ならいごと色々(Lv.1)
【そろばん】
【そろばん】
私は子供の頃、色んな習い事をしていました。よくもまぁこんなにやったもんだと感心してしまうほど。
一番忙しい時で、最低でも週4日は習い事で放課後を丸々費やしていました。
だけど、どれもこれもマジメに通った記憶はほとんどありません(ぉぃ)。
その頃の私は、自他共に認めるおてんばムスメだったので、友達と外で遊び回る方が楽しくて楽しくて仕方がなかったんです。
なのに習い事に通え〜と引っ張って連れていかれてしまうことがんもーイヤでイヤで。
それでも、今では、やっていてよかったと素直に思います。
大人になってからも、いくつか習い事には挑戦したりもしているので(まぁ、どれも事情があって長続きしてないけど)、基本的には習い事が好きなのかもしれません。
で、今回はその色んな習い事の思い出なんぞを、書いてみようかと思います。
とりあえず、最初はちょっと齧っただけの習い事、【そろばん】からスタート。
ハイ、そろばんです。信じられますか?
理数系壊滅状態の私が、なぜ「そろばん」なんぞをはじめようと思ったのか…。
私でも信じられません(ぉーぃ)。
記憶は定かではありませんが、単純に「珠を弾いて計算してみたかった」からだったんじゃないかと思います。
自分から言い出して、小学校4年くらいにはじめました。
最初の頃は、調子よく進んだものです。足し算も引き算も楽しくて。ひたすら数を足したり引いたりしていく作業が好きだったようです。
あと、ご破算にしてもう一度計算をしようという時の、くいっとそろばんをヒネって、でもって左から右へ人指し指でジャッと珠を上げてく、あの瞬間も結構好きでした(…変?)
先生の持つ、大きなそろばんにも憧れたりしたものです…。
ですが、小学校5年になって、塾に通いはじめるようになって…あえなく脱落しました。
まさにその時、私は理数系で躓いたのであります。
塾でいきなり難問をやるようになって、それまでの小学校では習ったことのない問題を解かなければならなくなりました。
基礎から上級へ一足飛び、という感じ。戸惑うのも無理はありませんよね。
そんな中、塾で出会ってしまったのが「つるかめ算」でした。
「ここの茂みの中に、ツルとカメがいます。足が○○本見えますが、ツルは何羽、カメは何匹いるでしょう?」という問題のアレ。
…運命的な出会いでした。
塾で大人しく先生の説明を聞きつつも、「やってられっかー!」と卓袱台(机)返しをしたくなったものです。
だってさー、そんな問題変じゃんか!
ツルとカメの足なんてまるっきり見た目からして違うんだから、その状況を絵で見せてもらえば、一発で分かるじゃない。
なのになにゆえわざわざ面倒くさい計算なんかさせるのよ?
ついでに「ツルが片足で立ってたりしたらどうするんだ」とか「カメが足を引っ込めてたらどうするんだ!」とか余計な心配までしてしまうじゃないか!
問題出してる人は、一体何考えてるんだと子供ながらに腹を立てたものです。
こういう理不尽な問題をどうしてみんな平気で受け入れられるんだろうと心底不思議に思ったりもしました(笑)…今思うと、若いね、私(当たり前)。
ま、そんなこんなで、算数嫌いになってしまった私。
楽しかったそろばんでは「わり算」「かけ算」も加わった複合問題なんぞをやらされるようになり、一気にヤル気が失せてしまったのでした。
おかげで、今では足し算引き算のやり方しか記憶に残っていないという惨憺たる状態(なんとなーくは覚えてるんスけどね)。
それでも買い物するときには結構役立ってたりするので、まぁいいか、と。
でも、驚きなのが、その頃、そろばん塾にも一緒に通ってた年下の友達が、一時期「そろばん日本一」になっていたこと。
紅白歌合戦にも出て驚くべき暗算能力を披露してたんだよー!
家族揃って年越しそばを食べながら、仰天したものです(両親も知ってる子だったので。「あそこん家の子、テ、テ、テ、テレビ出てるぅ〜〜〜!」って(爆))。
同じ塾に通っていたのに、こうも違うものなのですねぇ……(遠い目)。
そろばんをやっていて学んだこと→「人には向き不向きがある」。
2001-11-03