01年7月トライアスロン・マラソンの現役引退(詳細はトライアスロン引退の顛末)後、精神的に落込んでいた私ですが、新たな生甲斐を 模索した結果、03年11月に17年ぶりに松濤館流の空手を再開することになりました。 まず学生時代に稽古した、名古屋大学の道場の練習に月一回ペースで参加することから始めて、自主練習で突き、 蹴りの基本、型を反復練習。幸い勤務先の会社の体育館が夜の9時過ぎまで開いているので、仕事後の15分の練習を毎日続けた。 (現在もほぼ毎日、15分から1時間の自主練習を継続中) 約半年間の練習により、昔の勘が大分戻ってきたので、04年6月から毎週末金曜日に可能な限り学生との練習に 参加しています。仕事の都合で金曜練習に出れない時は、『エイッ』と気合で仕事を切上げて火曜練習に参加、または、 師範が地元で開かれている少年空手クラブの土曜練習に参加させて頂いたり、 会社の体育館で自主稽古に励んでおります。寄る歳と仕事の忙しさに負けず果たして、いつまで続くことやら・・・ 以下、道場と自主練習での練習日記です。40代半ばのこの歳で二段取得は難しいかもしれないが、夢を諦めず "人格完成"を目指し、師範を見習って"生涯現役"で空手を続けたいと思います。 (師範曰く、"目指すは仙人のような空手。頑張りましょう!!") 以下、1時間以上の練習のみ練習日記として残しました。 空手も未熟者、文才もなく不器用な私ですが、空手という武道の面白さ・奥深さについて、皆様に少しでも興味を持って頂けたら、 この身に余る幸せです。 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 08.12.19(金) 今年最後の名大金曜練習
基本:自然体から追突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、閉足立から手刀受・貫手 今年ももう残すところあとわずか、今日が最後の名大金曜練習である。明後日、会派の大会があるため、前半30分は大会の 段取りの打合せが入る。少し身体が冷えてしまったので、身体を温めるべく基本の練習を始める。基本練習の良いところは、真剣に やるとすぐに身体が温まって汗だくになるということである。自然体から、目一杯に腰を落として前屈立になると膝と腰にかなりの 負荷がかかる。1か月くらい前までは、4月に負傷した左膝にまだ違和感を感じたが、やっと負傷前と同じ状態になり、思いっ切り 練習できるようになった。再度同じ箇所を痛めたことがあったせいもあるが、完治まで8か月。実に長い道のりであった。靭帯の 損傷はこの歳になって初めての体験であり、松葉つえ歩行、リハビリなど色々と貴重な経験ができたが、やはり怪我などしないに 越したことはない。40代後半に差し掛かった今、自分の身体に合った空手、もっと言えば、その日の体調に応じた空手を心掛ける 必要があり、そうしないと空手という武道の性格上、大怪我の元になるというのが今回の教訓である。 といって、空手上達の道を あきらめるという訳では断じてなく、先週も書いたが『やる時はガンガンやる、休む時はしっかり休む』というメリハリと、自分の 身体の現状を直視すること、そして弱いところは今からでも鍛える、ということに留意して、空手の練習を続けたいということである。 怪我をした当時に師範から同様のお言葉を頂いたが、最近になってようやく実感として理解できるようになったと思う。 後半は、型の練習から。平安の型も初段から五段まで各3回づつ練習すると、なかなか良い鍛錬になる。新人君も何とか平安五段 まで覚えたようだ。続く組手練習は、明後日の試合を想定して、試合形式での練習。試合形式でやると、間合いとタイミングが 実戦に近くなるので、突きがうまく入らなかったり、逆に防御のタイミングを外して会心の突きが入ったりする。今日の私は、 疲れが溜まっていたこともあり前者の方が多く、これではいかんと思うが、前述の通り無理しないことにした。 最後の左足で足払いの技では、無意識に相手の右側にかわしてから逆突きを入れている。この技は、相手の前手を使えなくしているので、 かわす必要がないのに正に無駄な動作で、前々回に師範からご指導をうけたばかりである。この無駄な動きな気づいたのは、初心者君が 相手の足を払った後に左足を戻さず、そのまま突こうとするため、身体が横を向いてしまい逆突きができないのを私が注意した時である。 何のことはない、同じことを自分もやっていることに気付いた。だだし、私の場合は、右足も右側にステップするので相手の左側面に 逆突きを打てるが、無駄な動きが入るためワンテンポ遅れる。全く、『人の振り見てわが振り直せ』である。 ここまでで、今年最後の 金曜練習が終了。現役の皆さん、明後日の大会、頑張って下さい。この日記を読んで頂いている皆様、今年一年ありがとうございました。 まだ少し早いですが、空手を通じて来年も良い年になることをお祈り致します。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 名大金曜練習の再開は、1月9日です。誠に申し訳ありませんが、それまで練習日記は休筆と致します。 08.12.12(金) 名大金曜練習
基本:自然体から追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受・貫手 最近、12月にしては暖かい日が続くので、自主トレでも結構汗まみれになる。快調だった縄飛びは、先週の名大練習の次の 土日もトライしたら疲れのためか、最高15回ぐらいしかできなくなっている。だが、回数を追求するのが目的ではなく、敏捷性を 取り戻すことが目的なので、回数はあまり気にしないことにした。土から水まで毎日やった自主トレのうち、火曜日に取り入れた サンドバック打ちがなかなか良い練習になった。 踏み込んで逆突きを思いっ切り入れると、衝撃が手首・前腕・肩・背中・腰の筋肉を エキセントリックに鍛える。バーベルを使った筋トレでは、相当ハードに追い込まないと筋肉痛にならないが、20〜30分も サンドバック打ちをやると、後でかなりの筋肉痛になる。スタミナ養成にもいい。 私の現役時代にも、名大体育館にサンドバックがあったので、時々 サンドバック打ちをやって鍛えていたのが懐かしい。(今は撤去されたのか、影も形もない) 木曜日は茨城県出張のため練習ができず、 長時間の移動のため足腰が少し硬くなってしまった。火〜木と出張が続いたため、金曜日の午後から有休とし、休養する。昨日は帰宅 した時、少し風邪気味だったが、休養したら身体が楽になり元気になった。 このトシになったら無理は禁物、やる時はガンガン やる、休む時はしっかり休む。それが空手を長く続ける秘訣ではないかと思う。 さて、本日の金曜練習は、風邪がはやっているためか少し寂しいが4人での練習。自然体からの突き・受けの練習の後の蹴りの 練習は、実戦に近い練習。昨日の茨城県出張疲れの割には身体が動く。縄飛びの成果が出ているのかもしれない。また、前述の サンドバック相手の突き・蹴りの練習も効いているかもしれない。つい最近であるが、パワーをつけるための押し込む練習と、 スピードをつけるためのスナップ練習と、サンドバック打ちの内容を分けるようにしている。押し込むのはパワー養成、スナップは スピード養成と明確に目的を意識してやるのと、ただ漠然とやるのとではサンドバック打ちの練習効果が全然違うのではと思う。 ただ、左の刻み回蹴がいまだに思うようにできない。膝を横に抱え込む筋トレ、蹴込ストレッチをやっているので、少しづつ進歩は していると思うが、多少の自由が利く右足に比べると実戦で使いこなすには程遠い。 基本、型と練習をこなした後、いよいよ待望の 組手練習。すり抜けの回し蹴りを久々に練習したが、なぜ中段を狙うのか今まで疑問に思っていた。そこで、2回ほど上段にトライ してみた。結果は、相手の構えた腕が邪魔で有効な蹴りにならず、ガードの隙間を狙う中段回蹴でないと決まらないということである。 上段に比べて中段のほうがはるかに面積が広く、ガードの隙間を狙いやすい。 よほど刻み上段回蹴がうまく、相手の構えたガードを すり抜ければ別であるが、普通はまず決まらない。ゆえに中段なのである。試してみて納得。技の意味は、試さなければ分からない こともある。最後の足払いに対する返し技の解説も、大変参考になりました。空手の道は、本当に奥深く面白いです。現役の皆さん、 頑張りましょう。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.12.05(金) 名大金曜練習
基本:自然体から追突、三本突、前屈立・受け・逆突の練習、移動基本追突、三本突、上受・逆突 今週から12月に入り、長かった一年ももうすぐ終わりに近づいてきた。職場でも、来年に向けての人事異動などの話もちらほら 聞こえてきており、何だかとてもあわただしい。幸い私は職場を異動しなくていいようで、ホッとした。とりあえずは来年も支障なく、 空手が続けられそうだ。なかなか左膝靭帯負傷前の状態に戻らないが、先週からフットワークを軽くするため、縄飛びを始めた。 左膝靭帯を損傷した時のリハビリで6月 頃にメニューに取り入れたことはあったが、膝の衝撃が大きいため少しやっただけであった。久々に飛んでみると、結構良い トレーニングになる。特に二重跳びがいい。ジャンプ力とリズム、敏捷性を養う効果があるのではと思われる。 最初のうちは10回程度 しかできなかったが、昨日は何と連続で33回できた。今まで20回以上飛べたことはないから、46才にして最長不倒回数である。 トシだと諦めずに、やってみるものである。この分だといずれは50回、いやもしかすると100回も夢ではないかもしれない。 いまだに空手人としては、膝、腰、足首の柔軟性、というかクッションが硬いので、色々なことにトライして少しでも柔らかくなる ことを期待している。 さて、昇級審査が終わって皆一息ついたのか、本日は韓国学生の主将がおらず、私と他道場の黒帯K君、現役学生3人の合計5人での 練習。昇級審査前の先週の金曜練習がにぎやかだっただけに、少しさびしいが、寒さを吹っ飛ばすべく練習開始。今日は、新人君も 受け・逆突ができるように、自然体⇒前屈立・受け・逆突の練習から始まる。手の動きだけで練習するよりも、このほうが足と連動した 動作を早く覚えることができる。蹴りの練習は、左右交互50回を1セットとした持久力トレーニング。名大金曜練習では久しぶりだが、 私は時々自主トレでやっているため、スタミナは落ちていない。 蹴上の姿勢を数秒保持する筋トレもやっているが、これはなかなか良い。 また、蹴上ストレッチができるようなってから持病の腰痛が軽くなった。 小休止の後、続いて型の練習。平安の型の練習の合間に、 師範からお呼びがかかり、K君と2人で慈恩と観空大の型の練習。最近、型の自主トレをマメにやり出したので、少しは動けるように なったと思うが、元気ハツラツのK君と比べるとまだまだ。K君との練習は、私にとって大変励みになる。後半は、待ちに待った師範のご指導による自由組手用の技の練習。昇級審査前は基本一本組手の練習のみであったが、 やはり空手を やる以上、自由組手がうまくなりたいというのは、中年オヤジ(気持ちは二十代だが)といえども本音である。 師範の アドバイスは的確で分かりやすく、学生へのご指導を伺っていると自分自身の修行にも大変タメになる。私もご指導を受けたが、 左足で足払いの後で、右足を横にスライドさせる無駄な動きがあること。これは、足払いした後の左足の位置が右寄りになってしまって いるので、逆突きを打つ時に無意識に右足を外にスライドさせていたということである。足払いした左足を外側に着地させれば、 こんな無駄な動きをせずに済むことであるが、なかなか自分では気づかず師範のアドバイスは大変貴重である。それにしても、足払いの 技を実戦で有効に使えるまでには、もっと練習が必要であると痛感した。現役の皆様も、頑張って組手うまくなりましょう。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.11.28(金) 名大金曜練習
基本:自然体から前屈立・受けの練習、移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突 今週も前回の金曜練習の翌日から毎日1時間の自主トレをやってきたが、さすがに疲れがたまって、特に以前負傷した左膝が コキコキと 言っている。直接の原因は、月曜日にやった屈伸前蹴で、屈伸から思いっ切り左前蹴を蹴ったら、左膝に違和感を感じた。ようやく できるようになった膝のストレッチも毎日やっていてこれだから、まだ左膝の筋力が右と比べると弱いままということである。 その代わり、腰が強くなったのか、筋肉疲労こそたまっても長年悩まされている腰痛はほとんど気にならない。 やはり、空手は全身の鍛錬に良いと改めて思う。筋力をつけるために週2で筋トレをやっているが、下手な筋トレより空手を毎日 やったほうが、私のような年齢になるとよほど役に立つような気がする。 それにしても、最近週一でやっているサンドバック打ちも、 学生時代比べると明らかに威力が落ちてしまっていて、鍛え直す必要を感じる。練習は寸止め、ないしはライトコンタクトと言っても、 まともに当たったらただでは済まぬというぐらいの突き・蹴りの威力は、曲がりなりにも黒帯である以上は維持すべきと思う。 さて、前置きが長くなってしまったが、平日の疲れがたまってヨレヨレの仕事モードから、しゃきっと空手モードに変身 して名大金曜練習に馳せ参じる。 いよいよ明後日、現役学生が昇級審査を受けるため、本日は昇級審査のための練習がメイン。最初の自然体から前屈立で受けの 練習で、やはり疲れがたまっている左膝がきしむ。身体が温まってくると、あまり気にならなくなったが、無理は禁物。移動基本を 一通りこなした後、昇級審査用の移動基本の練習。全員練習の後、学生が2人づつ本番形式の練習。 久しぶりに練習に出てきた2年目の 学生が、なかなか上手な蹴込をやっているのに驚いた。蹴りの軌道も綺麗で、例のルーマニア学生とそん色なく、しかも白帯の中では 彼だけが蹴込んだ瞬間ぴたっと止めている。もともと彼は器用なので、もっと真面目に練習すればいいのにと惜しまれる。 続いて型の 練習に入る。一通り平安の型を練習。私は、途中、新人君に平安初段の指導をしたが、しばらく見ぬうちにうまくなっている。まだ 色々と欠点はあるが、昇級審査を2日後に控えているので、細かい指摘はせずポイントのみに止めた。休憩中に、他道場の黒帯のK君と 壮鎮の練習。彼は30代後半で脂が乗り切っているため、パワフル、かつ動きが速い。卒業などのため4月以降、私以外に常時、 名大練習に 参加する黒帯がいなくなってしまった現状では、K君が練習に出てくれると本当に助かる。最後に、基本一本組手をやる。私も昔、 苦労したが、相手によって間合いが変わるので、なかなか調整が難しい。特に、初対面の相手では間合いをつかみ損ねることがある。 しかし、これができないと自由組手の間合いもつかめないので、組手の基本中の基本とも言える。現役の皆さん、明後日は思いっ切り 頑張って下さい。早く黒帯になれることを切に願っています。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.11.21(金) 名大金曜練習
基本:上受・逆突を2挙動で、同じく外受・逆突、同じく内受・逆突、追突、三本突、上受・逆突 真冬並みの寒気団のせいで、今週の火曜日ぐらいから急に寒くなってきた。風邪気味のため、今日の昼から有休を取り、練習開始 の夕方 まで昼寝を含めた休養。おかげで、身体が大分楽になった。少々の風邪は、練習で汗を流して血行をよくしたほうが早く治ると思い、 いつも通り金曜練習に向かう。今日は、私、韓国学生の主将、2年目の学生、ルーマニア学生の4人での練習で少し寂しいが、寒さを 吹っ飛ばすべく練習開始。2年目以上の学生ばかりなので、まず、受け・逆突きの動作を2挙動で正確に行う練習から。この練習は、 いつも自主トレでやっており、受けと突きの連携技の練習には最適である。続いて、移動基本の練習に入る。意外にも、上受・逆突、 外受・逆突の時に、学生よりも受け・突きとも正確で速いと、師範からおほめの言葉をいただく。 実は、先週の練習で他道場の黒帯の K君と練習した時に、彼の方が基本、型ともスピード・切れがあるのを見て、これではいかんと思って、翌日の土曜日から水曜日まで 毎日約1時間の自主トレをやった。 特に、前屈立移動の時、前足が開いてしまうことと、前膝が柔らかく使えていないことに気付いたので、前屈立移動の練習と 型の練習を水曜日まで毎日やった。それがよかったのかもしれない。 風邪気味で体調が悪くても、やってきた練習は裏切らない。やっただけの成果は確実に残る。 ただ、続く内受の締めが甘くなり、師範のご指導を受ける。蹴りも、ここ最近、やっと足腰の柔軟性が戻って きて、腰痛も治まってきているので、時々自主トレで蹴込ストレッチをやっている。成果が徐々に出てきており、右の蹴りはうまく なってきた。だが右に比べると左が硬いので左の蹴りはまだまだである。韓国学生の主将は、私の状態よりも更に左が硬いので、 左の蹴込、回蹴が今一つであり、頑張ってほしい。硬い側の左を伸ばす時に、大きく伸ばそうとして前かがみになってしまい、 『それは犬の小便』と師範からご指導をいただく。ダメと分かっているのにやってしまった自分に反省。 後半は、型の練習から。今日は、基本に立ち返って分解練習。やはり型が上達するためには、分解練習が欠かせない。一つ一つの 技ができていないのに、通し練習だけでは何度やっても限界があると思う。技の意味を考えながら練習するにもよい。師範も仰って いたが、 型は常に相手を想定しており、各動作が攻防の技なので、それをイメージしながら型の練習をしないと上達しない。身体の移動も然り、 目線の移動も然り、攻防をイメージすると自然とあるべき動作が決まってくるのではと感じている。そのためには、技の真意を 知るべきであるが、今の私にはまだまだ知らないことが多い。 教科書的に、『こうだ』と解説されていることでも、本当に使えるのかを 考えると疑問に思えるところがいくつかあり、恐らく非公開の真意が隠されていると思われる。今日の平安三段の肘受けの解説を 師範からお聞きして、その思いを強くした。 中身は恐らく秘伝なので詳細はご容赦いただきたいが、本当に空手は奥が深い。最後に、 残り10分であるが、ポイントである間合いに注意して、気合を入れて基本一本組手を練習した。練習が終わるころには、風邪の気は 吹っ飛んだように身体が軽くなりました。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.11.14(金) 名大金曜練習
移動基本:外受、内受、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日は仕事をするのがもったいないぐらいの、秋晴れで暖かい日である。月曜日から金曜日までの仕事で身体はヘトヘトになって いるが、 こんな時は空手で汗を流すと爽快な気分になれる。本日は、師範の所用のため、師範のご指導は前半のみとなる。まずは、いつもの 移動基本から。私は少し遅れたため、外受から参加。 最近、自分でも感じているが、どうも下半身の動きが硬い。特に、左膝の負傷の ため練習できない時期があったため、膝の動きが硬いようだ。師範から『膝を柔らかく使うように』とのご指導を頂いた。 まだ、 左足の筋肉が右足に比べると少し細い(負傷前は逆だった)ため、足の筋トレの継続とともに型の練習を重点的にやろうと最近考えている。 前後運動のみの移動基本と違って、型の動きは前後左右斜め、そして回転・跳躍があるため動きの中での下半身の鍛錬にはもってこい であると思う。足首も硬くなっているため、移動する瞬間に前足が外に開いてしまっている。これも意識して直さねば…。蹴りの スナップもまだまだで、苦手の左足での蹴込で元の位置に足が戻らずに流れてしまっているとのご指導を受ける。これも同じで、 練習あるのみだ。 平安の型の練習の後、現役学生の昇級審査のための基本一本組手の練習。 この練習は間合いが全てであり、返しの突きが相手に 届かなければ突きが極まらない。逆に近すぎてもだめで、ちょうどいい間合いをつかむのが、この練習の意味である。しかも、相手 によって間合いは変わるので、本当は今日参加している4人だけでなく、もっと多くの相手と練習すべきものである。 休憩中に、 他道場の黒帯のK君と壮鎮と十手の型の練習をする。しばらく見ぬうちにうまくなっているので、思わずびっくり。私も、もっと 練習せねば。師範が帰られた後、現役学生のために昇級審査用の移動基本を繰返し練習する。流派の大会も近いので、最後の30分 ちょっとで、組手の練習を入れた。ステップ練習、刻み、逆突、刻み・逆突、刻み・逆突・逆突で身体を温めた後、4人で少し さびしいが対人練習に入る。師範がご不在なので、安全のため拳サポをつけて、自由組手の基本技を一通り練習した。いたらぬ私ですが、 結構充実した練習になったのではと思います。上達の一助になれば嬉しいです。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.11.07(金) 名大金曜練習
移動基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日は師範が所用で不在で、代りにコーチが指導に駆け付ける。もうすぐ、現役学生の昇級審査が控えているため、本日は昇級審査 のための練習メニューとなる。まずは、移動基本の徹底練習から始まる。 今週は、腰に疲れがたまっているのに火水と自主練習を してしまい、しかもスピードを重視したメニューを入れたため、左腰から左大殿筋辺りが軽い肉離れを起こしたようで、鈍痛が取れず 少し動きが重い。 昨日は左の蹴込と回蹴ができなかったが、氷でアイシングなどのケアをした結果、今日はなんとか練習ができる状態に 回復した。せっかく左膝が治ったのに、腰がダメでは情けない。しかし、40代後半のこのトシでは疲労がたまっている時には無理は 禁物で、身体の状態に合った練習メニューにしなければ、と反省。とはいえ、身体はまだ曲がりなりにも動く。自分の修行としての 空手だけではなく、早く黒帯になってもらうべく、現役学生の練習台になるのも私の重要な役目なので、あと3年ちょっとで50才 だからと言っても老け込むつもりは全くない。 移動基本に続いて、型の練習。平安二段を全員でやった後、昇級審査で演ずる型ごとに分かれて練習する。私は、平安二段組の現役 2年生とルーマニア学生の指導。最近、新人君の型の指導ばかりで他の学生を見ていなかったが、改めて見ると基本ができていない ところが随所にあり、心配になってきた。韓国学生の主将もそうだが、スピードを意識するあまり一つ一つの技が不正確になっている。 私は、空手の型は各々の動作が相手に対する攻守を想定しているので、常に攻守の対象たる相手がいることを意識して練習すべきだと 思っている。そうしないと、空手の型は単なる『空手踊り』になり下がってしまう。 従って、たとえば平安二段の最初の方の裏拳・蹴上⇒手刀受の動作は、単に速くやればいいというものではなく、裏拳で相手の突きを 受けるとともに蹴上で相手を攻撃することを頭に思い浮かべれば、裏拳が蹴込につられて水平より高くなったらダメとか、中途半端な 裏拳・蹴上では後方の相手に対する攻防になっていないことが理解できると思う。 また、コーチが言っていた技の分割練習の必要性は、 全くをもって同感。いまだに私は、不得意な蹴上・蹴込・回蹴を3〜4挙動に分けて時々練習している。 これが基本の上達に対して最良の方法だと思う。ゆっくりやってできないことは、速くやってもできない。若いうちはスピードや勢いで ごまかせるかもしれないが、私のようなトシになると最早ごまかしが効かない。今、思うと私自身、学生時代は勢いだけで蹴っていた ような気がする。 最後に、昇級審査用の基本一本組手をやった後、来月の試合のための自由組手の練習。時間的には15分と短く物足り なかったが、私にとっては貴重な対人練習です。押忍、ありがとうございました。コーチのお言葉 08.10.31(金) 名大金曜練習
基本:自然体から下段払・逆突、同じく上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受 今日の名古屋は最低気温が10℃を下回り、秋が深まるとともにいよいよ空手の練習に最適のシーズンとなってきた。やっと 最近になって、大腿四頭筋のストレッチを痛めていた左膝でも支障なくできるようになったので、少しづつ膝の動きの柔軟性が 戻ってきた。 空手に必要なのは、筋トレで養われる筋力ではなく、あくまで空手の動きの中での筋力や柔軟性なので、いくら 筋トレばかりやっていても動きは元に戻らない。だから、筋トレはあくまで筋力upのための補助、メインは空手練習でなければ ならない。 また、ランニングのような持久力運動をやりすぎると、かえって基礎代謝が落ちて太りやすくなる(毎日、 目一杯走っていれば話は別)、という最近の研究データがあるということを知り、下半身が硬くなる弊害もあるので、ランニングは ほどほどにすることにした。それも空手の動きを取り戻すのに、良かったのかも知れない。 さて、本日の基本練習のメニューは、いつもの移動基本ではなく、自然体から前屈立で受け・逆突。鍛練のため、腰を落とすよう にして練習する。自然体から踏み込んで前屈立になるため、移動基本よりも大腿四頭筋の負荷が高く、良い鍛練になる。続く蹴りの 練習は、前蹴りのみ前屈立ちであったが、幸い最近の自主トレで屈伸前蹴り50回を取り入れているので、へべれけにならずに済んだ。 蹴上・蹴込の後も回蹴も、蹴りのスナップを意識して最後まで蹴れたので、左膝の負傷で落ちていたスタミナが段々と戻ってきたようだ。 基本練習の後、休みなくすぐに型の練習に入る。平安の型を四段まで全員で練習してから、私は新人君に平安四段の指導。彼は、 先々週に初めて平安四段を始めたばかりで、マンツーマンの指導は今日が初めてとのこと。順番を覚えてもらうこと、技の意味の 概略を知ってもらうことに重点を置いて指導。呑み込みは早いが、まだまだ動きがぎこちないので、あとは自分で練習してほしい。 7時過ぎに師範が所用で帰られたので、ここからは学生と私で練習。まずは、引き続き型の練習とし、私は新人君と平安四段、 残りのメンバーで慈恩の練習。最後に私も慈恩の練習に加わる。残りの20分で、組手練習。練習メニューは、韓国学生の主将に任せる。 ステップ練習の後、攻守を決めて自由組手スタイルで刻みか逆突で攻め、受け手は返す練習。これは単純なようで、刻みか逆突か どちらが来るか分からないので、受ける側は実戦に近い。 今の私の動きでは、韓国学生の主将とは加減してもらってもわずかに差し負け、 長身のルーマニア学生とは圧倒的なリーチの差で、フェイントされると伸びる刻み突きが受け切れない。膝の回復とともに足は少しづつ 動くようになってきたので、彼らの練習台になってやれるためには、もう少し鍛練が必要だ。歳に負けずに頑張ります。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.10.24(金) 名大金曜練習
基本:追突、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日は、現役学生は名城大にて練習試合のため、私と他道場の黒帯のK君の2人で師範直々のご指導を受けることとなった。年寄り 2人だけなので、7時までの練習であったが、これが実に密度の濃い練習内容となった。まず、ウォーミングアップとして移動基本から。 三本突と受けを省略した他は、通常の移動基本メニューであり、私より8才若いK君がすぐ隣でスピードに乗った技を極めるので、 全く手が抜けない。私は火曜日の自主練習で屈伸前蹴りを50回やったのと、翌日の型の自主練習で膝に疲れがたまっており動きが 重いが、そこは気合である。 せっかく左膝がよくなったのに、疲れが残るからといって鍛練しないと、負傷前の動きが戻らないまま終わって しまう。 回蹴まで終わると十分すぎるほどのウォーミングアップとなり、休む間もなく本日のメインである型の練習に入る。 最初に十手の型を練習した。この型は、あっと言う間に終わってしまう短い型であるが、十手の名の由来である山受け、また棒に 対する受け技である杖受けが特徴である。特に山受けのところはこの型で一番の決め所で、ここがダメだと型全体が死んでしまう。 続いて鉄騎の型の練習。時々、足腰の鍛練のため自主練習しているので、初段〜三段まで大体覚えている。特に鉄騎三段は、私の 結婚式の披露宴にて師範に演武いただいたことがあり、とても思い出深い型である。 負傷した左膝の内側靭帯に負担がかからないため、 鉄騎の型をリハビリに取り入れていた成果か、師範から『鉄騎の型は、下半身の硬さ(私の弱点)が目立たないから、君に合っている』 とのお言葉を頂いた。といっても逆にいえば、負傷して以来、下半身の動きが硬いままであることのご指摘をいただいた わけなので、まだまだ元に戻すべく鍛練が必要だ。二十四歩、壮鎮と続けて練習して、中身がぎっしりと詰まって充実した練習が終了。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.10.17(金) 名大金曜練習
基本:上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受・貫手、その場で前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日は仕事のキリが悪く、少しだけ遅れて練習に参加。ほぼ1ヶ月ぶりに他道場の黒帯のK君も練習に来てくれて、最近では ちょっとにぎやかな6人での練習となる。今週は、有休を取った月曜日の筋トレと、火水の自主練習で腰に疲労がたまってしまい、 腰の筋肉がコチコチで動きが重い。案の定、移動基本で師範から、『スピードが遅い、もっと足を速く移動すること』とのご指導を 賜り、活が入る。また、正確な動作を意識してゆっくりとやった時、手刀受の手首の返しがなっていなくて、自己嫌悪に陥る。 頭では理解しており、スピードをつけた時にできている(と自分では思っていた)が、ゆっくりやってできないということは、 単に力まかせの技になっており、完全に自分の物になっていないということ。何事も、基本が大事だ。 蹴りの練習は、先週と同じく、円陣を組んでその場で左右交互の蹴りの練習。大汗をかきつつ何度も虚空に蹴りを入れていると、 次第にコリ固まっていた腰がほぐれてきた。調子がでてきたところで、前半の練習終了。 後半は、平安の型の練習から。新人君もどうやら、平安四段の順番だけは何とか覚えた様子。私はと言えば、ようやく今月に なって左膝靭帯が完治したが、まだ身体のスピード・キレが戻っていない。あまり焦ると、技が不正確になったり、故障につながるので、 身体と相談しながら徐々に戻していきたい。 いくら気持ちが若く、同年代の一般人より遥かに体力があっても、もはや二十代の現役時代 と比べると、身体にガタが来たり疲労の回復速度も遅くなっており、トレーニングのやり方を変えないとマズいことを意識せざるを 得ない。 後半の残りで待望の組手練習。今日は6人いるので、対人練習には最適の人数だ。久々に自由組手に近い形式で練習したためか、 返しの逆突きのタイミングがうまくつかめない。受けも不正確で、韓国学生の主将の伸びる突きを受け損ねて、思わず苦笑。身体が 大きいため、初動が遅く見えるのにだまされるため、あっという間に突きが伸びてくるのを見て皆、面食らう。道理で彼が、組手が強い わけだ。 刻み・逆突・逆突の練習で、三連打を出すことだけに意識が行ってしまって、踏み込みが甘い現役に、『最初の刻み突きを、 まず当てるつもりで打て』とアドバイスしておいた。要するに最初の刻み突きが全然威力がないため牽制の意味がなく、続く逆突・ 逆突が死んでしまっている。刻み・逆突・逆突でも、基本は刻み・逆突と全く同じだ。 最後に、ジグザグに並んだ相手に連続攻撃の練習。この練習は私にとって久しぶりだが、違った相手を次々と攻めるため、 攻めの練習には非常に良い。全員、だんだんと実戦のノリになってきた。私も普段やらない裏回し蹴りがでるなど、快調。先週と同じく、 拳サポなしの緊張感も心地よい。老兵は死なず、まだまだ頑張ります。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.10.10(金) 名大金曜練習
基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、その場で前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日は2週間ぶりに師範がご指導に来られた。こんなことではいけないと思いつつも、やはり師範の存在感は大きく、いるといない とでは気合の入り方が全然違うのを感じる。師範にお孫さんが生まれたという慶事を伺い、とてもおめでたく感じるとともに、 命を受け継いでいくことの大切さ、そして私たちが幸いにも巡り会うことができた『空手』という素晴らしい 武道を伝えていくことの大切さに思いを馳せる。 さて、本日の練習は新人君含めて4人で、まずは基本から。移動基本を順調にこなすも、輪になってその場蹴りの練習に 入ると気合が入り、汗が滝のように滴る。蹴込でバテてきたが、最後の回蹴で持ち直す。どうやら、膝の故障のため十分な練習が できずに落ちていたスタミナが段々と戻ってきたようだ。 小休止の後、型の練習。平安初段〜三段を全員で3回づつ練習して、私は 新人君に平安三段の指導。先週の練習で、『ここは自分で練習しておいてね』と言っておいた、最初の下段払・内受の動作はだいぶ うまくなっている。貫手の次の横鉄鎚打ちを時々裏拳と間違えるようだが、あとは大体できている。この分なら、もう少ししたら 平安四段の練習に入っても良さそうだ。続いて、韓国学生の主将と私で慈恩と抜塞大を練習する。名大練習で抜塞大を練習するのは、 本当に久しぶりである。昔、昇段審査でやった思い出深い型であり、私は、たまに自主トレで練習している。現在の私は慈恩の型の 方が好きだが、2003年の空手再開当時は慈恩とともによく練習していた。練習後半の残り40分で、待望の組手練習だ。 拳サポなしの練習は怖いが、緊張感が心地よく、受けの感触も素手の方がよく分かる。受け方が下手だと、 自分も痛いし、相手も痛い。うまく受け流した時の感覚をつかむには、拳サポがあるとかえって邪魔だ。 刻み逆突の受けのパターンをどちらでも無意識にできるように、 との師範のお言葉に同感。確かに、考えていては受からない。同感であるが、今の私にはできない。攻め技も、刻み逆突と返しの逆突は、 動きが 身体に染みついてほとんど無意識にできるようになったが、他は無意識レベルにはほど遠いため、無意識にできる技と比べると ワンテンポ動作が遅れている。この辺は学生も同じで、慣れていない技は使えない。現役の皆さん、黒帯目指して頑張りましょう。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.10.03(金) 名大金曜練習
基本:前屈立移動、追突、上受、外受、内受、手刀受、屈伸前蹴、移動基本前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日は師範が所用で来られず、代りにコーチが指導に駆け付ける。最初に、コーチから基本に重点を置いて練習するとのお言葉が あり、まずは移動基本から。 自主トレで気になっていたが、最近、腰の位置が少し高く、前膝の曲げが甘い。早速、折返しの下段払いの 時にコーチから、膝をもう少し曲げるようにアドバイスを受ける。以降、腰を落とすように意識して練習。 前日に屈伸からの前蹴、回蹴、 蹴上、蹴込の練習をやったため最初から膝が少し張っており、腰を落とすとつらいものがあるが、これも練習、鍛練だ。 幸い、4月に 負傷した左膝内側靭帯に疲労がたまることはなくなってきたので、膝の鍛練に集中できる。つづいて、型の練習。平安初段から三段 まで全員で練習した後、私は新人に平安三段の指導。というより、自分も鍛錬を兼ねて一緒に練習するので、型の練習が終わる頃には、 太ももがパンパンに張っていた。後半の残り30分で、待望の組手練習だ。まずは基本技のシャドー練習。最後の刻み・逆突・刻み回蹴 の練習が相変わらず苦手で、逆突の後の刻み回蹴に切れがない。以前は足が全然上がらなかったのが、一応、上段に届いているのだが、 体勢が崩れてしまい、ワンテンポ蹴りのタイミングが遅れている。まだまだ、刻み回蹴がモノになっていないということだろう。続く 対人練習は、踏み込みと間合いの確認に重点を置いて練習した。 先週と違って拳サポありのため思い切って突けるので、試合での突きの 間合いをつかむのによい練習。(拳サポなしの素手での練習は、本当の実戦に近い練習であり、これはこれで必須と思います) 現役の皆さんが、早く黒帯を取れるように願っています。頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 コーチのお言葉 08.09.26(金) 名大金曜練習
基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、その場で前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日も昼から三重県の東員町に出張だったので、仕事を早めに切り上げて、週末の東名阪自動車道と名古屋高速を飛ばして、 名大道場に向かう。『暑さも寒さも彼岸まで』とはよく言ったもので、秋分の日を過ぎてめっきりと涼しくなり、空手の練習には もってこいのシーズンとなってきた。最初のうちは現役学生が2人しか来なくてさびしく練習を開始したが、しばらくすると 韓国人の主将とルーマニア学生が来たので、やっといつもの練習の雰囲気になった。移動基本の追突、三本突、受けの練習の後、 輪になって左右交互のその場蹴りの練習。前蹴はともかく、苦手な蹴上と蹴込は本数が多いと身体に応える。最後の回蹴は根性で 蹴るが、自主トレの成果か、先週よりはスタミナが戻ってきたようである。 師範から、『この練習は、今の君たちには体力トレーニング にしかなっていない』というお言葉を頂戴したが、技を極めるためには最低限の体力が必要で、正にその点からのご指導は大変耳に痛く、 修行が足りないのを痛感した。 小休止の後、平安の型の練習。皆で平安初段から三段まで一通り練習した後、私は新人君に平安三段の指導。どうやら平安二段は モノにしたようで、本当に教え甲斐がある。理屈よりもやって見せる方がよい場合もあり、逆に技の意味を教えながら練習したほうが いいこともあり、どちらかといえば彼の場合は後者のようだ。自分自身がまだ未熟な私には試行錯誤であるが、少しでも空手上達の力 になれればと思っている。型の練習後の休憩時間中に、主将と慈恩の型の練習をやる。 慈恩は、私が好きな型の一つで、現役学生には 是非ともマスターしてほしい型である。主将には早く黒帯になってほしいと念じつつ、練習した。 続いて待望の組手練習。拳サポをつけないままでの練習であるが、この方が実戦に近く緊張感がみなぎり、ある意味心地よい。 前蹴に対して、すくい受け・逆突の練習で、右にかわして下段払いになってしまい、師範のご指導を受ける。練習している技を意味を 考えずに、とっさに身体が動いてしまった自分に猛反省。 続く、刻み回蹴・右蹴込の練習で、フェイントの意味を蹴りが苦手で不器用な私がよく分かるように教えていただいて恐縮です。最初は蹴込が入らなかったのですが、回蹴はフェイントとのアドバイスをいただいて、その直後に蹴込が入るように なりました。 現役学生も有効性を体感したようで、試合に活かせるといいなと思います。現役の皆様、秋の合宿、 昇級審査、大会に向って頑張ってください。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.09.19(金) 名大金曜練習
基本:追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受・貫手 今日は、台風13号の影響で時折強い雨が降る天気で、出張先の四日市付近では結構雨が降っていたので、ひょっとして中止かな と思いつつ、名大道場に向う。駆けつけてみると、師範しか見えない。しばらくすると、韓国学生の主将が来たので、取りあえず 私と主将の2人で練習を始める。後から、他道場の黒帯のK君とルーマニア学生が来たものの、最初のうちは2人だけなので、 全く気が抜けず汗ダクダクとなる。蹴りの練習で、ようやく4人がそろい、2人づつ組んで練習。蹴りに追突、逆突を加える練習は、 最初の10本目までは全然問題ないが、15本を超えるとへばって力が入らなくなってしまった。まだ、前蹴は耐えたが、回蹴で 体勢が崩れて師範のご指導を受ける。長身のルーマニア学生相手でも一応は上段に届いているのだが、回蹴から逆突への切れが全くなく なってしまっているのが自分でもよく分かる。 やはり、4月4日の名大練習で左膝靭帯損傷の怪我のため、最近まで練習量が落ちていた ことがスタミナ低下の大きな原因になっているようだ。それが分かっているだけに、基本練習で手を抜かずにばてる寸前まで追い込んだ。 ようやく、 最近になって左膝の違和感がなくなってきたので、筋トレも負荷をかけられるようになってきたし、走り込みもできるようになったので、 あとは時間の問題と思う。いや、信じたい。(歳のせいだとは思いたくない……) 小休止の後、型の練習に入る。先週と同じくK君と2人で観空大、続いて皆で平安二段、三段の練習。 平安二段の最後に直る時に、 ルーマニア学生が下を向いたので、師範から『型は、常に相手がいると意識して練習のこと』、『相手から視線をそらすな』という ご指導が入る。空手の型において、私も常々師範からご指導頂いている大切なことなので、師範のお言葉に片言の英語で補足説明した。 続く組手練習は、護身術を中心に練習した。知っているのと、使えるのとでは、レベルが全然違う。とっさの時に役に立つように、 習得しておきたい。そして、後半に試合に使える技の練習。受けと同時に返しの突きを入れる技であり、後ろに下がったら意味がない のだが、無意識に後ろ足が後退しており、師範からご指導を受ける。自分では下がっていないつもりが、リーチが長いルーマニア学生 相手とは言っても、後ろ足を引いていたのは修行が足りない。意識して練習するしかない。最後に、人数が少ない本日の練習に 来ていただいたK君には本当に感謝です。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.09.12(金) 名大金曜練習
基本:下段払・逆突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受 夏休み前の練習以来、約2か月ぶりに師範のご指導のもとでの名大練習である。やはり、師範ご不在の先週の練習とは、気合の 入り方が全然違う。今日は、他道場の黒帯のK君も参加して合計8名での練習で、これぐらいの人数がいないと練習に張り合いがない。 まずは基本の練習から。前屈立で腰を落とすこと、逆突で腰を切ること、受けの動作を正確に行うことを主眼として、移動基本ではなく、 一歩前進・後退、またはその場での練習を行った。蹴りを遠くに伸ばす練習では完全に酸欠となり、まだ完全ではない左膝が疲労して ガクガクしてきたが、気合を出して持ちこたえる。流れ落ちる汗の中、蹴込の練習では、昔の首を傾げる癖が出てしまい、師範の ご指導を受ける。疲労もあるが、抱え込みを意識するあまり、蹴込の位置も低くなってしまい、これまた師範のご指摘を受けてしまう。 夏休み中も自主トレを続けてきたとはいえ、あまりの猛暑のため追い込んだ練習ができておらず、身体は正直に物語るのでこの歳では もはや誤魔化しがきかない。歳を重ねるほど、日頃の鍛練が大事である。 休憩中、一息入れた後、師範のお呼びがかかり、他道場の黒帯のK君と一緒に観空大の練習を2回やったが、情けないことにこれで 完全にバテてしまった。しかも、一回目で蹴上・裏拳の後の手刀受のところで2年ぶりぐらいであるが、間違えてしまった。 色々と 事情があり、夏休み中に体調を崩していたこともあるが、以前の私では考えられないことであり、左膝も含めて早く元の状態に 戻したい。筋トレのおかげでパワーは少し戻った(ベンチプレス75kg、懸垂20回)が、空手の練習をこなすためのスタミナが 落ちてしまっている。 しかし、現役と 一緒に平安の型の練習をやっているうちに、段々と生気が戻ってきた。観空大の長さに比べれば、平安の型の演武時間は短く、楽と 言っては語弊があるが身体への負荷が全然違う。続く燕飛の型は飛び技があるため、師範から『無理しないように』といういたわりの お言葉を頂き、最後の飛び技だけは慎重に練習する。 小休止の後、待望の組手練習。これだけは一人で練習できない。まず、受けのみ自由組手風の基本一本組手。攻め手は普通の基本 一本組手と同じなので、基本組手から自由組手への導入によい。私は、この形式の練習はやったことがないので、最初とまどったが、 この練習は受けと返しのタイミング、間合いを掴むのに組手初心者にとっては非常によい練習と思う。続いて久々の護身術の練習。 ネタを明かすと護身術の意味がなくなってしまうので、詳細は割愛するが、空手をやっている以上、このような練習も必須であり、 技の意味を考えると中々奥が深く面白い。途中、汗だく、酸欠でフラフラになりながらも充実した練習でした。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.09.05(金) 名大での金曜練習再開!!
移動基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 9月に入った今週から名大練習再開、今日が夏休み明け最初の金曜練習である。残念ながら、師範は所用でご不在で、主将の 韓国学生と新人との3人で練習を始める。3人だけの練習は少し寂しいが、名大練習の夏休み中、やってきた一人練習と比べると 気合の入り方が全然違い、練習のやりがいがある。7月18日の名大練習で再び痛めた左膝の内側靭帯は、基本や型の練習には支障が ないぐらい回復したが、動きが急激な組手練習では若干の不安が残る。負傷した膝の柔軟性の低下に加えて、筋力が落ちている ことが再度の負傷の原因と考えて、夏休み中はストレッチングだけでなく、マシーンやバーベルを使った筋トレを取り入れた。 おかげで、体脂肪率そのままで体重が2kgぐらい増え、少し筋力が戻ったような気がするので、今後しばらくは筋トレを続けてみたい。 ここ最近は天気が不安定で一時期ほどの猛暑は影をひそめたものの、移動基本を一通り終わる頃には汗がしたたり落ちる。続く型の 練習は、新人君のため平安三段を分解練習。彼は呑み込みが早く、平安二段は大体覚えたので、新しい型を覚えて刺激を与えるのが 空手の上達のためによいと考えた。(実は私も最近、自分の刺激のため動画で岩鶴の型を覚えました) 最初の交差受け(内受と下段払)の ところが一番難しく、これさえ覚えてしまえばあとは技としては特に難しいものはない。技の意味の解説をしながら、主将と2人で マンツーマン指導をしたら、どうにかできるようになった。センスは良いものがあるので、今後楽しみである。最後の組手練習は、 護身術の練習を少しやってから、自由組手の練習。 私はやはり膝の不安があるため、まだ動きが硬いままである。無理しないようにセーブしたが、元に戻るまで もう少し時間がかかりそうである。何事も辛抱が肝心、あせらず一歩づつ前進です。押忍、ありがとうございました。08.07.25(金) 先週の名大練習で左膝靭帯を痛めたため、会社体育館で自主トレ
型:平安初段〜五段、慈恩、燕飛、壮鎮、各3回づつ 先週の名大道場の組手練習で、またしても左膝内側靭帯を伸ばしてしまったので、翌日、スポーツ整形で有名な井戸田整形外科に 行く。膝の専門家の院長先生は、水曜日にしか診察がないが、とりあえず診断と湿布薬をもらうために別の医者に診てもらう。 負傷してからすぐに湿布薬で何度も手当てしたのだが、左膝内側靭帯が少し腫れており、膝があまり曲がらなくなっている。 患部を 押えると痛みがあり、Valgus testで少し膝が緩んでいると言われ、前回と同じ内側側副靭帯(MCL)のグレード0〜Tの損傷と診断 された。あわせて、『3週間は運動禁止!!』と申し渡される。 これでは納得が行かないので、4日後の水曜日に院長先生の診察を 受ける。ひたすら湿布薬でケアした結果、既に火曜日の時点で膝の腫れもほぼ引いて、階段の上り下りも支障なくなっている。 『その後、順調か?』という院長の問いに、『実は金曜日の空手練習で同じところを伸ばしました』と、負傷時の状況を説明する。 プロのサッカー選手・ラグビー選手の膝を幾度となく診察してきた院長の診断では、Valgus testも特に問題なし。火曜日ぐらいから 平気で歩いていることを説明すると、『もう空手の型の練習とか、始めたの?』とのお言葉。要するに、左膝の内側靭帯に負荷を 掛けなければ、空手の練習はOKということで、大事に至らず胸をなで下ろす。 それにしても、土曜日の医者の診断は何だったのだ。 同じ病院の整形外科の医者の間でも、こうも診断が違う。医者を選ばねばならぬゆえんである。 翌日の木曜日でもまだ膝の違和感が残るので、名大金曜練習は自重して、会社の体育館での自主トレとする。木曜日に少し、 基本動作を確認しておいたので、金曜日はリハビリのための型の練習。前回の靭帯損傷の時は遥かに重症だったので、膝の固定により 膝の筋力・筋肉が落ちてしまったため、止むを得ず前屈立ストレッチのような静的トレーニングや、片足スクワットのようなハードな トレーニングをやったが、痛めた内側靭帯を無意識にかばおうとして外側の靭帯を少し痛めてしまったことがある。膝の回復が進んで、 ある程度動けるようになると、最も効果的だったのが型の練習によるトレーニングである。型のトレーニングの良いところは、動きの 中で膝を強化できることである。型の動きの中には、前進・後退だけでなく、回転・ひねり・転身・跳躍など色々な方向から筋肉の 強化ができてリハビリには最適と思う。 整形外科の院長には、蹴上のような膝の内側靭帯に負荷がかかる蹴りは自重するように アドバイスを受けたが、前日の木曜日に型の蹴上なら何とかできるのを確認しているので、蹴上のある平安四段、壮鎮も練習メニューに 入れた。多少の痛みがあるので軽くしかできないが、この『軽く』というのがミソで、逆に肩の力が入りすぎて首が傾いてしまう癖が ある私にはかえってサマになっているような気がする。前回の時もそうだが、余分な力が抜けるのは『怪我の功名』というべきか。 最後に壮鎮をやったのは、壮鎮立が膝の鍛錬に非常に良いことと、前屈立と違って壮鎮立は後足の膝は曲げているので左膝の内側靭帯に 負担がかからないという理由から。最高気温36.5℃の厳しい暑さの余韻で慈恩の2回目あたりから頭がクラクラしたが、左膝を いたわりながら汗が滴り落ちる約1時間の練習を終了、空手ができる幸せを噛み締める。現役の皆様も、暑い中、本日の練習、 お疲れ様です。夏休み明けの練習再開の9月に、また一緒に頑張りましょう。押忍、ありがとうございました。 練習日記は、夏休み明けの名大金曜練習の9月5日まで休載と致します。再開後には、また宜しくお願い 致します。m(__)m 08.07.18(金) 名大金曜練習、またしても左膝靭帯を痛める
基本:歩幅を大きく前屈立移動、同じく追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受 今週は疲れが溜まっていて、自主トレが思うようにできなかった。月曜日にサンドバック相手に突き・蹴り、火曜日と木曜日に 型の練習を20分程度やるのが精一杯。4月に負傷した左膝も先週の金曜練習の疲労が取れないので、自宅でストレッチングに励む。 今日は、三重県に出張だったので、頃合いを見計らって切上げて、名大道場目指して週末の高速道路をすっ飛ばす。練習開始には 間に合わなかったが、本日の基本練習の肝である、歩幅を広げて股関節を柔軟にする、蹴りを遠くまで伸ばす練習に途中から参加。 先週の移動基本では、現役の学生に比べて歩幅が少し狭いと感じていたが、歩幅を意識して練習すると、すぐ横の長身の主将の 韓国学生と遜色ないレベルになった。しかし、今日は暑いためか、体調がよくないためか体力の消耗が激しい。前屈立移動、追突を 歩幅広げて繰返し練習すると、足の筋力はまだ大丈夫なのに息が上がる。受けの練習の後、同じく、蹴った後、できるだけ遠くに 着地する練習。これがまた真面目にやると結構きついが、蹴り足とともに軸足も伸びるのがよく分かる。蹴上・蹴込が終わると、 ほっと一息、先週と同じく頭から水をかぶる。 後半は、型の練習。平安初段、二段を全員で練習した後、私は新人に対して平安二段の指導。スジは凄くいいのだが、平安二段の 練習を初めて間もないので、技の順番を覚えることを主眼として一緒に練習した。最後に、久し振りに平安五段の練習をする。 型は大体覚えているが、一つ違うのは、押え受けの後、縦手刀受けと昔は習ったが、今は鉄槌になっているところ。金澤先生の昔の ビデオ、型の本でも縦手刀受けになっているが、会派の違い、時代の流れによって型が進化していくのは致し方ないところ。 小休止の後、 待望の組手練習。まずは、先週と同じく、刻み回蹴3回連打。先週よりは足が上がるようになったが、足首の返しが甘い。受側に 回った時に、受け方について師範のご指導を受ける。その方が受けやすいので最近、前手の左手だけでなく、右手も手のひらで 受けていたが、これではダメなことがよく分かった。一つは、師範のご指導通り、返しの右逆突が遅れること、もう一つは、 帰宅後冷静に考えてみて分かったことだが、右手を手のひらで受けると脇が締まらず開いてしまう。そこに突き・蹴りをもらったら、 一発で肋骨が折れるという重大な事実に気がついた。思わず、自己流はご法度と反省。次の刻み回蹴2回の後、後回蹴ぎみの蹴込も 先週やった練習。 先週は、うまく蹴込が入らなかったので、月曜日にサンドバック相手に練習した成果が出たのか、主将の韓国学生の 胸にクリーンヒット。相手を後退させたのはいいが、そこが油断のもと。床に下ろした右足が相手の汗で前に滑り、後ろ側となった 左足の内側靭帯をまたしても伸ばしてしまった。 激痛というよりも、鈍痛が走り、しばらく立ち上がれなかった。前回の負傷時に、 どのよう対応したらいいか分かっているので、まず消炎スプレーを目一杯噴霧した後、膝が動かないようにガチガチにテーピングする。 ストレッチングに励んでいたとはいえ、師範のご指摘通り、一度負傷した靭帯は硬くなってしまうのかも知れない。 前回ほど痛みはないが、当面は大人しくしていたほうがよさそうだ。師範、現役の皆様、ご心配をお掛けして済みません。 養生して早く直すように致します。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.07.11(金) 名大金曜練習
基本:足幅を横に広く、前後は狭くして前屈立移動の練習、同じく下段払・追突、移動基本追突 名大道場へ向かう地下鉄の中で、偶然同じく名大道場に参加する他道場の黒帯のK君と出会い、一緒に道場に向かう。彼も、 37歳でそれほど若くはないが、まだ私よりは勢いがあり、私は彼から元気をもらっている。今日は、まず前屈立の移動で、素早く 移動して、腰を切り、後膝を張る練習から。足幅は、通常の移動基本と違って、腰を切ることを意識するため、横に広く前後に狭く して練習する。同じ要領で、下段払・追突を繰り返し練習。身体が温まってきたところで、移動基本の練習に入る。前蹴の練習は、 テンポを早くして、スナップを意識した練習。普段の約2倍のテンポなので、かなりハード。左右50本つづこなすと、身体に こたえる。 次の回蹴の打合いも、初心者と組んだが、これが逆に初心者の動作の遅さがもどかしく、初心者が回蹴を打ち終わると 同時にフルスピードで回蹴を返してしまう(もちん強さは手加減)ので、結果的にこれも結構ハードな練習となった。酸欠気味で 少し気分が悪いが持ちこたえて、気力で蹴上、蹴込の練習をこなし前半終了。頭から水を浴びて喝を入れる。 休憩中に師範からお呼びがかかり、他道場の黒帯のK君と壮鎮の型の練習。休憩中の現役が見ているので息を抜けず、本番モード。 自主トレで、足腰の鍛錬のため時々練習しているので、どうにか間違えずにできたが、肝心の壮鎮立が今一つ決まっていない気がする。 先週の日曜日に昔、全空連の大会で優勝した土屋選手の壮鎮の演武のビデオをたまたま見たが、重厚な壮鎮立がビシッと決まっている。 立ち方一つにしても、本当に奥が深い。休む間もなく、後半が始まり、平安初段・二段の練習の後、私は初心者に平安二段の指導。 その間に監督が指導に駆けつける。型の練習の後は、現役は監督の指導のもと、移動基本を徹底的に練習。私は、K君と一緒に師範の ご指導のもとで組手の練習。師範のマンツーマン指導で、しかも相手は黒帯の練習など普段できない貴重な練習。 いつもより40分 延長して延々と続く練習の中で痛感したこととして、やはりモノにした技は疲れてもできるが、モノになっていない技は使えない ということだ。返しの逆突は何度も練習・試合で使っているので無意識に出せるが、足払いは意識しないと出せない。やらない技は モノにならない、使えないので、技の幅を広げるには練習するしかない。 お互い声だけは出して気合を入れていたが、最後の方は 私もK君も限界に近い状態に。4月に膝を負傷して以来、久し振りの限界まで追い込む充実した練習になりました。現役の皆さんも、 本当にお疲れ様です。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.07.04(金) 名大金曜練習
基本:昇級審査、私は初心者の基本指導 今日は、まるで梅雨が明けたように、カンカンに晴れて蒸し暑くなった。四国では、もう梅雨明けしたようだ。夕方の体育館は、 まだ昼間の熱気が残っている。現役メンバーは、師範の審査により昇級審査を受ける。その間、私は、初心者の基本の指導をする。まだ 入部して間もないが、前屈立は一応できており、初心者にしては珍しく腰の位置が安定している。それに比べて、後屈立は全然ダメ なので、重点的に練習する。見ていると、重心を後足に置くことを意識するあまり、腰の位置が後足の真上にあるため、すごく不恰好に なっている。鏡の前で見本を見せて姿勢を確認しながら、前屈立の腰の位置の前後配分を、前後対称にして後に 持っていくようにと教えたら、見違えるようにバランスが良くなった。不器用な私と違って、本当に呑み込みが早く将来楽しみだ。 ただ、私も不器用なら 不器用なりに苦労して技をモノにしているので、技ができない人のつまづきのポイントが何となく分かることがある。こんな私でも、 空手の道を歩み始めた人の何かお役に立てれば大変嬉しい。昇級審査が終わり、順調に全員昇級。おめでとうございます、これからも 頑張って下さい。 後半は、攻め側と守る側を決めて、交互に交代して自由組手の練習。私は現役の組手練習の横で、コーチの指導で審判のイロハから 練習する。先週に比べれば少しは身体が審判動作を覚えたのか、基本動作は何とかできるようになってきた。しかし、恥ずかしながら ルールが一部しか理解できていないので、まずそれを覚えるのに一苦労。これが審判に不可欠の第一歩のようだ。残り30分の時点から、 実際に現役の組手練習の審判をやる。先週よりは審判動作に慣れたのか、ちょっと冷静に組手の攻防を見る余裕が出てきた。気合・ 残身のあるなし、技の威力など、少しづつ有効と判断するポイントがつかめてきたような気がする。 特に、コーチが主将相手に実演した 組手では、紙一重の差で極めが早く、『これが技の極めだ!』という気合が明確で、後の先のカンウターを有効と判定した。 長身の主将のリーチの長さが勝つか、コーチの技のキレが勝つかであるが、今回はコーチの老獪さに技ありといったところか。 師範から色々とご指導を受けたように、審判がまともにできるようになるには時間がかかりそうだが、現役学生の組手練習の審判なら、 もう少し練習すれば何とかつとまりそうである。これも空手の修行の一環として、頑張ります。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.06.27(金) 名大金曜練習
基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 名大練習に復帰してから2週間たった。まだ左膝に違和感があり、疲れが溜まりやすい。 自主練習ではスピードはほぼ戻ったつもりでいたが、名大練習で主将の韓国学生や2年目の学生、他道場の黒帯 と比べると、一生懸命やっているのにかかわらず、わずかに極めが遅い。 膝の瞬発力が戻っていないのか、無意識に膝をかばって動きにリミッターがかかっているのか、とくかく完全にはスピードが 戻っていないことを自覚した。これではいかんと思い、2人一組の前蹴練習であぶれて一人になったのを幸いに、休憩なしで学生の 倍の練習をする。復帰以来、交互50回(片足当たり25回)までしか自主トレでも練習していないが、その2倍以上の片足当たり60回の 練習は今の私にはやり応えがあった。続く回蹴の練習は、久し振りの交互に回蹴を打ち合う練習で、私は2年目の女性の練習相手。 もともと彼女は身体が柔らかいので蹴りは綺麗なのだが、しばらく見ぬうちに蹴りが鋭くなっている。一見スピードがないようだが、 膝の抱え込みができており、しかも蹴り足が伸びるので、もう少し鍛えれば軟弱な男なら正確に急所に当たればKOできそうだ。 蹴込の移動基本では、抱え込みが甘いのを師範から直々のご指導を受ける。まだ足を横に上げる筋力が戻っていないので、疲れてくると 足が横に上がらない。基本の最後は、昇級審査用の移動基本。 黒帯は免除だが、私は受け・逆突の練習をしていないので鍛錬のため現役学生と一緒に練習した。 完全にヘトヘトになったが、練習をやったという充実感これに勝るものなし。 型の練習後、小休止して組手の練習に入る。まずは、基本一本組手から。これは、私が現役時代に『受け損ねたら確実に当たる』 真剣勝負で何度も練習してきたので、気合が入る。初心者、女性と相手を見て手加減しているが、他道場の黒帯、2年目以上の学生 とは寸止めといえども真剣勝負に徹した。続いて自由組手の練習に入るが、私は師範のご配慮により、審判の練習をすることになった。 かなり以前に師範に審判のご指導を頂いたことがあるが、名大練習で実際に自由組手に近い形式での審判の練習をするのは今日が 初めて。本当に、見ると実際にやってみるのとでは大違い。 審判動作が不慣れのためなかなかできないのは仕方がないとしても、 痛感したのは、技の有効性の判定の難しさ。また、技が決まっている約束組手ならまだしも、技が自由になると、どこで組手を止めたら いいのか非常に難しい。観客として見ているのと全然違い、審判の大変さがよく分かる。 審判が、どのような技なら有効と判定するのか、 おぼろげながら分かりかけてきたので、学生の指導に生きるだけでなく、自分の組手のレベルアップにもなりそうである。いまだに 未熟な私ですが、本日の練習を通じてまた新たな目標ができたように思います。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.06.20(金) 名大金曜練習
移動基本(昇級審査用):追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 今日は師範が所用で不在のため、現役学生6名と他道場の黒帯K君、私の8名での練習。梅雨も本番でムシムシして暑いが、気合を 入れて練習を始める。練習は4月から主将となった韓国学生が主導する。まず、昇級審査用の移動基本を3回繰り返す。もう移動基本 では左膝の動きは全く支障がなく、筋力の回復不足から横蹴系と回蹴の足の上りが若干悪いのを除いて、完全に負傷前の状態に戻った。 3回繰り返すと、エンジン全開となり汗が滝のように流れ落ちる。続いて型の練習は、最初に私が主導で全員で平安初段を3回練習する。 その後は、平安二段・三段の練習はK君にお願いして、私は新人と一緒に平安初段の練習をする。先週、同じように一緒に練習した時 には気が付かなかったが、この新人君、技はてんでダメだが、初心者にありがちな腰の位置が上下する癖がなく、教えてもいないのに 腰の位置が安定している。身体はそれほど恵まれていないが、意外と大物かも知れず、今後が楽しみだ。 後半は組手練習に入る。今度は私に代ってK君が、女子部員の平安四段の型の指導に回り、私は組手練習に加わる。今や現役学生 では組手No.1の韓国学生が練習を引張る。2ヶ月ぶりに組手練習をやった先週に比べて多少膝のバネが戻ったのか、少し動ける ようになってきた。ステップのぎこちなさが多少残るが、元の状態に戻るまであと一歩だ。 ミット練習で、ルーマニア学生の回蹴を 受けたが、もともと伸びる回蹴を打っていたが、知らぬ間に凄いパワーがついているのに驚いた。あまりの威力に、上段に構えた ミットが弾き飛ばされそうだ。 対する私は、ようやく怪我が治って回蹴ができるようになったところなので、現役2年目の学生と威力は どっこいどっこい。得意の右回蹴でも、軸足の左足が安定しないと威力は出ないので、今の状態では仕方がない。しかし、攻守を 決めて自由に攻撃する練習の頃には、膝の不安は完全になくなった。最後に、組手の駆け引きの練習のため、タッチゲームの トーナメントをやる。今日のルールは、タッチが有効なのは胴体前面だけなので、ずるいが上段のガードは無視して、中段のタッチと 中段蹴りのみに集中してカウンター戦法を取る。 2人を僅差で勝ち抜いたが、決勝戦の長身のルーマニア学生には、左腕をつかまれて しまい、右腕を伸ばすもリーチの差で全く届かず完敗。体格差の不利を痛感する。 ともあれ、蒸し暑さを吹っ飛ばすような良い練習 でした。押忍、ありがとうございました。 08.06.13(金) 2ヶ月ぶりに名大金曜練習に復帰!!
基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 4月4日の名大練習で左膝の内側靭帯損傷の負傷をして以来、2ヶ月ぶりに名大道場の練習に参加。まだ左膝に若干の硬さが 残るが、掛かりつけの整形外科の院長の『学生と一緒にどんどん練習をやっていいよ』という言葉に勇気付けられて、本日の練習から 復帰することにした。今日は梅雨の中休みか天気が良く、昼間は30℃を越える真夏日。ジメジメとしていないカラッとした暑さ であるが、練習が始まるとすぐに汗ぐっしょりとなる。基本練習は、入ったばかりの新人のために2挙動に分けての練習をする。 これは、復帰したばかりの私にとっても基本動作を確認する意味で大変良い練習。移動基本に入り、ふと横を見ると、2年目、3年目 の学生に比べて前屈立の 歩幅が小さい。自分では腰を落としていたつもりでも、まだまだである。いくら鏡を見ながらやっていても、やはり一人練習だけでは ダメなことがよく分かった。回蹴を練習する頃には暑さで少しバテてきたが、膝は完全に温まったため、次の蹴上では全く支障が なかった。 ただ、下半身の柔軟性は左膝を除いてほぼ戻ったのにもかかわらず、回蹴もそうだが、横方向に足が上がらない。 恐らく、足を横に上げる腸腰筋の筋力が落ちたままなので、元の状態に戻すのにはもう少し時間がかかりそうだ。しかし、まともに 回蹴や蹴上ができるようになったのは、ほんの10日くらい前なので仕方がないことかもしれない。 基本練習に続いて、小休止後、型の練習に入る。まず平安初段から。3回練習したが、最後の3回目はフルスピード。ちょっと 肩に力が入りすぎた感があるが、膝には支障がない。その後、私は新人に平安初段の指導。と言っても、相手は初心者なので師範から アドバイスを受けたように、説明するよりも一緒に練習して身体で覚えてもらったほうが早く、自分の膝の鍛錬も兼ねて何度も反復練習 する。続いて待望の組手練習だ。本当にこれだけは一人練習ではできない。組手の間合い、相手との駆け引き、攻守のタイミングなど、 相手がいないとどうにもならない。今日は初心者がいるため、単純な技の練習であるが、本来、組手の基本は技を正確に決めることに あるので、初心者はもちろんのこと、怪我上りの私だけでなく、中堅にとっても良い練習になっていると思う。拳サポなしの練習なので、 相手との距離感がイマイチ戻らない私には、特に上段突きは相手に当たりそうで怖い。 基本・型よりも組手練習のほうが膝のバネを酷使するので、段々と左膝が張ってきた。最後のほうでは 上がらない左膝で回蹴に行こうとして、バランスを崩して倒れる。悔しいが、これが今の私の実力だ。 でも何とか最後まで練習についていくことができました。早く元に戻すように頑張ります。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.06.03(火) 会社体育館でリハビリ兼ねた自主トレ
型:平安初段〜五段、五十四歩小、五十四歩大、鉄騎初段〜三段 4月4日に左膝の内側靭帯一部断裂の負傷をしてから、ほぼ2ヶ月たった今、自己流リハビリが思いのほか順調で左膝も大分安定感 が出てきた。 1ヶ月前までは、階段の上り下りはおろか、体重をかけて左膝を曲げることもできなかったのが嘘のようだ。 空手の鍛錬効果の素晴らしさと、あせらず地道にやることの大切さ、空手ができることのありがたさが本当に身に染みる。 前屈立移動も最初の頃よりは動きがスムーズになり、左膝をかばう動作もほとんどなくなった。前屈立移動で左膝を伸ばす瞬間、 時々、負傷した内側靭帯が痛むことがあるが、痛みの程度は軽くなった。膝のバネも少しづつ戻っているのを感じる。前日の月曜日に 移動基本を一通り自主練習したので、今日は型を徹底的に練習することにした。 まず基本の平安初段から五段を3回づつ練習。平安五段まで終了した頃には、身体と膝は温まり、全身汗が滴り落ちる。続いて、 応用型の中でも基本技の練習によいと思い、五十四歩小を順番を思い出しながら練習した。実は、先週、インターネットのYou Tube (http://youtube.com/)で、松濤館流の金澤先生の若かりし頃の型の動画を 見つけた。『kanazawa karate』のキーワードで検索 するとすぐ見つかる。この動画を見て、最近やっていない型の動きを思い出した。同じ松濤館流でも若干動きが違う箇所があるが、 技のキレに思わずうなる。五十四歩大(動画では小)は、技の難易度が高いが、右前の猫足立が非常に良い左膝の鍛錬になるので、 これも3回練習。左膝に疲労がたまったところを、ダメ押しで騎馬立が続く鉄騎の型を初段から三段まで各一回だけであるが練習。 筋トレもよいが、型の練習の方が動きの中での膝のトレーニングができるので、膝のバネを取り戻すのに よいと思います。あと残るは、組手の動きについていけるようにすることで、もう一息です。 押忍、ありがとうございました。 08.05.28(水) 会社体育館でリハビリ兼ねた自主トレ
ウオームアップ:左足一本ジャンプスクワット10回×3セット、片足飛び移動 内側靭帯を負傷した左膝のバネは今一つ戻っていないが、左足一本の縄跳びができるようになったので、バネをつける特訓として、 左足一本のジャンプスクワット(ふらつくので、壁を支えにして)を2日前から取り入れるようになってから、左足一本になった時の 安定感が少し出てきた。 もう一つ取り入れたのが、片足一本で前に進むトレーニングで、時々左右に一回転を入れる。これは、 長期間歩けなくなった後のリハビリとして、片足でのバランスと筋力を取り戻すのに、非常に有効であることを発見した。組手の ステップが下手くそな私にとって、普段のトレーニングとしても有効かもしれない。 実はこれは、私が高校の時、所属していたサッカー部でやっていたのを思い出したものである。全く、何でもやってみるものだ。 ウオームアップと前屈立移動で身体を温めた後、移動基本追突をフルスピードでやってみた。左前から右前前屈立になり後ろ側の 左膝を伸ばす瞬間、まだ少し痛みが残り怖い。 後ろ膝が少し曲がっているインチキ前屈立では何ともないが、後ろ膝をしっかり 伸ばそうとすると内側靭帯にまだ少し来る。これができなきゃ、危なくて名大道場復帰はない。ひたすら練習あるのみだ。 蹴りの練習は、まずスナップを取り戻すため、足を下ろさずに3連蹴りをやってから練習した。蹴上ももう一息だ。回蹴は2日前に、 サンドバックを思いっきり蹴ってもOKだったので、基本の抱え込みを意識して練習した。型の練習も、慈恩を2回だけ練習した。 2回目はフルスピードでトライ、少しぎこちなさが残る。練習にある程度スピードが出せるようになったので、練習負荷としては結構 しんどい。最後は、左膝が疲労でカクカク言っていた。故障しないように労わらねば。しかし、汗ダクダクの充実感は、本当に何事にも 変え難いです。押忍、ありがとうございました。 08.05.21(水) 会社体育館でリハビリ兼ねた自主トレ
ウオームアップ:前屈立で素早く前後の足を入れ換え×5セット 先週の月曜日から毎日、左足一本のハーフスクワットをやりだしてから今日で10日目で、片足だけに体重を掛けた状態で90度 以下に膝を曲げられるようになり、膝の安定感がかなりでてきた。日曜日には、ようやくまともに膝の屈伸運動ができるようになった。 しかし、膝回し運動をやると左膝が内側になった時に膝の内側靭帯が痛む。当然、蹴込をやっても膝を跳ね上げた時に、膝の内側靭帯が 痛むので、無理は禁物だ。 先週と同じく、足の前後入れ換えウオームアップをやったが、膝のバネがすっかり落ちているのを感じる。 下半身のバネがフルに要求される組手ができるができるようになるまでには、まだまだ道のりは長い。 左膝の筋力と柔軟性が低下している今は、新たな怪我を避けるため、じっと我慢だ。先週は膝が不安定だったため、少し試して 諦めた自然体からの追突が、7分目ぐらいのスピードでできるようになった。従って、移動基本の練習も、先週の50%⇒70〜 80%くらいのスピードでこなし、一応サマにはなってきた。先週ほど、移動の時に左足に違和感を感じない。 しかし、油断大敵。ここからが難しい。力んだり、変な癖をつけることなく、元のレベルに戻さなくてはいけない。 また、動けるようになって治ったと勘違いして、再び痛めるのもよく聞く話である。 日常生活で動けるのと、空手で動けるのとでは、 『天と地』ほどもレベルが違うのは、少しでも空手をやったことがあれば当然分かる歴然たる事実である。 蹴りの練習は、先週と同じく、 2挙動で交互30回、軽く交互50回、前蹴と回蹴。実は、先週既にサンドバック相手に回蹴を試しており、軽くなら痛くもなんとも ないことを確認している。今日は、少し回蹴のスピードが上がってきた。あと一息だ。問題の蹴込であるが、今日は前蹴・回蹴と 膝をよく温めて、更に膝を支点に足を左右にブラブラさせるウオームアップをやってから練習したら、先週よりはマシになった。 最後の型の練習、左膝を軸にして方向転換する時、膝の安定感が足りないので、重点的に練習する必要がある。 10分おきに左膝に消炎剤をすり込み、マッサージしながらの練習ですが、ここまで練習できるようになると、 『空手ができるありがたさ』が本当に身に染みます。 押忍、ありがとうございました。08.05.16(金) 会社体育館でリハビリ兼ねた自主トレ
ウオームアップ:前屈立で素早く前後の足を入れ換え×5セット 先週の水曜日に久し振りに基本を一通りトライしてみて、負傷した左膝の不安定さを痛感して、しばらく空手の移動練習は 控えていた。 それから、膝の動きの滑らかさを取り戻すべく、左膝のストレッチ・左足の筋トレ、エアロバイクに励んだ結果、 今週水曜日についに整形外科の院長先生から、『ゆっくりとなら空手の練習OK』の許可を頂いた。 さっそく木曜日に、前屈立移動の 練習を少しやってみたら、30分エアロバイクを漕いで膝を温めたにもかかわらず、動きにひっかかりがある。特に、左足前の前屈立 から右足前に移動する時に、右足が左足とそろった瞬間(一番、左足に体重がかかる瞬間)と、後足となった左足を伸ばす瞬間が 安定感がなく怖い。 翌日の金曜日は、ウオームアップで身体を温めた後、ひたすら前屈立移動の練習をやった。前日の練習で少し膝が柔らかくなった のか、腰の位置は普通に落とせるようになったが、まだスピートをつけるのが怖く、ゆっくりと移動。膝に体重がかかった時に違和感が あるのが、痛めた膝の内側靭帯ではなく膝の太ももの筋肉のつけねだから、これは更に筋トレに励めばなんとかなる。しかし、膝を 伸ばす時に違和感があるのは痛めた膝の内側靭帯なので、これは要注意。しかし、何回もやっていると、膝の違和感がなくなってきた。 問題の蹴りの練習であるが、まず前蹴で左右交互30回2挙動でやった後、力を抜いてやったら交互50回できた。蹴上は膝の内側 靭帯に負荷がかかるので、さすがにゆっくりとしかできなかったが、蹴込はOK。整形外科の院長先生から止められた回蹴もトライ。 前蹴と同様に30回交互に2挙動でやった後、思ったよりスムーズに交互50回できた。 まだ半分ぐらいのパワーなので、もう少し 時間がかかるが、復帰への出口は見えてきた。あせらず、頑張ります。押忍、ありがとうございました。 08.05.07(水) 会社体育館でリハビリ兼ねた自主トレ
筋トレ:前屈立ストレッチ3分、軽く騎馬立スクワット500回、腹筋100回 4/4に受傷してから、地道に治療と整形外科でのリハビリに励んだおかげで、4/30に整形外科の院長先生から、 『膝の回復は順調』とのお墨付きをいただくことができた。それから自分で毎日、膝曲げストレッチと前屈立ストレッチをやったら、 45度しか曲がらなかった左膝が、1週間であぐら内股ストレッチができるまで可動範囲が広がった。体重を掛けた屈伸や正座は、 まだ痛みがあり怖くてできないが、自己流のリハビリなのに目を見張る進歩である。 空手の基本には、驚くべき鍛錬効果がある。本当に空手をやっていてよかったと、しみじみと思う。 空手という素晴らしい武道に巡り合えたに幸運に、ただひたすら感謝あるのみ。 連休前には松葉杖でしか動けなかった人間が、連休明けには何もなしで一応まともに歩いている(微妙に歩き方が変だが)ので、 職場ではビックリされた。この分ならと思い、ほぼ1ヶ月振りに勤務後、会社体育館でリハビリを兼ねた自主トレをやった。 前屈立ストレッチに続いて、3日前から毎日やっている騎馬立スクワット500回。 これは、03年末の空手再開時に師範に教え頂いたトレーニング方法で、膝が90度以上曲がるようになった 時点から開始した。動かせなくなったため落ちていた左膝の筋肉が、見る見る強化されていくのが分かる。 続く移動基本の練習は、鏡を見ながらゆっくりと、しかも二挙動で。左足一本に体重がかかる 瞬間がまだ不安定かつ少し痛みが出るため、無理しないようにする。左足の蹴りは、抱え込みのストレッチがメイン。引っ掛りが あるので、スローでしか抱え込みができないが、曲がりなりにも蹴りの練習ができるのだけでも嬉しい。回復スピードからすると、 まともに蹴れるようになるまで、それほど時間は掛からないような気がする。最後に、動作を忘れないように型の練習をやって、 本日の練習終了。また、随時、経過を報告致します。押忍、ありがとうございました。 08.04.18(土) MRI検査の診断:左膝内側側副靭帯損傷(一部断裂、骨挫傷)、全治約3ヶ月 前日の金曜日に、靭帯の状態を見るためにMRI検査をした。MRIは、CTがX線を照射するのに対して、磁気を当てるので 放射線被爆がなく、X線では写らない靭帯もはっきりと写る。昔は大きなドーナツ型の装置が使用されていたが、今ではコンパクト になり開放型の装置が使用されている。時間はあっという間に終わるCTと違って、20分間ぐらい静止している必要があるが、 患部が膝なのでうたた寝をしている間に終了した。 翌日の土曜日に、MRI断面写真を前にして院長先生の診察を受けた。要約すると下記の通り。 その後、理学療法士からリハビリの説明と処方を受ける。腫れが引くまでは、左膝に体重を掛けることはご法度で、前屈立 ストレッチなどもっての外と指導され、素直に従うことにする。@電気マッサージで患部をほぐす、A膝の筋肉を落とさないため 電気パルスとともに筋肉に力を入れる、の2種類の電気療法を受けた。腫れが引いた後は、運動療法を入れるとのことである。 ここは他の整形外科と違って若いスポーツマン(女性も)が多いので、老人くさい雰囲気で気分が滅入ることはない。 人生何事も経験だ。必ず復帰できると楽天的に考えることにしよう。 誠に申し訳ありませんが、空手練習日記は復帰の目処が立つまで、しばらく休載と致します。再開後のご愛読を、また宜しく お願い致します。今回のレポートが、万が一の事態の時の対処法の参考となりましたら幸いです。押忍、ありがとうございました。 m(__)m 08.04.16(水) スポーツ整形外科に行く 協立病院の医者は、骨については良く診てくれたが、肝心の靭帯については触診を少しやっただけで詳しい説明もなく、本当に 大丈夫か?と不安になった。そこで、スポーツの怪我を専門に診ることで東海地区では有名な、 井戸田整形外科(http://idosei.jp/index.html)に行ってみることにした。 院長の井戸田仁先生は足の専門家で、トヨタ自動車ラグビー部やサッカーの名古屋グランパスエイトの チームドクター、愛知県スキー連盟のパトロールドクターなどを兼任されており、正に名医と思います。 院長先生が担当の水曜日の朝一番に行ったが、非常に混んでいて、一番乗りの人は6時半から待ったそうだ。院長先生は親しみやすい 穏やかな方ですが、さすがは専門家、膝を支点にして下肢を前後に動かしても痛みはなく緩みもないことから、前十字靭帯(ALC)、 後十字靭帯(PLC)とも異常なしと即座に判断、外側はOKなので外側側副靭帯(LCL)も問題なし、やはり内側側副靭帯(MCL)が伸びて 緩んでいますねという診断を、ものの1〜2分ぐらいで下す。説明も簡潔明快で、非常に分かりやすい。 損傷度合いとして、軽度の グレードTから、中度のU、重度のV(靭帯が完全に断裂)まである中の、グレードU以上の損傷が疑われるとのことのことである。 インターネット情報だと、クレードTの場合は1ヶ月ぐらいで治るらしいが、Uの場合、治癒にもっと時間がかかるようなので、 一つ間違えると膝が緩んで空手には使い物にならなくなる最悪の事態を想定すると、ちゃんとした専門家の診断を受けにきて 本当に良かったと思った。(ここで、スポーツ復帰のためのリハビリもできる!!) 内側靭帯損傷とともに半月板が損傷することもあるので、正確な診断はMRIによって靭帯の状態を見てみない確定しないとの コメントである。院長先生によると、骨しか写らないCTスキャンよりも、真っ先に靭帯の損傷を調べるためにMRIを撮るべきで あったと金曜日の救急病院と、その後に行った協立病院の処置のまずさを指摘された。結局、金曜日の午前中にMRIを撮り、 土曜日に先生の診察を受けることになった。患部の固定については、昔は2週間ぐらいギブスで固めたものだが、最近はサポータで 横方向の動きを制限するようにして、前後には多少動くようにするとのこと。そのほうが、スポーツへの復帰が早いそうだ。 早速、側副靭帯損傷用のサポータを購入(2万6千円、うち3割が自己負担)、装着して午後から会社に出社した。 膝の靭帯の構造は、 『荒井』さんのski jamというHPの膝の怪我を克服するのページ(http://www16.big.or.jp/~skijam/ski/kega.html) の中に大変分かりやすい図があります。また、格闘家における内側靭帯(MCL)損傷についての解説は、 格闘クリニックのHP(http://www.kakukuri.com/kneemcl.html) にあり、処置を誤ると膝が緩んでしまうとのコメントがあります。内側靭帯損傷のグレードについては、 Dr.Takayuki Tomohiroさんの HP(http://www.geocities.co.jp/Athlete-Olympia/2725/mcl1.htm)に解説がありますので、ご参考になればと思い、紹介致します。08.04.14(月) 整形外科医から1ヶ月様子見、空手は禁止と釘を刺される 本日、協立病院で10日後の経過を診てもらう。 先週は、火水と無理して会社に松葉杖をついて出社したら、段々左足が腫れてきて、 木曜日の朝には疼痛で耐え難い状態となり、木金と会社を休み、月曜日午前中まで大人しく静養していた。 腫れは大分引いたが、左足と 右足とで大きさが違って見える。患部の左膝の内側靭帯自体は、膝が内側に入らない限り痛みはないのだが、何故かその下のふくらはぎ の筋肉が張っていて痛い。ふくらはぎは、膝の内側靭帯とつながっているので、一緒に痛めた可能性がある。しかし、医者の触診で、 最初の 頃のように飛び上がるほど激痛が走る箇所はなくなったので、回復は順調のようだ。添木が取れて、患部をシップした上を伸縮包帯を 固めに巻く程度の固定でよくなった。ただ、1ヶ月は様子を見る必要があるとのことで、空手は禁止ですと釘を刺された。 といっても、 じっとしておれるはずがなく、実は土日ぐらいから膝に痛みがない程度に軽く前屈立ちストレッチを始めている。相変わらず左足の 腫れは取れないので、無理は禁物だがなんとか早く直したい。 08.04.08(火) 幸い左膝は骨折でなく、副側靭帯(内側)損傷で済みました 月曜日にまた熱田区の協立病院へ行き、CTスキャン画像を見ながら、整形外科医の『骨には異常なし』 との診断を聞くと、思わずホッとした。 陥没骨折なら、反対側から叩いて整形する手術が必要で、全治3ヶ月という最悪の事態は免れた。先週の土曜日には、骨折でなくとも 2ヶ月は固定と言っていたのに、わずか2週間の添え木固定の後は、簡易サポーターにして徐々に体重を掛けてもよいとのことである。 どうも1ヶ月で直りそうな感触だ。 ただ、最初が肝心で伸ばした靭帯を、直らないうちに再度伸ばしてしまうと靭帯が緩んでしまう そうなので、しばらくは大人しく松葉杖に頼って無理な荷重を掛けないようにすることにする。 本日の火曜日に至るまで膝の腫れはなく、 じっとしていれば全く痛みを感じず、何かの拍子で膝の内側に少し荷重がかかった時に痛いだけなので、早期の回復を期待する。 長年のトライアスロン・マラソン・山登りで酷使した膝の良い休養だ、とポジティブに考えることにしたい。当面、ゴールデンウィーク までは名大練習の参加は控えて、靭帯の修復と、リハビリに努める予定だ。日曜日の組手大会は、現役学生が大活躍したとの一報が 入り、一緒に練習している学生達の朗報が我が事のように嬉しい。さあ、次は名大祭の演武ですよ。頑張って下さいね。 08.04.04(金) 名大金曜練習、アクシデントで左膝負傷(骨折か?)
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 満開の桜の中、いよいよ新学期が始まり、気分も新たに練習開始。学生達は、明後日の日曜日に組手試合を控えているため、 前半は基本から型までを一通り練習し、後半は組手練習のメニューだ。今年で3年目になる韓国学生の練習参加が遅れているので、 私が前に出て移動基本の練習をリードする。前に出ると、師範や皆の視線が集中するために気が抜けず、一つ一つの動作に気合が入る。 最近の自主練習で蹴上と蹴込を、抱え込み⇒蹴りの2挙動で練習するようになってから、首に過剰な力が入り首が傾く癖が少しづつ 直ってきたようだ。これは、1ヶ月前の名大練習で監督が実演した2挙動の蹴り軌道のイメージが鮮明に残っており、それを思い出し ながら練習したのが良かったようだ。 続いて、型の練習に入る。初心者のため平安の型を練習した後、名大祭の演武用の燕飛、観空小を練習する。燕飛の途中で、 学生の本番向けの練習のため、私は最前列から一番左端に下がる。 後ろに退いてから多少の気の緩みがあったのか、次の観空小の練習で、 背手受けから回転しながら飛び上がって両手伏せに移る際に、後足の左膝が誤って内側に入ってしまい、しかも前足よりも後足のほうが 一瞬早く地面に着地してしまったため、瞬間的に全体重が左膝内側にかかってしまった。着地の瞬間、左膝内側の靭帯が異常に伸びた のがはっきりと分かり、思わず『しまった!!』と心の中で叫んだが、もはや後の祭り。左膝を曲げることもできなくなっていた。 ここ最近、色々とあって就寝が夜中の3時近い生活が続いていたので、疲れが溜まっていたことは事実で、気力で練習を継続していた 状況での気の緩みは正に命取り。 左膝の内側に少しでも体重がかかると激痛が走るので、これ以上の練習は無理と判断して、練習を辞去させて頂くことにした。 びっこを引きながら道路に出てタクシーにて帰宅後、救急病院に行って患部を診てもらう。 レントゲンによると、左膝関節の内側が 3mmぐらい陥没骨折している疑いがあり、今後のことを考えると手術を勧めるとの整形外科医の言葉である。手術となると、1週間の 入院と全治3ヶ月とのこと。単なる靭帯損傷と思っていたので、えらいことになったと衝撃を受けた。事が大きいので、 翌日、熱田区の協立病院でCTスキャンを実施した。その日には骨折かとうかの結論は出ず、詳しく断面画像を解析した結果が 月曜日に分かる そうだ。仮に骨折でないとしても靭帯を伸ばしているので、全治2ヶ月らしい。以上、当面は、練習に参加できない状態になって しまいましたが、早く直してまた練習に参加したいと思います。日曜日の試合は頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.03.28(金) 名大金曜練習
基本:移動基本 本日は、師範が所用で欠席。黒帯は私だけで少し寂しいが、今度3年目となる韓国学生が現役を引張るので頼もしい。来週の 日曜日に組手の大会があるので、組手中心の練習をした。まず、移動基本を一通りやった後、組手練習。私は、古傷の腰がまだ完治 しないのと、組手の対人練習が久々のため、動きが今一つ。 対する学生は、新人でも1年近く練習しているため上達著しく、私も ウカウカしていられないが、彼らが黒帯を取るまでは相手になってやれるように頑張らねばと思う。 明後日の試合の出るメンバーで試合の練習。他にやる人がいないので、私が審判をやった。かなり前に師範に審判の動作を教えて 頂いたが、すっかり忘れてしまっている。 それよりも大変だったは、技が有効かどうかの判断が非常に難しく、しかも瞬時に判断しなければならないので、 精神的には自分自身が試合をするより疲れた。審判をやるには、もっと修行が必要だと痛感した。 ともあれ審判として見ていると、 初心者レベルでは技術に大差がないので、やはりリーチが長い方が圧倒的有利のようだ。しかし、師範や監督のレベルになると、 最早リーチはあまり関係なく、別次元の世界である。後半、監督が指導に来るとのことだったので、組手練習を一旦終了して、型の 練習をする。こちらは私がリードして、平安の型と、名大祭の演武用の型を練習した。結局、監督は練習時間に間に合わなかったので、 最後に試合で締め。来週の大会は、存分に頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 08.03.20(木) 現役学生の追いコンのため金曜練習は休みとなり、会社の体育館で自主練習
型:平安初段〜五段、慈恩、観空大、雲手、二十四歩 今週の名大金曜練習は、現役学生の追い出しコンパのため休みなので、勤務後、会社の体育館で火曜日に基本練習、木曜日に型の 練習を行った。10日ほど前に痛めた古傷の腰がまだ治っておらず、特に左側がひどいので、右足前前屈立で 腰を切ることができず、鏡で見ると無様にも尻が出ていて全く情けない。分かっていても痛くてできないというのは、大変つらい。 といって、空手をやらないと 身体と心がムズムズして落着かないので、腰の痛みで硬直している周辺の筋肉をストレッチする目的で、身体を少しだけ痛めつつ、 労わりながら練習した。特に、雲手、二十四歩は、日曜日にレベルの非常に高いトップクラスの演武を目の当たりにして、まぶたの 奥に鮮烈に焼きついている。そのイメージに少しでも近づきたいという思いで練習するが、前途は誠に遼遠、一体いつのことになる やら・・・。 翌日の21日の追いコンで、長年、名大空手道場で頑張ってきた2人の現役学生を送る。 長いブランクの後、空手復帰しても思うように 身体が動かぬ私の方が、むしろ彼らの世話になっていると思う。本当に感謝、感謝です。押忍、ありがとうございました。 08.03.15(土) 会社の体育館で自主練習
基本:自然体中段突、追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受、前蹴 月曜日にある会社の役員報告資料作成のため、さすがの私も遣り繰りがつかず、残念ながら名大金曜練習は欠席。 下手すると首が飛ぶので仕方がない。そこがサラリーマンのつらいところ。 翌日の土曜日も出勤で資料を作成した後、夜8時頃から会社の体育館で自主練習。休日でしかも夜遅いので、 もう体育館は締まっていると思ったが、ラッキーなことに会社が学生のバスケット部に体育館を貸していたようで、まだ開いていた。 実は、今週の火・水の自主練習で久し振りに腰を痛めてしまい、身体を後ろに反ることが全くできないほどひどくなってしまった。 なぜ痛めたのか原因はよく分からないが、 今週に入ってから色々と忙しく、身体の疲れが取れていないところに自主練習で頑張ってしまって、 元々古傷のある腰に来たというところだと思われる。『生涯空手』のためにも、身体は鍛えつつ、労わらねば・・・。 木曜日は仕事で忙しかったこともあり休養としたが、忙しすぎて椅子に座りっぱなしの状態が腰に良い筈もなく、なかなかツライ。 今日の自主練習では無理せず、初心に帰って基本を二挙動で練習するなど、基本の見直しに重点を置いた。型の練習の後、少しでも 組手のレベルが維持できるように、刻み・逆突、刻み・逆突・逆突の練習をした。やはり、気持ちは若くても歳を取ると身体が大事。 若手の皆さん、今のうちですよ、何も考えず思いっきりできるのは。頑張りましょう。押忍、ありがとうございました。 08.03.07(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 学生の後期試験や、体育館が使用できなかったこともあり、実に1ヶ月ぶりに名大練習が再開されたので、山積みの仕事を強制終了 して(常人以上のペースで必要最小限をこなし文句言わさず)、練習開始の18時きっかりに名大道場に着く。やはり、寂しい一人練習 よりも、若い学生達と一緒に練習する方が遥かに楽しいし、師範・監督のご指導による空手上達への何にも変え難い刺激がある。練習の 間隔が空いたので、本日は基本を中心とした練習メニュー。従って、受けは逆突なしで受けそのものに集中して練習、蹴りは基本に 忠実に、遠くまで伸ばす、その上でスナップ(蹴って素早く戻す)でキレを出すことを練習した。回蹴にて、蹴った足を伸ばす練習で、 首に力が入ってしまい、師範のご指導を受ける。 まだ、足を上に上げる筋力に余裕がないのと、それに使われる腸腰筋が固いためか、 余分な力が入ってしまったようだ。これも反復練習あるのみだ。 続く型の練習において、平安三段の最後の極めは後方の相手を突く技なので、それを意識して練習することとの師範のご指導の後、 相手がいるつもりで練習しないと、型の練習の意味なしとのお言葉があり、自分の日頃の練習を反省する。 空手の型は、断じて『空手ダンス』などではなく、そこには相手との攻防のエッセンスが詰まっていると思う。 型の練習の後は、途中から駆けつけた監督の ご指導で、移動基本を徹底的に反復練習。2人参加した女子部員のうち1人がリタイヤしたほど大変ハードだが、基本的な動きを 無意識にできるようになるためには、徹底的な反復練習しかないと私は思う。現役の皆さん、空手はまず基本からですよ。 頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 師範、監督のお言葉 08.02.08(金) 名大金曜練習
基本:自然体中段追突、移動基本三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受 先週末から公私ともに忙しく、疲れが溜まってクタクタの体調だった。しかし、名大練習に参加して、道着に袖を通し、黒帯を 締めると気持ちが引き締まり、そんな疲れもどこやらへ吹き飛んだ。翌日に雪が予想されるほどの寒さであったが、道場は気合で熱い。 しかも、今日は師範のご子息が飛び入りで練習に参加。2004年の夏休みに、師範の地元での少年空手クラブの練習に参加させて 頂いた時以来、久し振りに見る切れのよい動きと技を目にして、更に気合が入る。大学の後期試験に入ったため、当初、練習は 7時までの予定であったが、学生達がいつも通りの8時までの練習を希望したため、やる気満々の雰囲気で練習が始まり、基本練習の 後半には熱気で汗がしたたり落ちる。続く型の練習は、平安初段〜三段でウォーミングアップした後、演武会用の燕飛、観空小の 練習。今日は特に初心者達がマスターできるように、観空小を徹底的に繰り返して練習した。 私も、実は観空小の型については、 型の本と学生がやっているのを見て覚えた型なので、技の意味を知らない動作もあり、本日の練習は大変良かった。 そして、最後に待望の組手練習だ。例の長身のルーマニア学生、足が長いので足払いが思わぬ距離から伸びてくる。 回蹴も久し振りに 受けたが、足払いの後、中段に入ると思われる角度から上段に切れよく伸びてきたのには驚いた。受けが間に合わずに、首を少し 引いて衝撃に備えるので精一杯で、右顔面にもらってしまった。 その直前に、私も別の長身の白帯君の右顔面に刻み回蹴をモロに 当ててしまったのだが、自分がもらってしまっては情けない。しかし、正直言ってあの回蹴の上段への伸びは凄かった。正に恐るべし 回蹴だ。寒さを吹っ飛ばすべく2時間みっちり練習して、本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.02.01(金) 名大金曜練習
基本:自然体中段突、移動基本三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受 今日は、ついもより早く仕事を切上げたため、6時の練習開始に間に合った。久し振りに、他道場の黒帯の社会人、ルーマニア学生、 マダガスカルの女性が練習に参加して、いつもより雰囲気がにぎやか。 私にとって良かったのは、他道場の黒帯の人は、そこの 道場のレベルが高いためか、技・スピードとも見るべきものがあり、一緒に練習していると大変刺激を受ける。 白帯だけと練習 しているより気合が入るため、練習が終わった後は、知らないうちに普段以上の体力を消耗していて、心地よい疲労が残った。 マダガスカルの女性は、ほぼ1年ぶりの名大金曜練習参加。久々ら彼女の回蹴を受けたが、相変わらず蹴りの軌道がきれいで、 小柄できゃしゃな身体からは想像できないぐらい威力がある。 長身のルーマニア学生の回蹴は、最初から脅威を感じるが、彼女の 回蹴は最初は見かけにダマされるため、食らった時は見かけ以上の威力があるのでこれまた怖い。 対する私は、先週の自主練習で左足の親指を突き指した怪我が治らず、情けないことに寸止めの刻み回蹴。 型の練習は、平安初段〜三段、燕飛の後、観空小を練習。白帯一年生は、これが初めての練習で、私ね名大道場で練習するのは 昨年6月以来である。名大祭に向けて、そろそろ練習が始まると思い、自主練習を少しやって順番だけは確認したので、今日の練習で すぐに動きを思い出した。飛び技が2回あり、観空『小』は観空『大』に比べると派手で演武向き。(個人的には『大』のほうが 好きだが)現役の皆さん、6月の名大祭までにマスターできるように頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.01.26(土) 名大金曜練習
基本:自然体追突、、前蹴左右交互60、回蹴左右交互30 急用のため、大変残念ながら金曜名大練習に参加できず。翌日の土曜日に自宅で自主トレ。基本を一通り練習する。相変わらず、 蹴上・蹴込がしっくりこない。自分が『コレだ!!』と思うものとの感触がかなり違う。首を蹴り足側に傾ける癖もさることながら、 そもそも『使える技』になっていない。 まず蹴りの軌道がダメだ。例えば蹴上は膝を中心に足刀がスムーズに円運動を描くべきで、 相手のアゴを蹴り上げたりするのに有効な技だが、円運動になっておらず軌道がぶれているような気がする。蹴込も、足刀が相手に 向かって直線的な軌道で打つのが正しいが、最後に少し押し込んでいるだけで、蹴りの動作の大部分は蹴上のような円運動の軌道に なってしまっている。 蹴上・蹴込だけでなく、前蹴、回蹴にしても、まだまだ使える技になっていないような気がして、蹴り技は本当に奥が深いと思う。 型の練習は、鉄騎の型を初段から三段まで練習した。最近、時々、自主トレで鉄騎の型を練習しているが、型の最初から最後まで 騎馬立が続くので、分解練習も含めて各型を3回から4回も練習すると膝が張ってしまい、足腰の良い鍛錬になる。鉄騎の型は、 鉄騎初段は私の現役時代に名大練習で覚えた型であるが、鉄騎二段・三段は社会人になって空手を再開してから師範直々に教えて 頂いて覚えた型である。横の動きしかなく、 しかも時間が短く単純なようであるが、技の意味まで考えると実は非常に奥が深い。今後も忘れないように時々練習したい。 押忍、ありがとうごさいました。 08.01.18(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受 先週、久々に名大練習に参加して、基本技が雑になっているように感じたため、本日の練習では、基本に忠実に、丁寧に技を出す ことを心掛けて練習した。三本突で頭と身体の軸がぶれる悪い癖があるので、力よりも身体の中心を正中線から動かさないように やってみた。言うのは簡単だが、一旦癖がついてしまうと直すのは結構難しい。特に三本突の最後の突きが、力むと目線が動くので、 逆に言うと頭が動いている。常に意識して少しづつ直していくしかない。 同じく、蹴込での首を蹴り足の方に傾ける癖は、疲れた頃に 顕著になると見えて、師範に頭を押さえて頂き、余分な首の動きがあることをはっきりと認識したが、これもなかなか修正がきかない。 どうも、首を反対側に倒すような意識で丁度よいようだ。前蹴や回蹴ではこんな癖は出ないので、やはり、足を横に上げる筋力に余裕が ないというのも原因の一つと思われる。 続く型の練習は、いつもの平安初段〜三段の後、6月の名大祭での演武の準備のため、燕飛を練習する。ほとんどの白帯は、 初めての練習。私は時々、自主練習しているのだが、最初の頃よりは上達したとは言え、まだまだ型の名のツバメのように、 ひらりひらりとは行かない。もう一つの名大祭での演武の型、観空小の少しやったが、ここ1年ぐらい練習していないので、綺麗に サッパリ忘れている。次回の練習までに何とか思い出すようにしたい。最後の組手も、名大祭での演武の練習。2つ目の演武にて、 2年目の韓国学生が最後に倒す時、足を踏込む余分な動作をしたので、師範から『余分な動作を入れず、技の仕掛けは素早くすること』 というご指導があった。実は、私自身、前の相手と同じことを1度やって、踏込まなくても相手は倒れるので無駄な動作だと思って、 止めたところであった。 師範のご指導の通り、必要最小限の動作こそが武道の真髄であり、そこに美学を感じる。凡人の私には難しいが、 常に心掛けて行きたいと思います。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 08.01.11(金) 名大金曜練習
基本:移動基本三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受 皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も、空手を通じて良い一年となることをお祈り 申し上げます。 さて、年末年始はアフリカのキリマンジャロ(標高5895m)登山に出掛けていたため、帰国後もしばらく疲労が抜けず、一昨日、 軽く自主練習をしたものの、本日の練習が今年の練習初めであるとともに、ほぼ1ヶ月振りの名大練習である。メンバーは、女性 2人を含む白帯5名来ており、私以外の黒帯がいなくて若干寂しいが、ここは私が気合で盛り上げるしかない。少し練習開始に 遅れたため、移動基本三本突から参加。12月後半は結構自主練習したが、一人練習では気合のこもり方がイマイチで、やはり学生と 一緒にやる名大練習は気合が入っていい。スナップ前蹴の練習の頃にもなると、久し振りに流れ落ちる汗がとても心地いい。 次の上足底の回蹴を壁に当てる練習は、私だけほどよい硬さの鉄扉だったので、良い音が響き快感。昨日、 会社の体育館で少しやった背足の回蹴によるサンドバック打ちとは、また違った感触である。 続く蹴上・蹴込は余分な力が入り、明らかに練習不足。これでは いけないので、早く元通り以上にしたい。 型の練習の途中で休憩を挟んで、後半は平安二段から。最初の平安初段もそうだが、腰を落とすこと、後ろ膝を伸ばすこと、 技を正確に、を心掛けて練習した。さすがに後半は段々と膝が張ってきた。続いて、待望の組手練習。実に1ヶ月振りの組手練習なので、 本当に嬉しい。拳サポの感触もしっくりきて実によい。一人練習では掴みようもない相手との間合いを、しっかりと確認して身体に 思い出させる。最後の、刻みを連続で迎え撃つ練習で、完全に組手の動きと間合いの感覚が戻った。 現役学生の皆さん、声が、気合が 小さいですよ。もっと元気よく行きましょう!! 今年も一年、また宜しくお願い致します。押忍、ありがとうございした。 師範のお言葉 |
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