朱里通信

§ Essay

とりとめもないことを気まぐれに書き綴った雑文集です
「ことばつづり」について


pen


 私が「ことばで遊ぶこと」について意識し始めたのはいつからだろう…。
 記憶を探っていきますと、一番古い記憶は、私が幼稚園に入る前(多分、3歳くらい)に辿り着きました。
 その頃、祖父母の家に預けられることの多かった私は、良くものを書く習慣のあった祖父母の真似をしてみたくなったのでしょう。
 いきなり「漢字もどき」を作り、紙にバーンと書いたのです。
 その「漢字もどき」とは、ゆううつの「鬱」よりもこみ入った漢字らしきもの。
 具体的な形とか、読み方とか、意味とか、そう言ったことは張本人の私ですら記憶がありませんが、とにかくその小難しい「漢字もどき」を「作った!」という達成感だけは強烈に覚えております。
 出来上がった漢字を得意げに祖父母に見せましたが、恐らく祖父母には「ヘタッピな絵」というくらいにしか思わなかったかもしれないな…。

 で、この言葉を使った朱里的オリジナルの遊びが発展したのが「ことばつづり」でした。(この言い方は最近作りました。それまでは「ネタ」あるいは、「暇つぶし」と呼んでいたので(^_^;)
 これは単純に色んな単語をつぎはぎして「それらしいもの」があるような言葉を作る遊びです。
 実際にあるものの漢字をすり替えて別物にしてしまったり、聞き間違いや言い間違いなどから生まれたこともありました。
 …ただ単にそれだけのことなので、ほとんど役に立たないんだけど(小ネタにはなるかもしれないけれど)。

 で、いきなり話は飛びます。
 1997年に、私は激しく揺さぶられる出会いを経験いたしました。
 「クラフト・エヴィング商會」との出会いです(彼等の詳細はReviewsの『どこかへいってしまったものたち』にてどうぞ)。
 彼等の展覧会を報じた新聞の夕刊記事をたまたま見つけた私は、「ビビ〜〜ン!」と来ちゃったんですよね(笑)。
 そうして出不精なくせに珍しく翌日、会場へすっとんでいったのです。
 ギャラリーには幻想的な品物がズラリと勢揃いしていて、んも〜〜〜、帰るのがイヤになってしまうくらい、その世界に浸りたいと思いました。
 まさに好みのツボだったということもあるけど、その不思議なものたちの語感に惹かれたのです。
 さらには、その語感から連想された「物語」たちの魅力といったらもう…!

 さて、そんな中(クラフト/エヴィング商會と出会った翌年)私は思いつきでHPを立ち上げました。
 最初は仲間内で楽しめればいいかなと思っていたのですが、それが次第に「いつかは何かしらの物語(しかも趣味に走ったヤツ)をWeb上で公開したい」と思うようになりました。
 でも、どうしても良い素材が見つからなくて、どうしようかなと頭を悩ませていました。もっと気軽に楽しく何かできないかってね。

 そうして、思いついたのが、現在の「Fantasticheria」(話が長くてゴメンナサイ)。
 「ことばつづり」で作った言葉に朱里的想像をプラスしてみようと考えたのでした。
 多分「クラフト・エヴィング商會」との出会いがなければ、考えもつかなかったことだと思います。

 ということで、思いつきで始まった新しいコンテンツですが、どうぞたまに読みに来てやってくださいね! 徐々に数が増えていくことと思いますので…。
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