空手練習日記         Diary of karate training

  

01年7月トライアスロン・マラソンの現役引退(詳細はトライアスロン引退の顛末)後、 精神的に落込んでいた私ですが、新たな生甲斐を 模索した結果、03年11月に17年ぶりに松濤館流の空手を再開することになりました。 まず学生時代に稽古した、名古屋大学の道場の練習に月一回ペースで参加することから始めて、自主練習で突き、 蹴りの基本、型を反復練習。幸い勤務先の会社の体育館が夜の9時過ぎまで開いているので、仕事後の15分の練習を毎日続けた。 (現在もほぼ毎日、15分から1時間の自主練習や筋トレを継続中)

約半年間の練習により、昔の勘が大分戻ってきたので、04年6月から毎週末金曜日に可能な限り学生との練習に 参加しています。仕事の都合で金曜練習に出れない時は、 自宅や会社の体育館で自主稽古に励んでおります。寄る歳と仕事の忙しさに負けず果たして、いつまで続くことやら・・・  以下、道場と自主練習での練習日記です。とうとう還暦を過ぎてしまいましたが、空手の道を究める夢を諦めず "人格完成"を目指し、師範を見習わせていただき"生涯現役"で空手を続けていきたいと思います。 (師範曰く、"目指すは仙人のような空手。頑張りましょう!!") 

以下、1時間以上の練習のみ練習日記として残しました。 空手も未熟者、文才もなく不器用な私ですが、空手という武道の面白さ・奥深さについて、皆様に少しでも興味を持って頂けたら、 この身に余る幸せです。


2024年  2023年  2022年  2021年  2020年  2019年  2018年  2017年  2016年  2015年  2014年  2013年  2012年  2011年  2010年  2009年  2008年  2007年  2006年  2005年  2004年 


24.03.22(金) 名大道場金曜練習

体力作り:胸が付くまで降ろして腕立て伏せ30(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:昇級審査用の移動基本
形:平安二段、四段、五段
組手:基本一本組手

本日の名大空手道場は、来週の昇級審査のための最後の仕上げ練習のためのメニューを組んだ。特に蹴り技の基本ができていないように感じられるため、重点的に練習してもらった。突き技における正拳と同じように、蹴り技でも足で武器を作る必要がある。これが徒手空拳の空手が、武道たるゆえんである。きちんと武器を作らないと使い物にならないし、かえって怪我をする。徒手空拳の技を作り鍛えるのが基本の練習である。したがって基本の鍛錬は、そのまま組手にも応用できる。そのようなことを今日の練習で感じてもらえたらと願う。何度も繰り返し練習して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。


24.03.15(金) 名大道場金曜練習

体力作り:胸が付くまで降ろして腕立て伏せ30(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:昇級審査用の移動基本
形:平安二段、監督とコーチで二十四歩
組手:基本一本組手

今日の名大空手道場では、コーチの一人であるOBのN君が結婚するとの朗報が入ってきた。ただし、4月から東京に転勤になるという悲報も。まさに良い知らせと悪い知らせは表裏一体と感じる。ともあれ2週間後の昇級審査の打上げがお祝い会も兼ねることになった。二人の前途を祝したい。本日の練習メニューは、昇級審査に向けた仕上げ。鏡を見て追突きと逆突きの腰を切る練習、壁を使った回蹴りの抱え込み練習でコツを教えて、あとは本番に近いモードで仕上げていく。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

監督として教えたワンポイント
・追突きと逆突きは腰の使い方は同じで、出す手が違うだけだ。
・回蹴りの抱え込みの筋力を鍛えておくと、組手で簡単に回蹴りが出せる。


24.03.08(金) 名大道場金曜練習

体力作り:胸が付くまで降ろして腕立て伏せ30(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:昇級審査用の移動基本
形:平安初段から四段、抜塞大

今日の名大空手道場の学生の参加者は6月の昇段審査を目指す学生と、一年生ながらも他流派の経験者の学生だけだったので、いつもの練習メニューを変えた。昇級審査用の移動基本を集中して3回やった後は、平安初段から四段の形の試合用の無号令を想定した練習。最後は、抜塞大を初めてやる学生のために何度も繰り返し練習して順番を覚えてもらう。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

監督として教えたワンポイント
・松濤館流の基本には楽な立ち方はない。もともと鍛錬のためのもの。
・後屈立ちで鍛えた後ろ膝によって組手の残心が安定する。


24.03.01(金) 名大道場金曜練習

体力作り:胸が付つまで降ろして腕立て伏せ30(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:前屈立ち移動、二挙動で追突き、昇級審査用の移動基本
形:平安二段、五段に分かれて課題の形を練習、監督とコーチで二十四歩
組手:基本一本組手

今日の名大空手道場は、3月末の昇級審査に向けて、丁寧に技を仕上げることを狙いとした練習メニューを組んだ。今日を入れて昇級審査まであと4回の練習があるので、1回ぐらいは丁寧に練習する日があっても良いと考えた。と言っても技の仕上がりにはレベルがあって、欲を言えばキリがないので、白帯の学生なら茶帯、茶帯の学生なら黒帯を取るための最低限の仕上がりを目指した。それでも簡単にはいかず、焦らず少しずつ仕上げていく。自分も一緒になって良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

監督として教えたワンポイント
・基本と組手の技は違う。ある意味、基本の技の方が難しい。
・基本の難しい技から練習するから、組手にも応用ができる。
・移動基本でかかとが浮く大きな原因は足首が固いからだ。
・足首を浮かさずに屈伸すると足首の柔軟性が養える。


24.02.23(金) 名大道場金曜練習

体力作り:胸が付つまで降ろして腕立て伏せ30(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:二挙動で追突き、三挙動で回蹴逆突き、昇級審査用の移動基本
形:平安二段、四段、五段に分かれて課題の形を練習
組手:基本一本組手、刻み逆突きvs受け(二種類)

3月末の昇級審査に向けて、今日の名大道場の練習でも工夫したメニューを組んだ。追突きでとうしても上体が正面を向かずに突き手側の肩が前に出てしまう学生たちの欠点を直すために、ニ挙動の追突きを繰り返し練習。追突きでは突き手につられて肩が前に出てしまうため、突いた手をそのままにして前屈立ちで前進すると、上体は正面に向いたままにできる。そしてその上体の向きのまま追突きを打つと正しい姿勢の追突きになる。慣れたらニ挙動の動作を早めて、最後は一挙動でできるようにする。回蹴りも、膝を横に抱えること、蹴りを打った後は素早く上体を正面に戻すことを狙いとして、回蹴り逆突きを三挙動で練習した。学生たちには練習の狙いを説明してからやった方が上達が早い。それぞれの昇級審査の課題の形を練習した後は、昔ながらの真剣勝負の基本一本組手の練習。最後は忘れないように、刻み逆突きと受けの自由組手の練習までこなして本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本一本組手は攻める側が有利なのでそのつもりで受けること。
・身体を正面に向けて打つと重い突きになる。
・基本一本組手を真剣にやると双方とも腕があざだらけになる。


24.02.16(金) 名大道場金曜練習

体力作り:腕立て伏せ50(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:打った手の音を合図に前屈立ち移動・追突、昇級審査用の移動基本
形:平安二段、四段に分かれて課題の形を練習、OBだけで二十四歩
組手:基本一本組手

今日の名大空手道場も3月末の昇級審査に向けて特化した練習だが、マンネリにならないように工夫した。号令ではなく、手を叩く音を合図に素早く移動基本の追突を打つ。いつもの慣れてしまった号令とは違う合図によって、反応速度を高めて、なおかつ後ろ足を引きずらないようにすることが狙い。その狙い通りに学生たちは皆んな動きが鋭くなったが、この練習は身体の負荷がかなり大きいので、そこは加減する必要がありそうだ。その後は、移動基本、形、基本一本組手と一通り昇級審査の課題を何度も繰り返して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

監督として教えたワンポイント
・屈伸前蹴の練習は、屈伸による鍛錬だけでなく、蹴りもしっかりと打つこと。
・蹴りがしっかりと打てていれば、道着がすれて音が出るはず。
・新しい刺激を取り入れて、反応を速くすることが大切。動きも速くなる。<br>


24.02.09(金) 名大道場金曜練習

体力作り:腕立て伏せ50(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:前屈立ち移動、二挙動で回蹴、昇級審査用の移動基本
形:平安二段、四段、五段に分かれて課題の形を練習
組手:基本一本組手

次の昇級審査の日程が3月末に決まって、今日の名大空手道場は昇級審査に向けた練習メニューを組んだ。まず後足がスライドしてしまったり、回蹴りを横に抱え込まずに蹴る学生たちの基本を徹底的に修正練習。師範も仰っていたが、意識せずにできるようになるまで、繰り返し練習あるのみ。移動基本、課題の形、基本一本組手と通して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・空手の修業は自分自身でやるものだ。だから週一回の道場の稽古でも上達する。
・意識しなくてもできるのが本当に技を身に付けたということだ。

監督として教えたワンポイント
・自由組手と基本は立ち方や足運びが違う。
・基本は足裏を浮かさない。自由組手は居着かないように踵を浮かす。
・基本の回蹴りは蹴り足を横に抱え込んでから蹴る。
・楽な蹴り方をしていると絶対にうまくならない。
・蹴上は蹴り足のつま先を上に向けないこと。
・基本一本組手は、相手との間合いが大事。


24.02.02(金) 名大道場金曜練習

体力作り:腕立て伏せ50(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:移動基本追突、三本突、上受逆突、外受逆突、内受逆突、手刀受貫手、蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段〜五段、慈恩

1月21日に行われたあま市の空手大会で、元主将のN君が組手で3位の銅メダル、形で4位入賞という見事な成績をおさめたという朗報が入ってきた。今期は社会人一年生で仕事が忙しい中での快挙であり、とてもおめでたい。今日の名大空手道場では練習の途中でN君のメダルと賞状のお披露目と皆んなで集合写真。練習の方は移動基本と形で、基本の動作をみっちりと練習するメニューとして、繰り返し練習し汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

銅メダルと2つの賞状を獲得した元主将のN君との集合写真


24.01.19(金) 名大道場金曜練習

体力作り:腕立て伏せ50(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:移動基本追突、三本突、上受裏拳逆突、外受逆突、内受刻み逆突、手刀受刻み前蹴貫手
    前蹴、蹴上足を替えて蹴込、外受猿臂裏拳、回蹴
形:慈恩、抜塞大
組手:自由一本組手

今日の名大空手道場は、学生たちがテストなどで忙しく、主将のM君一人だけが頑張って参加。なので、本日は6月の昇段試験に向けて特化した練習メニューを組む。まだ昇段試験までかなりの時間はあるが、やらないと忘れてしまうので、ちょうど良い機会である。今日の課題は騎馬立ち。M君は足首の締めが甘く、どうしてもつま先が外側を向いてしまう。その都度直しながら練習する。最後は久しぶりに自由一本組手をやって締め。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

監督として教えたワンポイント
・蹴上足を替えて蹴込で、騎馬立移動や蹴上の後で両足の間隔を広げないこと。
・自由一本組手の蹴りに対して、基本は足さばきで受けて、受け手は念のためカバーするだけ。


24.01.12(金) 名大道場金曜練習

体力作り:腕立て伏せ50(私は拳立て伏せ)、腹筋50、屈伸前蹴30
基本:移動基本追突、三本突、上受逆突、外受逆突、内受逆突、手刀受
    移動基本蹴上、蹴込、回蹴
形:平安二段、四段、五段、慈恩

皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も何卒宜しくお願い致します。

今日は名大空手道場の稽古初め。最初の移動基本では、なまった身体を元に戻す練習メニューを組んだ。私は今週の月曜日から毎日30?40分、会社の体育館で練習して備えたが、学生たちは冬休み中、あまり身体を動かせていなかったようだ。皆んな息が上がっていたが、良い練習になったと思う。移動基本の後は、皆んなで形を何度も繰り返して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。


    

他からのリンクでノーフレームになっている場合(一番上の"山!!トライアスロン!!旅!!"のタイトルが表示されない時)、ご面倒ですが、ここをクリックしてメインページからお入り下さい。


Go to home

このページについてのご意見、ご感想はこちらへ your impressions & opions

Copyright(C)2003-2023 Yasuhiro Oya. All rights reserved.