空手練習日記         Diary of karate training

  

01年7月トライアスロン・マラソンの現役引退(詳細はトライアスロン引退の顛末)後、 精神的に落込んでいた私ですが、新たな生甲斐を 模索した結果、03年11月に17年ぶりに松濤館流の空手を再開することになりました。 まず学生時代に稽古した、名古屋大学の道場の練習に月一回ペースで参加することから始めて、自主練習で突き、 蹴りの基本、型を反復練習。幸い勤務先の会社の体育館が夜の9時過ぎまで開いているので、仕事後の15分の練習を毎日続けた。 (現在もほぼ毎日、15分から1時間の自主練習や筋トレを継続中)

約半年間の練習により、昔の勘が大分戻ってきたので、04年6月から毎週末金曜日に可能な限り学生との練習に 参加しています。仕事の都合で金曜練習に出れない時は、『エイッ』と気合で仕事を切上げて火曜練習に参加、または、 師範が地元で開かれている少年空手クラブの土曜練習に参加させて頂いたり、 会社の体育館で自主稽古に励んでおります。寄る歳と仕事の忙しさに負けず果たして、いつまで続くことやら・・・  以下、道場と自主練習での練習日記です。50代半ばのこの歳ですが、空手の道を究める夢を諦めず "人格完成"を目指し、師範を見習わせていただき"生涯現役"で空手を続けていきたいと思います。 (師範曰く、"目指すは仙人のような空手。頑張りましょう!!") 

以下、1時間以上の練習のみ練習日記として残しました。 空手も未熟者、文才もなく不器用な私ですが、空手という武道の面白さ・奥深さについて、皆様に少しでも興味を持って頂けたら、 この身に余る幸せです。


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16.12.16(金) 名大道場金曜練習

基本:昇段審査用移動基本
形:平安二段、四段、慈恩、抜塞大
組手:自由一本組手

今日の名古屋は朝に初雪が降る寒い一日。私は地下鉄が10分ぐらい遅延したため少し遅れて名大道場の練習に参加。今日は学生たちや他道場の女子中学生のMさんが昇級審査で茶帯を取った時に備えて昇段審査用の基本、形、自由一本組手の練習。移動基本も上受け・裏拳・逆突き、内受け・刻み・逆突き、手刀受け・刻み前蹴り・貫手、外受け・猿臂・裏拳、蹴上・足を替えて蹴込みなど一気に難しくなる。形も慈恩と抜塞大を練習。何事も習うより慣れろで、私の真似をしながら覚えてもらう。最後の自由一本組手も、基本一本風の号令なしの練習は初めてやる学生とMさんには難しかったようだ。何度も繰り返して練習して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

名大道場の練習は、今日が今年最後となります。来年の初練習は1/13です。では皆様、良いお年をお迎えください。


16.12.09(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:腕立て(私は拳立て)50、腹筋50、スクワット50
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴回蹴左右交互60、移動基本蹴上、蹴込、上受・裏拳・逆突
    内受・刻み逆突、手刀受・刻み前蹴・貫手、外受・猿臂・裏拳
形:平安四段
組手:自由一本組手

今日の名大空手道場は1時間みっちり練習してからプチ忘年会。練習は普段より密度の濃い内容で、移動基本も学生のために昇段審査用のメニューもやった。残念ながら日曜日の昇級審査は散々だったようだが、次回に備えて一つ上の練習。師範いわく、何事も練習しておけば必ず生きる。忘年会は昇級審査の残念会でもあるが、一年の垢を流し、武道談義で楽しいお酒を飲む。来週の金曜練習が今年最後の名大道場の練習です。押忍、ありがとうございました。

本山駅のすぐ近くの萬鳥商店の名物"チキンカツ"、美味しいです。

最後にみんなでカメラに収まる。


16.12.02(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本、昇級審査用移動基本、追突・下がって下段払い、前屈立切返し
    自然体から受け突き、蹴り
形:平安二段、三段
組手:基本一本組手

昨日から12月に入り、さすがに寒くなってきたが、空手の練習には良い季節。少し身体を動かせばすぐに暖まって、寒さで縮こまった身体がほぐれる。明後日の日曜日に学生の昇級審査を控え、今日の名大道場の練習は、昇級審査のための徹底した基本練習。同じ会派の女子中学生のMさんも明後日の昇級審査を受けるので一緒に練習する。基本についての師範のご指導は私にとっても大変参考になる。特に「基本と組手は違うと思っては駄目だ」とのお言葉には共感。基本の土台があってこそ組手がある。私のこれまでの経験でも、組手をいくらやっても基本は上手くならないが、基本が上手くなれば組手も上手くなるのは間違いないと感じる。移動基本、形、基本一本組手で基本のおさらい練習を徹底的に繰り返して本日の練習終了。明後日の昇級審査、頑張ってください。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・しっかりと受けてから逆突きを出すこと。
・前蹴りを蹴る時に蹴り足の膝を上下させないこと。
・蹴りの基本は膝を中心に足を振り子のようにして蹴る。
・基本と組手は違うと思っては駄目だ。
・基本一本組手の攻撃側の踏み込んだ足は相手の足のすぐ横。
・踏み込んだ足の位置が内側にずれると突きもずれる。


16.11.25(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段〜三段
組手:寄せ足逆突き、刻み突き、刻み逆突き、前蹴追突、刻み回蹴逆突

仕事で岐阜出張のため、今日の名大道場の練習は30分遅れで参加。同じ会派の女子中学生のMさんは学校の期末テストのため残念ながらお休み。学生たちは明後日に控えた会派の試合に向けて、形と組手の最終調整の練習。前々回の形の練習でMさんも師範からご指導を受けていたが、学生たちの呼吸の使い方がイマイチなので練習の合間に注意する。組手は基本一本組手の後、試合用の自由組手の練習。

最近、考えた末に前蹴り追突きと刻み回蹴り逆突きの突きを早く入れる方法が分かった。と言っても頭の中で分かっただけで、実際に相手がいる組手で試すのは今日が初めて。蹴った時に突き手を引かずに、蹴ると同時にそのまま突きを入れるのだが、これが考えた通り面白いように極まる。不要な動作を省くことが結果的に受けが間に合わないほどの早い連続技になる。この歳でも進化できる空手という武道は素晴らしい。もっとも、普段、私は基本練習で前蹴りや回蹴りで蹴った足を2・3秒保持する練習をしている基礎があるから、蹴った時の手の動きを抑えることができるのであって、理屈が分かってもこの歳の人間が誰でもできるわけではない。松濤館流空手創始者の船越義珍先生いわく、「空手の修業は一生である」、「常に思念工夫せよ」。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・空手の試合で両手で掴むことが禁止されたのは柔道になってしまうから。
・相手を力任せに両手で掴んで倒して突くのは空手ではない。
・ただし、これは護身術としてはあり。
・組手は何度も練習して技を自分のものにすること。


16.11.18(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:腕立て(私は拳立て)50、腹筋50、スクワット50
基本:自然体からの基本技、昇級審査用の移動基本
形:平安ニ段〜三段、二十四歩
組手:寄せ足逆突き、刻み突き、刻み逆突き、前蹴追突、刻み回蹴逆突

今日の名大空手道場の練習は、目前に迫ってきた会派の昇級審査に向けての練習。今日も同じ会派の女子中学生のMさんが練習に加わる。受け手が開き気味で締まっていない、左足の前蹴りが縮んでいる、蹴上の爪先が上がってしまっている等の課題はあるが、技の切れは中学生としてはなかなかのモノ。このまま続けていけば将来が楽しみだ。頑張っているMさんの姿に学生たちも刺激を受けているようだ。

移動基本の前に、自然体からの突き・蹴りで立ち方を正しく極める練習は、私に取っても良い練習。形の練習の後、基本一本組手と自由組手の練習。普段の一人練習では相手がいないので、私は名大道場の練習で組手が一番楽しい。中学生のMさんも一緒にできるところも良い。Mさんがいきなり初めて練習する前蹴り追い突きを上手く極めたのにはビックリ。素質があるかも‥。気持ちの良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・移動基本でおろそかになりがちな立ち方に注意すること。
・蹴上で爪先が上に向かないように。
・後屈立ちの足の形は二等辺三角形ではなく直角三角形だ。
・平安二段と四段は最初の後屈立ちが大事。


16.11.11(金) 名大道場金曜練習

基本:自然体からの基本技、昇級審査用の移動基本
形:平安三段
組手:基本一本組手

仕事が長引いたため今日の練習は30分遅れで参加。学生たちは皆んな都合が悪く、同じ会派の道場の女子中学生のMさんが師範のマンツーマン指導で昇級審査に向けての練習をやっていたので、私も一緒に加わる。Mさんは紫帯で、中学生としては中級レベル。一緒の練習は私に取っても基本を見直す良い機会である。自然体からの突き蹴りで呼吸を意識する練習、昇級審査用の移動基本、平安三段と続き、最後の基本一本組手はさすがに気を遣った。中段はともかく、上段は間合いと受けの実力が分からないので、ついつい優しい突きになってしまう。何度かやって大丈夫そうなのを確認して、少しずつ普通の突きに戻す。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・息をしっかり吐かないと技が極まらない。
・できるようになるまでは過剰なぐらい呼吸を意識する。
・呼吸を意識すれば喉がカラカラになるはず。
・呼吸を意識する練習は10回セットが良い。
・基本一本組手は受ける側が難しい。
・突きはしっかり受けないと受からない。
・基本一本組手は何度も練習すると腕にあざができる。


16.10.28(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:腕立て(私は拳立て)50、腹筋50、スクワット50
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴回蹴左右交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段、二十四歩
組手:刻み突き、寄せ足逆突き、前蹴追突、刻み回蹴逆突、すれ違い回蹴

今日は午後に名古屋大学で開催されている気象学会で発表したので、終ってからそのまま名大空手道場に向かう。八事支部から緑帯の女子中学生も練習に参加。もうすぐ会派の昇級審査を控えているため、移動基本、形ともに基本を重視した練習内容。最後の自由組手の練習も女子中学生と一緒に練習。中学生ともなれば加減すれば女子でも大人と一緒になって練習ができるのが空手の良いところ。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・蹴上の足先が上がると昇級審査が受からないので注意。
・形の試合では自信なさげな素振りをしてはいけない。
・平安二段は最初の構えが全て。目をつぶってもできるように。
・組手の練習は習うより慣れろ。


一番右が私です。


16.10.14(金) 名大道場金曜練習

形:平安二段〜三段、二十四歩
組手:平安三段の肘受けの応用で中段突きvs肘受け・背手打ち・猿臂打ち
    三連突、すれ違い回蹴、前蹴追突、刻み回蹴逆突

今日の名大金曜練習も仕事の都合で30分ぐらい遅れて形の練習から参加。平安三段まで練習した後、私は二十四歩の形の練習。この形は歳を取っても打てるが、緩急が難しい。松濤館流空手の創始者の船越義珍先生いわく、" 力の強弱、体の伸縮、技の緩急を忘るな"。正にこれに尽きる。

続く組手の練習は、平安三段の肘受けを使った基本一本。と言っても接近戦を想定した実戦技で、相手の中段突きを肘受け・背手打ち・猿臂打ちで反撃。もちろん試合には使えない反則技。しかし、この接近戦の技があるから空手は強い。最後は自由組手の技の練習で汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・松濤館流の形は元の位置に戻ることが基本。
・最初の位置から前後左右50cm以上ずれてはいけない。
・空手が最強なのは接近戦の技があるから。
・ただし接近戦の技は危険なので試合には使えない。
・練習の時に技を正確に狙わないといざと言う時に使えない。


16.10.07(金) 名大道場金曜練習

形:平安二段〜三段、二十四歩
組手:逆突、刻み突き、刻み逆突、三連突、前蹴追突、刻み回蹴逆突

今日の名大金曜練習は、仕事の都合で40分ぐらい遅れ、形の練習から参加。平安二段の第ニ挙動の右手は裏突きの意味だが、形の試合であからさまにやると減点されるそうである。平安三段の最後の方の左追い突きから転身して騎馬立ちになる時も、どう考えても理に適っている動きが駄目とされるようになっている。先週も師範から、試合用の松濤館流の形は詰まらなくなったとのお話しを伺ったが、私も同感である。せめて、試合用の形はこうだが、その意味はこうで、実際に使う時はこうだと説明できるようにしたい。

平安の形の後、私は一度だけ二十四歩の形の練習。先週は良かったが、今日は最後の三戦(サンチン)立ち諸手突きのところで身体の軸が傾いたのが自分でも分かった。師範からもご指摘いただいたが、三戦立ちの歩幅が開いたのが原因。この「軸のぶれが自分でも分かった」ということが修行の成果で、これまでは師範にご指摘いただいたり、鏡を見ないと分からなかった。真っ直ぐに立つことが意外と難しく、日頃から意識していないといけないということも段々と分かってきた。最後の組手練習は、学生と一緒に基本一本組手と自由組手の練習で良い汗を流しました。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・平安二段の裏突きは相手のアゴの位置。
・この裏突きの動作はあからさまにやらないこと。
・有段者でも形の技の意味を言える人が少ないのは大変残念。
・組手の残心は、刻みの時と逆突きの時の2種類ある。


16.09.30(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:腕立て(私は拳立て)50、腹筋50、スクワット50
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴回蹴左右交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段、二十四歩
組手:逆突、刻み突き、刻み逆突、三連突、前蹴追突、刻み回蹴逆突

最近はめっきりと涼しくなってきて、空手の自主練習やパワーリフティングの練習を、意識を集中して出来るようになってきた。そうすると夏の間は暑さに耐えながら練習してきたため、技の正確さがおろそかになっていたことが分かってくる。例えば基本の回し蹴りの足首の締め。道場で学生のためにやっている前蹴りと回し蹴りを交互に繰り返すスタミナ練習だと、どうしても足首の締めがいい加減になってしまう。だから、月曜日は蹴った位置で止めて上足底に力を入れる練習をやった。師範も仰っていたが、板は背足では割れないので、上足底で割る。こうした技の正確さを磨く練習は、体力勝負の練習とは別にやらなければ駄目だ。学生の練習と私の練習とは目的も内容も違うし、違って当然である。

今日の名大道場の練習でも、夏の間のツケが出ていることが分かった。移動基本の練習で、受けの後の逆突きで前足の曲げが甘くなって腰が引ける。「出来ているつもりで、出来ていない」とは正にこれで、やはり然るべき力量の人に見ていただかないと駄目になると痛感した。続く形の練習は、腰を落とすことと余分な動作をしないことを意識して練習。師範のお言葉では、最近の空手連盟の教本で写真だけを見て、技の意味が書かれている文章を読まずに指導している人が多いそうだ。写真だけを真似するため、詰まらない空手になってしまっているとのこと。私は技の意味をきちんと教えていただける会派にいて幸せだ。最後は学生と一緒に自由組手の練習で汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・受けの後の逆突きで前足の曲げを緩めないこと。
・基本の回し蹴りは背足ではなく上足底で蹴ること。
・寄せ足の後足をしっかり寄せないと突きが伸びない。
・刻み突きで反対の手は後ろに引かない。逆突きが遅れる。


16.09.23(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:腕立て(私は拳立て)50、腹筋50、スクワット50
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴回蹴左右交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段
組手:逆突、刻み突き、刻み逆突、三連突、前蹴追突、刻み回蹴逆突

最近は雨の日が多いが、以前と比べると随分と涼しくなり、身体を鍛えるには最適なシーズンになってきた。先々週の金曜練習の組手で痛めた右足の小指がまだ腫れているので、無理せずにできる空手の自主練習とパワーリフティングのトレーニングをやった。ようやく膝と腰の状態が良くなってきたので、鍛えることができるようになってきた。

今日の名大道場の金曜練習は、基本と形で腰を低く落とすことを意識して練習。腰を落とすことが松濤館流空手の真髄。これは常に意識していないとできない。私もできているつもりでも自分の姿を鏡で見ると腰高で愕然としたことが数え切れないほどある。そのためにも基礎体力は大事で、パワーリフティングのトレーニングは実に役に立っている。組手でもまだまだ身体が動くのも、基礎体力の鍛錬のおかげ。鍛え続けることが大切と思う。移動基本、形、自由組手の練習で心地良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・腰を低く落とさなければ松濤館流空手ではない。
・前蹴はサッカーボールを空振りする蹴り。
 (O君の蹴りを見て先週の師範のお言葉を思い出した)
・受けには締まる位置がある。
・頭の位置を変えないようにして間合いを詰める。


16.09.16(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:腕立て(私は拳立て)50、腹筋50、スクワット50
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴回蹴左右交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段、二十四歩
組手:逆突、刻み突き、刻み逆突、前蹴追突、刻み回蹴逆突、三連突

仕事の都合で今日の空手練習は30分遅れて参加。先週の組手練習で痛めた右足の小指がまだ腫れて痛いが、空手の自主練習とパワーリフティングの練習は痛みに耐えながらいつも通り続けた。一番痛いのは靴を履いていることで、裸足の空手練習はまだマシ。自主練習では組手練習は控えたので、今日の形練習の後の学生との組手練習はぶっつけ本番。しかし意外と身体が動く。やはり、基本と形の練習をサボらなかったことはモノを言う。練習は嘘をつかない。

師範からは学生より連続技の流れが出来ているとお褒めの言葉を頂いたが、この意味は練習を重ねなければ連続技は使えないということの他に、私のように年齢なりのスピードしかなくても、最初の技を有効に活かせば続く技が生きるということでもある。逆突き、刻み突き、刻み逆突きの順番で練習した師範の意図は、直前に刻み突きを極める練習をしておいて、その要領で刻み逆突きの刻み突きを打てということ。これが自分で分かるようになると、初心者(白帯)は卒業。学生たちにはまだまだ道のりは遠い。一通り自由組手の練習で汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・後屈立ちは二等辺三角形でなく直角三角形。
・手刀受けは、手刀を返しながら空いての突きを受ける。
・最後の形だけを真似しても使えないので意味なし。
・組手の連続技は流れが大事
(最初の技を有効に使って次の極め技を出す)


16.09.09(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:腕立て(拳立て)50、腹筋50、逆突きスクワット100
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴回蹴左右交互40、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段
組手:逆突、刻み突き、刻み逆突、三連突、前蹴追突、刻み回蹴逆突

今日は身体の疲労が溜まっていたので思い切って仕事は昼からお休み。長い人生、たまには休養も必要だ。 3時間ぐらい死んだように寝た後、夕方から名大空手道場の練習に向かう。昨夜、息子と一緒 にパワーリフティングの練習をやって、私はベンチプレス100kg、デッドリフト120kgまで挙げたのだが、 その疲れよりも今週は仕事で出張が続いた心身の疲れのほうが大きい。なので、休養と身体を動かすことは 疲労回復のためには理にかなっていると思う。

移動基本の練習の最初は身体が重かったが、身体が温まってくると 段々と調子が出てきた。最後に組手練習をやる頃にはすっかり元気が出てきて、学生と一緒に良い汗を流すことができた。 師範から「大矢さんは組手になるとムキになる」とのお言葉をいただいたが、年を重ねるとともに組手の 奥深さと面白さが分かってきたこと、悪かった膝と腰の回復が実感できる嬉しさがあって、組手練習が楽しい。 練習後の秋風はとても爽やか。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・試合用の組手にはそれほど多くの技はいらない。
・得意な技を幾つか持って、それを使えるようにひたすら練習で磨く。
・少しでも前足を引いて残心を取ることが大事。
・残心を取ることは、すなわち相手の反撃に備えること。


16.09.02(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴回蹴左右交互30、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段
組手:試合形式で逆突、刻み突き、刻み逆突、前蹴追突、刻み回蹴逆突、三連突

今日は夏休み明け初めての名大道場での練習。道場の夏休み中も私は、お盆休みだけ空手練習は 休養としたが筋トレは継続。お盆明けは週2回、会社体育館で自主練習をして技が鈍らないようにした。 練習は嘘をつかない。おかげで今日の練習も身体は良く動いた。昨日はトレーニングでスクワットを 105kg×3回までやったので少々筋肉痛があるが、それは今日の練習には全く支障なく、久し振りの 学生との自由組手も良い練習となった。

師範から、群馬県で熊に襲われて素手で撃退した63歳の空手の高段者のお話があったが、 私もこのニュースには本当に驚いた。 普段から心身ともに鍛錬していないと、 とても出来ない。しかも、熊が撤退させるほどの気迫と気合があったのではないかと思う。単に急所を 突いただけでは、とても野生の熊が引き下がるとは思えない。 これは本物の空手家で、これを目指したい ものだと師範は仰っていたが、私も同感。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・歳を取っても熊を撃退できるほどの本物を目指したい。
・組手は技を出したら極まったことをアピールする。それが残心だ。
・基本一本組手の攻撃側は突きで半身になってはいけない。


16.07.29(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突き、上受、上受・逆突、外受、外受・逆突、内受、内受・逆突
    手刀受、手刀受・貫手、前蹴追突、刻み回蹴逆突、移動基本蹴上、蹴込
形:二十四歩、平安三段

今日は夏休み前の最後の名大空手道場の練習。私は用事があって、今日の練習は基本と 形の練習の途中まで。前半のわずか40分の練習でも松濤館流空手の練習は腰を落とすため、 真剣にやると非常にきつい良い鍛錬。人間は楽をしようとすると怠け者になり、意識しないと 楽をしようとする動物だ。空手の鍛錬は、そんな怠惰な動物を努力する人間に変えてくれ る素晴らしい武道だ。暑くても、身体の締めをしっかりと意識して練習する。

移動基本の回蹴の練習は、自由組手風の寄せ足刻み回蹴逆突。私は後半の組手の練習が出来ないので、 相手がいると想定して思いっ切り踏み込んで練習。移動しながら回転するコマのイメージで、 スライド回蹴して、逆回転してスライド逆突きを打つと、学生より身長が低くても技が伸びる。 良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

名大空手道場は本日の練習で夏休みに入ります。再開は9月の初めです。 よろしくお願いいたしますm(__)m。


16.07.22(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突き、上受、上受・逆突、外受、外受・逆突、内受、内受・逆突
    手刀受、手刀受・貫手、前蹴追突、刻み回蹴逆突、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段
組手:前蹴・追突、刻み回蹴・逆突、裏回蹴、裏回蹴・逆突

先週の月曜日にひどくなった帯状疱疹がようやく回復に向かって、今日は2週間ぶりに 名大空手道場の練習に参加。右腕の裏側がまだ痛むが、練習には支障がないため、 いつも通りに学生と一緒に練習。療養中も何もしなかったわけではなく、前屈立ち、 後屈立ち、騎馬立ちなどの立ち方の基本は、ほんのわずかな時間でもやった。空手の 基本を忘れないようにするためには、全くやらないのと比べるとこれだけでも随分違う。 師範のご厚意で本日の練習は早めに切り上げて、練習後に私の快気祝いの飲み会を設定していただいた。 空手談義で盛り上がり、美味しいお酒を頂きました。押忍、ありがとうございました。


16.07.08(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受・貫手、前蹴左右各30、移動基本蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段〜三段
組手:前蹴・追突、刻み回蹴・逆突

今週は蒸し暑い日々が続き、今日の名大空手道場の練習も、気合いを入れて熱中症に注意しながら練習する。 私はストレスで胃がムカムカして、脇の下のリンパも少し腫れているようで体調が良くないのだが、 そこは長年の経験からの自己管理でしのぐ。体調不良の大元がストレスの時には、何もしないとかえって 悪化することも数え切れない経験から分かっている。腰を落として正しい姿勢を保つことは、 心身の状態の改善に良い。移動基本と形の練習でたっぷりと汗を流した後、最後は自由組手の蹴りと突き技の コンビネーションの練習。繰り返し練習して、本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本や形で腰を落として鍛えることは、組手にも生きる。
・最初は出来なくても常に腰を落とすことを意識することが大切。
・そうしないと、いつまで経っても腰が高いまま。
・気合いを入れて練習しないと熱中症になりやすい。
・ただし体調が本当に悪い時には無理をしてはいけない。
・形と組手は別物。形で前屈立ちの後足をスライドさせてはいけない。
・組手の間合いは足だけ相手に近づければ誤魔化せる。


16.07.01(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段〜三段
組手:基本一本形式で上段vs十字受け・手刀打ち、中段vs肘受け・背手打ち
    中段vs右手で掴んで極めて倒す、中段vs外受け・裏拳、上段vs手刀受け・手刀受け

用事を済ませてから向かったので、今日の名大道場の練習は30分遅れとなり形の練習から参加。 師範から腰を落とすようにご指導を受ける。出来ているようで出来ていないのがこの腰を落とすこと。 私自身、時々鏡を見てチェックしないとすぐに腰が高くなってしまう。 人間は楽な方に楽な方に 無意識に心身とも流されてしまう動物だ。それを敢えて鍛錬するのが空手の修行だと思う。 松濤館空手創始者の船越義珍先生いわく、『道場のみの空手と思ふな』『空手の修業は一生である』。 最後は実戦に使える応用技を基本一本組手形式で練習して汗を流して本日の練習終了。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・松濤館流の基本と形の練習は腰を落とすことが真髄。
・腰を落とすことによって鍛錬した足腰は組手にも生きる。
・したがって松濤館流の基本、形、組手の練習は繋がっている。
・平安三段の応用技の肘受け・背手打ちは相手の正中線を捉えるように打つ。
・寸止めは止めることも出来れば当てることも出来るのが前提。
・技が相手に当たらなければ何の意味もない。


16.06.24(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受、前屈立前蹴左右各30
    移動基本蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段〜三段
組手:刻み逆突、刻み逆突・刻み回蹴逆突

師範のお言葉、 "もっと出来る、もっと出来ると思って練習すること。もうダメだと思ったらそれで終りだ"、 今日の名大空手道場の練習はこれに尽きる。いつもの3本ではなく5本で返す移動基本の辛さもさることながら、 形の練習で呼吸を上手く使うことを最初は出来なかったが練習すると少しずつ出来るようになった。 師範のお言葉は人生の全てに通じる。人生、何事も前向きでないとそれまでだ。続く組手の練習も良い汗を流して 本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・もっと出来る、もっと出来ると思って練習すること。
・もうダメだと思ったらそれで終りだ。
・呼吸を上手く使わないと技が切れない。
・平安三段は騎馬立と後屈立をしっかり出来るように。
・逆突きを伸ばすためには腰を切ること。


16.06.17(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:拳立て50、腹筋50、スクワット50
基本:追突・下がって下段払、移動基本、追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突
    内受・逆突、手刀受、前蹴左右各30、回蹴打合い、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段
組手:刻み逆突2本・刻み回蹴逆突、同じくダメ押しの逆突を加える

土日の忙しさの疲れがまだ取れておらず、今週は無理しない程度に空手の自主練習と筋トレ。 水曜日の勤務後にたまたま大きな鏡がある会社体育館の一室が予約できて、久しぶりに鏡でチェック しながら形の練習をやった。何のことはない、腰が高い。これではダメだ。松濤館流空手の創始者の 船越義珍先生いわく、『空手は湯の如し、絶えず熱度を与えざれば元の水に還(かえ)る』。 いくら疲れていると言っても、腰を落とすことは松濤館流空手の基本中の基本。注意しながら練習した。

本日の名大空手道場の練習は、いつもの通り基礎体力、移動基本、形、組手の順。私は移動基本と 形の練習では、突き手と受け手の位置と腰を低くすることを意識して練習した。まず技を習得する基盤 となる体力をつけるのが先決である学生たちと、技の維持向上と生涯空手を目指す私とは練習の狙いが異なる。 組手は10cmの至近距離から打つショートパンチの練習。10cmの距離から引かずにそのまま打って残心を取る。 その応用が、刻み逆突きに対する右手・左手の受けから上段逆突き。最初に受けた右手がそのままの位置 で至近距離から相手の上段を狙う、極まれば受けようがない技。繰返し練習して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・空手の突きは肩を出さず脇を締めて打つ。
・空手の突きは締まっているので歳を取っても肩を痛めない。
・蹴りのテンポを速くして練習すると蹴りのスピードがつく。
・中級レベルまでは喉がカラカラになるぐらい意識的に息を吐くこと。
・刻み逆突きへの最初の右手の受けはそのままショートパンチ。
・受けたら手はそのままの位置で相手の顔面を向ける。


15.06.10(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:拳立て50、腹筋50、スクワット50
基本:追突・下がって下段払、移動基本逆突、追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突
    内受・逆突、手刀受、前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段
組手:刻み逆突2本・刻み回蹴逆突、同じくダメ押しの逆突を加える

今日は梅雨の合間の良い天気で、名古屋の最高気温は31.4°Cまで上がった暑い日。 でも湿気がないので、まだ過ごしやすい。本日の名大道場の練習は、暑さに身体を 慣らすために追突・下がって下段払の反復練習から。暑い時にこそ大きな気合を出して 腹で呼吸すると技が引き締まる。移動基本の練習で大汗を流した後は、形の練習。 形と実際に使う時は違うので、形としての動作を意識して練習。形の動作と、 実際に使う時の応用技の両方ができてこそ、その形がモノになったと言える。

最後は自由組手のコンビネーション技の反復練習。ボクシングのミット打ちのように 構えた相手の掌に刻み逆突2本と刻み回蹴・逆突。回蹴を柳のように柔らかく流して受ける のがポイント。昔、回蹴を弾くように受けて腕の骨が折れた人がいるそうだ。蹴り技の威力を 逃すのはなかなか難しい。受ける方の腕も痛いし、蹴った方の足の痛い。師範いわく、 こうやって空手が上手くなるのだ。痛くない練習は練習にならない。 繰り返し練習して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・胸で呼吸してはいけない、腹で呼吸すること。
・練習で大きな声を出すといざという時に役に立つ。
・形は形、実際に応用して使う時は違う。
・形は後屈立と騎馬立ができているかで決まる。
・回蹴は柳のように柔らかく流して受ける。
・流さないと受からないような回蹴を打たないと練習にならない。
・受けあざを作って練習しないと役に立たない。


16.06.03(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:拳立て50、腹筋50、スクワット50
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受
    前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段〜三段、二十四歩
組手:3連続刻み回蹴・逆突、相手の前手を制して突きの3つの技、フォーカス前蹴・追突
    同じ要領ですり抜けの回蹴、フェイント回蹴、中段裏回蹴

昨日から名大祭が開催されているようだ。名古屋大学のキャンパスは他大学の学生もいて 普段より賑やか。しかし名大道場の練習は通常通り。週2回の空手の自主練習と、週3回の パワーリフティングの練習は継続しており、最近は悪かった膝と腰の状態が少しずつ 良くなってきている。何事も続けることが肝心。今日の練習では久しぶりに前蹴を椅子蹴り式で 練習したが、以前なら20本を超えたあたりから膝に違和感を感じるのだが、今日は30本やっても 全く支障なし。組手の練習でも回蹴がしっかり相手の上段に届くので、自分でも身体が若返った 感じがする。松濤館流空手の創始者の船越義珍先生いわく、「空手の修業は一生である」。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・騎馬立の立ち方は瞬時に金的をカバーする武道的な意味がある。
・二十四歩の形の最後の三戦立で上体を真っ直ぐに立てること。
・蹴り技が決まると3ポイント。しかし使えるようになるには相当練習が必要。

名大祭


16.05.27(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:拳立て50、腹筋50、スクワット50
基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受
    前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段、二段、三段
組手:自由一本組手、3連続刻み回蹴

ここ最近は急に暑くなってきて、まるで夏近しを思わせる陽気。空手の自主練習をやると すぐに汗だくとなるが、身体が温まるのが早いので怪我の防止には良い。今日の名大道場の練習も、 最初の移動基本の練習で、後半の蹴りの練習に入る頃には身体中から汗が滴り落ちる。 それでも漫然と練習するのではなく、蹴り足のスナップを一本一本意識してやらないと練習の意味がない。 技が錆びつかないように頑張って練習した。

続く形の練習は、平安三段まで練習。最後の組手は学生たちにとって初めての自由一本組手の練習。 私はブランクがあっても動作が身体に染み付いているが、学生たちは慣れない動きにかなり戸惑ったようだ。 何度も繰返し練習する。師範が帰られた後も、平安三段の形を解説しながら練習した。 平安三段の最後の護身術技のところは、倒して極めるまでを実演して技の意味と使い方を教えた。 最後に平安三段を通して練習して本日の練習して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・技を極める時に呼吸を意識すること。
・呼吸を意識して練習していれば呼吸の乱れは少ない。
・自由一本組手は技をしっかりと極めることが練習。
・受ける時に後ろにスライドすることで返しの間合いを調整する。
・連続で素早く攻撃を仕掛けた側が有利。


16.05.20(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段・二段
組手:試合形式で寄せ足前進し最後に逆突で極め、同じくそれを交叉法で反撃
    寄せ足前進し最後に刻み逆突、2つの技を混ぜる
    寄せ足の刻み回蹴、受けて逆突を返す。前蹴追突。

先週の名大道場の練習は仕事などの都合で参加できなかったため、今日の練習は私にとって 2週間ぶりの道場での練習。本日は明後日に試合を控えた学生のための練習メニューで、 形はひたすら平安初段と二段の繰返し練習。普段の練習と違って試合は無号令なので、 どうも学生の形のリズムが単調で、技が極まっていない印象を受ける。空手の形は武道としての 技の極めがないと、単なるダンスになってしまう。形の中で緩急をつけるのも武道的な意味がある。 学生の形を見ていて、自分でも注意せねばと自省する。続く組手の練習も試合形式での練習。 さすがに2週間ぶりの組手では私も間合いの感覚が鈍っており、うまく技が極まらない。 やはり何事も普段の練習が物を言う。最後に前蹴追突と形の復習練習をやって本日の練習終了。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・試合では首を傾げる等の自信なさそうな素振りをしてはいけない。
・ホップする突きはコントロールができず、打ち落すように打つこと。
・極めた後は残心をしつかりと取ること。


16.05.06(金) 名大道場金曜練習

形:平安二段
組手:上段突きvs流し受け・逆突、中段突きvs流し受け・逆突、中段突きvs払って逆突
    同じく払って倒して前蹴、上段突きvs十字受け・倒して前蹴

仕事の都合で今日の名大道場の練習は形の途中から参加。歳を取ると歩幅が狭くなって腰の位置が 高くなるとの師範のお言葉に、腰を落とすことを意識して練習。私は自主練習でも時々鏡を見て 腰の高さを確認しているが、意識していないと本当にいつの間にか棒立ちになってしまう。 続く組手は、基本一本の応用技を練習。中段の流し受けは実際にやってみて、やりにくいことを確認。 中段は払って受ける理由がよく理解できた。途中から前々主将のF君が練習に参加。たまたまこちらに 来た時に時間が少し空いたので名大に寄ってくれたそうだ。良い汗を流して本日の練習終了。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・意識しないとどうしても前屈立ちの歩幅が狭くなり、腰が高くなる。
・そうならないように意識して腰を落とすのが練習。
・ただし平安二段の逆半身は歩幅よりも腰の捻りが大事。
・技を極める瞬間に息を吐くこと。
・流し受けは受け手を突き手に密着させて相手の力を吸収しながら受ける。
・中段は流し受けはやりにくいので大きく払って相手を無防備にしながら受ける。


16.04.22(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受
    前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段、二段
組手:前蹴・追突、上段と中段の交叉法の練習、前蹴vs交叉法で逆突

今日の名古屋は身体を動かすと汗ばむような陽気。名大空手道場の練習、ちょっと基本練習を 続けると汗だく。形の練習の後の組手練習は、先週と同じく自由組手のための実戦練習。 まだ後足の寄せが取れるため、学生より反撃の突きが伸びる。日頃の修行や筋トレの成果が 生きているのが嬉しい。練習の後で、今日の練習の少し前に二十歳になった学生のO君を 祝って楽しく打ち上げ。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・最初は不完全でも練習を繰り返せば、いずれものになる。
・交叉法は、前に出ながら受けと同時に反撃することが大事。
・後足を寄せないと突きが伸びない。


16.04.15(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受け・貫手
    前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段、二段
組手:前蹴・追突、刻み回蹴・逆突、相手の前手を制して逆突

先週の名大金曜日練習で痛めた右足首はまだ少し違和感があるが、1週間で随分と良くなった。 昨日はスクワット90kg5回、デッドリフト125kg3回できるまで回復した。空手の自主練習も、 無理のない範囲で基本と形の練習で技が錆つかないようにした。今日の名大金曜日練習の最初の方は 少しスピードを落として練習、蹴りの練習で身体が温まると後は普通に練習できた。形の練習の後は、 自由組手の練習で、蹴り技と突きの連続技、相手の前手を崩して突きの技を、スライドや踏み込み などの足の使い方や相手との間合いに注意しながら実戦的な練習で汗を流して本日の練習終了。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・横蹴りは一対多数の技で一対一では使わない。
・左右に相手がいるため両足とも足刀がしっかりできていないと駄目。
・平安二段は最初の構えが大事。両手を広げて武装解除しないこと。
・出来ないことを出来るようになるまでやるのが練習。
・技が届くかどうかは前足を踏み込んだ位置による。


16.04.08(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受け
    前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段、二段
組手:右裏回蹴から右蹴込、更にもう一つ技を出す練習

昨日の雨で大分散ったが、まだ桜が残っている名古屋大学構内を通って名大体育館の空手道場へ。 暖かくなってきたため移動基本の練習の途中で十分身体が温まる。身体がよく動くので、 ついつい以前に空手の自主練習で痛めた右足の足首の外側をまた痛めてしまった。何食わぬ顔をして 続く形の練習をやったが、やはり右足首を内側に締めると痛む。それでも頑張って自由組手も練習。 今日は変則技の練習で、右裏回蹴から右蹴込、更にもう一つ技を出す練習。なかなか面白いので 右足首の痛みを忘れてしまった。師範のおっしゃる通り、何事もやってみなければ始まらない。 最初のうちは連続して技が出せなかった学生たちも、繰り返し練習する間に技が決まるようになってきた。 良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・形では動作の方面に目線をあらかじめ向けること。
・空手という武道は四方八方の敵を想定している。
・したがって顔は前を向いていても横の敵が分かる。
・裏回蹴は身体を一本の丸太ん棒のようにして蹴る。
・変則技の練習も必要。実戦で役に立つこともある。
・何事もやってみなければ始まらない。


16.04.01(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突き、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受け
    前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段、二段
組手:上段突き左右連続vs流し受け、刻み逆突vs受け・三本目で反撃

今日から4月に入って、名古屋の桜も満開が近い。練習をやっても身体が温まるのが早く、 爽やかな汗を流せる季節になってきた。先週の昇級審査で学生たちが順調に昇級したので、 今日の基本は受けに逆突きを加えた練習メニューとなった。今までも少しずつ練習してきたが、 学生たちは受けが極まっていないため、受けの極めを意識した練習。続く形も平安初段は卒業し、 平安二段をメインに練習。初段と違って二段になると形らしくなってくる。平安二段は最初の構えが肝心。 拳を開けばそのまま平安四段の構えになる。最後は久しぶりに自由組手の練習。最初は勘が戻らず しっくりこなかったが、繰り返し練習するうちに身体が思い出してきた。良い汗が流して本日の練習終了。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・受け逆突きは、受けをしっかりと極めてから突くこと。
・平安二段は最初の構えが大事。
・形でフラつくと減点されるので身体を締めてフラつかないようにする。
・直る時は軸足で踏ん張って滑らかに自然体に戻る。
・受けを流す時に流し過ぎないこと。反撃が遅れる。
・受けて反撃するまでに間を空けない。瞬間的に返すこと。
・練習で危険な目に遭った方が良い。実戦で生きる。


16.03.25(金) 名大道場金曜練習と高橋OBの送別会

今日は名大空手道場OBの高橋君の送別会。現役学生の昇級審査と練習の後で、名古屋大学の近くで、 東北大学大学院の数学科の研究員として名古屋を離れる高橋君(博士)のために皆んなでお祝い。 高橋君と同期の空手道場OBで名大病院の看護師をしている柳口さん、そのまた上のOBで整形外科医の 西垣君も来てくれた。助教授は教授の奴隷だから誰もなりたがらないなどの医学会の裏事情、 筋トレマニアの西垣君と40代からの鍛え方など色々と話しが弾みました。高橋君はパリの大学院の 数学科の研究員の募集にも合格していたそうで、もし東北大学が落ちていたらパリに行くことになったらしい。 いずれにしても、名大空手道場は「文武一魂」という会派の理念がぴったり合うと感じます。 「文武両道」ではありません。文も武も一つの魂に宿るという意味です。年を重ねるたびに その言葉の重みが分かるようになりました。押忍、ありがとうございました。

高橋OB送別会


16.03.18(金) 名大道場金曜練習

形:平安二段、二十四歩、慈恩
組手:刻み逆突と受け2種類、前蹴り、前蹴り追い突き

3月中旬に入るとだんだん暖かくなってきて、自主練習や筋トレも身体が温まるのが早い。 身体の色々なところを騙し騙し練習している私には嬉しいシーズンになってきた。 今日の名大空手道場の練習は昇級審査を控えた学生たちのための練習メニュー。私に取っても 自分の基本を見直す良い練習となる。移動基本、形、組手と昇級審査用の課題を練習した後は、 自由組手の練習。これだけは自分一人ではできないので、私には大変ありがたい。学生と一緒に 汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本は後足を意識して練習すること。
・目一杯練習することが空手の鍛錬。鍛錬すれば体力が付いてくる。
・鍛錬しなくて良いのは、(修行を諦めた)年寄りだけ。
・基本一本組手は誤魔化しが利かないので自由組手より難しい。
・突きは腰から相手にぶつかるように打つ。その上に突き手が乗っている。
・刻み逆突きの2回目の踏み込みを素早くすると逆突きが早く出る。
・後ろに下がるのは難しい。ステップを練習しておくこと。


16.03.11(金) 名大道場金曜練習

形:平安二段、二十四歩、慈恩
組手:刻み逆突と受け2種類、前蹴り、前蹴り追い突き

昨日のスクワットの練習は、重量を追い求めるパワーリフティング流ではなく、 短インターバルで追い込む系の人と一緒にやった。50kgから10kgずつ増量して休みなく 2人で交代して最後は上がらなくなる重量まで。しゃがみはパワーリフティング流のフルで やったので、90kgの1回までが限界。たった10分でヘロヘロになった。

なので、今日は久しぶりに足が筋肉痛。今日の名大空手道場の練習は、出張のため30分遅れで参加。 筋肉痛でも思ったほど空手の練習には支障がない。ただ、支える足が微妙にぶれるためもあってか、 二十四歩の形の斜めの演舞線が安定しない。後で自分で繰り返し練習すると、やはりぶれているので 今後の自主練習で直していきたい。最後は組手の練習。これは筋肉痛は関係ない。 良い汗を流したいて本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・平安二段で開始線に戻るためには最後の前屈立ちの横幅を狭くする。
・一直線にする意識でやると上手くできる。
・二十四歩の形は斜めの演舞線がぶれないことが大事。
・下がる相手に対して届くぐらいの前蹴りでないと試合では使えない。
・伸びる蹴りは後足をスライドさせる。
・やり過ぎるとバランスを崩すので注意。


16.03.04(金) 名大道場金曜練習

形:慈恩、観空大、二十四歩、燕飛、抜塞大

今日は本当に天気が良く暖かい春らしい日。先週の名大空手道場の金曜練習は、 大学入試のためお休みのため、2週間ぶりの道場の練習。今日は学生が皆、都合が悪いため、 私は師範のご指導によるマンツーマンの形の練習。慈恩、観空大、二十四歩、燕飛、抜塞大 の形を練習したが、いまだに目からウロコのことが多い。正中線をぶらさないこと等、 出来ているようで出来ていないこともあり、自分を見つめ直す良い機会である。慈恩の 鉄槌打ちで騎馬立ちが上下にぶれるため、師範からはあまり腰を落としすぎないようにとの アドバイスを頂きましたが、これは恐らく鉄槌を落とした瞬間に「極める」という意識が 欠如しているのが原因と思われるので、自主練習で注意して直すようにしたい。 師範が帰られた後も自分でおさらい練習して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・慈恩、卍受けの腕の位置に注意。後方の真横で直角に構える。
・蹴ってからの三本突きで上体がぶれるので注意すること。
・ベテランと若い人との差は正中線のぶれがないこと。
・高段になれば正中線のぶれがあると昇段できない。
・鉄槌打ちの時に騎馬立ちが上下にぶれるので注意する。
・観空大、最初の動作で両手を横に開く時にバンザイしないこと。
・伏せる時、後足をしっかり伸ばし、かかとを浮かさなこと。
・二十四歩、蹴込んだ後は逆突き。鉤突きではない。
・三戦立ちの歩幅を狭めにした方が正中線のぶれが出にくい。
・燕飛、下段突きで腰を入れ、払う時に腰を切ること。
・抜塞大、手刀受けの後、しっかり目付けをしてから転身すること。


16.02.19(金) 名大道場金曜練習

基本:追突・下がって下段払いの反復練習、移動基本追突、三本突、上受、上受・逆突
    外受、外受・逆突、内受、内受・逆突、手刀受、手刀受・貫手、前蹴・回蹴交互60
    移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段
組手:刻み逆突きvs左手左手で受け、同じく右手左手で受け

左手の親指を負傷してから2週間、やっと腫れも引いたが、爪はまだ血腫が溜まった状態。 しかし空手の自主練習とパワーリフティングの練習は普通にできるようになったので、 今週はリハビリに努め、現在は身体の極めが7割ぐらい戻ったところ。私は京都出張で20分ぐらい 遅れて練習に参加したが、師範が所用で不在のため師範の代理で学生を指導しながら練習。 前半の基本練習に時間を割いたり、名古屋大学の新入生向けの冊子に載せる部活動紹介の写真を 撮ったりしていたため、後半あまり時間がなくなってしまったが、組手は久しぶりに 刻み逆突きと受け・返しを練習。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。


16.02.12(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本手刀受け、同じく貫手を加える、前蹴・回蹴交互60、移動基本蹴上、蹴込
形:平安初段、二段
組手:上段vs流し受け・手刀打ち、中段vs流し受け・猿臂打ち、上段vs流し受け・掌底打ち
    中段vs流し受け・背手打ち、中段vs流し受け・背手打ち・猿臂

先週の木曜日の夜に自宅で車のドアで挟んで負傷した左手の親指の爪が、まだ内出血が引かずに腫れている。 何もしなくてもズキズキ痛む急性症状は脱したので少しずつリハビリを開始。月曜日は移動基本、 水曜日は形の空手自主練習。木曜日にこわごわベンチプレスでバーベルを持ってみたら、80kgの3回まではOK。 焦らず一歩一歩‥。今日の名大空手道場の練習は、移動基本の途中から参加。最後の組手練習は受けで左手を 使う練習のみ学生同士に任せて、右手だけの技は私も練習。今日の組手練習は、接近戦を想定した実戦技の練習で、 顔面以外は軽く触れてから引いて残心を取る。この一連の動作では「止め」は入らない。だから「寸止め」 という言葉は、実は大きな語弊がある。本当は「当て止め」が伝統空手の神髄である。 練習では当てない 顔面でさえ、一寸手前にいる架空の相手の顔面に「当ててから」残心を取る。なので、断じて「寸止め」ではない。 当てる位置を自由自在に調整する技術を磨くのが伝統空手の組手の練習の本質だと言っても良いと思う。 師範の模範を見て、その感を強くした。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本の練習では移動の時にかかとを浮かさないこと。
・投げ技がある柔道はすり足が基本。空手も地面に着いている足は同じ。
・そのためには土踏まずを浮かさないことを意識すること。
・後足の膝の張りが遅いとかかとが浮きやすい。
・寸止めは本当は技を止めるのではない。当ててから引く。
・練習は軽く触れるように当てるが、実戦は強く当ててから引いて残心を取る。


16.02.05(金) 名大道場金曜練習は2週続けてお休み

先週の金曜日は風邪(幸いインフルエンザではない)、今日は怪我のため大変残念ながら名大空手道場の 練習をお休みさせていただく。怪我の原因は、昨夜に息子とスポーツセンターにパワーリフティングの 練習をやった帰り、自宅で車を降りる時に車のドアで左手の親指を挟んでしまったことによる不注意。 仕事と練習で疲れていたとはいえ、全く不徳の致すことろで油断大敵を痛感。11年前に組手練習で 肋骨を折ったのもかかわらず翌日10kmのランニング、3日後に行った整形外科で「見事に肋骨折れてますね」 と医者をあきれさせたり、8年前に形の練習の飛び技の着地に失敗して左膝靭帯が断裂しているにも かかわらず一人で300m歩いてタクシーで帰宅し、その後で行った整形外科の医者を「痛みに強いですね」と 感心?させたりの体験がある私だが、指先は痛覚が集中してるためか骨折していないのに痛みがひどい。 さすがの私も痛みに耐えられず、午後の会議が終わったら会社を早退。痛みで熟睡できないので、 急性のはれが収まるまで大人しくすることに。空手の自主練習は2週間とも月水の2日はやっているので、 早く治せばそれほどブランクにはならない。空手や筋トレで鍛えているおかげで骨折には至らなかった、 と前向きにとらえることにします。押忍、ありがとうございました。


16.01.22(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:拳立て伏せ100、腹筋50、スクワット100br> 基本:追突・下がって下段払、移動基本追突、三本突、上受、上受・逆突、外受、外受・逆突
    内受、内受・逆突、手刀受、手刀受・貫手、前蹴・回蹴交互50、蹴上、蹴込
形:平安初段・二段
組手:前手の崩し技を3つ連続、刻み・逆突き、更に刻み回蹴・逆突きを加える
    右手・左手のダブルで相手の前手を制して逆突き

先週末から名古屋でも初雪が9cmも積もったりして寒いが、その寒さを吹っ飛ばすようなおめでたい朗報。 師範のお孫さんが日曜日の大会の形の部で優勝されたとのこと。お健やかにご成長されることをお祈りいたします。 今日の名大空手道場の練習は、追突・下がって下段払の反復練習から始まる。私はこの練習を自分でも時々やっている。 この練習は足腰の鍛錬にも良いが、全身の締め、正しい突きと下段払、前進・後退で上体がブレないこと、などを 意識して練習すると得られる効果は非常に大きい。 目的を意識せず、ただ漫然と練習しても駄目なのだ。 形の練習はその身体の締めを意識して練習。最後の組手練習は、組手の体力トレーニング、逆突き・逆突きを 反復練習して汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・形は身体を締めることを意識して練習すること。
・号令はそれに合わせて身体を締めるためのもの。
・無号令でも身体を締めることができれば形をものにしたということ。
・形で身体を締める前に動いてしまうのは全く鍛錬になっていない。
・違和感があるということは技が自分のものになっていないこと。


16.01.15(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:ランニング、腹筋50、拳立て伏せ100、スクワット100
基本:移動基本追突、三本突、上受、上受・逆突、外受、外受・逆突、内受、内受・逆突
    手刀受、手刀受・貫手、前蹴・回蹴交互50、蹴上、蹴込
形:平安初段・二段、二十四歩
組手:前手の崩し技を3つ連続、刻み・逆突き、更に刻み回蹴・逆突きを加える
    右手・左手のダブルで相手の前手を制して逆突き

暖冬気味だった今年の冬も、やっと冬らしくなって名大空手道場は寒いので今日の練習は まずランニングで身体を温めてから始める。そのおかげで移動基本の練習の後半は汗だく。 真剣に腰を落として練習すると、松濤館流空手は基本の練習が一番ハード。この歳になっても 道場の基本の練習についていけるように、仕事で忙しい時でも私は毎週1回は基本の自主練習をやっている。 師範いわく、空手の練習か筋トレを毎日やっていれば筋肉痛には無縁。今の私はそれを実践しており、 確かに筋肉痛にはならない。しかし、もともと良くない膝や腰に疲労が蓄積されるので、 オーバーワークにならないように注意している。とは言っても日ごろの鍛錬の積み重ねはやはり大事で、 いまだに学生と一緒に全く同一練習メニューができるのは本当にありがたい。練習は嘘をつかない。 最後に組手の練習で汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・平安二段の貫手の添え手は相手の突きを落として受ける意味。
・内受けの添え手も、受けてから裏突きの意味。
・裏突きは相手に掴まれた時の接近戦用の技。


16.01.08(金) 名大道場金曜練習 今年の練習初め

基礎体力:腹筋50、拳立て伏せ100、スクワット100、逆突3往復、前蹴3往復
      前蹴追突2往復
基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段・二段
組手:刻み回蹴・逆突、刻み回蹴・足払い・逆突、2つの技を混ぜる

皆様、新年明けましておめでとうございます。今年も学生と 一緒に頑張っていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

今日は名大空手道場の練習初め。冬休み中は私は痛めていた左の肘と左足の付け根の 腸腰筋(インナーマッスル)を休めるため、空手の練習は休養とし、筋トレも大晦日と 正月三が日は完全休養。長く空手を続けるためには身体のメンテも必要。会社の休み明けの 水曜日は仕事が終わった後で、感覚を取り戻すべく会社体育館で空手の自主練習。 木曜日は筋トレで正月ボケを払拭する。

今日の練習は基礎体力トレから。身体が温まってきて、移動基本と形は久しぶりに大汗を 流しながら練習。やはり汗を流して代謝を良くすることは心身ともにスッキリして良い。 仕事のストレスも吹っ飛びます。学生との自由組手の練習も、久しぶりの感触を楽しみながら 練習できました。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・試合で技が出せないのは技が自分のものになっていないからだ。
・やっていない技は使えない。何度も練習すること。
・相手との間合いに応じて次に出す技を変えるようにする。
・相手との間合いが遠ければ継ぎ足で間合いを詰めて技を出す。


    

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