ハイテク機器導入の落とし穴2
データ消滅の悲劇
データ消滅の悲劇
アウトラインプロセッサというものをご存知でしょうか。
アイデアをツリー式に書き留めていき、思考をまとめることができるという、とっても便利なツールです。
私はそのソフトを利用して、「Fantasticheria」用のアイデアを書きためていました
思いつくたびにコツコツと。
そして、アイデアが完全に熟したものから、順番にアップしていくという作業をしていたわけです。
そんな、まさにアイデアの源であるデータが、ある時、ごっそりとまるごと全部きれーさっぱりと 消 え う せ ま し た。
原因は、アイデアを保存していたのが、モバイルのSigmarion II、通称「シグマくん」(ひねりなしでゴメン…)だったということ。
シグマくんってばねー、モバイルだけあっていつでもどこでも書き留めることができるんです。
とっても便利で重宝してました♪
だけど、落とし穴がありまして、電池が切れちゃうと、データも消えちゃうんです。
そのことはよーく解っていました。
ああ、それなのに、それなのに。
ウツケモノの私は「まだ大丈夫だろう」と高をくくって、充電せずに2週間ほどほったらかしにしてしまったんだよぉぉぉぉ〜〜〜〜(`Д´)
なにを根拠に「まだ大丈夫」なんて思えたんだ、このウツケモノ!
データ保存するためにわざわざメモリカードを差し込んでおいたのに、どーしてそこに保存しとかなかったんだ、このオオウツケモノ!
でも、落ち込んでる場合ではありません。
少しでも記憶のはしっこに引っ掛かっているアイデアを、かき集めなくっちゃ!
そうして思い出したものが…合計、20数個のアイデア。
書きためていたものの半分もありません…(がっくり)。
しかも、ほとんどが漠然とした「アイデアの欠片」ばかり。完璧に思い出せたものは「熟してあとは発表するだけ」っていう状態のたった10コだけ。
アイデア、あんなにたくさん書きためていたのに。
100コくらいはあったのに!
あ…ごめんなさい。勢いでちょっと誇張しちゃいました。でもね、50コ以上はあったんです。あったよね、シグマくん!
私が日本海溝の奥底までも落胆したのは、言うまでもありません。
後 悔 先 に 立 た ず。
この言葉がこんなにも身にしみるなんて。
いいもん。もう一度、考え直すもん。消えてしまったものは仕方ないじゃない。
もう一度、最初から、アイデア作りをしよう。考えるのって楽しいし。ね。前向きに行こう、前向きに。
そう思えるようになるまで、っていうか、エッセイのネタにしようという風になるまで、実に4ヵ月もかかっちゃいました。トホホ。
一から出直してきまーす…。
2003-09-09