怖いもの読みたさ
今、気になって仕方のない本があります。
書籍を買うときにはあまり躊躇しない私が、珍しく悩んでいます。
買おうか買うまいか決めかね、書店で見かけては手に取り、思案に暮れ、再び元にあった場所に戻すという慎重さです。
その本のタイトルは『新耳袋』。
現在3集まで出ている、いわゆる百物語を集めた本です。
ぞっとするような怪談話が詰まっているらしく、一晩でそれを読破すると……何かが起こる、とのこと。
霊感はゼロに等しい私にとって、それはとても興味のあることです。
私の好きな作家、京極夏彦さんも本の帯に寄稿していて、よりいっそう興味がわいてきてしまいました。
ただ……怖そうですよねぇ……。
私は基本的にホラーモノは大の大の大の苦手なので、テレビの怪奇特集も一人では観られません(でも観たい)。
あげくに、間違ってそういうたぐいのモノを観てしまった後は、夜、眠れなくなっちゃうし……。
でもでも、怖いもの見たさっていうのもあるわけで。
その両方の気持ちの間でゆらゆらと揺れているのです。
読むべきか、読まざるべきか。
夢枕漠さんの『陰陽師』シリーズでビクビクするくらいだからやめといたほうがいいかなぁ(好きだけどね)。
私のことだから、買ったら一晩で読了すること間違いナシです。
だけど、それでもし本当に何かが起こったら、耐えられそうにありません。
(っていうか、私、完全に出版社の思うツボにはまってる?)
あ〜〜、迷う、迷うなぁ。
誰か、一晩で読了された方、いらっしゃいませんか?
その後、何か起こりましたか?(販売戦略の思うつぼ?)
それとも、何も起こらなかった?
ぜひ読み終わった人の意見を聞きたいです。
あ、でも、怖い話はパスね!(じゃあ、ダメじゃん!)
2000-05-03