!タオルも服も異臭を放っています。でも,まずは自分からということで,すぐにお風呂に入りました。その後,登山で使ったグッズをまとめて袋詰めにして封印。ようやくお食事となりました。

 食事から戻ると,なぜか床が濡れています。しかも,わたしの荷物も一部濡れています。ぐりちゃんが「洗面所に変なタオルがあるよ。」と言ってきました。これはどういうことなんだろうと,フロントに行ってみると,クーラーから水漏れしたとのこと。すぐ修理をしてくれたそうなのですが…。修理に使ったものをそのまま部屋に置き去りにしたり,荷物や床が濡れたりしても何の説明もなし。ちょっとそれはないんじゃないの?ということで,しっかりお話させていただきました。

 その後は宴会トリオの部屋へ行き,くつろいでいました。携帯メールのアドレスを教えあったり,テレビを見たり。ビールを飲んでいる方もおられました。マッサージをしてくれる人もいて,極楽極楽〜。この時,宴会トリオの朝っぱら宴会の理由が分かりました。お菓子を食べまくっていたのですが,それは胃腸の働きを活発にしようということだったのです。どうも旅行先だとダメという人が多いようです。ついでに,わたしの左足首の調子がどうもおかしいと気づいたのもこの頃。そう,トロッコ道での足カクンが原因です。帰りのバスから降りた時に異常は感じていたのですが,大したことはないと思っていたのです。でも,時間が経つにつれ,だんだん痛みが増していきました。明日の朝の様子で病院に行くかどうか決めようということになりました。

 タッキーの出ているドラマを見て,その後それぞれの部屋に引き上げました。「あ,明日の起床時間決めなかったね。」「うん,でも,朝食は7時だからそれまでに起きればいいんじゃないの?」ぐりちゃんとそんな会話をしていたところ,隣の部屋からメールが…。『何時に起きる?』「…わざわざメールできくかね?」でも,ちゃんと返信メールを出しました。ぐりちゃんのおやじギャグ付きで。宴会トリオは,その後スマスマを見ていたようですが,肩こりコンビはひたすらおしゃべり。またも,寝たのはこっちが遅かったかもしれない…。 

屋久島ツアー顛末記 その4 (8月12日)
 いよいよ最終日です。起床時刻前に目が覚めてしまいました。なんのことはない,出勤日と同じ時間に起きたのです。習慣とは恐ろしい…。隣の部屋でも,起き出している声がします。すると,怪しい紙が,ふすまの隙間から入ってくるではありませんか。それは,ニワトリマークの切手が書かれたお手紙でした。「足,だいじょーぶ?」そして,下には返信欄が…。ちゃんとニワトリの切手に花丸の消印を書き,返信欄にお返事を書いてまた隙間から入れました。それにしても,何で昨日メールアドレスを教えたのに使わないんだ?結局,病院には行かないことにしました。時間がもったいないし,どうやら骨には異常がなさそうだったので。Hさんに冷えピタをもらい,湿布代わりにして貼っておきました。でも,ちゃんと病院に行けば良かったと,午前中の活動中何度も思う羽目になったのです。

 隣の部屋に行くと,みんなだーらだーらと過ごしています。Hさんは,寝ています。「どうしたんすか?」「Hさんは頭が痛いんだって。」「え?大丈夫なんすか?」「うん,大丈夫だよー。」とHさんは言いますが,あまり元気そうではありません。しばらくして,T姐さんが「ねえ,ソーイングセット持ってない?」と言い出しました。ぐりちゃんは「持ってないよ。」わたしは「うん,あるよ。」と答えたところ,「えー!!予想外!」との反応…。「それってどういう意味っすか?」「だってROYがそんな女の子らしいものを持っているなんて…。もしかして,ママが持たせたんじゃないの?アーミーは自分の意思でもっているんだろうけど,ふふふ。」「うちのママはねえ,『お裁縫はしっかり学校で教わっていらっしゃい。ママは絶対に教えないし,やってあげません。自分でやんなさい。』って言ったんですよ!だから,裁縫はできるんです。できないのは料理だけ!子どものかっぽう着の修繕だってやりますよ。」「えーっ!ほんと〜?」「ママの教育の賜だねえ。」「姐さん,容赦なさ過ぎ!!」……本当に失礼な人たちです。

 「今日は,港を目指すよ。靴買って,パン屋に行って,観光センターに行って…。」T姐さんは地図をしっかりと見て行き先を確認しています。T姐さんは,地図を見るのが得意。まず間違えません。「ところで,靴って何よ?」「Hさんが買うの。昨日のトレッキングでビショビショになって乾かなかったんだって。」「え?わたしの乾いたよ。」「うん,わたしも大丈夫。」「T姐さんの靴だって買った方がいいよ!臭いもん!」「そんなことないよー。」何だか論点のずれた会話でしたが,結局靴を買うのはHさんだけということになりました。

 宿を一歩出ると,異様に熱い!やはりここは南国なんだなと思いました。今まで日傘など使ったことがなかったのですが,あまりの暑さに傘を開きました。これだけでも,だいぶ違います。最初のうちは,足の痛みは気にならなかったのですが,坂道にさしかかってからどんどん痛みが増してきました。普通には歩けない状態になっていき,左足をひきずるような感じになってしまいました。でも,タクシーは出払っているので乗れません。とにかく,最終目的地の観光センターにたどり着かなくてはと,必死に歩きました。そこはおみやげ屋さんです。いろいろなものが置いてあって,来た甲斐がありました。その後,すぐそばの博物館風の建物に入り,屋久島の歴史や動植物についてお勉強してきました。「おっ,社会科巡検みたい!」と教員的発言も飛び出しました。

 大画面の映像で屋久島のお勉強をしつつ,涼んだり居眠りしたりしながら有意義(?)な時間を過ごしたわたしたちは,お昼ご飯をゲットしに来た道を引き返しました。「ねえ,パン屋ってあったっけ?」「うーん?そういえば見かけなかったよねえ。」「靴は買えたのにねえ。」そう,Hさんはめでたく新しい靴をゲットしていたのでした。あとは,パン屋だけなのです。「来る途中にさあ,有名なラーメン屋があったから,そこで食べよう!」ナイスな案が出て,早速その店に行きました。そこは,営業時間が非常に短いので,お客さんが殺到するようです。でも,わたしたちは開店直後に行ったので,待たずに食べることができました。帰る頃には,お客さんが長蛇の列を作って待っていました…。超人気のお店なのです。

 お腹もいっぱいになり,あとは宿に帰るだけ!途中で例の川を見てみると…なんと水位が思いっきり下がっている!少なくとも1m以上下がっていたと思います。川幅は100m近くあったと思うんだけど…。海の近くなので,潮の干満がしっかりと影響するのでしょうね。1日目に魚が泳いでいたところも,この日は歩けてしまいます。(『はまひるがおの小さな海』のように魚が取り残されちゃうんじゃないのかな…。)なんてことを考えながら眺めていました。

 宿に着くと,迎えの車がすでに来ていました。車に乗り込んでしばらくすると,雨が降ってきました。「あんなにいい天気だったのに…。」「山の方には真っ黒な雲があるよ。」すると,運転手さんが「屋久島はどんなにいい天気でも必ず雨が降ると思っていた方がいいんだよ。」と教えてくれました。確かに,陽差しがあるのに雨が降っているのです。何とも不思議な光景でした。

 屋久島空港に着きました。頭痛がおさまらないHさんは,冷えピタを貼ることにしました。…そういや,エジプトでも彼女は同じことをしたって言ってたっけ。帰りの飛行機はそんなに時間がかかるという感じはしませんでした。屋久島から鹿児島へ向かう空の上から海や地上を見ていて,戦争中のパイロットのことを思い出しました。あの戦争で,たくさんの兵士がこの空を飛んで命を散らしていった…。その空を,今わたしたちは楽しい旅行のために飛んでいく…。戦争のために,このきれいな空や海の風景を楽しめずに死んでいった多くの人たちのことを思うと,胸が痛みます。

 鹿児島空港に着き,しばらく待ち時間ができました。Hさんはまだ辛そうです。「ねえ,いい加減薬飲んだら?」とT姐さんが言うと,「やだ!」とHさんは即答。「?何でHさんは薬飲まないの?」「ううん,飲まないんじゃなくて,飲めないの。」「は?」「Hさんはね,錠剤も粉薬もダメ。飲めるのはシロップだけなの!」「はい〜?」「だって,水と一緒に飲んでも,どういうわけか薬だけ残っちゃうんだよ!で,どんどん苦くなっていって…。」どうやら,飲み込むのができないようです。「ねえ,お医者さんに行くと薬もらうでしょ。それってどうしてるの?」「薬はもらうけど,すぐに捨てる!」「……おーい,それじゃ何のために病院に行ったのかわからんじゃないの。」「だって,やなんだもん!」まったく話になりません。「でもさあ,バファリンだったらたぶん頭痛に効くはずだよ。飲んでみなよ。」「そんな大きいの,やだ!」もう,だだっ子状態です。「しょーがないなー。んじゃ,作戦考えるか。」T姐さんとぐらちゃんはひそひそ相談を始めました。「ねえ,お菓子の袋だったらきれいだよね。」「あ,空いているの,持っているよ。で,どーすんの?」「こーすんの!」T姐さんはお菓子の袋の中にバファリンを1錠入れました。「で,これを粉状にしたいわけ。」「なんか固いものない?」「アーミーがあれば一発なんですけど…。」「アーミー以外で固いもの!あ,ペットボトルのふたでやってみるか。」椅子の鉄の部分にバファリンをのせ,ふたでたたいたところ,見事に割ることができました。「よし,あとはこれを細かくして…。」「これにはさむ!」取り出したのは,オレオなどのクリームをサンドしたクッキー。2組持ってきて,片方のクリームの上に粉バファリンをのせ,もう片方のクリーム付きのクッキーをくっつける。これで,特製バファリン入りクッキーのできあがり!でも,1錠の半分,つまり,通常飲む分の4分の1しかないのです。「これで効くかなあ?」とぐらちゃんは心配そうでしたが,「普段薬を飲んでいない人なんだから,絶対効くって!」というT姐さんとわたしの意見でそのまま実行。「Hさん,これ食べない?」と特製クッキーを持っていったのですが,「クンクンクン,なんか怪しい…。薬入れたでしょ。やだ!」まだごねます。「だーいじょうぶだって。どこに薬があるかわかんないでしょ。クリームの味でわからないって!」「じゃ,一気に食べる…。」ようやくHさんは薬入りのクッキーを食べてくれました。そして,羽田におりる頃には「ウソみたいにスッキリしてる!頭痛いの治っちゃった♪」「……だったら,素直に早く薬飲めって!!」4分の1錠でも効果覿面。バッチリでした。

 羽田に向かう飛行機は,お客さんがあまり乗っていませんでした。しかも,行きとは違って画面付き。そう,飛行状態が分かったり,外の景色が見られたり,ゲームができたりするのです!最初のうちは外の景色を楽しんでいましたが,途中からはゲーマーと化しました。でも,ラストの30分は外の風景が非常に面白くてずっと見ていました。天気が悪かったので,雲がたくさん出ていたのです。雲海が広がっていて,雲の上をそのまま歩いていけるんじゃないかって思うくらいきれいに敷き詰められていたのです。色も太陽に照らされて白く輝いています。天上に神様が棲んでいるのだとしたら,こういう雲の中に隠れているんじゃないかって思うくらいきれいだったのです。樹の神様や空や風の神様…そういう存在があってもおかしくないと思うような,そんな風景をいっぱい楽しむことができました。羽田が近くなり,飛行機の高度が下がると,別の雲の層が見えてきます。色もまったく違い,ガラッと風景が変わります。さまざまな雲を見られたのも,飛行機の旅のよかったところです。天使の梯子も見られました。

 ようやく羽田に到着。荷物が出てくるのを待ちましたが,屋久島から引き継いだせいか,一番奥の方にあったようで,なかなか出てきませんでした。やっと出てきたので,荷物をとり,出口へ行ったのですが,わたし以外の人たちの荷物の札と引換券が合わないのです。これは,屋久島空港の職員のせいです。グループで一緒だからいいだろうと判断したのかもしれません。結局,偶然わたしのだけ番号があい,残りは全員入れ違い。でも,ちゃんと全員分ありました。

 長い旅も,あとは電車に乗るだけ。みんなで同じ電車に乗っていたのはわずかな時間だけ。それぞれ,乗り換えのため電車を降りていきました。わたしはぐらちゃんの家まで行きました。そこに置いてある車に乗り,さらに40分かけて自宅まで戻りました。

 それにしても,縄文杉トレッキングでは,よくあれだけの距離を歩き通せたなと自分でもビックリです。ちょっとだけ,自信がついたかも。姐さんたちと一緒に遊べたのもとても楽しかったな。帰りの電車の中で,Hさんは「今度は八ヶ岳に行きたいな。」などと言い出しました。すっかりはまったようです。でも,その前にちゃんと登山グッズをそろえないとね(笑)。さらに,来年の夏の旅行計画まで出てきました。モンゴルに行くそうな…。本当は今年行くはずだったのですが,諸事情がありまして屋久島になったのです。で,来年は前の日にうちに泊まって宴会をし,その後成田から出発するそうな。確かに,それが一番行きやすいでしょうね…。で,メンバーはすでに確定しているらしい。当然わたしの名前も「ご予約済み」として入っているそうだ…。姐さんたちの手際の良さには,相変わらず感心させられます。

 屋久島から帰った翌日,朝一番で整骨院へ行ってきました。左足の痛みは捻挫でした。足首からは少しはずれているのですが,捻挫であることには変わりないのだそうです。骨には異常がなさそうなので一安心。1週間ほど安静にすることになりました。ちょうど夏休みだから,ま,いいか。


03/08/14 (木)

もうじき5周年
 明日でサイト開設5周年。6年目に突入です。が,大きな更新はできません…。

屋久島ツアー顛末記 その1 (8月8〜9日)
 ようやく夏休みです。いつもの姐さんたち(悪い遊び仲間)と旅行に出かけました。行き先は屋久島。5月10日付けのROY草子にも書いてありますが,今から3ヶ月ほど前に急遽決定した旅行企画で,8月10日〜8月12日,2泊3日のツアーです。当初,8月9日〜8月11日で予定していたのですが,その日はすでにいっぱいになっていて,次の日からの3日間になったのです。今思うと,10日出発でよかった〜。9日だったら,台風で飛行機が飛ばなかったかもしれませんから。

 ここでみなさん,お気づきでしょうか。8月10日からの旅行なのに,日付は8月8日〜9日…。そう,この旅行は前々日から始まったのです。
 今回のメンバーは,Hさん,T姐さん,ぐりちゃん,ぐらちゃん,わたしの5人。これに史上最強のおねいちゃんSさんが加わればベストだったのですが,Sさんは毎年この時季になると沖縄方面に勝手に繰り出してしまうので,今回も例に漏れず不参加。ちなみに,Sさんは8月8日から石垣島へ行ったのですが,この日は部会の研究発表会の日。しかも,Sさんはなぜか提案者として舞台に上がらなければならなくなっていたのです。「あたしの旅行をどうしてくれんのよ!!」とこの日は朝からお怒りモード全開…。「一緒に行く友だちは,午前の便に乗るのに,あたしだけ提案が入っちゃったから午後になったんだからね!しかも,台風来ちゃったし,離陸できなかったらどうすんのよー!!」さらにSさんの怒りは続きます。「だいたい,この提案は研究主任が中心になって進めるものなのに,奴は集まった時に,『で,何をすればいいの?』なんて聞いてきやがった!誰が研究主任だ!!」…この研究主任,実はメンバー全員が一緒に仕事をしたことのある方で,本来すべき仕事をまったくしないで調子のいいことばかり言う方なのです。で,全員の一致した意見は,「そりゃ,裏の研究主任はSさんだよね…。」結局,発表が終わったとたんに羽田空港に向けて出発したSさんは,無事に石垣島までたどり着けたのでしょうか…?

 話がそれましたが,この研究発表会の場にいたのは,T姐さん,ぐらちゃん,わたし,Sさんでした。T姐さん,ぐらちゃん,わたしの3人で当日の朝の予定を立てようとしたのですが…「飛行機の時間って何時だっけ?」「さあ?」「11時くらい?」誰も正確に覚えていません。「どこで待ち合わせる?」「…羽田は行ったことないよ。」「だいたい,時間がわからないとどうしようもないんじゃ…。」結局,その場で決まったのは「また後で電話しよう。」ということと,わたしがぐらちゃんの家に前日から泊まり込むということだけ!

 翌日,9日のことです。朝から台風接近で荒れています。ぐらちゃんの家に行くのは,夜になってから。でも,夕方になるにつれて,天気は悪くなっていく…。本当に大丈夫なんでしょうか?ぐらちゃんの家は,職場のすぐそばです。自宅からは40分ほど。雨はだいぶ小降りになっていたので,あまりひどいことにならずにたどり着くことができました。「ROY,お待ちしておりました〜。早速仕事があるよん。」ぐらちゃんの家に着いて早速したのは,電車の時刻を調べることでした。ネットで検索して,どの電車に乗るのがベストなのかを検討したのです。5人の最寄り駅はほとんどバラバラです。使っている路線も違います。これをそろえようというのだから大変!わたしは1人だけまったく違う路線を使うので,ぐらちゃんの家にお泊まりをしたわけです。で,あと4人をそろえればOKです。ぐらちゃんとHさんは隣の駅だから問題なし。T姐さんも,この路線を使うことが可能なので,そちら経由で来てもらうことにしました。ぐりちゃんには,途中でこちらの電車に乗り換えてもらうようにしました。接続を調べ,ぐりちゃんの乗るべき電車を連絡して準備OK!乗り遅れなければバッチリなはず。さらに,ぐらちゃんと一緒に,お泊まりする宿のHPを見て事前調査。それなりに良さそうなお宿です。電車に乗り遅れないように目覚ましをセットし,お休みなさ〜い! 

屋久島ツアー顛末記 その2 (8月10日)
 いよいよ屋久島に向けて出発です!ぐらちゃんが前の日に買っておいてくれたサンドイッチを朝食にし,早速駅に向かいました。ぐらちゃんの家から駅までは10分もかかりません。大荷物を持っていましたが,ガラガラ引っ張っていけるキャスター付きなのでらくらくです。
 自販機の前で羽田空港までの金額を確かめると…「1520円!?」「何この料金!!」「やっぱり日本一料金の高い鉄道だよね…。」JRよりも高額な私鉄なのです。(子ども料金にしたいよな…。でも,髪の毛パーマかけてるから小学生は無理だよねえ。)素直に料金を払って駅のホームへ。羽田空港行きの電車に乗りました。T姐さんが指定してきたのは「前から3両目」です。「普通,一番前とか後とかにしない!?」とぐらちゃんと言っていたのですが,T姐さんの言うことには逆らえません(笑)。
 次の駅ではHさんが乗ってくるはずです。「乗ってくるかなあ。Hさんだからどうなるか…。」と心配しましたが,Hさんはちゃんと乗ってきました。でも,息が上がり,汗もかいています。「間に合わないかと思ったよ〜。」開口一番,Hさんはこんなことを言いました。「…遅れそうだったの?」「うん,思わず走っちゃったよ。」「って,家から駅まで5分位じゃなかったっけ?」「うん,そうだけどさ。」間にあったけれど,やっぱり滑り込みセーフなのでした。
 そのうち,向かい側に乗っている人がなぜかこちらをジッと見ていることに気がつきました。すると,ぐらちゃんが「あっ!ご無沙汰してます。」とごあいさつを始めました。どうやらお知り合いのようです。(保護者かな?)と思いましたが,本人を目の前に「誰?」と聞くのも嫌だったので,そのままにしていました。
 しばらくして,T姐さんがやってきました。T姐さんは涼しい顔して乗ってきました。すると,先ほどの方を見て「あー!」とビックリ。どうやら,T姐さんもお知り合いだったようです。(ってことは,保護者じゃなくて同業者か!?)後で聞いてみたら,現在T姐さんと同じ職場の方だったのです。ちなみに,羽田空港でも別の同業者と出くわし(今度もぐらちゃんの知り合い),「世の中は狭い…。」と実感したのでした。
 最後はぐりちゃんです。ぐりちゃんもちゃんと乗ってきました。ぐりちゃんに会うのは久しぶりです。彼女だけ所属する部会が違うので,出張でもあまり会うことがないのです。

 空港には,早めに着きました。飛行機好きのT姐さんにおつき合いして,いろいろなお店の中に入ってみました。T姐さんは飛行機グッズが欲しかったのです。ミッフィーやキティもいました。かぶり物をしたキティってけっこういるのです。でも,梨キティはいなかった…。あまりメジャーじゃないってこと?それとも,希少価値があるってことか?
 何事もなくスムーズに行くかと思いきや,手荷物検査で引っかかってしまいました。リュックに入れていた,とても小さいアーミーの存在をすっかり忘れていたのです。屋久島空港でお引き渡しという手続きをとったので,ちょっと時間がかかってしまいました。

 飛行機に乗るのは,これで2度目です。フランクフルトに行って以来のことです。飛行機は耳鳴りがするのと,無重力状態になる瞬間が大嫌い。でも,わたし以上に飛行機が嫌いな人がいました。ぐりちゃんです。本人曰く「音が嫌だし,ぐらぐら揺れるのも嫌。落っこっちゃうんじゃないかって不安になるんだよ…。」ぐりちゃんは,いつもヘッドホンの音量をMAXにしたり,耳に手を当てたり,防御姿勢をとったりしながら飛行機に乗っているのです。今回もそうでした。「こわいよ〜。」とちっちゃくなっていました。T姐さんは,「大阪の上空を通らないかな〜。そうすれば,鍵穴が見られるんだけどな。」とウキウキしています。「鍵穴?」「うん,お墓だよ。」「!前方後円墳と言ってくれ!!」「仁徳天皇陵のこと?」こんなわたしたちは社会科研究部の所属です(爆)。
 飛行機の中はそれなりに快適…かな?晴れていたので,下はよく見えました。「あれ,市原の工業地域じゃない?」「海ほたるも見える。」「ちゃんと地図と同じになっているじゃん。」…地図通りじゃないと困るんですけど…。「上空から地上を見下ろす風景ってさ,○○周年記念とかっていってヘリから集合写真撮るじゃない。あれと同じに見えるねえ。」「白地図みたい。」こういう発言が出るあたり,やっぱり教員です。高度が上がり,海上に出てしまうと,晴れている時は海しか見えないからおもしろくありません。隣にいる人とおしゃべりをして過ごしました。その途中,驚きの事実が発覚!Hさんが都立雪谷高校の出身だということが判明したのです。「え?雪谷って今日試合あるはずだよ。」「第2試合ってことは…今やってるじゃん!」「え?今日なの?」飛行機に乗る前にスポーツ新聞を買っていたHさんですが,そこまではチェックしていなかったようです。(そういや何でスポーツ新聞を買ったんだろう?競馬が目的じゃないって言っていたけど。)Hさんはあわててラジオを合わせました。「あー,負けてるわー。」「PLだからねえ…。」

 鹿児島空港に無事到着。定刻よりかなり遅れていました。「さっきの手荷物検査引っかかったからじゃん?」という声も聞かれましたが…はっはっは。鹿児島空港では昼食を求めてさまよい歩きました。もしかしたら,機内で何か食べ物が手に入るんじゃないかと期待していたのですが…お飲物だけ。ちっ。到着が遅れたため,お店に入るのは無理。しかも,1時過ぎていたのでとにかくお腹が空いた!というわけで,サンドイッチやおにぎりで済ませることにしました。
 次は屋久島行きの飛行機です。こちらはプロペラ機!ルリーちゃんというマスコットが愛らしい小さい飛行機です。乗る時には,空港の地面を歩いていきます。「やった!九州初上陸!!」そう,九州に行ったことのない人がけっこういたのです。わたしもそのひとり。もし,プロペラ機じゃなかったら,地面を歩くことなく次の目的地に行くことになるので,九州本土に上陸とは言えなくなったでしょう。たったの5分程度ですが,九州本土に足を着けてまいりました(笑)。
 こちらの飛行機はプロペラ機ということで「本当に大丈夫なのかなあ。」という不安があったのですが,乗ってみたら快適!高度やスピードがあまりあがらないため,かえって安心感があるのです。おいしいキャンディーをもらえたのも嬉しい♪耳鳴りもほとんどなし!桜島を眺め,屋久島へと向かいました。

 屋久島空港は,こぢんまりとしています。「なんか,バス停みたいな感じじゃない?」「いや,それよりも鉄道の駅って感じだよ。」みんな勝手なことを言っていますが,本当にこれが空港のロビーなのかと思うくらい狭いのです。でも,お客さんの人数を考えると,これで十分なのです。

 空港にはツアーの担当の人がお迎えに来ていました。事務所によって打ち合わせをすると言うことなので,ワンボックスカーに乗り込んだのですが…クラッチが入らない!ようやっとスタートしましたが,どうみても安全とは言い難い車の状態…。(こ,この車でお宿まで行くのは嫌だなあ…。)幸い,事務所は歩いても行けてしまうくらいの近さでした。結局,宿まではタクシーに乗ることになりました。(もちろん,送迎付きのツアーなので,タクシー代はすでにツアー料金に含まれています。)
 事務所での打ち合わせは,2日目の縄文杉トレッキングがメインです。「4時半に迎えが行きますから。」「は?5時半じゃないんですか?」「少しでも早い方がいいんですよ。」「ってことは,3時半起き!?」「朝ご飯は,宿で手配してくれます。バスの中で食べないで,登山口に着いてから食べる時間をとるから大丈夫ですよ。」「……。」「今日は遅くまで宴会していないでくださいね。そうそう,おやつは1000円以内ですよ〜なんてね。」「………。」「この間の台風の時にも行っていますから,雨でも大丈夫な用意をしておいてくださいね。軍手も必需品ですよ。」「軍手,持ってないわ…。」なんだかとんでもない強行軍になりそうです。
 宿に向かう途中,おやつや軍手を購入するため,スーパーに寄ってもらいました。タクシーの運転手さんは非常によく心得ています。「このスーパーならたいていのものがそろうよ。」確かにそうなのです。本屋まであるしね(笑)。おやつを山ほど購入し,お宿へ行きました。

 お宿の部屋は,1階の2部屋です。その場所にはこの2部屋しかありません。フロントから近くていいなあと思ったのですが…まわりをよく見ると,共同トイレが隣にあり,宴会場が向かいにあります。「うるさくならないのかな…。」この心配は思いっきり当たってしまいました!なんと,トイレで水を流している音も,宴会場の大騒ぎも筒抜け。マイクを使ってカラオケをやられたら最悪です。「…この環境で,どうやって早く寝ろって?」一同しばし呆然。でも,おもしろいのは,隣の部屋はふすまで仕切られているだけで,おしゃべりができてしまうこと。もしかしたら,仕切りも取れるかと思ったのですが…。さすがにそれはできませんでした。部屋割りは「グットッパッ」でグーとパーで分かれました。ぐりちゃんとわたし,ぐらちゃんとT姐さんとHさんの組み合わせです。肩こりコンビと宴会トリオとも言う…。

 夕飯までは時間があったので,散歩に行くことにしました。T姐さんには別の目的がありましたが。それは「ビール買うの!」T姐さんは毎晩アルコール消毒をしっかり行う人なのです。
 宿のすぐそばには川があります。この川は海に近い河口付近なので,海水が混ざっています。だから,潮の香りがします。でも,色はとてもきれい!明るい緑色で透明です。水深は1m以上あるのですが,ちっとも濁っていないのです。ゴミもありません。魚が泳いでいる姿も見られました。うちの方では絶対に見られない川の姿でした。
 T姐さんは無事にビールをゲットし,お宿に戻りました。夕飯は,海の幸でいっぱい!お刺身,トビウオのからあげ,豚骨スープがおいしかったなあ。みそ汁のダシがとても甘かった!あれ,お魚だと思うんだけど…。

 ご飯も食べたし,お風呂も入った!よし,あとは寝るだけ…と思ったのですが,やはり宴会がうるさい!カラオケもうるさい!ついでに,隣の宴会トリオも賑やかでした…。む,無敵です,姐さんたちは。でも,結局ぐりちゃんといろいろおしゃべりをしていて,宴会トリオよりも寝るのが遅くなったかもしれない…?

☆次回に続く。ここまではたいしたことは起きていません。
 「いよいよ縄文杉往復10時間22kmコースへ挑戦!予期せぬことが次々と起こる珍道中。果たして,無事にたどり着くことができるのか!?」


03/08/09 (土)

更新情報
 「ぴょん」にTAKUYAさんの「東風茶房」を追加しました。
 あと,またも掲示板からお引っ越し。え?最初からROY草子に書けばいいって?はい,ごもっとも。でも,掲示板の方が直接書き込めるから楽なんです…。あと,ROY草子に移す時に,一応文章を直しているのです。直すというか,かえるというか…。

枝豆物語〜雨と蚊との格闘〜(8月8日)
 午後のお仕事は枝豆の収穫。時折雨が降る天気。合間を縫って収穫しようとしたのですが…。作業を初めて2分と経たないうちに,足が痛い!おかしいなあと思って左足のふくらはぎを見ると,蚊が次々とやってきて止まるではないか!
「蚊だ!!」
即座にたたきのめしたけど,すでに血をいっぱい吸っていた。4匹くらいまとめて退治したけど,足は血だらけ…。
(後で職員室に戻った時に,「何してきたの…」と不審がられたのは言うまでもない。ついでに,真っ赤に腫れ上がった箇所があちこちにある足に同情してくださった方多数。)

 結局,1分で7匹ほど退治したのに,刺された箇所は10箇所。新記録です。そばでツルレイシのお世話をしていたS先生はまったく刺されていないというのに…。いずれにしても,このままでは刺されたところがプックンふくれるのは確実です。それに,蚊はまたやってくるし…。
「こりゃキリないわ。」
と,一時撤退。虫さされの薬をグリグリと塗り,さらにS先生の机上にあった虫除けスプレーを無断で借用。
(後で,このスプレーは保健室から拝借してそのままだったということが判明。)
「よっしゃ!これでだいじょーぶ!」
再び収穫作業に向かおうとしましたが…。

 今度は大雨。
「…せっかく万全の体制で臨んだのに!!」
仕方がないので,雨宿り。
止んだとたんに,畑にダッシュ!今度は蚊もやってきません。
「やた!(ハボカイザー風)バッチリだね。」
すると,2分と経たないうちにまた雨が降ってきました。
今までとは粒の大きさが明らかに違います。
「まずい!こりゃ本格的だ!!」

 ピロティーに一時避難をしましたが,まったく雨の止む気配がありません。空もどんより灰色で,切れ目がありません。
「あれ?S先生はどこ行った?」
S先生は畑の横にある掃除用具入れの下へとっさに走ったのでした。確かに,あっちの方が近い。でも…雨が止まない限り,あの場所からは動けません。
ずぶぬれになっていいなら別ですが。結局,しばらく経っても一向に止む気配がないので,ピロティーから雨に濡れない最短距離で移動し職員玄関まで戻りました。(あの様子を目撃していた人がいたら「せんせいが危ないことしてまーす。ルール違反もしてまーす。」と言うに違いない。登っちゃいけないところに登り,通っちゃいけないところを全速力で走り抜けるのだから。前の勤務先では,1階の教室の窓を乗り越えて外に出ていたっけ。ドアから出るより確実に早いんだもん。この技は高校生の時に身につけました。)
雨に濡れている時間なんて,ほんの数秒のはずなのに,けっこう濡れてしまいました。

 その後,S先生を救出すべく,傘を持ってお迎えに行きました。さすがのS先生も,「こりゃだめだね〜。片付けるか。」と脚立を持って戻りました。ちなみに,S先生は卒業式の日に「花嫁の父発言」をした方です。昨日は8日ぶりの出勤だとかぬかしておりました。それまでの間,毎日出勤していたのでまとめて夏休みをとったそうです。が,その間に仕事が山積みに…。ツルレイシのお世話もその一つ。あと,研究紀要の直しもくらっていました。くっくっくっ。あ,先ほどから黒い心のROYがそこらじゅうに出てきています。要注意です(笑)。

 さて,問題の枝豆ですが,結局3列あったうちの1列分しか収穫できませんでした。
「残りはみなさんで好きなだけ持っていってください!」
と声はかけたけど…。わたしが収穫してきた分も半分以上置いてきたので,みんなで分けて持って帰ってもらえたかな…。先に帰っちゃったのでわかりません。
 うちに持って帰った枝豆は,早速今晩のおかずになりました。とてもおいしい!やた!!でも,あちこちかゆい〜。

ホタルの碁(8月7日)
 とーちゃんは碁ができる。(だから,『ヒカルの碁』を買ってこいという指令が出た。)実力の程は定かではないが,アマでそうとう打てる方らしい。
 子どもの頃,日曜の朝は,たいてい碁の番組にチャンネルが合わせてあった。でも,子どもはだーれも碁を覚えない。五目ならべや将棋の方が簡単に覚えてできるようになった。
 とーちゃんはひとりで碁盤に向かって定石を打ったり,詰め碁をしたりしていた。パソコンが使えるようになってからは,囲碁のソフトをインストールして打つようになった。

 昼頃,とーちゃんのパソコンにプリンタを接続している最中に,囲碁ソフトのアイコンが目に入った。
「これ,囲碁できんの?」
「うん,できるよ。」
「…囲碁ってどうやんの?『ヒカルの碁』にいろいろな用語が出てくるけど,いまいちよくわからない…。」
「ためしにやってみれば。」
「うん…。」

 練習ステージでためしにやってみた。とーちゃんが横でアドバイスをする。
「こういうときには,けいまで…。」「こっちにのばして…。」
だいたい解答通りに進む。
(やっぱりとーちゃんって碁がうまいんだ…。即答だもんなあ。)
でも,肝心の用語はさっぱりわからない。
「ねえ,こすむってどういうこと?ねえ,かかるってさあ…。」
何度か質問したが,明確な回答はない。
とにかく,ひたすら「次はここに打つ。こういうときは,こっちののびを考えて…。」
つまり,何度も打っているうちに,どう打てばいいかわかってくるよということなのだ。
(うーん,確かに最初よりはどこに置けばいいのかわかってきたけど…ほんとにいいのか?)

 結局,わかったようなわからんような感じで,1時間ちょっと囲碁ソフトと格闘した。母曰く,
「うーん。まだまだ『ヒカルの碁』には程遠いね。『ホタルの碁』ってところ。」
……。そうかい,「ホタル」ですか。母も,実は碁を打てる。どうやら,父に碁を教えたのは母らしい…。(料理は父が母に教えたというのは余談。)
 果たして,「ホタル」は「ヒカル」になれるのでしょうか?

『HOOT』と『そして五人がいなくなる』(8月7日)
 昨日は午後から出勤(というか出張)だったので,午前中は読書をしていました。読んだのは『HOOT』です。

 帯紙に「アメリカからすごい本がやってきた!!」と書かれていたのですが…「すごい」というところまではいかないかなというのが実感です。でも,非常に読みやすく,読後感も爽やかでよかったですよ。おもしろいですしね。

 主人公のロイ(ROYと同じ名前♪いや,だからどうというわけじゃないんだけど…)は中学生。転校生です。学校一の乱暴者であるダナにいつもちょっかいを出されています。いじめを乗り越えていく話なのかなと思っていたら,そうではありません。まあ,最終的にはダナに勝つことになるのですが,もともと一方的にロイがいじめられているという感じではなく,ロイも抵抗しているので,ダナとのことはおまけかな…。

 それよりもメインになるのは,裸足の少年とその姉ベアトリス(FF9だっけ。この名前の強いお姉さんが出てきたの。)とのこと。裸足の少年をスクールバスの中から見つけたロイは,少年に関心を持ちます。その少年が何者なのか,何をしようとしているのか。始めは頑なだった少年とベアトリスも,徐々にロイにうち解けてきます。

 ロイは,基本的には恵まれた環境で育っています。一人っ子だけれど,理解があり愛情を持って接してくれる両親がいます。それに対し,少年とベアトリスは家庭環境に恵まれていません。けれど,自分で生き抜いていくたくましさを持っています。それぞれ環境は違うけれど,子どもたちに共通しているのは,正義感を持ち,間違っていることに立ち向かっていこうとする姿勢です。とる行動は違っていても,基本的な精神は同じというのかな。ふくろうとそのすみかを守ろうと,彼らはさまざまな行動をとります。(環境保護に対する社会の姿勢を見直せという作者の意図も感じられますが。)子どもたちの活躍ぶりを読んでいるうちに,自分もこんなふうにしてみたいと同年代の読者は思うのではないでしょうか。

 もう1冊の『そして五人がいなくなる』は,一昨日の激しい雷雨のまっただなかで読みました。「やはりミステリはそういう環境で読まなくっちゃ!?」というわけではなかったんですけどね。

 非常に子どもたちに人気のある作家,はやみねかおるさんの本です。名探偵夢水清志郎のシリーズです。今ごろなぜはやみねさんなのか?それは,石姫さんの掲示板がきっかけです。はやみねさんが小学校の教員であったことを知り,ご本人のHPに行ってみたのです。そこで見つけた「教職セミナー」という雑誌に連載していた文章を読んで大爆笑!こういうおもしろい人が書いた本ならぜひ読まなくてはと思い,手に入れたのがこの本だったのです。

 この本は非常に読みやすいです。けっこう分厚い感じがしますが,そんなの気になりません。この名探偵が実に個性的!こんなんで本当に探偵業が務まるんかいと思うくらい,いい加減な生活をしている人ですが,非常に洞察力があるのです。名探偵と行動を共にする,隣に住む中学生の三つ子姉妹もいい味出しています。見かけはよく似ている3人だけど,性格や趣味はまったく違います。この3人に面倒を見てもらっている名探偵夢水さんの活躍や如何に!(…うん,夢水さんが面倒を見てあげているんじゃないな,絶対。)

 でも,1つ突っ込んでいいかな。三つ子って,そんなにそっくりな外見にはならないよ…。一卵性ならともかく。でも,一卵性もけっこう違ってくるしね。一卵性で,利き手が逆というのはよくあるみたいですね。こういう双子は見分けやすくていいです。でも,利き手が同じでも,けっこう違いが出てくるから,見分けはつくんですけどね。双子や三つ子を今までに何組か受け持っていますが,見分けがつかなくて困るということはそんなにありません。ただし,受け持ったことのない双子は見分けられないことがしょっちゅうです。あまり普段接していないから違いがわからないのです。

嵐だ…(8月5日)
 まだひどい雷雨に見舞われています。3時半頃に落雷で一時停電。その影響で,水道もまずい状態になっているようです。という情報が無線で流れていたけど,うちの水道は大丈夫そうです。

 今日は休みをとってあったのですが,本当に出勤じゃなくてよかった〜。こんな日に出勤していたら,帰れなくなっちゃうところだった。あちこち道路が冠水しているに違いない…。

 カイザーくんは雷が恐くてオロオロしていました。

 ところで,我が家には「洗車すると雨が降る」というジンクスがあります。別に,雨が降りそうな日を狙って洗車なんてしないのに,どういうわけか洗車当日か翌日は雨になるのです。今回も例に漏れず見事に雨!ふぅ〜。数ヶ月ぶりに洗車したのに…。(あ,その時点ですでに大間違い!?だって,洗車したってすぐにホコリまみれになるんだもん,あの通勤路は。)


03/08/03 (日)

更新情報
 「ハボ画像の部屋」「ハボ画像の部屋2」に追加があります。ハボカイザーとアレックスはそれぞれ「ぼうえんきょう」と「ヨーヨー」をもらいました。

80年代ミュージック
 昨日(…じゃなくて,日付は今日になっていましたね)の夜中,NHKで放送していた懐かしの80年代ミュージックを聴きながらチャットをしていました。EPICソニーだったっけ?あのレコード会社に所属していた人たちの懐かしいライブだったのです。TMネットワーク,渡辺美里,大江千里,小比類巻かほる,鈴木雅之…もうたくさん出てきました。「YOU」「そして僕は途方に暮れる」が連続して流れた時には,思わずチャットの手を止めてしまいました。やっぱりあの頃の曲っていいな〜。
 放送には出ていなかったけど,バービーボーイズもあの日は再結成して参加していたそうです。見たかったな…残念。放送時間が1時間近くずれ込みましたが,起きていて聴いた甲斐がありました。

児童書の紹介(掲示板より)
☆うみのしほ『おりづるの旅』
 うみのさんが以前書かれたノンフィクション『折り鶴は世界にはばたいた』を元に,絵本という形で生まれ変わった作品です。
 原爆の子の像が,広島に投下された原爆の後遺症で12歳でなくなった佐々木禎子さんをモデルにしていることは小学生の頃から知っていました。でも,像がどのようにして作られたのか,また,世界中にどのように広がっていったのかはまったく知らずにいました。そんな時に読んだのが,『折り鶴は世界にはばたいた』でした。
 モンゴルでは,みんなサダコのことを知っているのに,なぜ日本人は知らないのか不思議だと言った,モンゴルの歌手オユンナ。
 サダコの話を知って,自分の国の子どもたちにそのことを伝える活動をしている人。
 そして,話を聞いた子どもたちが自分たちでも平和の像を作ろうと活動する…。
 こんなにも原爆の子の像にまつわる話があったのかと,正直驚きました。そして,知らずにいたことが日本人として恥ずかしいとも思いました。『折り鶴は世界にはばたいた』は,子どもたちを含め多くの人に読んでもらいたい本です。でも,小学校高学年でも読み切るのは少々難しいというのが実感でした。
 今回出版された『おりづるの旅』は『折り鶴は世界にはばたいた』の内容をまとめた絵本です。これならば,小学校低学年でも読み聞かせれば十分に作者の思いを伝えることができます。
 この話は,単に禎子のことを悲劇として伝えるだけでなく,平和への願い,そして,今なお続く戦争や核兵器の開発に対する筆者の怒りをも伝えています。
 戦争教材が国語の教科書から姿を消しつつある今,この本は絶対に子どもたちに紹介したいと思っています。
 留年が決まってムシャクシャしていたから折り鶴に火をつけるなどという,考えなしの情けない人間が出てこないよう,この本がより多くの人に読まれることを願っています。

ブラバン練習(掲示板より)
 今年はバスケの活動がないので,ブラバンの練習をみています。ブラバンは前の勤務先でもちょっとみたことがありますが,いつも困るのは,楽譜と楽器の音が合わないこと。
 たとえば,ハ長調(C)の楽譜が,トランペットだと-2の音階にかわるのです。シとミにフラットがつきます。Bマイナー?-2のズレぐらいだったらなんとなーく頭の中で移調させられるので,でている音と楽譜を一致させられるのですが,+5のズレになるフレンチホルンはダメ。訳がわかりません。(ファから始まる音階だから,シにフラットだったかな…。ってことは,Fかな。)
 で,楽譜と出ている音が合わないときにはどうするか?キーボードというすばらしい楽器に頼りまくります(笑)。
 だって,どうしたってドの音はドにしか聞こえないんだもん…。移動ドなんて,できないんだもん…。大学の授業でえらく苦労しました,移動ドは。
 「ファソラ♭シドレミファ」っていう音階は「ファソラ♭シドレミファ」にしか聞こえません。これが「ドレミファソラシド」になるのはわかるけど,階名で言えと言われたら「ファソラ♭シドレミファ」と答えちゃう。
 で,正しい音が出ているかどうか判断するには,キーボードの音をトランスして合わせるのが確実です。これだと,楽譜通りに弾けば,楽器と同じ高さの音が出せるのです。便利だ〜。
 それにしても,楽器というのは何で同じ楽譜にならないんだ!!面倒だー!!


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