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■■■■■ ひまつぶし・雑ネタ ■■■■■

お暇ですか? 何か暇つぶしに話を聞いてみたいとか,絵を見てみたいとか,という方どうぞ。

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2023/11/07 【当家マイコン史】近況追加
2023/07/25 【オーディオ用19インチ・ラックの使用例】 更新
2022/10/26 【仕入れが少ないならインボイス登録しないほうが良い】更新
2022/06/01 【固定資産税と減価償却の考え方に違いがある】更新
2022/03/14 【個人事業税の対象は所得では無い】追加
2021/11/14 【固定資産税と減価償却の考え方に違いがある】追加
2021/11/06 【オーディオバー てまり】更新
2021/09/23 【マザーボードのコイン電池寿命】追加

 


●パソコン関連

マザーボードのコイン電池寿命】 2021/9/23 追加
 Webで検索すると「寿命は3〜4年」という記事をよく目にします(検索上位の記事で)。でも実際当家で5台のパソコンの電池交換をした状況からすると、「コンセントから抜いた状態、未組立て状態なら3〜4年」というのが目安になりそうです。
 電源を入れなくてもコンセントに差した状態(背面のシーソースイッチはオン)なら電池は10年でも全然へたらないようです。むしろ逆に初期電圧より高くなる現象(逆リーク電流による充電)も起きている可能がありそうです。
 新品の電池(CR2032)5個は、電池電圧3.27〜3.28Vでした(古いテスターなので絶対値は誤差あり)。それに対して交換したマシンの電池電圧は下記の通りでした。
マザー 購入日 使用履歴 コンセント抜きor未組立て期間 保有年数 電池電圧
GIGABYTE H61M-DS2 2012.01.29 WindowsXP(SP2) 2014年以降はほとんど使用せず。 少なくとも27か月以上。実際はもっと長いはず(記憶不明) 9.7 2.97V
GIGABYTE H61M-DS2 2012.03.05 WindowsXP(SP2)→Windows7 (2013年末) 2019年5月以降は時々使用 ほぼ無し 9.6 3.34V
GIGABYTE GA-H81M-DS2 2013.12.23 Windows7→Windows10 (2019年5月) 時々使用 多少あったかも(記憶不明) 7.8 3.22V
GIGABYTE B360M-DS3H 2019.05.24 Windows10 毎日使用中。最近たまに起動せずのトラブルあり ほぼ無し 2.3 3.26V
GIGABYTE B360M-DS3H 2019.06.15 Windows10 (2021年9月組立て) 27か月 2.3 3.11V
 これからすると、コンセント抜き/未組立ての期間が長いものほど電圧が低下しています。逆に長期にわたってコンセント接続されていた上から2番目のマシンは新品電池(5個とも3.27〜3.28V)より高いという結果であり、逆リーク電流による充電が起きている可能性を示しています。
 ちなみに電池交換時はコンセントから抜けと書いてあるサイトもあったと思いましたが、私は逆にコンセントから抜かずに交換することにしています。コンセントに刺さった状態なら電源ユニットからCMOSに電源供給されてBIOSが保持されますので、電池抜いてもBIOSが確実に保持されるはずです。

(余談)最近はGIGABYTEマザーばかりですが、2004年にWindowsXPに乗り換えた当初はMSIをよく使っていました。その前(1990年代末期以降)はASUSが多かったような記憶があります。それ以前は玉石混交でしたね。当初は常用マシン用には安定動作が見込める5万円以上の製品を使って、実験用(うまく動けば友達に売り付ける)として激安品(2万円台)を買っていたような覚えがあります。最初に買ったのは1992年ごろでしたかね。オタクな友達に勧められて(騙されて?)FastbusVLB(だったかな)とかいうキワモノを買って苦労した覚えがあります。久しぶりに新しいマザー(500シリーズ)を見てたらGIGABYTE製はVGAがなくなっていました。MSI製はまだVGAが残っているので今のうちに確保したほうが良いか迷ってます。当家保有のディスプレイ(7台)はDisplayPort非対応なのでVGAとかDVIがないとマルチディスプレイにできないのですよ。コイン電池を考えると長期の保存は考え物ですので、次のマシン更新時期(Windows10終了時)にVGA/DVI対応マザーがなくなっていたらディスプレイを買い替えるしかないですかね。
 
Visual C で作成したプログラムがノートン360で削除対象となる】 2021/3/16 追加
 Visual C++ Express 2010 あるいは Visual Studio 2019(comunity)で作成したプログラムがノートン360で削除対象になる現象が出ました。ヒューリスティック(不審な挙動)と判定されたためです。
 この現象は、初期値付き変数のサイズが大きい場合に出ます(330kbyteは出る、200kbyteは出ない)。C++のコード生成がマルチスレッドの場合は2010, 2019とも出ます。マルチスレッド・デバッグの場合は2019のみで出ます。マルチスレッドDLLではどちらも出ません。
 とりあえず配列サイズに対して中身がスカスカな初期値は、必要なところだけ初期化すれば回避できます。フォントデータのようにどうしても大きいサイズが必要な場合はファイルとして読み込むしかなさそうです。
 
20年以上使用したコンパック106キーボード】 2021/2/11 追加
 ついに長年連れ添ったコンパック106キーボードとお別れしました。壊れたわけでもなく、とても気に入っていたのですが、諸事情により10キー無しのコンパクトキーボードに全面移行することにしました。
 20年以上の歳月により表面は黄ばんで、裏側の滑り止めのゴムも剥がれてしまいましたが、動作に全く支障ありません。予備として新品も1台ずっと保管していました。

mpckey1m.jpg mpckey2m.jpg

 106キーボートに慣れていると、最近の109キーボードはかなキーと変換キーが小さく打ち難く、右Altキーも誤打しやすいので移行を躊躇していました。ちょっと前の右Winキー無しのものはまだマシだったのですが、メニューとWinの二つを配置するようになってから特にひどい感じです。しかも私にとっては使用頻度の低いAltキーが大きいことも癪に障ります。とりあえずDvorakJでかなキーも「変換」に設定し、右Winとメニューを「ひらがな 2」に設定して使っています。誤打の多い右Altはキートップを外してしまいました。
mpckey3m.jpg mpckey4m.jpg
 
makeの解説書(入門書)ならこっちが良い】 2020/12/13 更新
 makeの解説書(入門書)として現在「GNU Make 第3版」が入手しやすいのですが、これが分かりずらい(読みずらい)のです。無料のPDFが公開されているので、まずこれを読み始めたのですがすぐ嫌になってしまいました。
 代わりになるものを探しに本屋に行ったところ、廃刊(?)の「make 改訂版」(2015/8/10 改訂版 第20刷)が残っていて、わりと分かり易すかったので速攻で購入しました。コーチャンフォー(若葉台店)で買ったのですが、たぶん売れ残りだったのでしょう。他の書店でも探せば残っているかも?  中古でも良いという方はアマゾンとかで買えると思います。
 どちらの書籍も訳者および監訳者は同じ人達なのですが原著者は異なります。訳の良し悪しよりも原著者の書き方で違いが出ているのでしょう。もちろん古いし(1997年改訂)、GNU版との違いもあるので足りない部分は上記PDF版で補う必要はあると思います。まあ、まずは無料PDF版を読んでみて、挫折したら「make 改訂版」を読んでみると良いと思います。
 
Windows10にダイナソアをインストールする方法】 2020/11/12 更新
 ダイナソア(WindowsXP対応版)のインストール方法はあちこちのサイトを見ないとわからないので、ここにまとめてズバリ書いておきます。この設定によってパソコンにいかなる障害が発生しても私は関知しませんので、自己責任でお願いします。
(1)まずはインストール
 媒体からFSETUP2.EXEを起動します。インストール先がデフォルトではCドライブ直下になっているので、必要に応じて指定します。
(2)互換設定
 インストール先のフォルダを開き、DIN_Win.EXEを右クリックして、「プロパティ」>「互換性」タブにおいて、「設定」の中の「640x480の解像度で実行」にチェックします。
 これで起動すればオープニング画面をスキップしてゲームが起動できるはずです。もしうまくいかなかったら以下のように互換性設定をいろいろ試してみてください。
 インストール先のDIN_Win.EXEを右クリックして、「互換性のトラブルシューティング」>「問題のトラブルシューティング」>「プログラムが開くが正しく表示されない」>「小さなウインドウで起動し全画面に切り替わらない」をチェックしてテストします。
(3)Indeo Videoコーデック有効化 [注:元に戻す方法は知りません。ダイナソアのインストール前にやっても良いです]
 基本的には、こちらのサイトに書いてある通りなのですが、細かいことが書いてありません。以下細かく説明します。
  @レジストリ更新用ファイルを作成します (ファイルを作るのがめんどくさい人はこのファイルを使ってください)
   「Windowsアクセサリ」の「メモ帳」を開き、上記サイトのWindows Resistry・・・の行からir50_32.dllの行までコピーして貼り付けます。
   「ファイル」>「名前を付けて保存」で、文字コードとしてunicodeを選択し、ファイルの種類をすべてにし、ファイル名として.reg拡張子付きの名前(例えばindeo.reg)を指定します。
   このファイルをwindowsフォルダの下のsystem32の中に格納しておきます。
  Aレジストリ更新
   「windowsシステムツール」の「コマンドプロンプト」を右クリックして「その他」の中の「管理者として実行」を選択します。
   画面が開いたらレジストリ更新を行います。レジストリ更新用ファイルがindeo.regであれば、
   regedit /s indeo.reg
   と打てばよいです。
以上でオープニングも見れるようになるはずです(当家ではokでした←2019年6月時点。Windowsのアップデートの影響なのか2020年11時点ではオープニングが見れませんでした。ゲームはできますが)。
 
キーボード設定の変更】 2017/11/03 追加
 あいかわらず試行錯誤がつづいていますが、キー機能の変更ソフトを「やまぶき」から「DvorakJ」へ変更しました。DvorakJの方は文字キー以外もキー機能が変更できます。ちょっとだけ設定が面倒でしたが、何とか使えるようになりました。
 設定ファイルをuserフォルダの下に解凍して置き、DvorakJを起動して、画面で以下の設定を行いました。
  ・[直接入力]: ファイルとしてuser\zTEQ003_en.txtを指定。
          英数字の配列です。ほぼキーボード通りですが、シフト0で±、シフト@でμ。左下の\はシフト無しでも _ が出るようにしました。
  ・[日本語入力]: ファイルとしてuser\zTEQ003_jp.txtを指定し、さらに”□かな入力用の設定で日本語入力用配列を使用する”にチェック。
          かな配列です。非シフト時は従来どおり、シフト時はやまぶきの時と同じ配列にしました(「かな入力の効率向上(JISかな配列のままで)」参照)
  ・[単一キー]→[テンキー]: チェックをつけて、ファイルとしてuser\zTEQ003_tn.txtを指定。
          テンキーの配列です。NumLock時は従来通り電卓配列ですが、Lock解除時はギリシャ文字や矢印記号が入力できるようにしました。
Num α  β  Σ
θ λ u
φ
η π Enter
Ω ω
          補足:試しにEnter記号{U+23CE}を入れてみましたが、shift-JISエディタ環境では保存できない文字になるため今回は見送りました。

 これ以外に私の好みで下記の設定もしています。
  ・[単一キー]→[Escなど]→[全角/半角]: 独自の設定を選択し、{ひらがな}{全角} をパラメータとして設定。
          さらにIMEの設定で「半角/全角」を”全角英数”入力に設定。これで、IMEオフの状態から必ず全角英数入力モードで立ち上がります。
  ・[単一キー]→[無変換など]→[かな]: 独自の設定を選択し、{ひらがな 2}をパラメータとして設定。
          これで、IMEオフの状態から必ずかな入力モードで立ち上がります。
 この2つは、Win7のMicrosoft IMEが、IMEオフ時の入力モードで再開してしまう対策です。VJE互換だから出る現象かもしれないですが、今回ソフトを切り替えた理由もこの設定ができるからです。おまけでNumLock解除時のテンキー配列も変更してますが、切り替えが煩わしいだったら常時電卓配列にするかもしれません。Num Lock無効にできるのも良いですね。今まで押し間違えてパニクることもありましたから。
 とにかくしばらくはこれで使ってみようと思います。
 
かな入力の効率向上(JISかな配列のままで)】 2016/5/23 更新
 私は、キーボードをかな入力で打っています。30年以上使ってて、今までは特に不便を感じたことは無かったのですが、最近会議の録音からの議事録起しがたびたび必要になってきて、もうちょっと効率上げたいなぁと感じるようになりました。
 かな入力で効率が良いと言ったら「親指シフト」とか検索で出てきますが、30年以上なれ親しんだJISから移行するのは今更と感じます。しかも専用キーボードは1桁以上高いし。JISの場合、大部分のキーがシフトでも同じ字形が出ます。せめて濁音になってくれないかな、できれば”じゅ”とかになってくれないかなとソフトを探したところ、「やまぶき」というフリーソフトで可能とわかりました(今yamabuki4.16.1を使っています)。最初は親指シフト専用ソフトだと思っていたのですが、配列は自由に指定できるので、逆に言うとシフトしない状態ではJISのままにも設定できます(というか設定記述をしなければ、そのまま)。

 とりあえず、かなシフトの時に下記のように文字を変更した設定ファイル(2016/5/23更新)を作って見ました(水色が本来のJISからの変更部分)。少なくとも従来通りの打ち方をしても問題なく入力できることは、ざっくりと確認してあります。効率向上効果のほどは追々検証したいと思います^^;
ちゅ ひょ
しゅ じゅ にゅ きゅ ぎょ
ちょ しょ じょ りょ きょ
しゃ じゃ ちゃ
 基本は、清音から濁音への変更ですが、これだと”かな”と”゛”の連続押しが”シフト+かな”になっただけなので効果は少ないかもしれません。”しょ”、”じょ”とか効率向上の効果がありそうですが、キーボード上の位置を覚えるのがつらいです。

 ところで、この設定ファイルは、英数のときも3キーだけ変更しています
  @シフトなし状態で、右SHIFTキー隣にあるキーを表示どおり\が出るように変更
  Aシフト時に表示が出ない0キーで±が出るように変更
  Bシフト時に@キーを押すとμが出るように変更(だって‘なんて実務で使ったこと無いんだもの)
 この変更が無用の場合は上記設定ファイルの[英数シフト無し]以下の行を全部削除すれば良いです。
 
VJE−δ互換設定】 2016/5/28 追加
 WindowsXPまでは、日本語入力としてVJE−δを使用していました。Windows7で動かす方法が見つけられなかったので、しょうがなくMS IMEに変更しました。MS IMEのキー設定でVJEを選択できるのですが、VJE−δとは若干動作が違っていて、現在はVJE設定から一部修正したカスタム設定になっています。
 修正と言っても、キー設定の詳しい解説がないので(見つけられなかった)、1年間試行錯誤してようやく最近満足できる状態になりました。一番苦労したのは「英数キー」です。もしかしたら他にも同じ悩みを持たれている方がいるかも知れないので参考に書いておきます。
  ・最初は「全英固定」に設定しましたが、英数キーを押すたびに→半角英数→ひらがなと変わってしまいます。
  ・次に「英数キー」に設定しました。英数キーを何回押しても英数のままなのですが、かな入力状態から押すと
   英数全角になったり英数半角になったりします。この挙動不審に悩まされましが、ようやくどんな”仕様”かわかりました。
   英数入力中にF9で半角変換したりF8で全角変換したりすると、その後英数入力モードが全角か半角かによらず、
   次回にかな入力から英数入力に切り替わったときに半角(最後F9使用時)または全角(最後F8使用時)になります。
  ・で、今落ち着いているのが「全角英数」設定です。基本的に全角の英数入力モードになります。
   少なくとも意図しない全角/半角切り替えが出ないので、ましかなと思います。
   ただし設定上の落とし穴があって、同じ「全角英数」と表示されて”全角への変換を行う”設定もあります。
 その他変更しているキーを参考に書いておきます。
  ・スペースバー:「空白」に設定。「空白」を選べないところは「全角空白」。VJE−δでは確定した上で空白でした。
  ・半角/全角キー:最初は設定キーとして一覧に出てこないので、まずキー追加を行う。
             その上で「字幅切り替え」に設定。ただし文字未入力で押すとIMEオフ(2016/6/25修正
             になるように設定。これは私の好みです。プログラムコーディングの多い人ならわかるかも。
  ・変換キー:文字未入力で「別幅空白」に設定。
  ・無変換キー:文字未入力で「-(機能無し)」に設定。変わりにEscキーを「確定取消」に設定。
 そのほかに、Enterキーを確定+改行にしたいのですが、方法が見つかってないです。

 


●風景

オーディオ Bar てまり 2021/11/6 更新
 雑誌「analog」 Vol.73 (2021年10月1日発行)で紹介されていました。
 落ち着いた雰囲気でお酒が飲めるバーです。武蔵小杉の駅前にあり、2020/11/12時点では「スナック てまり」とWebに表示されていましたが、今は「オーオーディオ Bar てまり」に更新されてますね。数年前にスナックてまりのママから引き継いだらしいのですが、オーディオの趣味が高じて「オーディオバー」という新ジャンルを作ったようです。ミュージックパーとかレコードバーとかは聞いたことがありますが、より音質を重視しているという意味合いでしょうかね。昔のアイドル歌手のレコード盤とか、ABBAのレコード盤とか置いてあって、結構懐かしさが溢れてきました。カラオケはありません。喧騒に疲れた時に飲むのに良い場所です。
Audio_temari.jpg
 
オーディオ用19インチ・ラック 2023/7/25 更新
  AudioRack.jpg  19インチ・ラックというと、近頃ではサーバー用の奥行きが長いもの(60〜70cm)をイメージするかもしれませんが、私は奥行き51cmのコンパクトなものを使っています。「サウンドハウス」で購入しました(2001年)。元々書斎に置いていましたが、現在は寝室に置いてあります(2018年?ごろ移動)。
 搭載機器を上から順に紹介します(左の写真は2014年当時、下の写真は2023年アンプ購入後)。

1.パイオニア製CDプレーヤ PD−M580
 6連マガジン・タイプのプレーヤです。初代の6連奏PD-M6が故障したため買い替えています。
2.ヤマハ製AVアンプ RX−SL80 2023/7/25 更新
 当初は両サイドのスピーカとともに居間で使用していたのですが、居間のレイアウト変更により書斎に追いやられてしまいました(現在寝室)。
 マランツのアンプを購入したので2023/7/24から使用停止しています。
3.ソニー製カセットデッキ TC−RX300 → マランツ製プリメインアンプ PM6007/FN 2023/7/25 更新
 英語のカセットテープを再生するのに使っていたのですが、今後の使用見込みがないためアンプと入替しました(2023/7/24)。
4.カワイ製MIDIパッチベイ MAV−8
 当初はTEAC製のミキサー兼MIDIセレクタの機種を使っていたのですが、MIDIセレクタが調子悪くなったために買いました。
5.ローランド製MIDI音源 SC−55mkU(左)とSC−88VL(右)
 パソコン内蔵のMIDI音源が気に入らず、いまだに捨てられません。現在はSC−88VLは書斎に残し、寝室ではSC−55mkUのみ使用しています。
6.ソニー製ゲーム機 プレステ2
 これも居間から書斎に追いやられてしまいました(現在寝室)。
7.BEHRINGER製ミキサー RX1602
 当初は大きなサイズのTEAC製ミキサーを使っていたのですが、故障により買い換えました。使い勝手はTEAC製が良かったんですが、製造中止でしかたなく。
8.パナソニック製TV、LG製VHSデッキ、シャープ製VHSデッキ
 これも居間から書斎に追いやられてしまいました(現在寝室)。ビデオはもう配線してないです。


■寸法規格:19インチ・ラックには、EIA規格(インチ単位)とJIS規格(mm単位)があります。装着する機器の高さの単位が、EIAだと1U(44.45mm)単位、JISだと50mm単位となります。海外製用とかオーディオ用ならEIA規格のものでよいでしょう。
■幅サイズ:もともと19インチ(483mm)のはずですが、多くはサイドパネル取り付けのために520〜570mmぐらいあります。「サウンドハウス」で取り扱っているオープンフレームのものは、きっちり19インチなので、この点からもコンパクトでよいです。
■高さ:私は、138cmのものを買いました。重量18.5kg。私の書斎にはこのあたりで十分。このひとつ上となると174cm、23.5kgになります。価格差はわずか2千円。200cmのものも売られてますが、日本人には扱えないんじゃないの?って気がします(踏み台置けばいいのか^^;)。
■フレーム素材:一般に鉄とアルミの2種がありますが、アルミ製(摂津金属製とか)は10万円以上と高いです。鉄製も国産品は高めかな。
■トレイ(棚):カワイ製MIDIパッチベイとBEHRINGER製ミキサーはラック・マウント・パネルが付いていたのでラックに直付けです。その他は、トレイ(棚)を取り付けてその上に機器を載せています。トレイはいろいろ種類がありますが、私は安いタイプを購入。ローランド製MIDI音源は1U用の棚(奥行き27cm)、その他は2U用の棚(奥行き37cm)に載せています。
 トレイ類(オプション類)だけならタカチ電機でも扱っています。ただ、こちらは折り曲げ加工ではなく、サイドと棚をねじ止めで組み立てる方式です。耐加重的に不安な気がしますが、カタログを見る限り問題なさそうです。値段は若干高めのような気もしますが(タカチは定価表示、実売価格は調べてないです)、バリエーションが多いので(1U奥行き42cmとかあり)、目的に応じて選びやすいです。

AudioRack2.jpg

 


●捨てられない思い出

 思い出は単なる記憶ではなく、当時の生き生きとした気概を思い起こさせてくれるものです。昔の自分から元気をもらうという意味で、昔を振り返るのも悪くありません。

当家マイコン史
・出会いは中3:インテル4040との遭遇
 小5から電子工作の世界に入った私がマイコンに出会ったのは、中3の秋か冬ごろです。「トランジスタ技術」のグラビア記事にマイコンのマイクロシーケンスのフローチャートが出ていて、なんじゃこりゃ? 使い方がわかんねーじゃん、と思った記憶が残っています。
 トラ技の過去記事目録で調べた感じでは、1974年11月号掲載”74エレクトロニクス・ショー”または1974年12月号掲載”データ・ショウ”のどちらかの記事だと思います。これらの記事は保管して無いのでどちらだったか、あるいは別記事だったかも定かでは無いです。この後の1975年2月号掲載の”4040の特徴と応用のポイント,機能が強化されたインテル4ビット・マイクロコンピュータ”は保管してありました。
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・出会いの前に素通りしていた:i8008の記事
 記憶にございません。でも「トランジスタ技術」1974年6月号の8ビットマイコン8008の記事を保管していました。たぶん自分でも、あれ?こんなんあったっけと思いつつ保管したのではないかと思います。
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・最初はすれ違い
 最初i4040の使い方をイメージができなかったので、コンピュータを作るのに一旦関数電卓用LSIにTTLロジック回路のシーケンサを付けることを考えました。きっかけは、トラ技1975年7月号「メモリ付き関数電卓の製作」です。
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・本格的にi4040の勉強を始める
 マイコン関係の書籍が(株)産報の電子科学シリーズで続々と出版されるのが目に付くようになり、その5番目の「マイクロコンピュータ機器の設計」にi4040の解説が詳しく載っていました。今見返してみると随所に赤のアンダーラインが引いてあり、かなり読み込んでいたなぁと思い出しました。その本の後半1/4は8ビットマイコンi8080の解説が載っており、インストラクション・セットも原文(英文)のまま掲載されていました。結局8080の方に気持ちが傾きましたが、原理を学んだのは4040ですので、やはり私のマイコン原点は4040です。
 最初に購入したのは「マイクロコンピュータ機器の設計」で、その後次々と買い足しましたが順番は覚えてません。
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・i8080→MB8861(MC6800互換品)→MK3880(Z80互換品)と、さまよう
 i8080で回路設計を始めましたが、当時はまだ部品が高く、たしかi8080の広告が出始めた当初は1個1万円、1kbit SRAMも2千円以上していた記憶があります。システム全体ではかなりの金額になるため製作を躊躇していました。
 その内、富士通のMB8861(モトローラMC6800の互換品)が安く出回るようになり、4kbitダイナミックRAMも2千円台に落ちてきたので、設計変更を行いました。しかしうだうだとして製作には至りませんでした。
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 そうこうしている内にザイログZ80の互換品であるモステックMK3880が安くなり、16kbitダイナミックRAMもついに千円を切る価格になったので、やっと重い腰を上げて製作に着手しました。ただPROMは安さにつられてμPD458というNEC独自の電気消去タイプを買ったのですが、パッケージが2.54ptDIPではなく、1.27ptフラットで、泣く泣くピン1本1本に線をつけてユニバーサル基板に取り付けました。ま、デバッガも無しで、トグルスイッチでパチパチとプログラミングしていたので、バグが取り切れずに苦労しました。そのころ、 ようやくパソコンが個人で買える金額になってきたので、気持ちが削がれて結局Z80システムはお蔵入りとなりました。
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・なぜかSC/MP-U(スキャンプ)で復活(1981年)
 世の中にパソコン(8ビット機)が出回るようにはなりましたが、電子工作としてのマイコン製作の火は消えることなく、なにかのきっかけで(何のきっかけだったかは忘れましたが)、8ビットローエンドマイコンSC/MP-Uで製作を行いました。新しいマイコンではなく、トラ技の製作記事も1977/10〜1978/1に掲載されていました。
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 たぶん何かの暇ができたときに昔を思い出している内に「簡単だからちゃちゃっとやってみるか」という感じで始めたのでしょう。
 相変わらずデバッガは無く、紙にコーディングしたマシン語をトグルスイッチでパチパチ入力してました。LEDフラッシャ(光が流れる)を作っていた記録が残っています。「プロ開発ツールを買おう」というメモも残っているので、結構本気で遊んでましたね。
 しかしローエンドマイコンなのに2,900円もしていたのですね。最近のマイコンの価格帯を考えると、改めて「いい世の中になったなぁ」と思います。
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 ナショナルセミコンダクタから英文データシートの他に日本語のアプリケーションハンドブックも出ていて、なぜか私も持ってました(入手経緯忘却)。
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・迷走の末に1チップマイコンにたどり着く:i8088→i8085→μCOM-84(i8048互換品)(1982年)
 パソコンを作るわけじゃないので、電子工作に必要な最小構成のマイコンを追求した結果、1チップマイコンにたどり着きました。もちろんマスクROM品なら以前からあったし、ROMレス品のi8035とかも有りましたが、市場で書き込み可能な8748(UV-EPROM品)が出回り始めたのがこのころだったような記憶があります。
(1)i8088:当時12,000円もしていたのですね。
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(2)uPD8085AC:へー900円。32kbit EPROMの方が高かったのね。
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(3)μCOM-84(8048互換品)の命令セット調査:ハンドアセンブルするのに必須の準備です。
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 覚えて無いけど最初は25万円のP-ROMライター(87xx対応品)を買うつもりだったのね。学生時代に20万円の岩通シンクロスコープを買ったぐらいだから別にどうってことなかったんでしょう。でも結局トグルスイッチのパチパチライターになった記憶が・・・
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・ADコンバータ内蔵品に魅かれる:μCOM-87AD(1983年〜)
 今でこそマイコン(MCU)にADコンバータが内蔵されているのが当たり前になっていますが、当時は珍しかったですね。μCOM-87シリーズはNECオリジナル・マイコンで、当初はAD無しのマスク品またはROMレス品しか有りませんでした。AD付きのμCOM-87ADが登場し、しかも背中にEPROMを乗せるピギーバック・パッケージが登場したので、これを手に入れて遊んでいましたね。

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・人生で初めて、まともな開発ツールを使う(1985〜1987年):
 この時期コンパクトディスク・プレーヤが急激に安くなって(10万円以上だったのが数万円まで下落)、4bitマイコン(MCU)を使った選曲用システムコントローラ開発の仕事がどんどん来ていたのを覚えています。i4040は本を読んだだけで使ったことは無かったので、4ビットマイコンを実際に使うのはこれが初めてでした。
 ともかく人生で初めて、まともな開発ツールでマイコンのファーム開発をしました。ツールの名前はたしかPDA-800だったかな。数分程度でアセンブラソースをオブジェクトに変換してくれたのは感激でしたね。それまでハンドアセンブル一筋だったので、自宅用にも欲しいと思いましたが、新車が買えるぐらいの高額なツールだったので諦めました。
 ちなみに会社にあるパソコンは共用で、まだ一人一台無かった時代です。

・マイコンから遠ざかりPLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)を使う(1988〜1997年)
 色々要因が重なってマイコンから遠ざかっていました。大好きだったμCOM-87シリーズが収束品種になり、またDIP品がだんだん手に入りにくくなってきた時期でもありました。PLDはまだ20pin, 24pinのDIP品が潤沢で、しかもGAL16V8のように電気的書き換え品も早くから登場していたので、遊ぶのにはこれくらいでいいやって感じでしたね。もっともDOS/Vパーツが出回るようになってからは、毎週末秋葉原でパーツを買ってパソコン組み立てしてたので、電子工作の方はお休み状態でした。
 いまだに残っている16V8と22V10
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・フラッシュマイコン時代に突入、AVRを選択(1998〜2005年)
 ようやくマイコンにも電気的書き換えが可能な品種が出てきました。秋月でAVRの販売が始まると、性能も良いし使いやすいしということで、以後AVRで行くことに決めました。最初に買ったツールは29,800円のAVR2-ST-US(AVR Professional Starter System)です。購入店は忘れましたが、たしか秋月ではなく、その近所のどこかで買ったような記憶があります。1回壊して買いなおしたような記憶もあるので、下記の写真はもしかしたら2台目かもしれません。

miconhyst013.jpg miconhyst014.jpg miconhyst015.jpg

 AVRを使った回路は旧ページで公開していました。下記が1999年の春ごろ公開したものです。上が168pinDIMMのSPDパラメータを読む治具で、下が200MHz程度までの周波数カウンタ(CPUクロック測定用)です。
spdc-v5c.gif fcnt-v5a.gif miconhyst020.jpg

 さらに、しばらくしてオンボード書き込み用のAVR-ISPも購入しています。
miconhyst016.jpg miconhyst017.jpg miconhyst022.jpg

 ついでながら後年(2012年ごろ)購入したAVR DRAGONも載せておきます。
miconhyst018.jpg

・16ビットマイコン78/K0Rへの移行、RL78への継承(2006〜2018年)
 AVRでちょっと物足りなく感じていたときに、78/K0Rが登場し徐々に移行を始めました。特にMiniCube2が出てからはAVRはまれにしか使わなくなりました。その後NECがルネサスと統合しRL78に移行したのに伴い当家もRL78へ移行しています。ただ、なんとかMiniCube2が使えないかあがいて見ましたが、いかんせん情報不足で使えませんでした。コンパイラはだまし方が分かったんでオブジェクトだけは生成できたんですけどね。詳しくはK0R,RL78のページに記載があります。
 仕事では一時期32ビットマイコンのV850ESも使っていました。自宅でも使おうとしてV850ESのページを作りましたが、残念ながら集約品種になってしまいました。結局自宅ではちょっとした実験程度にしか使わなかったですね。

 MiniCube2とE1。E1は黄ばんでますが、購入時はもっと白かったはず。
miconhyst024s2.jpg miconhyst025.jpg

・32ビットマイコンSAMへの移行(2019年〜)
 2018年11月からSAMのページを立ち上げて移行を始めています。2019年にXIDE,XC32のSAM対応が始まり、順次ローエンド品種まで一通り対応可能になってきました。いよいよ私も本腰入れないと、みんなにあっという間に置いて行かれるかもです。
 というかAtmel Studio環境では以前から開発できていたので、そういう人たちから見れば周回遅れもいいとこなんですがね。まぁともかくXC32コンパイラと安いデバッガ(SNAP)で日々格闘しています。
 
 PICkit4は保険のため購入しました。右は自製ボード(SAMC21_can5)にSnapを接続して動かしているところ。
miconhyst026ss.jpg miconhyst027s.jpg

 左はUSBのテストのため購入したSAMD21-XPROに拡張基板を付けたところ。右はCortex-M4対応のため購入したSAME54-XPROに拡張基板を付けたところ。
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・半導体不足によりSAMの入手難(2021年〜2022年)
 5V動作品のSAMC2xがほとんど手に入らなくなりました。3.3V品のSAME54, SAME70さえも希望品番がほとんど手に入らず、四苦八苦というか活動が停滞するありさま。2000年代前半にも旧アトメルのAVRで供給トラブルを経験していますので、旧アトメル製品に私は呪われているのかもしれませんね。RL78は品薄ながらなんとか手に入るので、これで凌ぐしかないようですね。

・SAMからPIC32CMへの移行と、RH850その他への浮気(2023年〜)
 2023年後半からSAMC2x等がまた手に入るようになってきました。しかしマイクロチップとの統合によりSAMはPIC32Cへどんどん移行する感じになってきており、なんだか興が削がれてしまいました。また5V動作のできる高速品(100MHzオーバー)の展開もすぐには出てきそうにないので、ちょっと他の製品に浮気してみようかという気になって来ました。
 そこで2023年10月からRH850にちょっと浮気してみました。とりあえずSAMC21-can5ボードのCPUをRH850/F1KM(S1)に置き換えたものを1ヶ月で製作して遊んでいます。
miconhyst034s.jpg

 

●作文

[再掲載]ブレインディッシュ4(Braindish4)〜眠れる神脳塔(かみのうとう)〜
 日本ファルコムが出していたPRGゲーム「ブランディッシュ」は,元々アレスという剣士が主人公で,ブランディッシュ2,3とバージョンアップするに連れて脇役だったドーラやアンバーがプレイキャラとして追加されました。ところがブランディッシュ4でキャラが一新されてしまいました。アレスファンの私は鬱憤ばらしにブランディッシュ4と同じ舞台設定(同一マップ)でオリジナル・キャラを使ったシナリオを書いてみました。オリジナル・キャラのファンの方には楽しんでいただけると思います。1998年頃に書いた作品です。
Main Characters (主人公) part 1-6 part 7-11 part 12-17
Arek (アレク)
Dour(ドーア)
Unpa(アンパ)
Ginza(ギンザ)
 主人公の名前が某教団名とかぶったので変更しました(2011/7/16)。
 
[再掲載]アルパリーク冒険奇譚
 少年と少女が一人前の冒険者を目指して冒険を重ねていくうちに、自分たちの大陸に危機が迫っている事を知る。その顛末やいかに?
 この物語はグローディアのRPG「アルヴァリーク冒険記」のパロディ(?)です。 主要登場人物の誰がどこへ行った、と言う枠組みはそのままにし、人物の性格や背景・状況設定を創作したものです。オリジナルのストーリーを知らなくても楽しめると思います。1996年頃に書いた作品です。
       part 1-5    part 6-10    part 11-15     おまけ(年表)  おまけ(断面図)

 


●お絵かき

遊びで描いた絵
 回路図CAD(D2CAD)で絵もどきの図面を描いて,MSpaintで色塗って遊んだものです。
本当は,電子工作のイルミネーション・ボード用なんですが・・・
E_PACH02.GIF (24038 バイト)
E_PACH01.GIF (26427 バイト)

                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     

                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     

                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
                                   
G5xR4xB3 均等分割
                       
                       
                       
                       
                       
赤上シフト
                       
                       
                       
                       
                       
青、緑上シフト
                       
                       
                       
                       
                       
赤微調整
                       
                       
                       
                       
                       

                 
                 
                 

 


●開業メモ

 個人事業を開業するときのメモです。だいたいは個人事業主メモを見れば分かるのですが、理解しずらい点、分散していて読みずらい点をまとめてみました。

固定資産税と減価償却の考え方に違いがある 2022/06/01 更新
 世間の説明ではどちらか一方の視点が多く、混同すると混乱してしまいます。一方で違いを理解してうまく活用することもできます。
■固定資産税は市税事務所への申告、減価償却は国税への確定申告です。制度や計上基準に異なる点があります。
■個人事業の決算日は12/31と決まっていて”稼働している設備”の減価償却を12/31に行い”設備の簿価(償却後残高)”を減らします。一方で1月1日に”保有している設備”は”設備の評価額”に基づいて固定資産税が課税されます。
 注意するのは、稼働している/保有している、簿価/評価額の違い、申告対象になる/ならないの3点です。
 また以下で”取得価格"というのは事業比率に関係しませんので家事用との按分はせずに判断します(償却費の段階で按分)
 さらに取得価格には送料等も含みます→取得価格に含まれる/まれない費用
・取得価格1点10万円未満もしくは耐用年数1年未満のものは”消耗品”なので、減価償却無し(損金として処理)、固定資産申告も無し。
・取得価格1点10万円以上かつ耐用年数1年以上のものは”稼働開始していれば”必ず12/31に減価償却し(一括償却、特例の即時償却、定額法償却)、1/1に保有している”一括償却以外の資産”は”稼働してなくても”固定資産申告をする。
・取得価格30万円以上の償却は定額法しか選択できない。一方、固定資産税の評価額は定率法で算定される。
 償却額 = 取得価格 x 償却率 x 稼働月数/12 (端数は切り上げ)
 ただし最終年は1円だけ残るように償却する。償却率=1/耐用年数。耐用年数の例:パソコン4年、開発研究用の器具及び備品4年。
 耐用年数の表は正式には省令だが、市によっては分かりやすい表現に変えている。川崎市は省令をそのまま掲載(別表第1,2,5,6を見る)。
・取得価格30万円未満は、定額法の他に”少額減価償却資産の特例による即時償却(12/31に取得価格全額償却、稼働開始していれば12月からでも全額)”を選択できる。しかし固定資産税の評価額は定率法で算定される。
 なお合計償却金額に上限があり、事業月数x25万円(1月から事業をしていれば300万円)である。また現在の特例は2024年3月31日に切れる(過去2年ごとに延長されているが今後も延長されるかは不明)。3月に切れた場合は上限額が25万円x3=75万円になる可能性が高い。
 青色申告が対象となる。
 上限を超える場合、例えば12月下旬取得したものは翌1月から稼働すれば翌年の限度範囲にできる(取得年では1円も償却できないが翌年全額償却できるので一括償却や定額償却より短期に償却できる)。
・取得価格20万円未満は、定額法、即時償却の他に一括償却も選択できる。一括償却資産は固定資産申告しない。白色申告でも使える。
 一括と言うが、実際には3年(開業月が1月でなければ4年)で分割して償却する。開業年は、取得価格x事業月数/36で償却額を算出する(稼働開始月していれば12月からでも算出額全額)。
■固定資産税は合計評価額150万円未満は非課税。即時償却、定額償却の資産が対象で、定率法で算定されるので簿価がゼロでも評価額はゼロにはならない点に注意。
  ・前年に取得した資産: 評価額 = 取得額 x (1- 減価率/2)
  ・前年より前に取得した資産: 評価額 = 前年評価額 x (1- 減価率)  ただし評価額の下限は取得額の5%
 減価率は耐用年数4年の場合0.438、5年の場合0.369 (0.369/2 = 0.185(小数点以下第4位は四捨五入))
 税額(100円未満切捨て)=評価額合計(1000円未満切捨て) x 税率1.4%
■(参考)取得日とは実際に資産が引き渡された日。事業供用開始日(事業の用に供した日)は稼働を開始した日。
アプリケーションソフトウェアなどの無形固定資産は、減価償却の対象であっても固定資産税の申告対象にはならない。他にも繰延資産など申告対象外がある。
■記帳例(開業日2021/7/1)
日時 借方 貸方 適用
2021/7/1 消耗品 90,000 預金 90,000 パソコン →10万円未満または耐用年数1年未満
2021/7/1 工具器具備品 360,000 預金 360,000 開発研究用器具(電子負荷装置) →30万円以上は定額法で償却
2021/12/10 一括償却資産 120,000 預金 120,000 レーザープリンタ →20万円未満で選択可能
2021/12/10 工具器具備品 280,000 預金 280,000 開発研究用器具(オシロスコープ) →30万円未満は特例対象
2021/12/31 減価償却費 280,000 工具器具備品 280,000 距離計 少額減価償却資産の特例により即時償却 全額計上。合計で事業月数6か月x25=150万円まで
2021/12/31 減価償却費 20,000 一括償却資産 20,000 レーザープリンタの一括償却 →事業月数6か月/36しか計上できない。合計限度無し
2021/12/31 減価償却費 45,000 工具器具備品 45,000 開発研究用器具(電子負荷装置) →稼働月数6か月分を償却(7月から稼働の場合)
2022/12/31 減価償却費 40,000 一括償却資産 40,000 レーザープリンタの一括償却 →取得額の1/3を計上
2022/12/31 減価償却費 90,000 工具器具備品 90,000 開発研究用器具(電子負荷装置) →年中稼働していれば取得額x償却率を計上
2023/12/31 減価償却費 40,000 一括償却資産 40,000 レーザープリンタの一括償却 →取得額の1/3を計上
2023/12/31 減価償却費 90,000 工具器具備品 90,000 開発研究用器具(電子負荷装置) →年中稼働していれば取得額x償却率を計上
2024/12/31 減価償却費 20,000 一括償却資産 20,000 レーザープリンタの一括償却 残りを全額計上
2024/12/31 減価償却費 90,000 工具器具備品 90,000 開発研究用器具(電子負荷装置) →年中稼働していれば取得額x償却率を計上
2025/12/31 減価償却費 44,999 工具器具備品 44,999 開発研究用器具(電子負荷装置) 1円だけ残るように計上
 
個人事業税の対象は所得では無い 2022/3/14 追加
 個人事業税には290万円の控除がありますが、所得に対してではなく損益に対してです。従って、
・個人事業税の額 = (収入金額−必要経費−290万円)×税率
・所得金額 = 収入金額−必要経費−白色・青色申告特別控除
つまり、青色申告特別控除65万円適用の場合、所得が225万円以下でないと個人事業税は非課税になりません。
 
仕入れが少ないならインボイス登録しないほうが良い 2022/10/26 追加
 2023年10月1日からインボイス制度が始まりますが、仕入れが少ない人は悩む必要ないですね。登録すると即時約9%の減収になった上に消費税納税の手間が加わります。登録しない場合は取引先からその分の値引きを求められるかもしれませんが、納税の手間がかかりませんし、経過措置の恩恵も受けられます。
 経過措置により、インボイスの無い請求でも消費税相当額の80%(当初3年間)あるいは50%(続く3年間)を控除できます。従って、値引きに対応するのは当初3年は20%分、その後3年は50%分で良いことになります。
 より具体的な値引きの計算は、先方の実質支払額(=請求額−控除額)が現在と変わらないようにする場合、現在の請求額/1.02 (当初3年)、あるいは /1.05(続く3年間)以下とします。
 請求書の書き方は、先方が控除を問題なく受けられるように変更が必要ですが、具体的な内容はまだ不詳です(たぶん非課税業者であることや消費税相当額、控除可能額を補足欄に書けば良いと思われます)。 

 


以前の更新
2021/03/16 【Visual C で作成したプログラムがノートン360で削除対象となる】追加
2021/02/11 【20年以上使用したコンパック106キーボード】追加
2021/02/11 【当家マイコン史】MiniCube2, E1, Pikit4, Snap, 評価基板の写真追加
2020/12/13 【makeの解説書(入門書)ならこっちが良い】追加
2020/11/12 【オーディオバー てまり】追加
2020/11/12 【Windows10にダイナソアをインストールする方法】更新
2019/06/02 【Windows10にダイナソアをインストールする方法】追加
2018/11/23 【当家マイコン史】更新。
2018/11/18 【当家マイコン史】追加。
2017/11/03 【キーボード設定の変更】追加。
2016/05/28 【VJE−δ互換設定】追加。
2016/05/22 [かな入力の効率向上(JISかな配列のままで)]追加、23日更新。
2014/09/21 [オーディオ用19インチ・ラックの使用例] 追加。
2011/07/16 ブレインディッシュ4主人公名を変更。
2010/12/27 ページ・フォーマットを変更。
2010/07/25 アルパリークにオマケを追加。
2010/07/17 過去の作品を再掲載
2010/01/06 ページ新規作成