日々のつまらない出来事を、つらつら書き綴っています。
毎日毎日面白い出来事がある訳ではありませんが、ちょっと気になった事を書いてます。

現在メインバッグの吉田のオーバーナイトブリーフ。

出張用に買ったのに思いの外大活躍中。

     

4/10 tue.

「ミナミの大冒険」

 最近英会話に燃えている俺は英語を喋れる場所を探している。これが大阪には意外とないのである。まあ女の子なら外人バーでも行ってみるという手もあるだろうが、男としてはそうもいかん。いや俺が女の子でも外人バーなんか行かないだろうな。だって男の今だって外人怖いもん。

 手っ取り早いのは外人ホステスのいるバーである。NYでショーパブに行ったのだが、その時席についたおねえちゃんが一生懸命俺のつたない英語を聞き取ろうとしてくれたのだ。その時印象が今でも強く残っている。素人じゃそうもいかないが金さえ払えばプロなら親切に対応してくれる筈だからだ。

 ところがどっこい外人ホステスのいる飲み屋なんてどう探せばいいのかわからないし、インターネットで探しても全然ヒットしない。ふたつほどヒットしたのだがひとつは東欧系しかいないので、英語は堪能だがやはりネイティヴではなかった。もうひとつの方は電話番号が間違えて載っていたので連絡のとりようがない。

 それでももうひとつの「外人マスターのやっているクラブ」が気になったので、住所を頼りにミナミを探してみる。真昼間だったので人も少なく、呼び込みもいないのでまあゆっくり探す事が出来た。夜の宗右衛門町なぞおちおち歩いてもいられないしね。繁華街をぐるんぐるん回ってそれらしき店をやっと探し出した。飲み屋の集合ビルの9階にそれらしき店があった。名前も一緒。

 開いてない事は解っていたが、どんな店なのか見てみようとエレベーターで9Fに上る。どう見てもあやしそうな店。というかドアだけしか見えない。いわゆるクラブとかスナックとかそういう店のようだ。あまり安そうには見えないし、この手の店はいくらとられても文句は言えない。俺はあまり景気のいい上司に恵まれていなかったので、クラブというものに行ったことがほとんどないのだ。「ちょっと手が出そうにないな」とあきらめてそれらしき店を見つけた事だけに満足して店を後にした。 

    

 そして今日、決心してその店へ行ってみる事にした。だいたい俺の探している店がその店かどうかもよく解らないし、謎を謎のままにしておくのはどうももやもやする。とりあえず確かめてみることにした。どうせ俺は一見さんなのでヤバそうだったら帰っちゃえばいいし、とりあえずシステムだけでも聞けるかもしれない。しらふで行く訳にもいかないので近所の焼鳥屋で景気をつけていくことにする。またこの店がミナミのど真ん中らしい店で、小汚い店なのに同伴っぽいカップルが何組かいる。おまけにおばちゃんはおつりを「はい250万円のお返し」とベタベタなネタで返すのだ。よく言われるギャグだが、ほんとにそういっておつりを返すのは久しぶりに聞いた。きょうび貴重な店である。

 さて一杯入れたのでちょっと勇気が出てきた。意を決してその店へ向かう。ドアを開けると、チラッと外人さんが見えた。どうやらこの店であってるらしい。少し間があってマスターらしき人が出てきた。

「外人さんがいる店ってここですか」ストレートに聞いてみる。ドアからかいま見える中の感じはそんなにヤバそうな感じじゃない。いや、見ただけじゃ解らないけどね。予算を聞いてみるとハウスボトルなら15000円か20000円もあれば飲めるという。まあ安い値段じゃないが、クラブならそのくらいはとるだろう。いきなりボトルを入れるわけにもいかないのでそれで入ってみる事にする。ちなみにおねえちゃんのドリンクは1杯1500円だということもちゃんと説明してくれた。

 向こうとしても一見の一人客ってのは珍しいんだろう。「どうやってこの店知ったの?」と聞かれた。インターネットで死ぬほど探してきた経緯を説明した。

 中に入るとまあクラブというか高いほうのキャバクラという感じ。なにしろ高級クラブにいった事がないので他に表現方法を知らない。最初にマスターに「言葉は何語圏の子がいい?」みたいな事を聞かれたと思う。結構いろんな国の子がいるのかな。俺はもちろん英語である。こんなとこまでスペイン語のレッスンに来たわけじゃない。最初に座ったのは金髪のNY生まれだというおねえちゃん。ちょっととうが立ってる感じかな。しかしやはりネイティヴらしく、英語に安定感がある。もちろん日本語も喋れるので困った時にも便利だし。

 しばらく英語で会話をしてみる。なかなか楽しい。しばらくするとショーが始まった。困った事にダンサーにチップをあげなきゃいけないのだ。これが1000円×4人なので結構な出費になる。「どうしてもあげなきゃいけないの?」と聞いてみると「あげて」という。まあしょうがあるまい。

 そうこうしているうちに、おねえちゃんが替わった。今度はチャイニーズ系である。英語は上手いがやはりオリエンタルフェイスはあまりありがたみがない。このおねえちゃんは結構遠慮なくドリンクのお代りをするので困った。結構ドキドキものである。

 1時間半か2時間近くいただろうか。一回チェックしてみることにした。「もっとゆっくりしてっていいのに」とマスターが言うが、どんな店でも一回チェックしてみなければ判らないからね。すると料金は20000円だという。俺も結構飲んだし、女の子のドリンクも4杯くらい飲ませたのでちょっとお高めだったのかなとも思うが、多分向こうが俺の予算が20000円までと踏んだんだろうな。まあ良心的といえば良心的である。とりあえずボッタクられなくてよかった。

 そんなこんなでミナミのクラブ初体験は終了。とりあえず謎は解けたし、2時間飲み放題でネイティヴと会話が出来るならこの位の出費はしょうがないかな。ボトルを入れればもうちょっと安くなるのかな。酒付きでネイティヴと会話して1時間一万円。高いか安いか、微妙なところではある。ま、機会があったらまた行ってみよう。


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