子どもとわたし・7
職業柄わたしは子どもとふれあう機会に非常に恵まれています。児童文学やマンガは大人も子どもも読むもの(どう考えてもこじつけ^^;)ということで、読み手である現在の子どもの様子や子どもへのメッセージをノンフィクションを原則としてお伝えします。(といってもほとんどがわたしの作った学級通信からの引用です。)
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「先生はこんな人」は6−2(すずかけ)の子どもたち,
「先生はこんな人2」は6−2(つばさ)の子どもたちによるわたしの紹介です…。
子どもたちの学校での様子を少しでも知ってもらえたらと思い,学級通信を出すことにしました。子どもたちと一緒にお読みいただければ幸いです。
昨年は6年生を担任していたので,この子たちとは交流する機会が多くありました。
徒歩遠足では,小さな体にリュックをしょって,6年生と手をつなぎながら公園まで行きました。6年生と仲良くなり,遊んでいる間じゅう,ペアになっている6年生と離れない子もいました。残念ながら帰りには雨が降ってしまいましたが,6年生にレインコートを借りたり,レジャーシートをかぶせてもらったりしながらがんばって歩いて帰ってきました。卒業式では,その思い出を「別れの言葉」の中で,大きな声で言ってくれました。
また,6年生へのおくりものとして,似顔絵を一所懸命描いてくれました。6年生は卒業式の後,自分の似顔絵を大事に持って帰りました。心のこもったプレゼントをしてくれたこの子たちに感謝しながら。とても優しいこの子たちと過ごせることになり,とても嬉しく思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
新学期が始まって10日ほど過ぎました。クラスの人数が半分になり,担任も替わったため,生活のルールが少々変わりました。最初のうちはとまどいも見られましたが,子どもたちもようやく慣れてきたようです。
この間は,1時ちょうどに「ごちそうさま」ができ,30分間の昼休みを思いっきり楽しく過ごしてきました。「こんなにはやく昼休みになったのって初めて!」と,みんなとても嬉しそうにしていました。昼休みが終わって教室に戻ってくると,みんな「暑い!」と半袖になったり袖をまくったりしています。力一杯外で走り回っているのです。
また,8枚のマットをみんなで協力し,5分間で片付けることもできました。2年生になったばかりとは思えないほど上手でした。
算数で教わったばかりの時計の読み方を,すぐに生活の中で使うようにもなっています。最初の1週間は「時計の長い針が7まで休み時間だよ。」と言っていたのが,今では「35分まで休み時間だよ。」と言うようになりました。ときどき読み違える子もいますので,ご家庭でも時計を読ませるようにしていたければと思います。
学級の方針ですが,明るく楽しいクラスにしたいと考えています。そのために,以下の点に重点を置いていきたいと思います。
・だれにでも優しくできる子
・話をしっかりと聞く子
・正直な子
・前向きに挑戦する子
友達に優しく接すれば,相手も自分も気持ちが良くなります。また,友達が困っているときに助けてあげられるようになってほしいと思います。
話を聞くことは,どの学年であってもとても大事なことです。大切なことをしっかりと聞いたり,友達の話をきちんと聞けるようにしたいと思います。
また,子どもたちには正直でいてほしいと思っています。ときには,失敗や自分の非を認めたくないあまりに,うそをついてしまうこともあると思いますが,それでは信用を失ってしまいます。失敗することは誰にでもあります。失敗することで学ぶことも多くあります。失敗を恐れず,いろいろなことに挑戦してほしいと思います。
新学期が始まって1ヶ月近くが過ぎようとしています。新しいクラスにもだいぶ慣れてきたようですが,ときどき落ち着きのない状態になることがあります。
そこで,まずは,話をきちんと聞くことをしっかりと身につけられるように指導しました。このところ,だいぶ集中して聞けるようになってきたので,いつでもしっかりと聞けるよう指導を続けていきたいと思います。
また,友だちに対する注意の仕方や口調がとてもきついので,言い方を考えるようにさせています。細かいことまで厳しく注意をしていると,注意されている方はうんざりしてしまいます。どういうときに注意をすればよいのか,これからも折に触れ,話をしていきたいと思います。
「緊急!ゲーム脳の恐怖」という講演を聴きに行った方から教えてもらった,人間の脳に関する恐ろしいお話です。
昨年の夏休み前,毎日新聞に「ゲーム:毎日2時間以上は大脳活動に影響」という記事が掲載されました。その説を出した日本大学の森昭雄教授によると,人間らしい感情や創造性をつかさどる大脳の前頭前野という部分の活動が,テレビゲームをする時に目立って低下するのだそうです。前頭前野というのは,額のあたりにあり,人間の個性を決める場所なのだそうです。この部分が未発達だったり,損傷を受けると,感情のコントロールができなくなるようです。ゲーム時間が長い人ほど,前頭前野の働きが悪くなり,しかも,ゲームをしない時も活動レベルは回復しなくなります。これを「ゲーム脳」と森教授は名付けました。
初期の段階ならば,ゲームをやめれば前頭前野の働きも回復するのですが,ゲーム漬けになってしまうと,つまり,ゲーム脳になってしまうと,やめても戻らないというのです。これは非常に恐ろしいことだと思います。前頭前野の働きが低下するということは,感情を抑制できず,きれやすくなり,人間らしさを保てなくなる,それは本能で行動するということなのですから。
では,ゲームを一切してはダメなのかというと,そういうわけではありません。(でも,一番よいのはまったくしないことだそうです。)ゲームをしても短時間(2時間以内)にする,読書をする(マンガは前頭前野の活性化には効果なし),音読をする,日記を書く,手書きで手紙を書く,外遊びをする,運動する,テレビを短時間にする,家族や友達といっぱい話すといったことで,ゲーム脳になるのを防げるとのことでした。
参考までに,ゲーム脳になっているかどうかのテストをご紹介します。
「はい」「いいえ」で答えてください。
1 漢字が覚えられない。すぐに忘れる。
2 いま,何をしようとしたか,すぐ忘れる。
3 やる気が起こらない。
4 きれいな花や景色を見ても何も感じない。
5 本を読まない。(マンガは読んだうちに入らない。)
6 電車や公共の場所で,化粧をする。あるいはペットボトルの水を遠慮なく 飲む。
7 身なりに無頓着。
8 計画性がない。部屋にこもりがち。
9 突然カッとなって大きな声を出す。
10 部屋や机を片づけられない。ごみだらけ。
このうち,「はい」が6つ以上ある人は,イエローカードの半ゲーム脳。8つ以上ある人は,レッドカード,つまりゲーム脳です。
ゲーム脳にならないよう,子どもたちの遊びを見直していただけたらと思います。
(なお,この文章はHP「風雲童話城」の越水利江子さんの書かれたものをもとに作成しています。)
ある日のこと。「先生,何歳ですか!?」という質問が子どもたちから出されました。「ん?歳ねえ,いくつだと思う?」すると,たくさんの子が手を挙げてきました。「43歳!」「37歳!」「39歳!」…うーん,そういう風に見えるのかな?「70歳!」「100歳!!」…こらこら,それはいくらなんでも違います!!それにしても,誰も20代とは言ってくれないのね…とほほ。
「先生,答え教えて!!」「じゃあ,ヒントをあげるから家で考えてね。わたしは1971年生まれです。」「えーっ?わ,わかんない!ヒントちょうだい!!」「だから,今のがヒントなの。がんばって考えていらっしゃいね〜♪」
その日の夜,家で子どもたちが「1971年生まれだと何歳?」と質問したのでしょう,翌朝答え合わせをしたら,多くの子が正解していました。
その後,「うちのお父さんは○歳でねえ,お母さんは○歳なの!」といろいろな子が教えに来てくれました。何人かの話を聞いているうちに「あれ,もしかしてこの子たちは自分のお父さんやお母さんと同じくらいの年齢を言っていたのかな。」と思い至りました。なるほど,子どもたちから見ると,わたしはお母さん(お父さん!?)のようなものなのでしょうね。
他にもいくつか質問がでたので,お答えしておきます。
連絡網にも書きましたが,住んでいるところはY市です。毎朝5時起きで,車で1時間近くかけて小学校まで通っています。子どものころは同じ管内のS町というところで育ちました。学校が遠く,車が多く通る場所を歩かなければならなかったため,黄色の帽子をかぶり,1時間くらい歩いて通学していました。小学生の頃は音楽部,中学と高校は背が低かったのにバスケット部に入っていました。今でもバスケットはよくやっています。
どうぞよろしくお願いいたします。
子どもたちが楽しみにしていた徒歩遠足。昨年はおやつを少し食べたところで雨が降り,途中で学校に戻りましたが,今年はお天気に恵まれ,さわやかな5月のそよ風を感じながら,遊んでくることができました。
行きは「こっちに行くとぼくの家!」「あのお店,よく行くんだよ。」「ここのスイミング,通っているんだ。」と楽しそうにいっぱいおしゃべりをしながら歩いていきました。
公園に到着!荷物を置き,学活の時間に話し合って決めておいた遊びを始めることにしました。
初めはかんけりです。テレビ番組『鉄腕ダッシュ』の影響か,なぜかかんけりをやりたいという子が多かったのです。人数が多いので,おにを2人にしたのですが,ルールがよくわからなくなったため,1人にして再スタート。みんな,うまくかくれながら近づいてきて,かんをけろうとねらっています。でも,おにがすぐに見つけて,ギリギリのところでかんをふまれてしまいました。その後,何人かがおにをしましたが,今度は次々とかんをけられてしまいます。1人で2回もかんをけった子もいました。
次はドッジボールです。地面にコートを書かなくてはいけないのですが,今回は秘密兵器を持参したので,あっという間にきれいなコートができました。
この秘密兵器,本当はサッカーコートを作るためのものなのですが,ドッジボールにだって使えるのです。早い者勝ちで持ってきてしまいました。ドッジボールになると,子どもたちはもう夢中。みんなボールを投げたくて,必死に取りに行きます。
最後は増やしおにです。おにがどんどん増えていくおにごっこです。おににタッチされたら,帽子をとっておにになります。最後まで残っていた子は,かなりすばしっこいということになります。これは,ひたすら走っているため,1回だけで「つかれた〜。休む〜。」という声があちこちから聞こえてきました。
その後,学年全体で長縄をとび,お昼ご飯になりました。1,2組関係なく,誰とでも一緒に食べていいという条件になっていたので,2クラス入り乱れて食べていました。おやつもいっぱい食べられて大満足だったようです。
昼食後はフリータイム。公園にある遊具や持ってきたドッジボールやかんで遊びました。ドッジボールは人数が集まらなかったので,3歩当てという少ない人数でもできる遊びをしました。校長先生も一緒に遊んでくれました。校長先生の投げるボールは遠くまでいくので,「すごーい!」と子どもたちはびっくりしていました。かんけりは,1組の子にも教えてあげ,楽しそうにやっていました。人気があったのはすべり台です。広いので,何人かで一緒にすべることができるのです。アスレチックもおもしろく,みんな力一杯遊んでいました。
いよいよ,帰りの時間となりました。めいっぱい遊んだため,だいぶ疲れていたようですが,みんな自分の足でしっかりと歩いて帰ってくることができました。1年前は,6年生のあとについて,遊んでもらっていた子どもたちですが,今年は自分たちで遊びを考え,誰にも頼らず自分の力で往復しており,成長ぶりが伺えました。遊んでいる最中にケンカもおきましたが,それも大事な経験だと思います。
今度は,生活科で1年生と一緒に遊びます。お兄さん,お姉さんになった2年生がリーダーとなって,1年生と遊んであげるのです。がんばれ,2年生!
生活科で「学校の外を探検しよう」という学習をします。通学路や町を歩きながら,動植物の変化や人々の暮らしの中に春を見つけることがテーマになっています。
まず,5月7日(水)に全員で探検に行きます。その後,グループに分かれて,さらに興味のあるところへ探検にいくことを予定しています。しかし,グループ別行動となると,教師だけでは全グループの行動を把握することができません。
そこで,グループ別探検の際に,保護者の皆様にご協力いただけたらと思います。グループ数がいくつになるのかは未定ですが,子どもたちの安全確保のため,各グループに1名ずつ付き添っていただきたいと考えています。日時は,5月14日(水)1,2校時と5月19日(月)1,2校時です。雨天の場合は延期します。2回実施しますが,どちらか一方だけでもご協力いただける方はお知らせください。よろしくお願いいたします。
生活科の時間に,1年生と一緒に遊びました。今回はグループを作って1時間一緒に行動しました。
まずは,自己紹介。お互いの名前を覚えることからスタートです。
次は,校庭の案内です。自分たちが知っていることを,いろいろと教えてあげています。2年生がターッと走っていってしまい,1年生が必死に追いかけていくこともありましたが,途中でちゃんと気がつき,止まって1年生を待ってあげていました。
それがすんだら,遊びの時間です。遊ぶ内容は,全部2年生が考えました。どうもうちのクラスはかんけりにはまってしまったようで,6グループ中4グループがかんけりをしていました。あまりかくれるところのない校庭なのに,ちゃんとかくれ場所を見つけています。子どもたちは,大人が思いもよらないところにかくれるのです。
他にも,こおりおにや色おに,タイヤジャンケンにだるまさんがころんだ,ドロケイなど,実にさまざまな遊びをしていました。すべり台やブランコで遊ぶ子たちもいました。1年生がルールを知らない場合には,一所懸命遊び方を説明していました。とてもりっぱなおにいさん,おねえさんぶりでした!
水曜日に学年全員で町探検に行ってきました。春の風を感じながら,たくさんの花や生き物を見つけ,においをかいだり,さわってみたりし,子どもたちはとても楽しかったようです。なかには,「歩くの,つかれた〜。」と言っている子もいましたが。
今週はいよいよグループごとで探検に出かけます。「生き物」が4グループ,「花」と「さわったりにおいをかぐ」グループが1つずつです。行き先は,K川N橋付近,H地区の川や田んぼ,ふれあい公園,T神社,図書館付近と実にさまざまです。どのグループも,見つけたものを写真に撮ったり,実際に持ち帰ったりするという計画を立てています。カメラは学校にあるものを使いますが,網や長靴など,ご家庭で用意していただくものもありますので,ご協力ください。また,グループによって準備するものが異なりますので,ご承知おきください。
水曜日のこと。まち探検でとってきたカエルのお世話を子どもたちは熱心にしていました。ちゃんとカエルの育て方が書かれている本を読み,水そうの中の環境を自分たちで整えたのです。りっぱなカエルのすみかができあがったのには,本当に感心させられました。
次は,エサ探しです。これも,ちゃんと本で調べ,カエルが何を食べるのか子どもたちはよくわかっています。休み時間になると,校庭に出てエサを探してくるのでした。
翌日のこと。この日は雨でした。昼休みが残り10分となったころ,階段を上ってくる子どもたちに出くわしました。
「せんせー,みてみて!カエルのエサ,こんなにとれたよ!」と誇らしげにカップを見せる子どもたち。中には,ミミズやダンゴムシがいっぱいです。
『すごい!いっぱいとれたねえ。…ん?ちょっと待った!』
「ん?」
『そのぬれた頭は何?君たちは雨の中,外に出てとってきたの?』
「そう!雨なんか平気だよ!」
『かさは?ささなかったの?』
「ぼくは,さしたよ。あとの人はささなかった。」
『…何を考えているの!!』
「だって,エサあげないと死んじゃうもん!かさ,じゃまだしね。」
『その前に君たちが風邪をひくでしょ!!』
「だーいじょーぶー♪」
『だーいじょーぶじゃない!頭,ふきなさい!!服もびしょぬれじゃない。早く体操服に着替えて!!』
「えー?ぬれてないよー?」
『何を言っていますか!これだけぬれているというのに!』
「ちぇー!」
『ちぇーじゃありません!あれ?ズボンもぬれてるの。』
「うん,ズボンの方がぬれたんだよね。」
『何で?』
「んー?何でかなあ?かさ,さしてたけどなあ。」
なぜこんなにぬれたのかは,本人にもよくわからなかったようです。どういうわけか,かさをさしていたはずの子が,一番ずぶぬれになっていました…。翌日,みんな元気に登校していたので一安心。生きものの世話を熱心にするのはよいのですが,自分が具合を悪くしないように気を付けましょう!
5月21日は待ちに待った校外学習の日。でも,朝から雨降りです。「天気予報では,9時ごろには晴れると言っていたから行けるかな…。」と思ったのですが,一向に雨のやむ気配はなく,結局翌日に順延となりました。
すぐにでも出発できるように準備していた子どもたちはがっかり。しょんぼりしてしまいました。
「だって,雨,やむって天気予報で言っていたよ。」
『でも,今は降っているでしょ。』
「えー,行きたい!」
うらめしそうに外を見ています。
『でも,明日は1日雨が降らないから,遊具もかわいていて思いっきり遊べるよ。』
そう話しても,子どもたちは納得できません。雨だろうが,行きたいものは行きたいのです。
1時間目を始めようとしたのですが,あまりにしょんぼりしていたので,読み聞かせをすることにしました。楽しいお話を聞けば,少しは気分が浮上するのではないかと思ったのです。読んだのは『ごっとんクリスマス』という少し季節はずれのお話です。でも,子どもたちは楽しんで聞いてくれました。
その後,雨はあがり,ロング昼休みもあり,子どもたちはめいっぱい遊んでだいぶすっきりしたようです。
「明日は,きっと晴れて校外学習に行けるよ!」
翌日は朝から霧が出ていました。
「先生!キリでよく見えないよー。本当に晴れるの?」
「また,行かれないの?」
子どもたちは登校してきたとたんに心配そうに尋ねてきました。
『大丈夫。霧が出たあとは,たいてい晴れるから。』
「ふ〜ん。」
どうもまだ,半信半疑です。でも,雨は降っていないので,今度は行けるぞと考えたようです。
いよいよ,出発です。リュックを背負って,S駅まで歩きます。駅までの道は,駅見学や徒歩遠足でも歩いているので慣れたもの。無事に到着しました。次は,切符を買わなくてはなりません。駅見学で買い方は教わっていたものの,本当にちゃんと買えるのか不安な子もいたようです。でも,前の子が買っている様子をじーっと見て買い方を確認し,みんなほとんど迷わずに買うことができました。改札口では,切符を裏返しに入れようとしたり,切符は持ったのに荷物を持たずに通ろうとしたりとハプニングもありましたが,あまりに素早く切符を買えたため,1本前の電車に乗れてしまいました。
電車は1番前の車両に乗りました。とても空いていたので,みんな座れるのですが…なぜか座ろうとしない子がいました。よく見ると,運転席をじーっと観察しているのです。運転士さんが何をしているのか,興味津々だったようです。3分ほどの短い時間でしたが,静かに乗ることができました。
K駅からアンデルセン公園までバスで10分ほどかかりましたが,しっかりとお金を払い,マナーよく乗っていました。
次は,お楽しみのアンデルセン公園での活動です。まずは,動物とふれあいに行きました。モルモットやうさぎをさわることができ,満足したようです。
その後,班ごとに遊びに行きました。人気があったのは,アルキメデスの泉です。水を利用した道具がいろいろあるのです。
「水,つめたいかなあ。」
と,最初はためらっていた子もいましたが,遊んでいるうちにどんどん楽しくなってしまい,あっという間にずぶぬれ状態になってしまいました。
「ちゃんときがえがあるもん。大丈夫!」
確かにそうなんですけどね…。
ほとんどのグループが泉で遊んでいるのかなと思っていたら,どうも人数がたりません。
『あれ,アスレチックの方に行ったかな。』
探しに行くと,いました!
『どこからアスレチックを始めたの?』
「最初っから!ずーっとあっちだよ。」
あっという間にさまざまなアスレチックをクリアして,進んできていたのです。
『がんばってね!』
「うん!」
それでもまだ,出会えない班が1つありました。アスレチックをずっと見て回り,わんぱく城にも行ってみましたが,どうしても見つかりません。
そのうち,昼食の時間になりました。すると,出会えなかった班の子たちがひょっこり現れました。
『どこで遊んでいたの?』
「アスレチック!」
「ずっとやっていたら,手がこんなになっちゃったよー。」
よく見ると,まめができたようになっています。
『おもしろかったみたいだね。』
「うん。全部やったんだよ!」
きっと,猛スピードでアスレチックを駆け抜けていったのでしょう。
楽しい昼食とおやつタイムが終わり,また班ごとに遊びに出かけました。午前中にずぶぬれになった子たちは,もう泉では遊べません。アスレチックや大すべり台の方へ向かいました。そうこうしているうちに,ハプニング発生。メンバーのたりない班が出てしまったのです。
『ねえ,全員いないみたいだけど?』
「えっ?あーっ!ほんとだ!!」
遊びに夢中になり,はぐれてしまった子がいることに気づいていなかったのです。
『探していらっしゃい!!』
「おう!探しに行くぜ!」
威勢良く走っていったのですが…これがまたまずかった!あまりに勢いよく走っていったため,探しに行ったメンバーの中でまたはぐれてしまったのです。
「先生,みんないなくなっちゃった…。」
『集合場所で待っていようね…。』
結局,はぐれた子はみんな自分で集合場所に戻ってきました。
「つかれた〜。」
探しに行った子たちは走り回ってだいぶ疲れてしまいました。
「なんではぐれちゃったんだよー。」
という文句が出たのですが,
「でも,わたしたちもいけなかったんだよ。いなくなったの,気がつかなかったんだもん。」
この言葉が,探し回った子から出たのには感心させられました。
他にも,池に落ちてずぶぬれになったり,班の中で遊びたいものが違ったためもめたりもしましたが,それなりに満足して過ごせたようです。
帰りのバスの中では,疲れてうとうとしている子もいました。また,K駅で切符を買うときに,S駅とは違う種類の販売機を利用しなくてはならない子が数名いました。でも,最初の子に使い方を説明すると,次の子からは説明しなくても上手に買うことができました。ちゃんと他の子が買うのをよく見て覚えているのです。これには,本当にびっくりしました。
S駅から学校まではだいぶ疲れていて歩くのがゆっくりになっていましたが,ちゃんと最後まで自分の力で戻ってくることができました。
いろいろなことを学ぶことができ,充実した1日を過ごせたのではないかと思います。保護者の皆様には,2日間にわたってお弁当の用意などのご協力をいただき,ありがとうございました。
校外学習の次は,2回目のまち探検です。春を探しに,再び出かけました。
2回目ということもあり,子どもたちは前回よりもさらにいろいろな春を感じ取ってきたようです。図鑑を持って花の名前を調べてきたグループもあれば,近所の人にたぬきを見せてもらい,冬と春とでは毛のはえぐあいが違うことを教わってきたグループもありました。また,アゲハチョウ(と思われる)の幼虫を捕ってきた子たちもいました。一部の子が「気持ち悪い!」と言って,ロッカーの奥の方に幼虫の入った虫かごを隠してしまったのですが,毎日ちゃんと観察している子もいて,幼虫の変化に気づきました。木曜日の朝にはさなぎになりそうな気配を見せ,金曜日には完全にさなぎになっていたのです。さなぎになると,あまり気持ち悪いとは感じないようで,一所懸命様子を見ていました。さなぎはときどき「ピクピク」と動くのですが,子どもたちはそのことに気づくかどうか…。羽化するまでにはもう少しかかりそうなので,その間にさなぎが動く様子を見られるといいなと思います。羽化する瞬間も見られるといいのですが,モンシロチョウは早朝に羽化してしまうので,もしかしたらアゲハチョウも同じかもしれません。
子どもたちは,見つけた春をみんなに伝えられるように準備をしています。今週中に,発表をする予定です。
子どもたちについて一緒に探検に行ってくださったり,見つけた春をまとめている様子を参観に来てくださった保護者の皆様,ご協力ありがとうございました。
生活科の授業で身近にいる生き物を飼い,世話をすることになりました。子どもたちが飼いたいと考えているのは,ザリガニ,アリ,オタマジャクシ,チョウ,カタツムリ,ダンゴムシ,トカゲです。学校でつかまえることのできる生き物もいますが,そうでない生き物もいます。学校にはいない生き物については,家の近くでつかまえてきてもよいことにしましたので,お手数ですができる方はご協力いただければと思います。(同じ生き物を飼いたいと考えている子同士でグループを作っていますので,全員が自分でつかまえなくてもよいと話してあります。)
川や池など,子どもたちだけでは危険な個所もありますので,その際には一緒に出かけて様子を見ていただけるとありがたいと思っております。
なお,生き物広場を開くのは6月25日です。現在,子どもたちは学校で飼えるように生き物のすみかを作ったり,世話の仕方を調べたりしています。飼育ケースが学校にある分では足りない状況ですので,もし差し支えなければ虫かご等お借りできればと思います。
いろいろとご迷惑をおかけいたしますが,どうぞよろしくお願いいたします。
まち探検で見つけた春の発表会を行いました。2回の探検でさまざまな春を見つけてきた子どもたち。いろいろな方法を使って,友だちに春を伝えることができました。
当日は1年生のお客様もやってきました。何度も練習していても,やはり本番は緊張するようです。話す時に,つい早口になってしまうこともありました。
T神社とF公園に行ったグループは,ペープサートの裏に説明の言葉を書いておき,それを読みながら伝えるという方法をとりました。ペープサートは動かして劇をするのに使うのですが,自分たちでうまく工夫をして発表しやすくすることができました。F公園では,鳥の鳴き声をたくさん聞いたり,カタツムリを見つけたり,名前のわからない不思議な虫も発見したりしました。T神社では,タケノコやヒルガオ,さらに隣の家でタヌキを発見!これには子どもたちもビックリでした。神社の方から出てきたタヌキだったようですが,このタヌキの毛は,冬場はもっとふさふさしてきれいなのだと家の方が教えてくださいました。
H川に行ったグループは,デジカメで撮った写真を模造紙に貼ったり,絵に描いたりして説明をしました。とにかくひたすら生き物を探し,カエルを発見したり,アゲハチョウの幼虫を捕まえてきた子どもたち。発表では,実物を見せてくれ,1年生も大喜びをしていました。この幼虫は1週間もしないうちにさなぎとなりました。最初は「気持ち悪いから隠しちゃえ!」とロッカーの奥にしまい込んでしまったのですが,毎日出して見ているうちに幼虫が小さくなってきたことに気づきました。そして,ついにさなぎになったのです。さなぎになってしまえばへっちゃらです。そこからはずっとロッカーの上に置かれるようになりました。チョウのさなぎはじっとしているように見えますが,実は動きます。その様子を見ていた子どもたちは,発表の時に自分の体を上手に使って動きを表現していました。本人たち曰く「はずかしかった〜!」とのことでしたが,さなぎの動きそっくりだったので,見ていた1年生担任のS先生も「上手だったね!」と誉めてくださいました。
K川周辺に行ったグループは,写真や絵を使ってペープサートを作りました。写真を貼ってペープサートにするのはおもしろいアイディアだったと思います。次々とペープサートを作っていったのにはビックリしました。摘果した梨の実や,梅の実を発見し,その大きさの違いがよくわかるように写真を撮ってあったので,わかりやすく発表することができました。さわった感触もしっかりと覚えていて,言葉で上手に説明していました。シロツメクサを編んでもらってとても嬉しかったことも報告してくれました。
あと3グループあるのですが,その様子は次回お知らせします。
今週の金曜日に学習参観と懇談会が予定されています。今回は算数の授業を行います。ものさしを使って,教室内のさまざまなものの長さを測るのです。ぜひご参観ください。
また,1年生の時から熱心に育てているいちごですが,植木鉢を別の作物を育てるのに使いたいので,参観に来ていただいた時に一度持ち帰っていただきたいと思っております。子どもたちが家まで運ぶには重すぎるので,お手数ですがご協力いただければと思います。なお,参観日当日にご来校いただけない場合は,ご都合のつく日に持ち帰っていただいてかまいません。
この植木鉢は,中身をからの状態にして6月24日(火)までにまた学校に持ってくるようお願いいたします。
今,子どもたちが一番夢中になっているのは生き物広場作りです。自分たちが世話をしたいと思う生き物をつかまえてきて,一所懸命飼っています。どんなすみかにすればよいのか,エサは何なのか,本を使ってしっかりと調べています。どこにどんな本が置いてあるのか,しっかりと把握している子もいます。自分の知りたい情報が得られずにいる子に「この本のこのページに載っているよ!」と違うグループなのに教えてあげている子もいました。また,なかなか生き物をつかまえられずにいる子に,「今,見つけたからとってきたよ!」と渡してあげている子もいました。違うグループであっても,お互いに協力しながら飼うことができてすばらしいと思います。
また,生き物を子どもたちと一緒に捕まえたり,学校まで運んだり,飼育ケースを貸していただいたりと,保護者の皆さまには早速お手伝いをしていただき,本当にありがとうございます。今後も,さまざまな面でお手数をおかけすることになると思いますが,どうぞよろしくお願いいたします。
最近,蒸し暑くなることが多くなっています。ちょっと走るとすぐ汗をかくようなこともしばしば。でも,子どもたちはおかまいなしです。昼休みが終わって教室に戻ってくると,髪の毛が水をかぶったかのようにぬれている子もたくさんいます。(実際に水をかぶっている子もいるようですが…。)
この先,さらに暑い日が多くなってきますので,汗拭き用のタオルを持たせていただけるとありがたいと思っております。また,突然雨が降ってきて,ずぶぬれになることもありましたので,なるべく体操服が毎日学校にある状態にしていただけると助かります。
子どもたちはだいぶたくさん汗をかいていて,衣服の洗濯やうわばき洗いなど大変だと思いますが,よろしくお願いいたします。
K上流に行ったグループは,テントウムシやカタツムリを発見しました。その姿をデジカメにバッチリ撮り,模造紙に貼って上手にまとめて発表しました。このグループはカメを見つけて大喜び。まさか,カメがK川にいるとは思いもしませんでした。どうやら,川にもともといたのではなく,誰かが放したようです。
K川下流に行ったグループは,ハチの巣を発見しました。こちらも,写真に撮って帰ってきました。発表の時に「ハチの巣がありました。」と言ったところ,聞いていた子たちは「どれどれ!」と興味津々。写真がちょっと小さめだったので,あとから掲示された物をじっくりと見ることになりました。他にも,カエル,ジャガイモの花なども見つけてきました。このカエルは,まだ教室で元気に過ごしています。
図書館周辺に行った子たちは,たくさんの花を見つけて帰ってきました。1回目の探検では花の名前がわからなかったため,2回目は図鑑も持っていきました。この意欲にはこちらもびっくり!とてもよく調べていて,感心させられました。発表当日は,見つけた花をペープサートにして紹介していました。写真もいっぱい撮っていて,これだけの花が咲くのかと驚いた子もいたようです。
どのグループも一所懸命自分たちの見つけた春を発表することができました。
ちなみに,H川に行った子どもたちが捕ってきたアゲハの幼虫ですが,さなぎから無事に成虫へと羽化し,大空へと羽ばたいていきました。
水曜日に生き物広場を開きました。うちのクラスは,オタマジャクシ,チョウ,ダンゴムシ,トカゲ(カナヘビ),カタツムリ,ザリガニ,アリを飼い,世話をしていました。また,クイズを考えたり,説明する内容を用意したりと,お客様を迎える準備も一所懸命にしていました。
いよいよ当日です。1時間目は,1年生がお客様としてやってきました。隣のクラスもあわせると10種類以上の生き物がいるので,1年生もどれから見ようかとだいぶ迷ったようです。でも,次第にあちこちのコーナーに散らばり,どこもお客さんがたくさん来てくれました。
オタマジャクシは,Sくんが世話をしました。毎日エサを入れたり,水を取り替えたりとがんばりました。最初はオタマジャクシだったのに,とうとうカエルになってしまいました。そのカエルがとても小さくてかわいいのです。足が出てきて,カエルになっていく様子も見られて,とてもよかったと思います。
ダンゴムシは,Yちゃんが世話をしました。エサになる落ち葉をいつも入れておき,土を湿らせることも忘れません。ダンゴムシの飼い方をとてもよく知っていました。
カタツムリは,Rちゃんが世話をしました。友だちがカタツムリを見つけてきてくれて,増やすことができました。エサを調べて,ちゃんと用意し,しっかりとめんどうをみていました。生き物広場が終わった後は,外に放しに行ってあげました。
トカゲは,Kくん,Nくん,Rくん,Aくん,Tくん,Yくんが世話をしました。このグループは,トカゲのすみかをすぐに作り,休み時間になると外に飛び出していって,エサになるものをとってきました。トカゲもあっという間に見つけて捕まえ,めんどうをみたり,遊んだりと楽しんでいました。
アリはKちゃんとKくんが世話をしました。ケースのすきまからアリが何度も脱走してしまい,捕まえるのにだいぶ苦労していました。でも,いつでもエサの砂糖をきらさないように気を配り,すきまから出て行かないような工夫もしていました。ケースを暗くして,アリが巣を作るようにもしました。
ザリガニは,Aちゃん,Kちゃん,Sちゃん,Tちゃん,Dくん,Mちゃん,Tくんが世話をしました。B池で捕ってきてくれたザリガニを,みんなで手分けをして育てました。雄と雌の見分け方をしっかりと知っている子がいたり,すみかもしっかりと作ったりと,とても上手に飼っていました。最初はザリガニをつかめなかった子も,つかみ方を調べて,生き物広場では怖がらずに触れるようになっていました。
チョウは,MちゃんとCちゃんが世話をしました。チョウを捕まえるのが大変だったのですが,いろいろな友だちが協力してくれました。また,いつチョウが来てもよいように,すみかをしっかりと準備していました。生き物広場の当日は,残念ながらチョウが死んでしまったのですが,直前までがんばって世話をすることができました。
以下は子どもたちの一言感想です。
☆今日の生き物広場は,とってもたのしかったです。
☆トカゲがかわいいなあと思いました。
☆アリの世話はつかれたよ。さとうをいつもあげていたよ。
☆いろんな生き物をさわっていたよ。ザリガニのおきゃくさんが多かったよ。
☆1年生がいっぱいトカゲのところに来てくれてよかったです。
☆1組と2組の生き物をいっぱい見てきたよ。
☆ダンゴムシを1年生の男の子がさわったら,ほかの子たちもいっぱい来てくれてうれしかったよ。
☆トカゲはかわいいよ。トカゲのすごいかくれがを作れました。
☆ダンゴムシとカタツムリを見た時,かわいくてたまらなかったよ。ほしいなあと思ったよ。
☆トカゲのくびにコチョコチョをしたら,ぼくのゆびをかみました。すこーしいたかったです。
☆ザリガニをつかまえてきてから,エサをあげたり,水をとりかえたり,死んだのは外にうめに行ったりと大変だったけど楽しかったです。
☆ザリガニをそだてるのが大変だったけど,育ててよかったです。
☆カタツムリをさわらせてもらったよ。カタツムリがあるいた後の葉っぱはさわるとぬるぬるしているんだよ。
☆オタマジャクシを見てみたらかわいかったよ。2週間たったらカエルになったよ。
☆ザリガニはすごくかっこよかった。さわって持ち上げられたよ。
☆カタツムリの定規渡りをしているところがかわいかったんだよ。
☆1年生がいっぱい来てくれて,よろこんでくれてよかったです。
☆カエルをさわったよ。ぬるぬるしてたよ。もっとやりたいな。
☆トカゲはぷにょぷにょしているし,速いからにげられたこともあったけど,毎日トカゲのことで頭がいっぱい。トカゲ大好き。
☆トカゲをさわったり,遊んだりしたよ。しっぽが切れてもすぐ出てくるからすごいなあと思ったよ。
飼っていた生き物たちは,自然に帰すか,責任を持って自分で飼うかどちらかにしようと話してあります。現在,ザリガニを飼ってくださる方を募集中です。もし,残ってしまうようでしたら,B池に放しに行きたいと思っています。
ある日のこと。「先生!おとなりのクラスでねえ,何かかざりを作っているんだよ。」と言いに来た子がいました。「ううん,かざりだけじゃないよ。もぞう紙にも書いていたよ。」「うん,見たよ,それ。」どうやら,目撃者はたくさんいるようです。『いったい何をするんだと思う?』と尋ねると,「さあ?」という返事。どうやら,まったく見当がつかないようです。『今度の学活でわかるよ。』「??」ますます,子どもたちはわからなくなったようです。
さて,いよいよ学活の時間になりました。『みんな,1組で何か作っているのは知っている?』「うん,知ってる!」『あれはね,お楽しみ会っていうのを開く準備をしているんだよ。』「お楽しみ会?それ,何?」そう,この子たちはお楽しみ会をまだ知らないのです。『みんなで歌ったり,ゲームをしたりして楽しく過ごす会のことだよ。今回は,クラスのみんなでお楽しみ会を開きます。場所は,教室です。』子どもたちは大喜び。早速,計画を立てることにしました。
どんな遊びをするか,歌は何を歌おうか,司会は誰がやるのか,プログラムは誰が書くのか…。決めることはさまざまあったのですが,こういうときは放っておいても次々と意見が出てきます。室内でできる遊びも,予想以上にたくさん出てきました。結局,ジャンケン大会,何でもバスケット,震源地の3つに決まりました。歌は,勇気100%(どういうわけか,この曲はお気に入りなのです。高いファの音があるので歌いにくいのですが,そのあたりになると突然低い声で歌い出します。),大きな古時計,思い出のアルバムです。
学活のあと,子どもたちはすぐに準備を始めました。わたしは,『次の学活でも準備できるよ。』と言ったのですが,待ちきれなかったようです。休み時間のたびに,飾りやプログラム,原稿作りをしています。
当日はどんなお楽しみ会になるのか,乞うご期待!
梅雨の合間を縫って,2年生はほとんど中止なしでプールに入っています。ただいま,グループごとの水遊びをしている最中です。それぞれ,いろいろな目標を立てていますが,みんな日に日に水に慣れ,泳げるようになってきました。「今日,10秒間顔をつけていられたんだよ!」「浮けるようになったの!」嬉しい報告が次々と届いています。見学者も,早めに教室に戻って給食の準備をしっかりとしてくれています。おかげで,いつもより早い時間に「いただきます!」の号令がかかっています。
低学年の水泳学習は,今日を入れてあと2回予定されています。最終日は着衣泳を行います。持ち物については,後日連絡帳にてお知らせいたします。必ずご覧になり,準備をしていただくようお願いいたします。
ただいま読み聞かせをしているのは,村山早紀作『シェーラひめのぼうけん』です。アラビアンナイト風の世界で,自分の国シェーラザード王国を救うため,幼なじみの少年と旅に出たシェーラひめ。とてもかわいいのですが,実はとんでもない怪力の持ち主なのです。幼なじみの少年はちょっと気の弱い魔法使い。2人は,旅先でいろいろな人と知り合って,旅を続けていきます。
まだ,最初の方を読んだだけなのですが,子どもたちはおもしろそうに聞いています。夏休み前にどこまで読めるかな…。ちなみに,この本は全10巻と少々長いお話です。1冊読み終えられたらいいなと思っています。
このクラスにだけ見られる現象ではないのですが,子どもたちは遊ぶときに前もって約束をしています。「今日,遊べる?」と友だちの都合を聞き「いいよ。」と言われたら待ち合わせの場所や時刻を決めるようです。けれども,先に他の友だちと約束をしていると「もう他の子と遊ぶ約束をしちゃったから,今日は遊べない。」と断るのです。なぜ,「みんな一緒に遊ぼう。」とはしないのでしょうか。せっかく「遊ぼう」と声をかけても,断られてしまうのではガッカリしてしまいます。
自分の子どもの頃と比較してはいけないのかもしれませんが,わたしは遊ぶときに約束をしない方だったので,子どもたちの行動を不思議に思っています。「遊べる?」ときかずに直接友だちの家に行って「遊ぼー。」と声をかけたり,公園や空き地にいる友だちとその場で遊んだりしていたのです。約束をしていなくても,誰でも仲間に入れました。
また,自分から「遊ぼう」と声をかけず,誰かが声をかけてくれるのを待っている子もいます。じっと待っているだけでは,遊ぶ友だちはできません。自分から,声をかけていくことも大切だと思います。
今の子どもたちを見ていると,交友関係を狭くしているように感じます。夏休みはよい機会なので,いろいろな人と遊び,友だちを増やしていってほしいと思います。
読み聞かせ中の『シェーラひめのぼうけん』の第1巻ですが,残り2章分となりました。今,一番盛り上がっているところを読んでいるので,続きが気になっている子がたくさんいます。夏休みまでには,間違いなく全部読み終わると思います。今回は,子どもたちに感想のお手紙を書いてもらい,作者の村山早紀さんにお届けしたいと考えています。お返事がもらえたらいいですね!
ところで,夏休み用の本を貸し出ししたのですが,教室に置いてあるシェーラの本は全部なくなり,さらに図書室にあるシェーラもほとんどなくなり,それでも足りなくて6年生の教室にあるシェーラを持ってくる状態となってしまいました。おそるべし,シェーラ人気!ただ,読みがながふっていない部分が多いので,今の子どもたちだと少々難しいのです。子どもたちが「これ,なんて読むの?」と聞いてきた時には,お手数ですが教えていただけたらと思います。また,自力で読めないようならば,読み聞かせてあげてもかまいません。シェーラたちと一緒に,冒険の旅に出かけてみてください。
現在,シェーラのシリーズは全10巻となっています。また,新シェーラのシリーズが第1巻だけ出版されています。新シェーラは,シェーラシリーズすべてを読んでからの方が楽しめます。シェーラシリーズは複合センターに,新シェーラはSセンターに置いてあるので,リクエストで取り寄せれば借りられます。もし,続きが読みたい場合には,市の図書館にお出かけください。
中学年向きの本もあります。わたしの好みですみません…。ほとんどの本が,市の図書館で借りられます。
『ネコとクラリネットふき』岡田淳
『ふしぎの時間割』岡田淳
『放課後の時間割』岡田淳
・岡田淳さんは現在も小学校の図工の先生をしています。『放課後の時間割』は,お昼の校内放送用に作ったお話を集めたものなので,読み聞かせがしやすくなっています。自力では読めない部分を読み聞かせるのもよいと思います。『ふしぎの時間割』は「ピータイルねこ」と,「消しゴムころりん」が読みやすいと思います。ちなみに,「消しゴムころりん」は去年と今年の3年生の教科書にも載っています。『ネコとクラリネットふき』は絵本です。
『車のいろは空のいろ』あまんきみこ
『きつねのおきゃくさま』あまんきみこ
・『車のいろは空のいろ』は短編集です。気に入ったお話を読んでいくとおもしろいと思います。『きつねのおきゃくさま』は絵本です。
『ぼくのわがまま電池』大塚菜生
・ちょっと変わった電池を手に入れた洋大くんのお話です。
『かいぞくぶろ』『よみせぶとん』『ごっとんクリスマス』越水利江子
・あやちゃん,そうへいくん,おじいちゃんが大活躍の物語。おじいちゃんの手にかかれば,おふろだっておふとんだって,おもしろい遊び場に変わってしまうのです。
『くつが鳴る』手嶋洋美
・いつも車いすで生活している陽子が,懸命に歩く練習をしている姿を描いた絵本です。
『さくらんぼクラブにクロがきた』古田足日
・学童での子どもたちと犬のクロの交流を描いた物語です。
『アカネヒメ物語』シリーズ 村山早紀
『七日間のスノウ』村山早紀
・『七日間のスノウ』は1匹の子猫を拾った女の子のお話です。命の大切さを考えさせられます。『アカネヒメ物語』は,不思議なものが見える女の子と,見習い神様のアカネヒメとの交流を描いています。
『えほん はなはなみんみの森』シリーズ わたりむつこ
・もともと,『はなはなみんみ物語』という中学年以上向きのお話があるのですが,そこに登場する双子のこびと,はなはなとみんみの誕生した頃のお話を描いたのがこの絵本なのです。
夏休みまであと1週間です。子どもたちは「夏休みのしおり」を作りました。宿題の説明になると「こんなにあるの〜?」とため息混じりの声も聞かれましたが,途中で「なんだ,毎日やれば終わるじゃん!」と言い出しました。そう,計画を立て,毎日少しずつ学習すれば必ず終わるのです。夏休み最後の1週間になって困らないように,計画的に進めていってほしいと思います。
なお,宿題の詳細については,夏休みのしおりをご覧ください。自由研究は,いくつか例を出してありますので,少なくとも1つは取り組んでください。複数の課題に挑戦してもかまいません。
安全面についてですが,子どもたちは自転車に乗って遠くまで出かけるようになっているようです。この学区は,交通量が非常に多かったり,狭い路地でも車がスピードを出していたりする場所があちこちにあります。事故に遭ってからでは遅いので,もう一度乗ってよい範囲と交通ルールをご家庭で確認してください。
また,帰宅時間もしっかりと話し合うようにしていただきたいと思います。学校では,市役所の放送にあわせて帰るよう指導しています。
就寝時間ですが,子どもたちの話を聞くとだいぶ遅くまで起きているようです。2年生は,遅くとも9時には寝るようにしないと,十分な睡眠がとれません。夏休みだからといって,毎日遅くまで起きていることがないよう,気をつけていただけたらと思います。
充実した夏休みを過ごし,ひとまわり成長した元気な子どもたちにまた会えることを楽しみにしています。
新学期が始まって1週間が経ちました。始業式の日は,登校してくるなり夏休み中の話を始めたり,友だちと楽しそうにおしゃべりをしたりと,学校が始まるのを待ちきれなかったような感じでした。また,それぞれ夏休みの思い出を報告してくれ,充実した夏休みを過ごしてきた様子がうかがえました。
楽しそうなのはよいのですが,少々夏休み気分が抜けない子もいるようです。もう少し時間を意識して行動できるといいなと思っています。
音楽の時間に「虫のこえ」という歌を歌っています。この歌には,全部で5種類の虫がでてきます。教科書にその虫たちの写真が載っていたのですが,見るなり「これ,くつわ虫!こっちはうまおい!!」と次々当てていく子がいました。なんと,5種類中4種類が正解!見事です。
また,本当の虫のこえをCDで聴いて,歌詞にある虫のこえと比べてみました。「うん,歌の方と似ている!」「そういう感じだよね。」あの歌詞はうまく虫のこえを再現しているようです。夜になると,虫たちの声がよく聞こえるので,いったいどの虫が鳴いているのか当ててみるのも楽しいですね。
次は,身近にある楽器を使って虫のこえを出してみる予定です。
運動会練習が始まりました。まだ暑い日が多いのですが,子どもたちはがんばって練習に取り組んでいます。
まずは,紅白リレーの選手を決めました。2クラス合同でタイムをとって決めたのですが,子どもたちから「去年とみんな一緒だ!」という声が聞かれました。そういうこともあるのですね。ビックリしました。
次はダンスの練習です。今年は「ひょっこりひょうたん島」です。子どもたちは飲み込みが早く,あっという間に覚えていきます。見本のビデオを流すと,すぐ一緒に踊り出します。みんな楽しんで踊っています!
2年生が行う種目は,次の通りです。
・50m走(学年個人種目)
・夏休みの思い出(学年個人障害レース)
・2人組リレー(学年団体種目)
・大玉ころがし(低学年種目)
・ボール送り(児童会種目)
・ひょっこりひょうたん島(低学年ダンス)
『シェーラひめのぼうけん』の作者,村山早紀さんから手紙が届きました。1学期中に『シェーラひめのぼうけん』の感想を書いて送ったのですが,その返事がきたのです。「手紙,ほしいなあ。」という声が多かったので,早速コピーして配布しました。(「本物がほしい!」と言っていた子もいましたが,1人しかもらえなくなるので,それは教室に掲示しました。)返事がもらえてよかったね,みんな!
子どもたちが楽しみにしていた運動会。あいにく,お天気は朝から悪く,午前の部の種目ができたのが不思議なくらいでした。
今回は,運動会を終えての子ども達の感想をお伝えします。
☆ひょっこりひょうたん島を踊ったよ。雨だったけど,がんばったよ。
☆大玉ころがしで,1年生と一緒にやって楽しかったです。最初,負けそうになったけど,1年生と力を合わせたら勝てました。楽しかったです。
☆わたしは運動会のひょっこりひょうたん島のときに蛍光色の黄緑色の服を着ました。ちょっとはずかしかったです。だけど,いっぱい練習したから,ミスを1回もしなかったのでよかったです。
☆ぼくは,50m走が一番楽しかったです。1位にはなれなかったけど,おもしろかったです。
☆夏休みの思い出で,初めて1位をとれてうれしかったです。
☆ひょっこりひょうたん島は雨の中だったけどがんばれてよかったです。
☆ひょっこりひょうたん島は雨だったけど,踊りが楽しかったです。)
☆夏休みの思い出で楽しかったのは,1位になれたこととリレーの選手に勝ったことです。
☆ひょっこりひょうたん島を踊って,楽しかったです。
☆ひょっこりひょうたん島をきれいに踊れたよ。
☆ひょっこりひょうたん島は,初めはへただったけど,本番にはうまくなっていたよ。楽しかったよ。
☆紅白リレーで本気を出して走って楽しかったです。
☆大玉ころがしで,最初は勝っていて途中で負けていたけど,最後は勝ててよかったです。
☆紅白リレーで赤や黄色に勝てたことがよかったです。
☆50m走で1番になれたよ。
☆大玉ころがしで速く転がせたのでよかったです。
☆日本一の桃ながれをしているとき,ドキドキしました。
☆応援は負けたけど,思いっきり声を出すのをがんばりました。
☆助け合いリレーの障害物がおもしろかったです。
☆紅白リレーで思いっきり走ったことがおもしろかったです。
前回は子どもたちの感想をお伝えしました。今回は,それぞれの種目に取り組む子どもたちの姿を,練習期間中からふり返ってみたいと思います。
☆応援合戦
朝自習の時間に,4〜6年生のお兄さん,お姉さんが応援を教えにきてくれました。最初のうちは恥ずかしかったのかあまり声が出ませんでしたが,途中からはとても大きな声で応援できるようになりました。振り付けまでしっかりと覚え,本番でも他の学年をリードするかのような応援をしていました。中には,声がかれかけてしまった人もいるくらいです。得意なのは「やっつけろコール」です。
応援合戦の勝敗は負けとなってしまいましたが,2年2組の応援は100点満点だったと思います!
☆助け合いリレー
2人1組でリングバトンを持ち,フラフープを通り抜け,ゴムをくぐり,跳び箱を踏み越え,コーンを回って次の人にタッチするという競技です。練習の時は,リングバトンを持ったままフラフープをどう通り抜けたらよいのかわからず,困っていた子もいましたが,どちらか片方の子が持っていればよいことに気づき,スムーズに通り抜けられるようになりました。
本番では,走る速さが違うペアもありましたが,協力しあいながらゴールを目指していました。良い勝負をしていたので,紅組の方にコーンをまわりそこねるというアクシデントがあったのが残念でした。
☆ビュンビュンはしれ!50m走
スタートの仕方を練習した時に,1年生の方が難しいスタート方法をしていることに気が付いた子どもたち。「自分たちだって,あれくらいできるよ!」ということで,即スタート方法を変更しました。あっという間にマスターし,本番でもバッチリできました。
50m全部を走る練習はしなかったので,結果は当日のお楽しみ。レースの組み合わせはくじびきです。中には,紅白リレーの選手が3人もいたレースもありました。嬉しかったり,悔しかったり。でも,みんな全力で走ることができました。決勝の位置にいると,子どもたちが一所懸命頑張っている姿がよく見えるのです。役得だなあと思います。
☆大玉転がし
昨年も同じ種目を経験しているせいか,非常にコツをつかむのが早かったように思います。この大玉,非常に大きいので,子どもたちが後ろから転がしていくと前が見えないのです。でも,途中で「1人が横に行って,前を見ながら玉の転がる方向を変えればいい。」と気づいた子がいて,2人組でそれぞれ作戦を立てたようです。本番でもほとんどミスなしで上手に転がし,アンカーが素早く大玉をタイヤの上に乗せたこともあり,逆転勝ちをおさめました。
☆日本一の桃流れ
全校児童で行ったこの種目,2年生は全員ボールを頭の上で渡しました。練習の時は,非常にうまく渡せたので一度も負けなかったのですが,本番では紅組の勢いに押されたのか残念ながら負けてしまいました。わたしは,紅組の方の決勝をとっていたため,2年2組の子どもたちの様子を見られなかったのですが,勝負のあとのがっかりした表情から,一所懸命がんばったのだなあと思いました。見られなかったのが残念です。
☆ひょっこりひょうたん島
2学期になって毎日のように踊っていたひょっこりひょうたん島。覚えるのが早く,あっという間に上手になりました。また,実に楽しそうに踊っているのです!本番は,晴れた空の下で…と思ったのですが,あいにくの雨模様。でも,子どもたちは雨にも負けず,元気いっぱいに踊ってくれました。あれだけの演技が,雨の中での披露となったのが非常に惜しまれます。
保護者の皆様には,衣装作りに協力していただき,ありがとうございました。
☆夏休みの思い出
めくったカードに書かれているのは「海」「山」「川」の文字。「海」なら海水浴なのでタオルとうきわ,「山」なら虫取りなので網と虫かご,「川」なら魚釣りなので釣りざおとバケツを持っていかなければなりません。
1組目は海水浴セットが足りなかったために最後にまわってやりなおしとなるアクシデントが起きましたが,子どもたちは,カードに書かれているものを一所懸命さがしてゴールに向かいました。
この夏はあまりにも気温が低く,9月に入ってからの方が気温が高かったので,種目名を「もう一度夏休み」に変えようかと思いました…。
この種目で使う用具を貸してくださった保護者の皆様,ありがとうございました。
☆紅白リレー
業間の時間に練習していた代表の子どもたち。本番ではちょっぴり大きいビブスを身につけ,精一杯がんばって走りました。代表にふさわしい,堂々とした走りを見せてくれました。
1日目が終わった時点で紅組に30点以上の差で負けていたのですが,子どもたちは「夏休みの思い出でがんばるよ!」「応援いっぱいするよ!」「紅白リレーだってあるよ!」とやる気十分。本当に最後の紅白リレーで追いつき,なんと988対988の引き分けで,両方優勝となりました。2日間にわたる運動会もめずらしいですが,同点で両方優勝となるのはもっとめずらしく,子どもたちともども,めったにできない経験をしました。ちなみに,2日間にわたる運動会を,わたしは小学校6年生の時に経験しました。やはり,今回と同じような感じでプログラムが進み,午後の部の鼓笛パレードが終わった時点で順延となりました。卒業アルバムには,雨の中での鼓笛パレードの写真が載っていて,見るたびにあのときの運動会を思い出します。子どもたちにとっても,思い出深い運動会になったのではないでしょうか。
2学期に入ってから,忘れ物の多さが非常に目立っています。学習の道具がきちんとそろっているかどうか,子どもたちと一緒に確認していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
金曜日の昼休み。6年生のお姉さんが教室に訪ねてきました。「あの,J先生の愛がたっぷり入ったおにぎり,食べませんか?」6年生のクラスで余ったご飯でおにぎりを作ったのだそうです。「食べたい人!」と聞くと「は〜い!!」と4,5人の手が挙がりました。「じゃあ,みんなで分けて食べちゃおう!」ということになり,早速食べ始めたのですが…このおにぎりがやたらと大きいのです!「中身,何が入っているんだろう…。」これも子どもたちにとっては気になるところ。少しずつご飯を食べていくうちに,中身が見えてきました。「あっ!これ,いりどうふだよ!!」「やったー。おいしいよね,これ。」「こっちは,さけとキャベツだよ〜。」「えーっ!今日のさけ,あんまり…。」結局,いりどうふ入りおにぎりは食べ終えたのですが,さけの方は残ってしまいました。
「それにしても,J先生の愛って何だろう?」「きっと,プロポーズだよ!!」「…」6年生曰く,「食べ物を残すのはもったいない,環境に優しくしなくちゃってJ先生がおにぎりを作ったんです。」とのこと。環境への愛というわけです。でも,2年生にはそんなことは通じません。それにしてもプロポーズとは…そこまで発想が飛躍してしまうのですね。大笑いしてしまいました。
先日まで,音読で川崎洋『わにのおじいさんのたからもの』を読んでいました。この作品は,一昨年まで2年生の国語の教科書に載っていたものです。
ひとりぼっちのおにの子は,旅の途中でわにのおじいさんに出会います。おにの子の優しさ,純粋さに触れたおじいさんは,自分が大切に守り続けていた宝物をおにの子に譲ることにします。おにの子は,おじいさんの宝物を苦労して探しに行き,ようやくそのありかにたどり着きました。そこで目にしたのは,一面に広がる夕焼けでした。「これが,たからものなんだ。」とおにの子はつのをかくしていた帽子を思わずとり,その夕焼けに見入るのです。おじいさんが譲ろうとした宝物は,おにの子の足下に埋まっているのですが,おにの子はそのことを知らず,ただ美しい夕焼けを宝物だと思っていつまでも見続けるのでした。
このお話を読んだあと,子どもたちと話してみました。
「帽子をかぶっているのはなぜなのか。」
この問いには,「おにだって知られちゃうと恐がられちゃうから,帽子をかぶって角を隠しているんだよ。」「ひとりぼっちで旅をしているってことは,おにだってわかっちゃって恐がられているんだよ。」とすぐに答えていました。
「みんなだったら,夕焼けの他に宝物があるとわかったらそっちももらう?」
これには,「もらう」と答えた子が3分の2,「そんなにすばらしい夕焼けなら,もうそれだけで十分。」と答えた子が3分の1でした。
「おにの子のように心から感動できるすばらしい自然や風景を見たことがある?」
「ある」と答えた子と「ない」と答えた子と半々くらいです。
そして,「みんなにとってたからものって何?」と尋ねたところ,「家族,命」という回答が非常に多くありました。また,「ゲーム,マンガ,アニメ,お金,宝石」という回答も多くありました。
たからものって一体何なのか,お子さんと話してみるのもよいと思います。
10月7日と10日にまち探検を行いました。今回の探検では,まちのたからを見つけることがめあてになっています。
1回目の探検は,クラスごとにグループを作って行き先を決定しました。午前中いっぱい活動できるので,子どもたちは大喜び。どのグループも何カ所か訪ねることにしました。梨畑,市役所,プラネタリウム,図書館,オークス,弁天池,市民プール,運動公園,友だちの家のそば,タイヨー,ゲット…。行きたいところはたくさんあるのですが,2,3カ所にしぼって探検開始!
虫とりに懸命だったグループ,プラネタの秘密を教えてもらったグループ,おいしい梨ができる工夫を教わったグループ,運動公園のブルートラックを初めて見て感動したグループ…それぞれがたからものを発見してきました。
でも,なかなかたからものに気づかない子たちもいます。そこで,2回目の探検に出かけました。今度は,行き先は1カ所。前回の探検の結果,自分が行きたいところをもう一度考えました。前回よりも,知りたいことややりたいことが増えているので,時間が足りなくなったグループもあったようですが,今回は「たからものが見つかった!!」と嬉しそうに帰ってきた子が大勢いました。
どんなたからを見つけたのか,これからグループごとにまとめて24日の公開授業で発表します。お楽しみに!
今回の探検では,4名の保護者に一緒に引率をしていただきました。なかには,2回とも一緒に来てくださった方もいらっしゃいました。ご協力いただき,本当にありがとうございました。おかげさまで,充実したまち探検となりました。
なお,1回目の探検では,Yさんのおばあさまが2年生全員に梨をプレゼントしてくださいました。また,同じ日にNさんからクッキーをいただきました。給食の時間にみんなでおいしくいただきました。ありがとうございました。
原爆の子の像のモデルである佐々木禎子さんのことが書かれている『おりづるの旅』を久しぶりに教室にもどしたところ,子どもたちが先を争ってまた読み出しました。
先日,原爆の子の像のイラストを見た子が,「ねえ,ここに折り鶴があって,それって燃やされちゃったんだよね。」と言い出しました。それを聞いていた他の子たちが,
「えーっ?何で?」
「全部燃えちゃたの?」
「誰がやったの?」
「それ,知ってるよ!夏休みに燃やされちゃったんでしょ。」
と大騒ぎ。
「仕事がなくてイライラしていた人が火をつけたんだよ。」
と教えると,
「世界中の人が平和になるようにっておいのりして作った物なのに,そんなことで燃やしちゃうなんて,みんなの気持ちを一緒に燃やしちゃうのと一緒だよ!」
「今までにみんなが気持ちを込めて大切に折ってきた鶴を燃やしちゃうなんてひどい。」
「さだこや友だちが一生懸命折ったのに…。」
まだ2年生ですが,あの折り鶴に込められた思いをよくわかっています。この気持ちをずっと忘れずにいてくれたらと思いました。
算数の時間のこと。どういうものが三角形と四角形になるのかを教えました。「三角形は3つの角がある,四角形は4つの角がある。」
「三角形は3本の直線で囲まれた形である。四角形は4本の直線で囲まれた形である。」
としたところ,
「二角形や一角形はないの?」と子どもが言い出しました。
「じゃあ,作ってみよう。」
ということで,黒板で実演してみせました。
1つの角をつくることはできても,直線で囲むことがどうしてもできません。無理に囲もうとすると,曲線になったり,角が増えてしまったりとやはりできません。2つの角を作ってみても同様です。子どもたちは,
「だから一角形や二角形ってないんだ!」
「できるのは三角形からなんだ。」
と結論を出しました。すると,
「逆に,百角形なんていうのはできないのかなあ。」
という発言が出ました。
「うーん,角がたくさんになると,1つの角の大きさが大きくなっちゃうんだよ。そうしているうちに,角を作っている直線が曲がってくるから,ダメなんだよね。」
このことは,今ひとつピンとこなかったようですが,高学年になって多角形の学習をしたときに,「そういえば,前にそんなことを聞いたなあ。」と思い出してくれればいいなと思いました。
生活科の公開授業で,まち探検で見つけてきた宝の発表会を行いました。当日は大勢の保護者の皆様にご参観いただき,本当にありがとうございました。たくさんのお客様に自分たちの発表を見ていただけたことも,子どもたちにとってすばらしい宝物になりました。(子どもたちの感想文に,そのように書かれているのです!)
まち探検に行ったころは,まだ宝物をはっきりと認識できていない子が多かったのですが,見たり聞いたりしたことを思い出し,まとめていくうちに,「こういうものもたからものになるよ!」と気づいていけたようです。たくさんの人が利用しているお店,市の施設などもすばらしい宝物ですが,そこで働く人々も宝物だという子もいました。また,すばらしい自然も宝物であるという子もいました。
一緒に宝物を探した友だち,手伝ってくれた家の人たち,そして自分自身も大切な宝物なのですが,子どもたちはどれだけ気づけたのか,それは今後の課題でもあります。
この宝物をずっと大切にしていってほしいと思います。
子どもたちが楽しみにしている児童会祭りまで,あとわずかとなりました。今回はゲームコーナーを開くのですが,内容は少し懐かしい遊びということで,すごろく・なぞなぞ・紙芝居となりました。3つのグループに分かれて準備を進めています。
すごろくは,まち探検で作ったすごろくがだいぶお気に入りとなったようで,もっと作りたいという子が多くいました。今回は学校すごろくとなっています。紙芝居は,さまざまなお話を作りたがったのですが,最終的には『きつねのおきゃくさま』となりました。まだ授業で読んでいないお話なのですが,子どもたちはすでに教科書を読んでしまっていたようです。なぞなぞは,本から出題したり,自分たちの知っているなぞなぞを出すことになっています。
なお,なぞなぞやすごろくは賞品を出すことになりました。賞品は自分たちで作った物だけとしました。ただし,材料は自分で買って用意しないことになっています。家にあるもので賞品作りに使ってもかまわないものか,学校で購入するものを利用しますので,賞品用にご家庭で購入する必要はありません。
算数の学習でかけ算九九を覚えています。現在,5の段,2の段,3の段まで学習が進んでいます。学校で何度も練習していますが,それだけではどうしても覚えきれず,また,せっかく覚えたのに忘れてしまったという子もいるようです。お手数をおかけしますが,ご家庭でも子どもたちが唱えている九九を聞いていただけたらと思います。通常の九九と,逆さま九九(5×9=45,5×8=40…と言っていく),ランダム九九(5×7,5×3…と適当に出題していく)の3種類に挑戦しています。
ところで,この学習では「かけ算九九がんばり表」を使っていて,合格するとスタンプを押してもらえます。最初にミッフィー(うちのクラスでは「ナインチェ」と呼んでいるので,以後「ナインチェ」とさせていただきます)を押したところ,子どもたちが「ナインチェちゃんに色ぬっていい?」と言い出しました。「いいよ」と答えたところ,なぜか茶色にぬり始めたのです。「ねえ,ナインチェは白だよ?」と言うと,「だって,これ,メラニーちゃんにするんだもん!」「ナインチェちゃんを茶色でぬればメラニーちゃんになるもんね〜♪」ナインチェちゃんには外国のお友だちがいて,それが茶色のメラニーちゃんなのです。「…そ,そう。それはナインチェじゃなくてメラニーなのね。」「そう!!」子どもたちの発想っておもしろい!
※このうさぎのキャラクター,日本では「うさこちゃん」として長い間親しまれてきましたが,最近では英語圏での呼び名「ミッフィー」がよく使われています。ちなみに,「ナインチェ」はオランダ名です。作者のブルーナさんはオランダの方で,このうさぎに「ナインチェ」という名前をつけたのです。だから,オランダの子どもたちはミッフィーとは呼ばず,原作どおりにナインチェと呼ぶそうです。
算数の時間のこと。この日は4の段の練習です。
しいちがし,しにがはち,しさんじゅうに…と黒板に書きながら言い方を確認していると,「しさんうんよう!」という声が聞こえました。
『ん?しさん…なんだって?』
「しさんうんよう!!」
「そう,しさんうんようだよね!」
『……しさんうんよう?………(頭の中で漢字変換中)………もしかして,資産運用!?どこでそんな言葉を覚えてきたの?』
「コマーシャル〜♪」
「そうそう!コマーシャルで言ってるよね。」
『…そ,そう。いいけど,それで九九を覚えないでよ…。』
「は〜い♪」
「しさんうんよう,しさんうんよう♪」
その後,九九の暗唱で「資産運用」と言った子はいませんが,まだときどき「4×3=運用!」という声が聞かれます…。
子どもたちは,テレビで言葉を覚えてくることが多いようです。NHKの「にほんごであそぼ」はどうやらお気に入りな子がたくさんいるようで,「ややこしや〜」「じゅげむじゅげむ…」「ぎおんしょうじゃのかねのこえ…」と時々唱える声が聞こえてきます。意味はわからないけれど覚えているのでしょうね。中学,高校と進み,古典や短歌,小説を読んだ時に「あ,この言葉は聞いたことがある!」ときっと思うことでしょう。
子どもたちが楽しみにしていた児童会祭りも,おかげさまで無事に終えることができました。準備期間中は,友だちとケンカになることもありましたが,それもよりよいものを作ろうとしてのこと,自分たちでどんどん工夫していく姿に感心させられました。
当日は,自分の仕事と他のクラスの見学とで大忙し。あらかじめ見に行くクラスを決めてから行ったのですが,混んでいてなかなか入れなかったところもあり,思ったよりまわれなかったようです。それでも,それぞれの出し物を楽しんできていました。
また,自分のクラスの出し物も精一杯がんばってお客さんに見てもらっていました。最初はお客さんが少なく,大声で呼び込みをしたり,なかなか来てもらえなくて悲しくなってしまったりしていましたが,来てくれたお客さんはみんな喜んでくれていたので,子どもたちも嬉しそうでした。
紙芝居をしたグループは,絵と朗読のうまさに来た人が感心していて,「毎日音読練習をしたんですか?」「絵がとても上手ですね。自分で描いたの?」と何度も尋ねられました。
すごろくグループは,学校探検ができるようなすごろくを作っていました。「けがをして保健室で1回休み」というようなところもあり,「あー!1回休みになっちゃう。ならないように別の方へ行こう!」などと,楽しそうに遊んでいました。作った本人達も一緒に遊んで楽しめるすごろくでした。
なぞなぞをしたグループは,問題がハイレベルで「2年生の問題とは思えない!」という声が聞かれていました。ちゃんとヒントも考えてあり,とてももりあがっていました。
さらに感心させられたのは,賞品です。折り紙を使って,次々ときれいな賞品を作り上げていました。子どもたちに教わりたいくらい上手です。
みんなでがんばった児童会祭りは,子どもたちにとってとてもよい経験をする場になったと思います。
土曜日の授業参観では,1校時に算数,2校時に国語を行います。
算数はかけ算の授業を少人数で行いますので,3階の算数の部屋(5の2の隣)と2階の2の2教室にわかれます。どちらの教室になるのかは,子どもたちが知っていますのでご確認ください。
国語は読書発表会を行います。お気に入りの本の紹介をします。紹介する本は次の通りです。
・『ふしぎの時間割』
・『オーパーさんのおいしいリンゴ』
・『くじらいぬ』
・『ネコとクラリネットふき』
・『シェーラひめのぼうけん』
・『てぶくろ』
かけ算九九の学習も8の段まできました。最初のうちは簡単に覚えていた九九も,7の段あたりから難しくなってきたようです。前に覚えていたものとごちゃ混ぜになってくるのです。
子どもたちが苦労しているのは,7×4=28,8×7=56など,言いにくいものや似たような答えの九九があるものです。7×4=24,8×7=54などと言ってしまう人が続出しています。
九九は一度すらすら言えるようになっても,他の段を学んでいくうちに忘れてしまったり,ごちゃ混ぜになってしまったりします。何度も繰り返し練習をすることが大切です。毎日宿題で練習するようにしていますので,ときどき聞いていただければと思います。
ゆとり教室で,劇団風の子の「森のなかの海賊船」(原作:岡田淳)を観ました。海賊フラフラが森の中に残したという海賊船と宝を探しに,スキッパーとこそあどの森に住む仲間たちが出かけていく物語です。子どもたちは読み聞かせで原作を読んでいたのですが,クライマックスのシーンの手前で観劇の時間となり,結末は劇で知ることとなりました。知っている内容でも,実際に人が動き,歌やセリフが入るので違った楽しみ方ができたようです。
謎の吟遊詩人,ナルホーさんがサズというトルコの楽器を演奏しながら舞台に登場しただけで,劇の世界にぐいっと引きつけられた子どもたち。「こそあどの森の歌」や,「船出」など,劇中で使われた歌をその場で覚え,教室に戻ってからも歌っていました。
違うところはいろいろありますが,原作の世界観,雰囲気をうまく表現したこの劇。ビックリしたのが,子どもたちがこの話の主題を感じ取っていたことです。全員ではありませんが,宝って何なのかということを考えていたのです。また,劇を観ただけでは気づかなかった子も,原作を読み終えて気づいたようです。以下は子どもたちのやりとりです。
「結局,海賊フラフラの宝って何だったのかなあ。出てこなかったような気がする。」
「金とか銀とかそういうのじゃなくて,違う宝物だったんだよ。」
「うん,フラフラにとってはフルフル(フラフラの奥さん)が宝物だったんだよ。」
「そうか!」
「じゃあさあ,スキッパー(主人公)の宝物って何だったの?」
「うーん,(こそあどの森の)みんなかな?」
「ふたごは金とか銀とかだと思っていたみたい。」
「でも,ジンジャーの宝はミントで,ミントの宝はジンジャーだと思うよ。(ふたごの名前はジンジャーとミントです)」
「ポットさんはトマトさんだよねえ。(この2人は夫婦です)」
「うん!ラブラブだもんね!!」
劇を見終わったあと,子どもたちは劇団風の子のみなさんに手紙を書きました。そのなかに,こんな言葉を見つけました。
「今日,風の子のみなさんに会えたことが,わたしのたからものになりました。」
子どもたちが楽しみにしていた親子ドッジボール。たくさんの保護者の皆様が参加してくださったので,子どもたちは大喜びでした。
「1組と対決したい!!」
「家の人対子どもがいい!!」
と,子どもたちにはいろいろ希望があったようですが,親子混合チームで1組と対戦することになりました。
今回は次のようなルールで行いました。
・大人は利き手と逆の手を使って投げる。
・ノーバウンドで2人以上の人にボールが当たったら,当たった人全員が外野に出るダブルアウトを適用。
・当たったボールを味方がノーバウンドでキャッチしたらセーフとする助けボールを適用。
普段のドッジボールよりもコートにいる人数が多いので,次々とボールに当たる人がでました。逆に,外野から内野の人を当てて戻っていく人もたくさんいました。助けボールやダブルアウトも出て,大いに盛り上がりました。
子どもたちも夢中になっていましたが,大人も夢中!ナイスキャッチやジャンプ一番でボールをかわすなど,ファインプレーが続出しました。
ところで,子どもたちの中には大人顔負けのスピードボールを投げたり,しっかりとキャッチできたりする子もいて,驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。いまのところ,わたしも子どもたち相手には利き手と逆の手で投げていますが,3年生になるころには,利き手で投げても勝負できるようになる子が出てくるかもしれませんね。
今回の親子ドッジボールを開催するにあたり,準備等で奔走してくださった学級役員の皆様,お忙しい中参加してくださった保護者の皆様,本当にありがとうございました。
本日より短縮日課が始まります。下校時刻が早くなり,子どもたちは「いっぱい遊べるぞ!」と思っているようですが,家庭学習にも力を入れていただけたらと思います。
かけ算九九が完璧に暗唱できるようになっていない子は,短縮期間中にしっかり練習をしてほしいと思います。漢字学習も毎日宿題に出しますので,確実に書けるようになってほしいと思います。
子どもたちに勉強をしてから遊ぶように話してありますので,家庭でも声をかけていただくようお願いいたします。
子どもたちが1学期から育ててきたマリーゴールドが咲き終わりました。今度はチューリップの球根を植えることにしたので,早速プランターのある場所へ行きました。マリーゴールドを見てみると,いっぱいタネができています。子どもたちは,たねとりに夢中です。「こんなにいっぱいとれるんだ!」「こっちにもまだあるよ,もったいないからみんなとろう!」結局,欲しい人全員で分けることにしたのですが,もらってももらっても余るのです。他の学年にも配りに行こうかなと思う今日この頃です。
さて,球根の種類ですが,歌の歌詞に出てくるように「赤,白,黄色」の三色にしてみました。植えているうちに「あれ〜?どれがどの色だったっけ?」「他の球根,どこに植えたかわからなくなっちゃったよ〜。」という声も聞こえてきました。どんなふうに咲くのか,春が来るのが楽しみです。
報告が遅くなりましたが,こちらも1学期から育てていたサツマイモを無事収穫し,みんなで食べることができました。雨の降る中,サツマイモをふかしたり,蒸し器を貸してくださったりとご協力いただきましてありがとうございました。おかげさまで,できたてでアツアツのうちにおいしく食べることができました。
覚えたというとかけ算九九を思い浮かべそうですが,今回の「覚えた」は『きつねのおきゃくさま』なのです。音読練習をするうちに,教科書を見なくてもスラスラと読めるようになった子が出てきたのです。一人ができるようになると,「自分も挑戦する!」と張りきる子が出てきて,次々と挑戦していきます。お話全部の暗記は難しいのですが,場面ごとの暗記ならバッチリできる子もいます。
これだけ覚えられるようになるとは思わなかったので,正直ビックリしています。また,気持ちを込めて上手に読める子も増えてきました。毎日の練習の成果が確実に出ています。家の方には,お忙しい中音読を聞いていただき,本当にありがとうございます。
体育の時間に縄跳びの練習をしています。12月になり気温が下がってきたので,体を温めるために縄跳びをしているのですが,子どもたちはいろいろな技を練習するのに夢中です。朝,学校に来ると「外に行ってきま〜す!」と縄跳びを持って飛びだしていきます。今まで室内で過ごすことの多かった子も,業間や昼休みになると縄跳び片手に外に出るのです。
目下のところ,一番練習したいのは二重跳びのようです。先日の児童集会で体育整備委員会が縄跳びの模範演技をしてくれたので,ますますいろいろな技に挑戦したくなったようです。上手な人の跳び方をまねて,たくさんの技ができるようになるといいなと思います。
先日,保護者の方から学級にある本の貸し出しの依頼がありました。本をお貸ししたところ,お子さんに読み聞かせをしてくださったという嬉しいご報告をいただきました。学級文庫にある本は,親子で一緒に読んでいただけるととてもありがたいと思っていますので,今後もご希望があれば貸し出しいたします。なかには,ふりがながついていないために子どもだけでは読めない本もありますので,ご家庭で読み聞かせていただくと子どもたちも喜ぶのではないでしょうか。
図工の時間に,絵手紙を作りました。今回は,自分の身近にいる人や本の作者に送ることにしました。人に送るものということで,子どもたちは熱心に作っていました。作品は家庭に持ち帰らず,直接相手に送ったり渡したりするようになりますので,ご承知おきください。
1学期に『シェーラひめのぼうけん』の作者,村山早紀さんに手紙を書きましたが,今回は他の作者にも書くことにしました。お返事がもらえるかどうかはわかりませんが,自分の気持ちをうまく伝えられるようにがんばって手紙を書いています。書いた手紙は,図工で作った絵手紙も一緒にして作者に送ります。
※作者への手紙は,出版社に送ると作者の元に届けてもらえます。すぐに届くこともあれば,少々時間がかかることもあるとのことです。
長いようで短かった冬休みが終わりました。子どもたちはにこにこと笑顔いっぱいで登校してきました。冬休みの新聞を見ると,お出かけをしたり雪合戦をしたり,また,お手伝いをいっぱいしたりと楽しく充実した冬休みを過ごしていた様子がよくわかります。それにしても,雪だるまを作ったり雪合戦をしたりしたと報告してくれた子がたくさんいたのには驚きました。わたしの家の方では雪だるまが作れるほどの雪は降っていないのです。直線距離で30kmほどしか離れていないのに…。
残り3ヶ月ですが,しっかり学び,楽しく遊び,実り多い学期としたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
国語の授業は漢字の学習から始まりました。「回」という文字を教えたのですが,子どもたちは「あ,1回2回の回だ!」「回転の回?」という具合に,次々と思いつく例を出してきます。正しい用法も出してきますが,時にはとんでもないものも…。「都回?(正解は都会)」「回ロ?(正解はカイロ)」
その時,わたしはある言葉を思いつきました。これから読むお話が「きつつき」だったので,回文のことを思い出したのです。「回文の回もこれだよ。」すると,子どもたちは「回文?ってなんだっけ?」「『アニマルマニア』で読んだじゃない。上から読んでも下から読んでも同じになる文のことだよ。」2学期の終わりに,『アニマルマニア』という動物が出てくる回文集を紹介してあったのでした。子どもたちは「ああ,あれ!」とすぐに納得。すると,今度は知っている回文を言い出したのです。
また,漢字の学習中にはよくだじゃれが飛び出してきます。知っている言葉をいろいろと思い出すせいか,ねらって言っているわけではないのにだじゃれになってしまうということが起こるのです。
いずれにしても,言葉に対して敏感だからこそ,このようなことが起きるのでしょうね。
冬休み中に本の作者から返事をいただきました。
☆越水利江子さん(『ごっとんクリスマス』『よみせぶとん』など)
☆北ふうこさん(『おやしきおばばのてんてんパチンコ』など)
☆大塚菜生さん(『あんことそっぷ』『ラウラウ』『プリンプリン物語』など)
☆後藤みわこさん(『ママがこわれた』など)
☆手嶋洋美さん(『くつが鳴る』)
☆ながたみかこさん(『宇宙ダコミシェール』『アニマルマニア』など)
☆岡田淳さん(『ネコとクラリネットふき』『こそあどの森の物語』『ふしぎの時間割』など)
☆うみのしほさん(『おりづるの旅』など)
※家庭に配布した学級通信には,いただいたお返事を掲載させていただきました。
生活科では「大きくなったわたしたち」という学習を進めています。自分の成長には家庭をはじめとして多くの人が関わり,いろいろな人にお世話になってきたことに気づくと同時に,成長によっていろいろなことができるようになった自分に自信を持ち,これからの生活により意欲をもてるようにすることをねらいとしています。
これまでの学習で,自分ができるようになったことを見つけたり,友だちのよいところやできるようになったことを書き出したりしてきました。
次は,自分の小さかった頃のことについて調べ,成長のアルバムを作ります。このアルバムには,友だちが見つけてくれた自分のよいところや,成長に関わってくれた家族にあてた手紙も入れ,最後にそれを保護者の方に見ていただき,お子さんへのお手紙を書いていただきたいと思っています。お手紙を書いていただくときにはまたご連絡いたしますので,ご協力ください。
本日,自分の小さかった頃のことをインタビューする用紙を配布いたしました。以下の内容を取材することになっていますので,アルバムや当時の思い出が残っている品などを子どもたちに見せながら,お話をしていただけたらと思います。(内容がたくさんありますので,ご家族が一緒に用紙に記入してくださってもかまいませんが,それをもとにして成長のアルバムを作りますので,お子さんが自分で読めるように書いてください。)また,さしつかえなければ,写真や思い出の品をお子さんに持たせてください。持たせた写真は,成長のアルバムにはってもよいのか,お子さんに説明しておいてください。
取材内容
1,名前の由来。なぜその名前にしましたか。名前にはどんな意味がありますか。
2,どんな子どもでしたか。(赤ちゃんの頃,幼稚園・保育園の頃)
3,どんなあそびがすきでしたか。(赤ちゃんの頃,幼稚園・保育園の頃)
4,びょう気やけがをした時のこと。
5,ぼく・わたしが大きくなるまでに,お父さん,お母さんがうれしかったことはどんなことですか。
6,ぼく・わたしが小さかったころ,どんな子どもにそだってほしいと思いましたか。
7,思い出に残っていることは何ですか。(いつのことでもかまいません。)
『宇宙ダコミシェール』『アニマルマニア」の作者,ながたみかこさんから子どもたち宛に手紙とプレゼントが届きました。本の感想のお礼だそうです。プレゼントの本をめくると,ながたさんのサインが書かれています。昨日,全員に配布したところ,「おもしろい!」と言いながら楽しそうに読んでいました。ずっと大切にしてくれるといいなと思っています。
ながたさんには,本をいただいたお礼のお手紙をみんなで書いて送りました。
ながたさんからのお手紙を読み聞かせたところ,こんなつぶやきが聞こえてきました。
「ながたさんって,オクター星人なのかなあ?」
「ミシェールとオクター星で会ったのかな。」
「ミシェールからテレパシーを送ってもらえるなんてすごい!」
「さっきからミシェールにテレパシーを送っているのに,ミシェールからの返事が来ないよ〜。」
「ミシェール,うちにも来ないかな。」
子どもたちはすっかりミシェールのとりことなったようです。
※家庭に配布した学級通信には,いただいたお返事を掲載させていただきました。
最近,子どもたちが気に入っているのが「花いちドッジボール」という遊びです。子どもたちが自分で考え出しました。基本はドッジボールなのですが,当てられたら外野ではなく相手のチームのメンバーになるのです。花いちもんめとドッジボールをミックスしたと思っていただければいいかと思います。外野はおかないので,真っ正面から来るボールにだけ集中していればよいのですが,みんなボールを取りたくて仕方がないので,積極的に取りにいく結果,意外と当たる人が多いのです。次々と仲間が入れ替わり,最初に誰が同じチームだったのか,さっぱりわからなくなってしまいました。でも,チームの人数が増えたり減ったりと,とてもおもしろい遊びです。
先日は,生活科の取材にご協力いただきありがとうございました。子どもたちが持ってきた取材メモや思い出の品・写真等,すべて目を通させていただきました。そのひとつひとつに,保護者の皆様のお子さんに対する愛情があふれ出ていて,とても感動させられました。また,子どもたちの幼いころの様子をかいま見ることができ,ご家族の思い出の時間を共有させていただけたように思いました。
わたしが取材メモを読んでいると,子どもたちが,
「先生,どうしたの?笑ったり,むずかしそうな顔をしたりしているよ。」
と不思議そうな顔をして見ていました。取材メモからは,当時の様子がありありと思い浮かんできて,楽しそうな話ではいっしょに笑い,大変なできごとには,いっしょに心を痛めていたのです。
子どもたちにも,保護者の皆様がどんな思いでこれまで自分たちを育ててくれてきたのか,どれだけ愛情を注いでくれているのか,気づいてくれることを願いながら,アルバムづくりを進めていきたいと思っています。
アルバムが完成したら,保護者の皆様に見ていただき,子どもたち宛のメッセージを書いていただく予定でいます。大変お手数をおかけいたしまして申し訳ありませんが,ご協力いただければと思います。
縄跳びの練習に夢中になって取り組んでいる子どもたち。
長縄では,8の字跳びを連続で入れるように練習しています。最初は,間隔を空けながら入る子がほとんどでしたが,2,3日で半分以上の子が続けて入れるようになりました。そして,昨日はほぼ全員が続けて入ることができました。すばらしい上達ぶりです。
短縄では,新しい技に次々と挑戦しています。ひとりができるようになると,「教えて!」とその子に教わりに行き,他の子たちもできるようになっています。他の学年の子たちに,「おれたちよりうまいよ。」と声をかけてもらった子もいました。
なかには難しい技もあり,見本を見せると「そんなのできないよ〜。」というつぶやきも聞こえてきます。「何で先生はできるの?」という質問も出ましたが,その答えは「一生懸命練習したから!」わたしは小学生の頃,家に帰るとすぐに縄跳びを持って家を飛び出していました。当時の担任の先生は縄跳びがとても上手で,三重跳びもできる方だったのです。先生みたいに跳べるようになりたくて,夢中になって練習しました。その成果か,いろいろな技ができるようになりました。実は,教師になってからできるようになった技もあります。子どもたちが苦労している「かえしとび」がそれです。縄跳びは大人になっても上達できる運動なのかもしれません。
廊下で昨年の担任のS先生に出会った子どもたち。
「先生!今ねえ,おもちゃを作っているんだよ。」
『おもちゃ作り?それは何の授業なのかな?』
すると,子どもたちはこう答えました。
「国語と図工と生活科!!」
「あのね,国語でおもちゃの作り方を紹介する方法を勉強をして,図工でおもちゃを作ってみて,生活科で1年生におもちゃの作り方を紹介するの!」
そう,子どもたちはとてもよくわかっています。この学習は,3つの教科にまたがって行われているのです。現在,おもちゃを作り終わって紹介の準備をしているところです。どうしたらわかりやすく説明できるか,どのグループも工夫しています。本番がとても楽しみです。
健康観察をしていると,「風邪をひいています。」と答える子が増えてきました。せき,鼻水など症状はさまざまです。教室は暖房の関係もあり,かなり乾燥しています。のどが痛くなりやすい状況ですので,風邪をひいているお子さんには,なるべくマスクを着用させるようお願いいたします。
『オーパーさんのおいしいりんご』の作者,みおちづるさんから子どもたちにお返事がきました。みおさんは,高学年向きの『少女海賊ユーリ』のシリーズも書いている作家です。
※家庭に配布した学級通信には,いただいたお返事を掲載させていただきました。
2月に入り,子どもたちはますます夢中になって縄跳びに取り組んでいます。短縄では,「初めて二重跳びができた!」と嬉しそうに見せに来てくれる子がたくさんいます。また,前まわし跳びが500回以上連続でできた子もいました。
後ろのあや跳びがたくさんできるようになった子,かえし跳びができるようになった子,グーチョキ跳びができるようになった子…それぞれできるようになった技は違いますが,みんな上達しました。
「1回できた!」これがどれだけ嬉しいことか,子どもたちの表情を見ているととてもよくわかります。2年生が終わる頃には,自慢の技がたくさんできるようになっていることでしょう。
長縄は,8の字跳びに挑戦しています。今まで大急ぎで走り込んで跳び,大急ぎで縄から抜け出ようとしていましたが,歩いていっても充分間に合うことに気付いた子どもたち。「なあんだ。楽勝♪」と悠々と歩きながら縄に入り,軽く跳んで出ていくようになりました。スピードが上がると,さすがに走らなければ間に合わなくなるのですが,最初に比べたら余裕を持って跳べるようになってきました。目標は,全員が間をあけずに跳ぶことです。もうちょっと欲を言えば,50回連続で跳べたらいいな…なんて思っています。さらに言えば…となるときりがなくなるので,このあたりでやめておきます。でも,あまりにも上達が早いので,ついつい欲が出てしまうのです…。
「週」と「京」という漢字を教えたときのことです。
〜毎週焼売(マイシュウシュウマイ)〜
わたし「『週』には一週間,先週,今週,来週という使い方があります。」
子ども「グラウンドいっしゅうのしゅう?」
わたし「それは『周』。」
子ども「しゅうだん下校のしゅう?」
わたし「…それは『集』。カレンダーの一週と関係のある言葉に使うんだよ…。」
子ども「じゃあ,毎週もそうだ。」
わたし「おお,そうだね!」
子ども「シュウマイは?」
わたし「は?」
子ども「だから,シュウマイのしゅう。」
わたし「…。(話,聞いてたの?)違います!!」
子ども「でも,マイシュウの週だから,シュウマイのシュウも…。」
わたし「反対から読めばいいってもんじゃない!!回文じゃないんだから。」
子ども「じゃあ,シュウマイって漢字でどう書くの?」
わたし「自分で調べましょ〜。」
子ども「ちぇー。」
〜東京,西京〜
わたし「京というのは都っていう意味があるの。」
子ども「東京の京だ!」
わたし「うん,今の日本の都…えーっと中心になるのは東京だからね。」
子ども「でも,京都もみやこってなるよ。」
わたし「今から100年ちょっと前は,日本の都って京都にあったからね。」
子ども「何で今は東京が都なの?」
わたし「天皇が東京にお引っ越ししたから。天皇が京都にいたころは,東京は江戸と言われていたんだよ。」
子ども「江戸時代!」
子ども「水戸黄門だ!」
子ども「時代劇だ!」
子ども「江戸幕府だ!」
わたし「…(なんで江戸幕府なんて2年生が知っているの〜?)」
わたし「新撰組もそうだよねえ。」
子ども「しってるー!香取慎吾君が出てるヤツだ。」
子ども「でも,何で東京になったの?」
わたし「江戸は京都から見ると東にあるからだよ。」
(黒板に怪しい日本地図と東西南北を描く。)
子ども「へえ〜。」
わたし「東のみやこ(京)で東京ってわけ。」
子ども「なるほど〜。」
子ども「西にあったら西京だったかもね。」
わたし「おお,そうだねえ。」
体育と業間の時間に取り組んでいる長縄ですが,ただいま「8の字跳び,3分間で何回跳べるか」に挑戦しています。懇談会でもお伝えしましたが,その時よりもさらに記録が伸びました。毎回20回近く更新し,昨日はついに182回となりました。「やったー!」と子どもたちは大喜び。
長縄を始めた頃は,50回連続で跳ぶなんて夢のまた夢,3分間跳んでも100回には届かなかったのです。ところが,ひとり,またひとりと連続で入れるようになり,今では全員が自分の力で間をあけずに跳べるようになりました。(今までは,友だちに背中を押してもらって入っている子もいたのです。)「わたしは,跳ぶ勇気が少したりないよね。もう少し勇気が出たらいいのに。」とつぶやいていた子も,精一杯勇気を振りふりしぼって縄に入っていき,何度も上手に跳ぶことができました。勇気が出せるようになって,本当に良かったね!
今日は低学年の4クラスが集まって縄跳び納めの会を行います。そこで,どんな結果が出たのか…。夢の8の字跳び200回は達成できたのか…。それはまた後日お知らせいたします。短縄の部もあり,そちらでは自分の得意技を披露します。2年2組はハイレベル!いろいろな種類の技に挑戦したのです。
クラスで音楽発表会を行いました。自分の好きな曲を選んで発表することになっており,歌あり,合奏ありとバラエティに富んだプログラムとなりました。
司会進行はその場で急遽決めたのですが,みんなとても上手に進められました。みんなの前で発表する場面が今までに多くあったからかもしれません。
最初は,「勇気100%」を全員で歌いました。この歌はみんな大好き!1学期からずっと歌っていただけあり,とても上手です。
次はグループごとの発表です。内容を簡単に紹介します。
・「虫のこえ」
虫の鳴き声の部分は,楽器を使って表現しました。箸箱だって楽器になる!うまく利用して,鳴き声にピッタリ合った音を出していました。
・「あの青い空のように」
追いかけて歌う部分があり,とても難しいかったのですが,きれいに歌い上げました。鈴のならし方も自分たちで工夫してうまく曲に合わせていました。
・「山のごちそう」
ペアを作って歌う部分を分けました。それぞれが,大きな声を出して歌うことができました。「ホルディヤ」の部分は机をたたいて盛り上げていました。
・「赤い屋根の家」
ひとりだったのですが,オルガンの音に負けず,大きな声を出して歌うことができました。みんなの前で堂々と歌えたことが何よりもすばらしいです。
・「チャチャマンボ」
こちらもひとりで挑戦しました。歌いながら難しいリズムを楽器でならすことができました。楽器を交換していたところも工夫されていました。
・「音楽のおくりもの」
大きな声で歌えました。歌に合わせて木琴を右から左,左から右へとバチを動かして鳴らすのですが,全員がピッタリそろえて演奏していました。
最後は全員で「また会える日まで」を歌いました。最後に歌うのは絶対にこの曲と子どもたちの意見が一致したのです。今月の歌でずっと歌っており,とても上手です。
終わった後に感想を聞いたら,ほとんどの子が「楽しかった!」と答えていました。そう,音楽は「音を楽しむ」なのです。楽しめるのが一番!
以前,『おりづるの旅』という絵本を子どもたちに読み聞かせました。広島にある原爆の子の像がどのようにしてできたのか,そして,おりづるに託した平和への思いがどのように世界へと広がっていったのかが描かれています。
先日,新聞にシアトルにあるサダコの像の腕が切り落とされたという記事が載っていました。切り落とされた腕の先には,折り鶴がたくさん掲げられていたそうです。そして,この像を修復しようという人たちが現れ,折り鶴と募金の呼びかけを始めたということを子どもたちに話したところ,自分たちも折り鶴を折って送りたいという声が挙がりました。
そこで,みんなで折り鶴を折ってみることにしました。鶴を折ったことのない子が半分以上いますが,精一杯心を込めて折れたらいいなと思います。できあがった折り鶴は,まとめて新聞に載っていたところへ送ります。なお,募金は集めませんので,ご心配なさらないでください。
長縄の「8の字跳び,3分間で何回跳べるか」ですが,縄跳び納めの会では,161回と,残念ながら記録更新はなりませんでした。でも,その後も子どもたちは練習を続け,月曜日には体育館新記録となる181回,そして火曜日にはついに204回という正真正銘の新記録を出しました。
納めの会では,緊張したのか引っかかる子が多く出てしまいました。でも,誰一人として泣いたりうずくまったりする子はいません。パッと起きて,すぐに列の中に入って並ぶのです。すばらしい集中力で,後半はリズムに乗って跳び,161回という記録が出せました。低学年の中ではトップの記録でしたが,それでも納得のいかない表情の子がたくさんいます。「だって,182回跳べてるんだよ。161回じゃ…。」
くやしい思いをした子どもたちは,月曜日からまた練習を始めました。この日は強風のため,体育館での練習です。「体育館ってすべるから跳びにくいんだよなあ…。」でも,リズムよく跳べました。181回で終わった瞬間,「あと2回だったのに!」という声が聞かれました。非常に惜しい!
そして,火曜日。「跳びにくい体育館であの記録が出せるなら,外で跳べばもっといけるかも…。」そんな気持ちで跳び始めました。最初の内はゆっくりとしたペースで跳んでいるのですが,どうもタイミングが狂っています。「先生,遅すぎる!」だいぶ速いペースになれてきていたので,逆に今まで跳べていた子のタイミングが狂ってしまったのです。そこで,少しペースを上げてスタートしました。最初の20回はノーミス。つまり,全員が連続で入れたのです。50回を過ぎてくると,縄を回すペースが上がります。100回を過ぎると,数えている声がだんだん大きくなってきます。そして,140回を過ぎたあたりから,さらに声が大きくなり,ペースも速くなってきました。ストップウォッチを見ると,あと1分あります。「これなら,200回いけるかも!」わたしも緊張してきました。182回でひときわ大きな声。その先は,みんな精一杯の声を出して数え続けました。そして,「200!」の声。「やった!」という喜びがにじみ出てくるようでした。時間になった瞬間,「新記録だ!」「やったー!!」「200超えた!」とみんな大喜びです。
さて,次の目標はどうしましょう。子どもたちに聞いてみたら「300!」などという声も聞かれましたが,少しずつ伸ばそうということで「215回」となりました。3月末までどれくらい跳べるようになるのか。子どもたちの挑戦はまだまだ続きます。
先日お知らせした折り鶴ですが,先週の金曜日にみんなで作りました。折り鶴を折ったことのない子が半分以上という現実。とんでもなく時間がかかるかと思ったのですが,各班に1〜2名は作れる子がいたおかげで,20分くらいで全員が作り終わりました。どの鶴も,子どもたちが一所懸命折ったものです。「なんか変になっちゃった。」という声も聞かれましたが,心を込めて折ったものですから,形が少し崩れていたって関係ありません。
翼には,それぞれ思い思いのメッセージを書きました。
「もうげんばくを作らないで。かんぜんにせんそうをおわらせてください。」
「もうせんそうはやらないでね。」
「せんそうがもうおきませんように。」
「せんそうになりませんように。」
「げんばくをいつまでもつかわないように。」
「へいわな地きゅうになりますように。」
「せんそうがおこらない平和な国がいいな。」
「げんばくがもうおちませんように。」
「へいわな地きゅうになるように。」
「せかいのみんながしあわせであるように。」
「世の中みんながくるしまないように。」
みんな,子どもたちが自分で考えた言葉です。
『おりづるの旅』というお話から,子どもたちは確実にサダコ(広島にある原爆の子の像のモデルとなった少女)の悲しみ,原爆の恐さ,平和の大切さを感じ取ることができたのだと思います。みんな,真剣に鶴を折り,祈りを込めてメッセージを書きました。
この気持ちを,いつまでも忘れずにいてほしいと思います。
また,子どもたちからお話を聞いて,ご家庭で一緒に鶴を折ってくださった皆様,本当にありがとうございました。
春一番の吹いた日。学校の1階のろうかは砂ぼこりでとても汚れていました。「全員ぬれぶきぞうきんを持って,お手伝いしてくれる?」子どもたちはすぐに1階に集まってくれました。「今から,このろうかをぞうきんでふいてほしいの。2人組で,少しずつふけば,すぐ終わるよ。」「うん!」
お手伝いが大好きな子どもたちは,早速ふき始めました。2人ずつ分担するのですが,指示を出している間に,「先生,終わったよ!次はどこ?」と報告に来るのです。結局,わずか5分で,1階のろうかをすべてふき終わったのでした。今までお世話になることの多い2年生でしたが,学校のみんなの役に立つ仕事だってできるようになりました。その成長ぶりがとてもうれしいできごとでした。
※バス通学の子が帰ったあとのできごとだったため,バス通の子からは「わたしたちもやりたい!!」という声が…ゴメンね!今度は一緒にやろうね。
給食の時間のこと。掃除用具入れから小ぼうきとちりとりを取ってきた子がいました。
わたし:「ん?どうしたの?」
Aさん:「パンくずが落ちちゃったから拾ってるの。」
わたし:「そっか。すぐ拾ってえらいねえ。」
Aさん:「あ,このパンくず,アレクサンダとぜんまいねずみにあげたいなあ。」
ただいま音読中の『アレクサンダとぜんまいねずみ』を思い出したようです。すると,それを聞いていた子が言いました。
Bさん:「ねえ,アレクサンダはどこにいるの?」
Aさん:「(自信たっぷりで)いるよ,ほらここ!」
指さした先は,黒板に書いてある「アレクサンダ」という文字。
わたし:「確かにいるわ〜。」
Cさん:「ねえ,スピーカーの中にいるのかもしれないよ。」
Dさん:「スピーカーの中にアレクサンダがいるんだったら,校長先生はアレクサンダってことだよ。」
みんな:「!?」
Dさん:「放送で校長先生が話したけど,アレクサンダがスピーカーの中にいるなら,あの放送はアレクサンダが話したってことだよ。」
わたし:「なーるほど!」
Eさん:「本当はアレクサンダって,どこにいるんだろう?」
Fさん:「(通気口をさして)あそこだよ。」
Gさん:「お兄ちゃんは天井にいるって言ってたよ。」
わたし:「図工準備室の天井にいるんだよ。」
みんな:「何で〜?」
わたし:「『放課後の時間割』に出てくるねずみは,図工準備室の天井に住んでいたじゃん」
Hさん:「え?そうだっけ。覚えてない〜。」
わたし:「……(最初に読んだお話は覚えていないのね〜。)」
※校長先生=アレクサンダという発想はさらに飛躍し,「校長先生はねずみ何匹分いれば作れるんだろう?」などと言い出す子もいました…。
先日,昼休みの後の掃除がすぐに始まらないことを子どもたちに話したところ,チャイムが鳴る少し前に教室に戻ればいいということに気がつきました。その日から,みんな時計を気にして行動するようになりました。最初のうちは時計を気にしていても教室にたどりつく前にチャイムが鳴ってしまっていましたが,徐々に慣れてきたようです。
「やった!チャイムが鳴る前に帰ってこられた!!」
と,嬉しそうにしています。その誇らしげな顔,顔,顔!掃除も時間通りに始められ,いつもよりきれいにすることができました。
昨日は3人の6年生が奉仕作業をしにきてくれました。うちのクラスでお願いしたのは,廊下側の版画作品の取り外しと窓みがき,流しの掃除です。
窓は高すぎて2年生ではとても届きません。また,版画作品はかなり高い位置に掲示してあるのです。わたしは机を2段重ねにして掲示したのですが,6年生は机1つで届き,全員の作品をていねいに取り外してくれました。画びょうや作品を下で受け取るお手伝いを2年生はしたのですが,
「すごいねえ。先生が届かないところも,お兄さんは楽に届くんだあ。」
と感心することしきりでした。
「先生って,6年生よりも小さいんだねえ。」
と気づかなくてもよいことに気づいてしまった子もいましたが。
流しはうちのクラスで毎日掃除をしているのですが,パワー不足でなかなか汚れが落とせず,黒ずんでいるところがあちこちにありました。それを,お姉さん達はたった2人でとてもきれいにしてくれたのです。きれいになった流しを見た子どもたちは,
「すごーい。」
「本当はこんな色だったんだ。」
と,こちらも感心しっぱなし。
「6年生がきれいにしてくれた流しを,毎日ていねいに掃除してきれいなまま使っていこうね。」
と,子どもたちと約束をしました。
6年生を送る会の準備を心を込めて進めていた子どもたちですが,より一層6年生への感謝の気持ちを深めたのではないかと思います。
4年後に,こんなふうにりっぱな6年生になれたらいいね!
今日の4校時に2月最後の長縄に挑戦しました。少しでも良い記録を残そうと,子どもたちは昼休みに自分たちだけでの練習もしました。その結果,なんと222回という記録を出すことができました。最初から96回目までは全員が連続で入り,ノーミスで跳べたのです。目標の215回もクリアしました。回し手はわたしと子ども1人なので,跳んだ子は19人。1人あたり5回ミスなしで跳べたことになります。その集中力は見事でした。また,回し手の子が上手だったことも好記録につながったと思います。全員の力を合わせて出した新記録。すばらしかった!
生活科のアルバム作りにご協力いただき,本当にありがとうございました。愛情たっぷりの家の方からのメッセージに,とても感動いたしました。言葉は違っていても「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちは同じだと思いました。また,家族がどれだけ自分を大切に思ってくれているのか,子どもたちも実感できたようです。この気持ちを,いつまでも忘れずにいてほしいと思います。また,何年か経って,このアルバムを読み返して家族の愛情を再認識してくれたらいいなと願っています。
今回は詩を紹介いたします。
吉野弘さんの『I was born』という作品(本文はこちらを参照してください)に出会ったのは高校1年生の時で,いろいろな面で考えさせられました。中学生だった頃,一番いらだちがあり,「何でこんなにつらいことが多いのだろう。何で生まれたんだろう。生んでくれと頼んだわけではないのに。」と何度も思いました。そんなわたしが,親の思いに気づくきっかけになったのがこの詩です。親がどんな思いで自分の誕生を待ち望んでいたか,自分を生むためにどれだけ苦労してきたか,それを思ったとき,「生まれさせられた」と考えることがどんなにひどいことか,知ることができたのです。自分の人生は自分で切り拓くもの,けれども,自分一人だけの力ではなく,多くの人が関わってくれているからこそ生きていけるのだと強く感じました。
子どもたちと出会うことができたのは、自分がここに存在しているからです。そして,子どもたちが存在しているからです。当たり前のことかもしれないけれど,保護者の皆さんと,わたしの親がわたしたちを生んでくれなかったら,こんな体験はできなかったのです。わたしは両親に自分を生んでくれたことを,そして,保護者の皆さんに子どもたちを生んでくれたことを感謝しています。
「生んでくれてありがとう」この気持ちは,今の子どもたちにはまだ実感できないことかもしれません。けれど,何年か経ち,子どもたちがもっと大人に近づいた時に,このことに思い至ってもらえたらと願っています。
算数の時間に,お店を開いて買い物をするという学習をしました。
「1年生の時にもやったよ!」
「またできるんだ,やったー。」
と子どもたちは大喜び。おもちゃ屋,おかし屋,ペットショップ,お花屋,くだもの屋の5つに分かれることになりました。
まずは,看板作りです。グループごとに工夫しながら作りました。ところが,くだもの屋さんでアクシデント発生。「の」という文字がうまく書けず,何本もの線が引かれていました。その日はそこで時間が来てしまい,続きは翌日へ。準備が始まってからしばらくしてのぞきに行くと,「の」の文字があった場所には大きくておいしそうな桃の絵が描かれています。
「失敗したから,桃の絵にすることにしたの!」ピンクのマジックで「の」を書いていたので,形が桃に似ていたことからうまく絵に置き替えてしまったのでした。ナイスアイディアです。失敗したなんてとても思えないほど上手に作ってあったので感心してしまいました。
次は,商品を作らなければなりません。折り紙で作ったり,画用紙に絵を描いたりしながら作業を進めます。ところが,あまりに凝った商品を作るので,数が一向に増えません。
『いっぱい作らないと売り切れで買えない人が出ちゃうよ。』
「は〜い!」
お返事は良くても,やっぱり凝った商品を作り続ける子どもたち…。結局,休み時間や家で作っている子もいました。
ところで,商品には値段を付けなければなりません。
「犬だったらさあ,1000円以上するよねえ。」
「えー?1万円超えるんじゃないの?」
『…君たち,商品には50円より高い値段をつけてはいけません。』
「何でー?」
『お店やさんは,お客さんが買う品物の値段を計算しないといけないんだよ。536円と1283円の品物を持ってきて,計算できる?』
「あ,できないや…。」
『というわけで,50円までしかつけちゃダメ!』
「12円のカメとかさあ,23円の犬とかになっちゃう〜。」
「それで買えたらいいよねえ。」
というわけで,実際にはあり得ない超お買得価格の品々が店頭に並んだのでした。
いよいよ本番です。前半と後半に分かれて,お買い物スタート!子どもたちは1つのお店で1つの品を買い,代金もぴったり払うことが多かったようです。でも,これは算数のお勉強。足し算,引き算,かけ算の練習もしてもらわなくては!わたしもお買い物に行きました。
『レモンと桃をくださいな。いくらになるかな?』
「え,えーと,レモンが12円で…桃が29円だから…?」
「41円だよ!」
「?31円じゃなくて?」
「9と2で11じゃん。繰り上がるんだよ。」
「あ,そうかー。」
『じゃ,50円払うからお釣りちょうだい!』
「え?お釣り?えーっと…。」
「9円だ!!」
どのお店でも同様の買い方をしていたら,こんなつぶやきが聞こえてきました。
「先生がお客さんで来ると頭使うよなー。大変だ。」
そう,それが目的でお買い物に行っているのです!みんな一所懸命計算し,いろいろな品物を売ったり買ったりことができました。
2月下旬のことです。
「先生,お手紙書きたいんだけどいい?」
『お手紙?誰に書くの?』
「算数のI先生。先生と勉強できるのって2年生の間だけでしょ。だから,ありがとうございましたってお手紙書くの。」
『それ,クラスのみんなにも言ってみたら?一人だけで書くより,みんなで書いた方がI先生も嬉しいんじゃないかな。』
「うん,じゃあ言ってみる。」
帰りの会で提案したところ,みんな大賛成!全員でお礼のお手紙を書くことになりました。
「ねえ,これさあ,I先生にばれないようにやろうよ。」
「うん,いいね。」
「暗号作ろう!」
「何がいいかなあ…。」
「車のナンバーがいい!xxxxだよ。」
『xxxx?そうなの?』
「(数名が一斉に)うん!!」
『…よく知っていたねえ。』
「(誇らしげに)うん!!!」
『じゃあ,クロクロだね。』
「クロクロ〜♪」
『正式名称はプロジェクトクロクロ!』
「うん!」
プロジェクトクロクロの開始です。用紙など使うものは自由です。それぞれ,工夫を凝らして手紙を完成させました。
手紙を渡したのはお店やさんの日。後片付けが終わった人から,わたしに預けていた手紙を取りに来ました。途中で,I先生がこちらの様子を気にしかけたのですが,すでに手紙を取っていった子たちが機転を利かせて,
「ねえ,I先生!あのさあ…。」
と話しかけて注意をひきつけてくれました。
I先生に手渡すときには,「ありがとうございました。」など,それぞれ自分たちで一言ずつ声をかけていた子どもたち。今回のプロジェクトクロクロは,提案から渡すまで,ほとんど自分たちの力でやりとげることができました。手紙の中身も,本当に心のこもった内容のものばかりでした。ここまでできた子どもたちの成長ぶりをとても嬉しく思いました。I先生も感激して手紙を受け取ってくれ,プロジェクトクロクロは大成功!よかったね,みんな!!
生活科の授業で,大きくなったねパーティーを開きました。2年生になってできるようになったことや,これから挑戦してみたいことを発表したり,ゲームや歌などのお楽しみ企画を入れたりという盛りだくさんのパーティーです。今回は,歌,クイズ,ゲーム,紙芝居の4グループに分かれて準備を進めました。
歌係は3曲選ぶことになっていたのですが,あっという間に決まったので装飾を担当することになりました。時間がかかるかと思いきや,
「先生,これも使っていいですか?」
と,1学期に作っておいた飾りを指さす歌係さん。うまく再利用したので,こちらもあっという間に終了。プログラム作りの手伝いにまわってくれました。ちなみに,3曲の歌は「春がきた」「また会える日まで」「思い出のアルバム」で,どれもこの時期にぴったり!
クイズ係はなぞなぞの本を持ってきて問題を選んでいました。3択あり,答えをいうものありとさまざまな種類の問題を用意してくれました。ちゃんと画用紙に問題を書き出して,次々とおもしろい問題を出題していました。
ゲーム係は,いす取りゲームとハンカチ落としを企画しました。ルールの説明までしっかり考え,念入りに練習してくれました。当日も,上手にルール説明をして,楽しいゲームができました。
紙芝居係は一番準備に時間がかかりました。まずは本選びです。できればみんなが知らない話がいいなあと話し合っているところで,ある子がパッとひらめきました。教室には図書館からレオ=レオニの絵本を借りておいたのですが,1冊だけ足りないことを思い出したのです。
「よし,そのない1冊ならみんな知らないよ!」
早速,学校の図書室に行き,その本を見つけだしました。
「やったー!」
1人2枚ずつ描くことにしたのですが,これまた予想外に時間がかかりました。
でも,早く終わった子が手伝い,きれいな紙芝居が完成!本番でも上手に紙芝居を読んでくれました。
できるようになったことの披露は,なぜか縄跳びに人気が殺到しました。みんなの前で披露したときに最高記録がでた子もいました。他には,お料理,水泳,逆上がり,サッカー,お習字といったものがあり,どれもすばらしいものばかりでした。
挑戦したいこともいろいろありました。夢は大きく果てしなく!子どもたちにはまだまだ無限の可能性があります。どんどんチャレンジしてほしいと思います。
進行は3人で分担して行いました。みんなの前で堂々と進められてとてもりっぱでした。
あっという間に過ぎた2時間でしたが,楽しいひとときとなりました。
入学してから2度目の卒業式です。
「去年もやったから大丈夫〜。」
と思っていた子もいるようですが,呼びかけの言葉も在校生の歌も昨年とは違います。歌は高い声が出なくて苦労していましたが,練習の成果がありだいぶ上手に歌えるようになりました。また,呼びかけの言葉は,運動会の思い出の部分を担当しました。実は,在校生が言う言葉の中で,一番難しいせりふが集まっているのです。「かっこよかったなあ。」「どきどきしたなあ。」「すごいなあ。」「力持ちだなあ。」この4つは,大きな声が出せたらよいというものではなく,その雰囲気がうまく表現できなければならないのです。担当となった子たちの中には,今年初めて言うことになった子もいましたが,練習の時から一所懸命頑張り,みんな上手に表現することができました。
式の間の態度もりっぱでした。長い時間じっと座っていられるようになり,さすが2年生だなと思いました。
一回り大きく成長した子どもたちの姿に感動した1日でした。
2学期の終わりにビデオで「ライオンと魔女(ナルニア国ものがたり)」を途中まで観ました。先日,その続きを観たのですが,間があいたにもかかわらず子どもたちは内容を覚えていたようです。
このビデオはイギリスの児童文学『ライオンと魔女(ナルニア国ものがたり)』が原作となっています。今,話題の『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』よりも子どもたちにはわかりやすいお話だと思います。
第2次大戦中に疎開をしていたピーター,スーザン,エドマンド,ルーシィの4人兄妹は,タンスのとびらからナルニアという異世界の国に入り込んでしまいます。そこは,長い間冬が続いていて,それは白い魔女のせいだというのです。エドマンドはだまされて魔女の味方についてしまうのですが,残りの兄妹とナルニアの神様のような存在であるライオンのアスランに救い出されます。兄妹は力を合わせて魔女を倒し,ナルニアの王と女王になるのでした。
ナルニアの世界に行きたいと思った子は多いようです。
「家の玄関を開けたらナルニアにつながるかも!」
「教室のドアだっていいじゃん。」
どこかがナルニアにつながっていたらいいですね。
このお話には続きがあるのですが,それは本で読んでくれたらいいなと思います。全7巻という長編です。(2年生では難しい漢字や言葉が多くて読みにくいので,もう少し大きくなってからの方がいいかな…。)
早いもので、このクラスがスタートしてから1年が過ぎようとしています。4月に子どもたちと出会ったのがついこの間のことのようなのに,2週間もすれば新しいクラスになってしまいます。せっかく楽しいクラスになったのに,もうお別れなのだと思うととても淋しいです。
このクラスを受け持つことになったとき,もちろん楽しみだったのですが,少々不安もありました。1年間一緒に過ごしてきた仲間の中に転校して飛び込んでいく,そんな気持ちでした。でも,子どもたちは1年生のときのやり方を教えてくれたり,たくさん話しにきたりしてくれました。
この1年がとても充実していたのは子どもたちのおかげです。この子たちに出会えたことをとてもうれしく思っています。
生活科で作ったアルバムの最後に,特別号の「風車」を貼りました。同じ内容のものは二つとない,全員ちがう文章になっています。これは,子どもたち用のもう1つの通知票です。
最後になりましたが,この1年間,保護者の皆様にはさまざまな面でお世話になりました。どうもありがとうございました。