空手練習日記         Diary of karate training

  

01年7月トライアスロン・マラソンの現役引退(詳細はトライアスロン引退の顛末)後、 精神的に落込んでいた私ですが、新たな生甲斐を 模索した結果、03年11月に17年ぶりに松濤館流の空手を再開することになりました。 まず学生時代に稽古した、名古屋大学の道場の練習に月一回ペースで参加することから始めて、自主練習で突き、 蹴りの基本、型を反復練習。幸い勤務先の会社の体育館が夜の9時過ぎまで開いているので、仕事後の15分の練習を毎日続けた。 (現在もほぼ毎日、15分から1時間の自主練習や筋トレを継続中)

約半年間の練習により、昔の勘が大分戻ってきたので、04年6月から毎週末金曜日に可能な限り学生との練習に 参加しています。仕事の都合で金曜練習に出れない時は、『エイッ』と気合で仕事を切上げて火曜練習に参加、または、 師範が地元で開かれている少年空手クラブの土曜練習に参加させて頂いたり、 会社の体育館で自主稽古に励んでおります。寄る歳と仕事の忙しさに負けず果たして、いつまで続くことやら・・・  以下、道場と自主練習での練習日記です。50の大台に乗ったこの歳ですが、空手の道を究める夢を諦めず "人格完成"を目指し、師範を見習わせていただき"生涯現役"で空手を続けていきたいと思います。 (師範曰く、"目指すは仙人のような空手。頑張りましょう!!") 

以下、1時間以上の練習のみ練習日記として残しました。 空手も未熟者、文才もなく不器用な私ですが、空手という武道の面白さ・奥深さについて、皆様に少しでも興味を持って頂けたら、 この身に余る幸せです。


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15.12.25(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、前蹴回蹴交互30
    移動基本蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段・二段、二十四歩
組手:左にサイドステップ・上段突、右にサイドステップ・中段突、同じく左回蹴

本日が今年の名古屋大学の空手道場の練習納め。私は体調が少し良くなかったため、これも 最終日となった会社での仕事も午後からお休みを取って休養してから名大道場の練習に参加。 今日の練習はいつもと違って、大きな鏡があって技を確認しながら練習できるという恵まれた 体育館の一室で練習。外は寒いのだが、松濤館流空手基本の練習は真剣にやると大量の汗が流れる。 全身の代謝が良くなるので少々の体調不良は治ってしまう。一通り、基本、形、組手を練習して 師範が帰られた後も学生たちは自主練習。主将のN君の中段突の位置が低いのを直したいと思って 見ていたら、せっかく突いた手の位置を直しても次に前進する時に突き手が下がってしまうことに 気付いた。これはまさに昔、私が師範のご指摘を受けたのと全く同じ癖。突き手の位置を下げないように 前進できるようになれば、突き手の位置が低いのも直る。 『上から受けた恩は下に返せ、それが最高の恩返し』。私が主将のN君に伝えることが、まさに その恩返し。一歩ずつ前進です。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・受けて逆突きは、受けで身体が締まったことを確認してから突くこと。
・技の極めで身体を締めるようにしないと鍛錬にならない。
・基本の回蹴は虎趾で蹴ること。試割りも虎趾で割る。
・目付けの時にあからさまに首を動かさない。相手に悟られるため。
・サイドステップは相手の突きを横にかわして突きを返す。

今年一年のご愛読ありがとうございました。 来年もまたよろしくお願いいたします。m(__)m


15.12.18(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:拳立て伏せ100、腹筋50、スクワット100
基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、椅子蹴りで前蹴
    移動基本蹴上、蹴込、刻み回蹴・回蹴
形:平安初段・二段
組手:相手の前手の崩し技2種、前蹴追突、崩し技・すり抜けの回蹴

今日の名大空手道場の金曜練習は、練習後の忘年会のため1時間に圧縮された密度の濃い練習。 たっぷりと汗を流した後は、鍋を囲んで美味しいお酒をいただきました。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・相手がいる方向をあらかじめ見て技を出すのが形の基本。これを目付けという。
・目付けは武道をやっている人間の心得で、日常生活でも役に立つ。


15.12.11(金) 名大道場金曜練習

基礎体力:拳立て伏せ100、腹筋60、スクワット100、前蹴練習の後に肩車スクワット20
基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、椅子蹴りで前蹴
    移動基本蹴上、蹴込、刻み回蹴・回蹴
形:平安初段・二段
組手:相手の前手の崩し技3種の自由組手練習

今日の名大空手道場の金曜練習は、基礎体力強化を重視。まず基礎体力トレーニングから始まり、 腕立て伏せ(私は拳立て)、腹筋、スクワットを各自ができる回数まで。移動基本の練習で前蹴の後も、 肩車スクワットが入った。私も久し振りにやったが、前日65kgのバーベルでフルボトムまでしゃがんだ スクワットより、55kgの学生を肩車したハーフスクワットの方が遥かにやりにくい。バランスを取る 感覚は85kgぐらいのバーベルでフルスクワットした時に近い。師範いわく、重心が安定しているバーベルより 生身の人間を担いだ方が実戦的な筋力がつくとのことである。形の練習も、意識して歩幅を広げて 組手のための筋力強化を狙った内容。私にとっても非常に良いトレーニングになりました。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・松濤館流空手の形の練習は組手の体力を鍛える目的がある。
・歩幅を広げて腰を落とす松濤館流の立ち方はそれ自体が鍛錬だ。
・従って意識して歩幅を広げること。
・足が痛くならない形の練習は松濤館流空手の鍛錬としては意味がない。
・後足の踵が瞬間でも浮くと後足での踏ん張りが効かず突きの威力が落ちる。
・意識して何度も練習して無意識にできて初めて技が身に着く。


15.12.04(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段・二段
組手:自由一本組手の反復練習

先週、仕事の山場を一つ越えてようやく忙しさに終りが見えてきた。今日は久し振りに名大空手道場の 金曜練習に最初から参加。先週の試合で学生たちが完敗だったのだが、師範はその理由としてスタミナ不足 を仰っていた。確かに今いる学生たちの基礎体力不足は否めないが、私にはもう一つ気になることがある。 それは動く相手に対して正確に技を極める技術である。こればかりは練習しないと上達しない。 私は前後左右に揺れるサンドバック相手に打ち込む練習である程度は維持しているが、フェイントもありの 生身の人間相手の練習に勝るものはない。今日の後半の自由一本組手の練習は正にその練習。最初は 基本一本組手のように号令あり、最後は自由組手と同様に号令なしでの攻守。私にとっても良い練習でした。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・試合で勝てなかった原因はスタミナ不足。戦い続けられる基礎体力を付けておくこと。
・そのためにはまず腕立て、腹筋、スクワットを50回ずつ続ける。
・自由一本組手は自由組手のための正しい間合い、極め方を練習する。
・自由一本組手は、自由組手と同様に軽く動き、号令なしで攻守。
・突きは相手の正中線を狙うこと。踏み込む足の位置に注意。


15.11.27(金) 出張のため名大道場金曜練習は欠席

今日は仕事での出張先で大きな会議があり、残念ながら名大空手道場の金曜練習は欠席。 今週は今日の会議の準備のために思うように練習時間が取れず、また体調を崩していたこともあって かなり辛い1週間。それでもわずかな時間でも空手の自主練習と筋トレを頑張った。月曜日は 忙しくて何もできず、火曜日は基本練習とサンドバック打ち、水曜日は筋トレと形練習少し、 木曜日は形とサンドバック打ち。一番辛かったのは水曜日で、夜の9時過ぎて誰もいない会社体育館で 一人でスクワットとベンチプレスのトレーニングをやった後で、二十四歩の形の練習をやった時には 本当に泣きそうな気分になった。しかし、それでも無理しない範囲で頑張るのがかえって精神衛生上良い。 翌日の木曜日は、形の練習の後で思いっ切りサンドバックを叩いて闘争本能を発散。戦うとアドレナリン によって男性ホルモンが出て、身体が活性化されるらしい。戦わない人間は老けるのが早い。 仕事でしか戦わない人は、定年退職すると一気に老ける。私はそんな人間になるつもりは毛頭なく、 空手と筋トレで己と闘い、趣味と特技を生かした山岳防災活動で遭難死ゼロのために戦うつもりです。 押忍、ありがとうございました。


15.11.20(金) 名大道場金曜練習

基本:椅子蹴り前蹴左右各30、蹴上、蹴込、回蹴、昇級審査用の移動基本
形:平安初段
組手:基本一本組手、前蹴・追突、刻み回蹴・逆突、試合の練習

今日は何とか仕事を切り上げて30分遅れで名大空手道場の練習に参加。ここのところ大きな会議の 連続で心身の疲労が重なっているが、それに負けて何もしないと更に悪循環になるのは間違いない。 少しでも時間を割いて空手練習で心身を鍛えると、少々のストレスは吹っ飛んでしまい、練習後には 爽快感が残る。それが空手という武道の素晴らしさと思う。今日の練習も、間近に迫った学生たちの 昇級審査と試合のための練習。コーチをしながら一緒に練習している学生には、いつも若さのエネルギーを 分けてもらっており、感謝です。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・松濤館空手の前屈立の正しい立ち方は、後ろ膝をしっかり伸ばして立つ。
・蹴りは単独で練習しておくこと。それができないと移動基本もダメ。
・平安初段の下段払いから鉄槌打ちは、相手の手を外すために前足も大きく引く。
・審判は選手と同じように動いてはいけない。選手の動きを予測して逆に回り込むことも必要。


15.11.13(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、上受、外受、内受、手刀受、椅子蹴り前蹴左右各30
    移動基本蹴上、蹴込、回蹴、昇級審査用の移動基本
形:平安初段
組手:基本一本組手、寄せ足の逆突、寄せ足の刻み突き、試合の練習

相変わらず仕事が忙しい状態が続いているが、昨日の大きな会議を無事に乗り切ったため、 今日は午後から有休を取って休養してから名大空手道場の金曜練習に参加。やはり学生たちと 一緒に練習した方が一人練習に比べると遥かに楽しい。今日の練習は、間近に迫った昇級審査と 試合のための練習。試合のための練習は、最後はメンホーと拳サポを付けた練習で、私は久々に 審判をさせていただいた。審判は動体視力を維持するのに非常に良い修行。良い汗を流して 本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・突きを入れたら前足を引いて残心をしっかり取ること。
・ゴムが伸びるように突いて、ゴムが縮むように引く。
・残心を取らないと組手の試合で技が有効にならない。
・上段刻み突きは上から撃ち落とすように打つこと。
・試合では礼儀作法は大事。それで失格になるとんでもない人もいる。


15.11.06(金) 名大道場金曜練習に参加できず自主トレ

仕事で来週に大きな会議があり、その準備のためさすがの私も時間のやり繰りができず、 残念ながら今日の名大空手道場の金曜練習は参加できず。しかし週末が忙しくなることは 予め見越して、火曜日と水曜日の勤務後に会社体育館で基本・形・組手の自主練習をやった。 練習内容に変化をつけるため、練習の最後に約3分間、休みなしで組手の打込みの練習をやってみた。 たった3分間と思う人は試しにやってみると分かるが、真剣にやると想像以上にきつい練習。 先々週の名大空手道場の練習で師範が3分間戦える体力が必要と仰っていたが、まさに その通りで、今後も時々は取り入れたい練習である。歳などに負けてはいられない。 松濤館流空手の創始者の船越義珍先生いわく「空手の修業は一生である」。 押忍、ありがとうございました。


15.10.30(金) 名大道場金曜練習

組手:上段vs流し受けながら逆突、前蹴vs下段払いながら逆突、中段vs払いながら逆突

今週も忙しい状態が続いているが、月・水は会社体育館で空手の自主トレ、土・火・木は 息子につきあってパワーリフティングの練習の時間を何とか確保。たとえ30分でもやると やらないでは大違い。松濤館空手の創始者の船越義珍先生いわく、『道場のみの空手と思ふな』。 パワーリフティングの練習も空手の基礎体力を落とさないようにするのに役に立っている。 おかげで悪かった膝も少しずつ良くなってきて、もうすぐフルスクワット100kgが挙がりそうな ところまで回復している。

今日も仕事の都合で後半の組手練習から参加。練習内容は相手の突き・蹴りを受けながら 逆突を打つ練習で、いわゆる「交叉法」、ボクシングが言うところの「カウンター」。 いったん下がって受けてから逆突を打つのではなく、相手の攻撃を払いながら前進して逆突を打つ。 真剣にやるとかなりの度胸が必要な技である。試合で使えれば相手は防御不能なので、 これほど有効な技はない。学生と一緒に繰返し練習して汗を流す。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・腕を丸太ん棒のようにして相手の前蹴の抱え込みを受ける。
・蹴りの受けでは拳はしっかりと握ること。中途半端だと指の骨が折れる。
・柔い受けでは強い攻撃は受からない。まずは強く受けること。
・流して受けるのは、強い受けの土台ができてから。


15.10.23(金) 名大道場金曜練習

組手:上段流し受けしながら逆突き左右、中段払いながら逆突き左右、刻み回蹴左右

先月から仕事でトラブルに巻き込まれているため、自主練習や筋トレの時間が思うように取れない 状況が続ている。それでも土・月・木は息子につきあって11/8の大会に向けてパワーリフティングの練習、 火曜日は自宅で基本と組手の打込み練習をこなした。仕事や家庭の制約があっても、できる範囲内で 鍛錬を続けるのが空手を長く続けるコツである。とは言え、昨日のパワーリフティングの練習は 仕事で消耗して体調が悪く、しかも閉館1時間前にやっと行けたので短時間で集中してやったため、 ベンチプレスは95kgで潰れ、スクワットは90kgで潰れ、デッドリフトは105kgを7回挙げたら酸欠で クラクラになった。短い時間で体調が悪いなりに頑張ってしまったので、組手の練習から参加した 本日の名大空手道場での練習は膝・腰の重かったこと‥。それでも身体が温まってくるとそれなりに 動けるのは、やはり日頃の鍛錬が物を言っていると思う。松濤館空手の創始者の船越義珍先生いわく、 『空手の修業は一生である』。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・試合の3分間を戦える体力を普段から養っておくこと。
・上段の防御が大事。上段は当たると戦闘不能になる。相手の刻み突きも近い。


15.10.16(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段・二段
組手:上段底掌打・逆突、刻み回蹴・逆突、同じく受け手が左左、右左で受け・返し

今日も仕事で30分遅れて練習に参加。しかし、忙しくても何とかやり繰りして練習に 参加する姿勢が大事。仕事も空手も何事も、メリハリをつけて集中すべきところは集中して 短時間で最大限の効果を上げるようにしたい。もちろん仕事も文句を言わせないだけの 関係部署調整と成果を上げているので、大きな会議の1週間前でもお咎めなし。 人生は長いようで短い。時間を有効に使うようにしたい。もちろん、常に張り詰めた弦は切れるので、 時々緩めることも必要。それが緩急・伸縮自在の空手の奥義に通じるものがある。

今日の練習は形から。初心者向けの平安の形でも実は奥が深く、技の意味を考えつつ、 要所要所のポイントを押さえながら練習すると、私のようにある程度は空手をやっていても 良い練習になる。締めは自由組手の技の練習。今日のポイントは刻み突きで確実に 相手を牽制してから逆突きを打つことと、相手の上段突きをスウェーでかわすこと。 このスウェーの動きは日常動作ではないため、学生たちはなかなかできない。しかし、 繰返し練習で段々とできるように。私の場合は、時々は自主練習でスウェーの動作を練習しているので、 こういう時にも錆びつかず動作が出せると思う。松濤館空手の創始者の船越義珍先生いわく、 『空手は湯の如し絶えず熱度を与えざれば元の水に還(かえ)る』。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・前屈立の前膝は深く曲げること。この姿勢は居合と同じ。
・腰が高いと刀に振り回される。空手でも姿勢が安定しない。
・相手の突きに合わせてスウェーして防御。そうしないと無防備を取られる。
・スウェーすれば突きが当たっても衝撃が弱まる。
・余分な受けの動作は反撃が遅れる。


15.10.09(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段
組手:刻み回蹴・逆突、前蹴・追突、左足で足払い逆突

今日は仕事の都合で30分遅れて名大空手道場の練習に参加。既に基本の練習は終わって、 形の練習から。私にとっては一人ではできない組手の練習が一番楽しい。今日の組手練習は、 自由組手で使う技を練習。蹴り技も左の刻み回蹴と右の前蹴の2種類の技を、両方とも 使えるようにするだけで攻撃の幅が広がる。なので、師範が帰られた後の自主練習では、 足払いの技も反対の右足で払うパターンも練習。この技は考えていてはモノにならないので、 最後は左右を自由に織り交ぜる練習をやった。さすがに主将のN君は呑み込みが早い。 何とかこなしていた。繰返し練習して、考えずに無意識に技が出せるまで練習してください。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・違う方向から攻める2種類の技を持っていると良い。
・相手に取っては不利、自分は有利な態勢に持ち込むこと。
・残心をしっかり取らないと技が有効にならない。


15.10.02(金) 名大道場金曜練習

組手: 基本:移動基本追突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴
    蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段・二段

今週から10月に入り随分と涼しくなってきて、身体を動かすには最適なシーズン。 涼しくなってくると空手の自主練習でもただ我武者羅にやるのではなく、自分の技を チェックしながら練習する余裕が出てきた。特に形を練習すると、夏の間に正確さが おろそかになっていた部分が結構あることに気付いた。先週の金曜練習で師範から ご指導を受けた「目付け」もその一つ。「目付け」は技を出す方向に予め視線を移動すること。 それも自然な動きの中でできないといけない。この「目付け」は日常生活でも 災難を未然に避けるのに役に立つ。実際に私は車の運転で、目付けによって事なきを得たことがある。

今日の金曜練習は、仕事が長引いたため最後の組手の練習から参加。基本一本組手の 形式で組手の試合では使えない色々な技を実戦で使う練習。この練習があるからこそ空手は強い。 組手の試合では猿臂打ちや極めて倒すなど接近戦の技は全て反則か無効。しかし実戦では これが使えないと自分や守るべき人の身を守れない。師範が大事と仰っていた握力、 これは沖縄空手で重い水瓶を掴んで握力を鍛える鍛錬がある。実は私も筋トレで 似たようなことをやっている。ベンチプレスやスクワットで重りをつける時に、20kgの プレートを片手で掴んで持ち上げると同じ効果が得られる。1回では大した効果がないが、 何回もプレートを付け替えていると前腕が張ってくる。なかなか師範のように太い手首には ならないが前腕は少しずつ太くなっている。師範が帰られた後も、学生と一緒に基本と形を練習。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・支点を中心に力点に力を加えて相手を倒す。
・背後に回ったら倒しやすい位置に移動してから倒す。 ・色々な技を使えるようにしておく。そのためには基本一本の練習が良い。
・練習だから当てずに引いて残心を取るが、実際には当ててから引く。
・相手を倒すためには握力が大事。歳を取っても握力は落ちないので鍛えておく。


15.09.25(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段~五段、鉄騎初段、慈恩、観空大

今週は日曜日から月曜日にかけて和歌山国体のパワーリフティング競技(公開競技)に 愛知県代表の一人として出場した息子のための車での移動と、競技のセコンドなどでかなりの疲労。 シルバーウィークの高速道路の渋滞は半端ではなく、片道5時間の車の運転はさすがの私もこたえた。 しかし、息子は何とか120kg級で4位、愛知県では息子を含めて5人で戦った都道府県対抗も1点差の7位と まずまずの成績だったことは嬉しい。

この心身の疲労のため、今週の空手自主練習は水曜日の基本練習とサンドバック打ちのみ。 しかし、最低限の技を維持するためには基本練習が一番大事。基本をみっちりとやっておけば、 形は何とか打てる。今日の名大道場は学生の都合が悪く、私は師範のマンツーマンのご指導による形の練習。 初心者向けの平安の形でも、いまだに目から鱗の発見がある。これだから、この歳になっても空手は 止められないです。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・転身する動作を素早くやること。そこで差が付く。
・目線を先に向けること。ただし自然な動作で。
・平安五段の最初の内受逆突の後の動作は鉤突ではなく次の動作のための構えなので拳はやや下向き。
・同じく最後の貫手卍受で前屈立から後屈立の時に前足の動きは必要最小限に留める。


15.09.18(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受
    前蹴・回蹴交互30、蹴上、蹴込
形:平安初段
組手:上段vs上段貫手・上受、中段vs払って受けながら裏拳

今週も仕事のトラブル続きでストレスが溜まる毎日だったが、先週よりは元気が出てきた。 空手の自主練習を月:基本、水:形、筋トレも息子に付き合って土・火・木と何とか時間を 確保して頑張ったのも気力快復のためには良かったようだ。9/21(月)は私の息子が和歌山国体の パワーリフティング競技(公開競技)に愛知県代表の一人として出場、私も最近は愛知県や東海の パワーリフティング大会に息子と一緒に参加してきた経緯から、国体にもセコンドとして 付き添うため、自分自身の気力を充実させて息子には心置きなく競技に集中させてあげたい。 今日は私の職場の歓迎会があるため、名大道場の練習は最初の30分だけ参加して、すぐに 会社の近くの宴会場にとんぼ返り。短い時間ですが学生と一緒に充実した練習ができました。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本や形の技と実際に使う技は違う。両方の意味を知って練習すること。
・基本の中段突は肩の高さよりやや下、実際に使う中段突はみぞおち。
・手刀受も基本は肩の高さ。
・基本や形は昇級審査や試合に勝つために技を大きく見せる。
・貫手のように開手だからこそできる技がある。
・試合ではメンホーの死角を狙う技がある。


15.09.11(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受
    前蹴・回蹴交互40、蹴上、蹴込
形:平安初段・二段
組手:基本一本組手、上段突vs右外受・裏拳、更に猿臂打、中段突vs払って逆突
    前蹴vs下段払・逆突、蹴込vs外受・逆突、倒して下段突、上段突vs右流受・手刀打
    更に猿臂打、更に倒して下段突、上段vs十字受・倒して下段突
    上段vs十字受・手刀打、片手掴まれるvs小手返し・倒して下段突
    両手掴まれるvs小手返し・倒して下段突、片手掴まれるvs逆小手返し・極める

今週は仕事や家庭の事情で疲労が重なり、ついに木曜日に心身ともに限界に達して会社に行けず 夕方までずっと寝ていた。こういう時には無理せずに休養して心身の回復を待つのが一番。 積極的休養という言葉もあるが、それはまだ体力に余裕があるうちなら有効だが、限界まで 頑張ってしまったら休養あるのみ。過去に仕事だけでなく、登山、マラソン、トライアスロンなどで 追い込んでしまった体験がそう教えてくれる。ともあれ、寝たら少し元気が出てきたので 夜は息子と一緒に名古屋市のスポーツセンターで筋トレ。今日は何とか会社に出勤できたので、 名大道場の金曜練習も頑張って参加。やはり空手の練習は心身ともにリフレッシュされる。 若い学生からも元気をもらえて感謝です。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・実際に使える受けは上受と外受。内受と手刀受は身体を締める鍛錬のために練習。
・護身術を練習しておけば相手の出方が予想できる。
・護身術は鍛えようがない部位(いわゆる急所)を狙う。
・開手での猿臂打ちは、引手も開手にすると力の方向が一直線になる。


15.09.04(金) 名大道場金曜練習

組手:右外受・裏拳、更に猿臂打、更に膝蹴、膝蹴の代わりに倒して下段突
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受
    前蹴、蹴上、蹴込、回蹴

今日から名大空手道場の金曜練習がスタート。8月前半までの猛暑が嘘のように過ごしやすい日が 続いているが、それでも空手の自主練習をやると大汗が流れる。暑い時には大いに汗をかく方が、 発汗の調整機能が維持できて熱中症予防にも良い。今週は仕事で大きな問題が勃発したため忙しくて あまり自主練習やトレーニングができなかったが、それでも何とか月曜日夜に基本練習の時間を確保した。 基本さえみっちりと練習しておけば空手の最低限の動きは維持できる。今日の練習も組手の途中から参加したが、 組手だけは相手がいないと勘が鈍るので私にとっては大変貴重な練習。試合で使わない(使えない)技を 色々と練習すると、頭も身体も刺激を受けてリフレッシュしたような気分になる。最後にもう一度、 学生と一緒に移動基本の練習で汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・試合で使えない反則技にこそ空手の強みがある
・試合で使わない色々な技を覚えるには基本一本形式で練習する
・相手の技を封じには両手で掴めば良い
・空手の試合を柔道のようにしないため試合では相手を片手でしか掴めないが実戦は別
・相手を倒すにはテコの原理と足運び


15.07.31(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受
    前蹴・回蹴交互40、蹴上、蹴込
形:平安初段・二段
組手:刻み・逆突

今日は全国的に猛暑で、名古屋の最高気温は36.7℃、名大道場の練習が始まった 18時でもまだ34.5℃もある暑い日。しかし幸いなことに名大体育館のエアコン完備の 部屋が空いていたのでそこで練習。今週の月曜日と水曜日のエアコンなしの会社体育館での 自主練習とはえらい違い。なので本日の練習は松濤館流空手の基本である前屈立移動で 踵を浮かさないこと、後膝を伸ばすこと、しっかりと腰を落とすこと、身体の軸を 作ることという基本を徹底的に練習。「踵を浮かさないためには土踏まずを浮かさないように 意識すること」という師範のお言葉は実は奥が深い。床に対して足裏は親指の付け根を 中心に回転するのだが、足首から上は踵の上を中心に回転する。この回転軸のズレを スムーズな移動にするのが、2つの回転軸の中心にある踵を意識することだと思う。 前屈立でしっかりと腰を落とせていれば前足の重心は土踏まずにあるので、重心の位置で 回転を意識するというのは物理的にも理にかなっている。考えながらやる空手は面白い。 本日の練習お疲れさまでした。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本や形で前屈立移動の時に足の踵を浮かさないこと。土踏まずを意識する。
・基本はグラグラしないしっかりした軸を作る練習。
・軸ができていれば、組手で体勢が崩れてもすぐに戻せる。
・軸ができていないと体勢が崩れたままになって残心ができない。
・練習で腰を落としていないのは、鍛錬の効果を捨てているようなもの。
・歩幅を広げて鍛錬していれば、組手の突きも遠くまで届く。

名大道場の練習は8月一杯までお休みです。空手練習もお休みとさせていただきますm(__)m。


15.07.24(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受・貫手
    前蹴、蹴上、蹴込、回蹴
形:平安二段
組手:前蹴・追突、刻み回蹴・逆突、刻み・逆突、逆突・逆突

今週は月曜日夜に左親指付け根を不注意で深く切ってしまった。かなり出血したが しばらくすると止まったので、委細構わず血まみれの左手のまま空手の自主練習。 後で私の左手を見た嫁さんが仰天して救急の整形外科に連れて行ってくれたが、 縫わずに医療用テープで傷を固定するだけにしてもらった。その上から包帯を巻いて 翌日会社に行ってので職場の人もびっくりしたと思う。しかし整形外科での処置が 良かったのか、金曜には傷口がほとんど塞がっていたので予定通り名大空手練習に参加。 水曜日の騙し騙し空手の形の練習をやったので、武道を続けていると代謝が良くなって 怪我の治りも早いのかもしれない。最近の名古屋は暑いが、今日は幸い冷房が効いている 体育館の部屋が空いていたのでそこで贅沢な練習。それでも松濤館流空手の練習は 優しくないので、真剣にやると大汗が流れる。学生と一緒に良い汗を流して 本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・技を身に付けるためには最初は意識して練習すること
・そして無意識にできるようになるまで何度も繰り返し練習すること
・試合に勝つためには自分の得意技を身に付けること
・それも試合で使えるように何度も練習すること


15.07.17(金) 名大道場金曜練習

学生の昇級審査
組手:上段vs流し受け・逆突、中段vs払い受け・逆突、上段vs流し受け・手刀打ち
    中段vs払い受け・底掌打ち、上段vs流し受け・猿臂打ち

今日の名大空手練習は、学生の昇級審査と基本一本組手の応用技の練習。 学生はめでたく全員、昇級審査に合格です。 練習後は昇級審査の打ち上げで美味しいお酒を飲みました。 ここの名物はわらじのようなチキンかつです。押忍、ありがとうございました。


15.07.10(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴
    蹴上、蹴込、回蹴、昇級審査用移動基本
形:平安初段・二段
組手:基本一本組手、すれ違い回蹴・倒して下段突

今日は仕事で京都出張だったが、梅雨明けしたような夏空で暑いのなんの。京都は最高気温33.6℃ まで上がったようだ。梅雨寒とは打って変わった真夏の暑さにバテバテになりながら名大道場に向かう。 しかし道場に来てしまえば、そこは修行の場。「心頭滅却すれば火もまた涼し」とまでは行かないが、 最初の黙想で完全に修行モードに入る。いよいよ来週が学生達の昇級審査なので、練習も最後の追い込み。 師範のご指導による、前屈立・後屈立の立ち方、攻めは正面・受けは半身の態勢、蹴り技の姿勢に 注意して反復練習。師範が帰られた後も、自主練習でポイントのみに絞ってコーチ。 昇級審査、頑張ってください。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・後足がピンと張っているのが正しい前屈立ち。できているつもりでも、できていない。
・後足を意識すること。それで前屈立ちが完全になる。
・後屈立ちが形の上手い下手を決める。道場では足りないので自分で練習すること。
・蹴りの基本は、上体、蹴り足、軸足でYの字を作る。
・基本一本組手の中段の返しは相手の道着に軽く当てること。


15.07.03(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴・回蹴交互30
    蹴上、蹴込、昇級審査用移動基本
組手:基本一本組手、刻み回蹴・逆突、フォーカス前蹴

ようやく梅雨らしい天気になってきて、今日の名大道場の練習は少し蒸し暑い。 ただ真夏のうだるような暑さではなく、身体を動かして汗を流すにはちょうど良い。 2週間後の学生たちの昇級審査に向けて、今日も昇級審査の課題を中心に練習。 基本を確認しながら練習するので、私にとっても技を再確認する良い練習内容である。 一通り昇級審査の課題を練習した後は自由組手の練習に入る。今日は久し振りに 刻み回蹴・逆突の練習をやった。この技は私の得意技で、時々サンドバックや 電柱を相手に練習しているので、上段に足が上がりにくくなる歳にもかかわらず まだある程度は使える。何にせよ得意技があると練習が楽しい。師範が帰られた後も、 昇級審査の課題を復習・コーチして、本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・松濤館流の上受の基本は真っ直ぐ上に受けて、額から拳一つ空けた位置で止める。
 受ける時に手首をひねることによって相手の突きの勢いを吸収する。
・基本の内受で実際に受けるのは無理。あくまで身体を締めるための鍛錬。
・基本一本組手の外受は相手の肘に当ててはいけない。肘を怪我させてしまう。
・回蹴が遠いと次の逆突きが入らない。中段は軽く当てるぐらいに打つ。
・フォーカス前蹴は、相手の手に触れた時点で蹴りの間合いに入っている。
・自由組手の受けは、拳を握るよりも開手の方が面積が広いため有利。


15.06.26(金) 名大道場金曜練習

組手:基本一本組手、すれ違い回蹴・三本目で倒して下段突
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴

今日は仕事で三重県への出張があったため、1時間遅れて組手の練習から参加。 学生の昇級審査が7/17(金)に決まり、練習も昇級審査に向けた内容となる。 基本一本組手で学生たちはまだ足運びや身体の締めができていないので繰返し練習。 身体を正面に向けないと突きが簡単に崩されてしまうことを、師範が分かりやすく解説。 多少の応用は入るが、この大原則は組手でも全く同じで、やはり基本は大切だ。 師範が帰られた後の自主練習は、途中参加の私のために移動基本をもう一度やりましょう という学生の嬉しい言葉に甘えて、移動基本を一通り練習。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・前足を置く位置が悪いと、突きが正中線からずれて受けなくても良い突きになってしまう。
・上体を真っ直ぐ正面に向けないと、身体が締まらないので突きを簡単に崩される。
・脇を空けると身体が締まらないので、脇は締めること。
・中段の技を当てられても大丈夫なように、息を吐いて耐えることも練習。
・倒した相手からの反撃を避けるためには、相手の頭の方に回る。練習しないと会得できない。


15.06.19(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本内受、手刀受、前蹴・回蹴交互30、蹴上、蹴込
    昇級審査用移動基本
形:平安初段・二段
組手:基本一本組手、蹴込でストッピング、すれ違い回蹴

今日は仕事の切りが悪く、15分ほど遅れて名大道場の練習に参加。大きな会議を月曜日の 控えているので、空手の技のようにすっぱりと切って捨てられないのがサラリーマンの辛いところ。 今日も7月末の昇級審査に向けた練習内容で、新人の2人とも少しずつ松濤館流の空手らしく なってきたのがとても嬉しい。それにしても、O君は随分良くなったのだが、N君の気合いが小さい。 師範から「気合いが小さいのは、私は負けますと言っているのと同じ」とのご指導のお言葉をいただく。 技を極める時に腹の底から気合いを出せば、瞬間的に身体が締まって尋常ならざるパワーが出る。 それが武道であり、空手もまた同じ。今日の練習で相手の回蹴を腹に受ける時も、声を出さない 気合いを出す。それが受けの極意。良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・形で直る時は残心が大事。技を極めても相手が攻撃してくることも想定している。
・空手の練習で下を向いたら負け。決して下を向かないこと。
・基本一本組手は相手との間合いを掴むための練習。
・基本一本組手で気合いが小さいのは、私は負けますと言っているのと同じ。
・ストッピングは相手の勢いに負けないように前の方に体重をかけて相手を止める。
・組手の試合で、両手で相手を掴んだら止めがかかるので片手で掴むこと。


15.06.12(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴
    昇級審査用移動基本
形:平安初段・二段
組手:基本一本組手

今日は用事があって会社は有休を取って、用事を済ましてから名大道場の練習に参加。 道場に行く途中で怪しげな雲行きだったので、スマホで気象庁レーダーを確認すると 1時間後ぐらいに一雨来そうである。7月末の初めての昇級審査に向けて新人学生2人と 一緒に移動基本と形の練習をしていると、案の定(期待通り?)に激しい雨の音。 しかし空手の練習は集中力と気合いだ。先週の練習でも師範から大きな気合いを出すように ご指導があったので、負けずに気合いを出して練習。昇級審査の後の打上げでは美味しい ビールが飲めそうです。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本一本組手は気合が大事。気合が小さいと減点。
・不均等に筋肉痛になるのは利き手利き足の側に力が入るから。
・そうなったら筋トレで均等に筋肉痛にすると良い。


15.06.05(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受・貫手
    前蹴、蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段・二段、慈恩、抜塞大
組手:刻み逆突vs左左の受け・3本目で返す、同じく右左の受け、すり抜けの回蹴
    すり抜けの回蹴・背後に回って倒して下段突

今日は仕事で京都出張だったが、打合せが早く終わったため最初から名大道場の練習に参加。 新人のN君と一緒に移動基本の練習をやっていると、私と同年代で東京に単身赴任になっている NIさんが岐阜出張のついでに練習に来てくれた。NIさんは会社では物凄く偉い人になっているのに、 ひそかに空手の練習を続けていたらしい。私と一緒に練習した慈恩、抜塞大の形は少し腰が高いが、 一人で練習・維持してきたことを考えると、この年代の忙しいサラリーマンとしては素晴らしい。 更に驚いたのが組手の練習で、30年以上前の学生時代の組手スタイルと全く変わっていない。 安定感がある重厚な突きはいまだに健在!!。さすがに最後の方は足にきてリタイアしたが、 真面目に練習をやっている人はやはり違う。 練習は全てを物語る。道場を離れると鍛錬を さぼっている人、道場に行けなくても自ら鍛錬する人、その差は歴然で一目瞭然。私も頑張らねば。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・常に注意していないと腰の位置が高くなってしまう。
・基本でも形でも無駄な動作は入れないこと。
・強い人間ほど強さを外に出さない。
・組手は大きな気合いを出さないと審判が有効を取ってくれない。


15.05.29(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受・貫手
    前蹴、蹴上、蹴込、回蹴
形:平安初段
組手:基本一本組手、応用として上段突vs流受・逆突、中段突vs払受・逆突

今日は2週間ぶりに最初から名大道場の練習に参加。今日の名古屋の最高気温は30℃に 後少し届かなかったが、それでも十分に暑い。私のように膝腰肩(なぜか全て左)と調子が 良くない人間にとっては、むしろ暑いぐらいの方が身体が良く動く。今日の基本練習は、 新人といえども経験者のO君のために、受けに逆突きを加えた練習を入れた。本当はまだ 少し早い練習内容なのだが、時には新しい練習で脳を活性化させることも必要とのこと。 それにしても松濤館流の基本と形の練習は真剣にやるとかなりハード。師範も仰っていたが、 やっていないと腰を落とすことが全然できなくなってしまう。松濤館流の空手は、練習を さぼっているとすぐばれてしまうそうだ。 たとえ忙しくても、少しでも時間を作って練習や 身体作りを続けることだ。それが生活にメリハリを付けるということであり、文武両道という ことにも繋がっていく。 良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・空手をやってきたことは、これからの人生に支えや柱になる。決して辞めてはいけない。
・新しい練習メニューで頭を活性化することもモチベーション維持に必要。
・松濤館流は攻めは正面、受けは半身の態勢が基本。
・真似が上手い子供は上達が早い。手本を見て覚えること。
・形の練習は、ゆっくりと正確にやる練習と目一杯やって体力をつける練習の2種類がある。


15.05.22(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段・二段
組手:左掌底打ち逆突き、刻み逆突き、刻み逆突きvs受け2種類・3本目で返し

今日は仕事で横浜出張で、パシフィコ横浜で行われていた自動車関連の展示会を あちこち回ったりしたため、後でiPhoneのアプリで確認したら 合計24階分の階段を 昇り降りして、更に13kmも歩いていた。道理で足が重たいはず。こんなコンディションでも 練習するのが空手の修行。 横浜から名大道場に直行、約40分遅れて形の練習から参加。 しかし、やはり疲れから足腰が重い。 それでも鍛錬と思って、新人の二人に見本を見せるためにも頑張って腰を落として練習する。 さすがに組手練習では膝のバネが効かなくなって踏み込みが今一つ物足りない。 それでも学生の練習相手を務めることができるのは、日ごろの自主練習と筋トレによる 筋力の維持のおかげと思う。仕事や家庭で色々な制約はあるが、 できる範囲内で頑張った 努力は、少なくとも頑張った分だけ自分を支えてくれる。 良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・試合と武道の違いは1対1と1対複数。形は複数の相手を想定している。
・組手で当てられて身体の締めを覚える。
・突きを当てないようにするためには、突いてから腰の位置まで引くこと。
・突きが当たってしまうということは、突きのコントロールができていないということ。
・技がコントロールできていれば、止めることも当てることもできる。
・同じ練習ばかりでは進歩しない。時々内容を変えながら練習する。
・組手でも同じ技ばかりでは見切られる。技に変化を持たせることが大事。


15.05.14(木) 名大道場金曜練習に参加できず自主練習

今週の金曜日は仕事で茨城県出張が入ったため、さすがに名大道場の練習時間に名古屋に 戻ることは無理なため、残念ながら会社の勤務後の自主練習で鍛錬する。風邪気味で体調は 良くないが、空手の技の維持もさることながら経験上は身体を動かして新陳代謝を活発にした方が 治りが早いので、無理しない程度に練習する。ただし空手は武道なのでたとえ基本練習でも、 常に相手がいることを想定して練習する必要がある。いわゆるイメージトレーニングである。 実際には相手がいなくても、イメージトレーニングによってアドレナリンが出て身体は 相手の攻撃に備えて防御反応に入る。それが免疫力を高めて心身ともに健全な状態を保つ。 一人練習でも武道なら真剣にやればそうなる。それが武道をやるメリットの一つであり、 生涯武道にも繋がると思っています。押忍、ありがとうございました。


15.05.08(金) 名大道場金曜練習

基本:初心者用の移動基本
形:平安初段・二段
組手:刻み逆突き、刻み逆突きvs背手受け・払い受け

最近は緑薫る5月を通り越して、まるで夏近しのように暑くなってきた。空手の自主練習を やっても、すぐに気持ちが良い汗をかける。今週は火曜日に久し振りに自宅で基本の練習、 GW連休明けの木曜日に会社体育館で形の練習とサンドバック打ちをやった。やはり空手の練習で 汗を流すと気持ちが良い。辛いことがあっても心を支えてくれる。今日の名大道場の練習は、 新人2名と主将のKD君と私の4名で、組手の練習をやるにはちょうどいい人数。基本練習の後の 休憩時間にKD君と新人のN君が遊び半分で自由組手の練習を始めたが、N君は経験者だけあって なかなか筋が良い。基本練習を見ていても回し蹴りが得意なようで、身体の柔軟性とバネがあるので 組手で良い線いきそうである。もう一人の新人君も、今は猫を被っているが案外化けるかもしれない。 主将のKD君に続く新人が入ってくれて本当に嬉しいです。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・初心のうちは肩に力が入って肩が上がりやすいので注意すること。
・後屈立ちで踏ん張れないのは軸足の筋力が足りないから。何回もやつて鍛えること。
・基本の回し蹴りの練習は蹴った後で開始位置に素早く戻るようにすること。
・受けのためには腕を打たれ強くしなければいけない。痛みを感じるのは鍛えるための第一歩。
・牽制のため刻み突きは出したまま、次に逆突きを打ちながら刻みの手を引く。


15.04.24(金) 名大道場金曜練習

基本:初心者用の移動基本
形:平安初段~五段
組手:相手の前手を崩して逆突きの技3種類

GWも間近となり、暑くも寒くもなく空手の練習には最適の季節だ。今日は久し振りに空手経験者の 女性が見学に来て練習にも参加。糸東流の空手をやっていたことがあるそうだ。私がやっている 松濤館流の他に伝統空手の大きな流派として、この糸東流、和道流、剛柔流がある。いずれも それぞれの歴史があるので、他流派についてはコメントを控えさせていただきます。ともあれ、この女性は 1年生ながら組手練習で鋭い突きを打ってきて驚いた。加減した私の突きより早いかも‥。 基本と形はゆっくりと練習していたので、 そのあまりスピードの落差に、鋭く腹の皮一枚当てられた私の鳩尾(みぞおち)がびっくりしていた。 小柄ながら踏み込みと突きの切れが良いので、技を練習して組手の試合に出たら良い線行きそうである。 まだ1年生なので続けてくれれば今後が非常に楽しみです。頑張ってくださいね。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・空手の基本や形は組手のためにやる。突きの踏み込みの土台ができる
・四股立ちではなく騎馬立ちで立つのは、素早く急所を守るため
松濤館流の構えに理屈はいらない。身体が締まっているかいないかだ。
・形で直る時は相手が開始線に戻るのを見るようにして視線を戻す。下を見ないこと


15.04.17(金) 名大道場金曜練習

形:平安初段、二段
組手:相手の前手を崩して逆突きの技3種類

今日の名大道場の練習は用事があったため、後半から練習に参加。新人のN君のために 見本を見せながら一緒に平安初段、二段の形を練習する。初心者用の形とは言っても、 腰をしっかり落として練習すれば私にとっても良い練習となる。一番癖が目立つ後屈立も 先週に比べると少し様になってきた。久し振りの組手練習は、相手の前手を崩して逆突きの練習。 この技は腕力のある相手の場合、少々力技となる。なので必要最小限の筋力は必要であり、 私の場合はパワーリフティングの練習がそのまま生きている。 師範は毎日腕立て伏せ300回を やっているそうである。目指すはゴリラの空手ではなく、しなやかで強靭な空手である。

師範が帰られた後の自主練習では、N君に追突で溜めて突くことを教えた。主将のKD君が 見本を示したのだが、練習で自然にできるようになったので何故そうなるのかが分かっていない。 恥ずかしながら私も学生時代は理解できず、空手を再開してから10年以上練習してようやく分かってきた。 要するに、弓を絞った状態で耐えて(これがいわゆる「タメ」)、極める寸前に矢を放つ。 そして、前足が着地すると同時に全身を締めて極める。 これは蹴り技にも言える。歳を取っても空手の技の威力が落ちない理由の一つと思う。 ともあれ良い汗を流させていただき感謝です。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・形で直る時も組手と同じく残心が大事
・自信のない様子を見せてはいけない。ますます下手に見えてしまう
・組手で突きを極めた後は反撃を受けないように残心をとる
・崩し技にはある程度の腕力が必要。鍛えておくこと


15.04.10(金) 名大道場金曜練習

基本:初級者用の移動基本
形:平安初段~五段

今日は2週間ぶりの名大道場の練習。前夜に緊急事態が発生して翌日の昼まで一睡も できない状況だったが、3時間の仮眠後に何とか練習に参加。 どんなに辛いことがあっても 空手をやっている限り大丈夫‥。今や空手の私の心の支えになっている。 師範も仰っていたが 空手にはマスターズの大会があり、70歳以上のクラスまである。 こんな年齢まで空手が できる秘密は「身体の締め」にある。技を極めた瞬間に全身を締めるので身体を痛めにくい。 これがまさに「生涯空手」だ。

今日の名大道場の練習は見学に来た 学生がいて、話を聞くと新人のN君と同じく少し和道流の空手をやったことがあるとのこと。 それなら一緒にやってみましょうとなって、移動基本と平安の形を一通り練習。和道流の 癖があるが、師範によると和道流は松濤館流から分かれたので形はよく似ているとのこと。 師範から貫手の添え手(抑え受け)や外受けの添え手の意味(裏突き)など解説を伺うと、 改めて技の意味を理解しながら形の練習をすることの大切さを認識。最後は遅れて来たN君 のためにもう一度移動基本の練習をやって本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・空手の基本や形は技を伝承するためにやる。
・基本の練習は体作りのため。
・試合は武道ではないのは当たり前。そうでないと単なる殴り合い。
・護身術の場合は相手の反則を想定、従って応手も試合で使えない技がある。
・空手は70歳を過ぎてもできる。脇を締めて突きを打つから肩を痛めにくい。


15.04.04(金)

学生が皆、都合が悪く本日の名大道場の練習はお休みですm(__)m。


15.03.27(金) 名大道場金曜練習

基本:初級者用の移動基本
形:平安初段

21日に全国で2番目、平年より5日早く咲いた桜も、名大道場に来る途中で見た名古屋大学構内の 桜はまだ咲き始めたばかり。しかし陽当たりの良いところでは綺麗に咲いている。今日は職場の 歓送迎会があるため、出張先の三重県の帰りに最初の30分だけ練習に参加。主将のKD君と 前回の練習で入部してくれたN君と一緒に基本と形を練習。松濤館流の練習はたとえ30分でも 腰を落として集中して練習すると、かなりきつい。忙しくても(忙しいからこそ)30分でも道場に来て集中して練習することが大事。 良い汗を流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・外受けは鉄槌打ちのつもりで打つ。受けは攻撃に使える。
・空手の練習は呼吸を整えて正しい技を意識して練習すること。

 名古屋大学構内の桜


15.03.20(金) 名大道場金曜練習

基本:初級者用の移動基本
形:平安初段
組手:相手の前手を崩して逆突きの技3種類

最近は暖かい日が続いていて、名古屋でも桜のつぼみが膨らんでいたようで開花宣言も間近。 今日は名大練習道場でも良いことがあった。嬉しいことに久し振りに入部希望の学生が来てくれた。 初級レベルだが伝統空手の流派の一つである和道流空手の経験者なので、一緒に練習をした。 流派の違いがあるが、基本の前屈立は腰が落とせているので少しずつ修正していけば比較的早く 上達しそうで楽しみだ。基本練習と形は私も初心に返って、見本を見せながら基本に忠実の練習。 驚いたのが自由組手の練習。受ける方は上体のウェーバックが出来ていないので危なっかしいが、 逆突きは初級者レベルとは思えないほど良く突きが伸びる。主将のKD君と張り合えるぐらいに 成長してくれるのが楽しみ。この調子で頑張ってください。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・基本は身体を作るための鍛錬。
・技を極める時に息を吐くこと。ただし有段者になると逆に相手に悟られないように息を殺す。
・当てることが出来れば止めることも出来る、それが伝統空手。
・止めるためには、しっかりと引かなければいけない。
・前手の崩しは正中線をしっかりと捉えること。
・今は両手で相手の身体を掴んだら審判に止められる。空手の試合が柔道にならないように。
・組手練習は鍛える目的もある。多少痛くないと鍛えられない。
・試合では反則にならないように技を使うこと。がら空きなら上段ではなく中段を打つ。


15.03.13(金) 名大道場金曜練習

基本:軽く移動基本、二段審査用の移動基本、三方蹴り
形:慈恩、燕飛、観空小、観空大、壮鎮、二十四歩

今日は名古屋大学空手道錬成会の前主将の送別会。1時間、基本、形、組手で良い汗を流してから 本山の萬鳥商店で美味しいお酒を飲みながら空手談義で盛り上がりました。会派の大会ドクターを 務める後輩が医学博士号取得、大学院に残って研究している後輩も理学博士号取得などの話題でも盛り上がり、 さすが皆さん文武両道との思いを強くしました。これからも頑張ってください。最後の一本締めのスピーチで 詰まってしまってごめんなさい。こう見えても実は私は涙もろいのですよ。押忍、ありがとうございました。

 前列右から2人目が私です。


15.03.06(金) 名大道場金曜練習

基本:二段審査用の移動基本、三方蹴り
形:慈恩、燕飛、観空小、五十四歩大、観空大、壮鎮、二十四歩

少しずつ心身の状態が良くなってきたが、まだ無理せずに安全運転中。体調が悪いと 弱い所にツケが来るようで、今週は古傷がある膝と腰の調子が今一つ良くない。 ただし心身の状態は上向きなので、腐らずに空手練習や筋トレを続ければ元に戻るのは経験済み。 トレーニングの効果はすぐに出るのではなくて、貯金箱がある程度一杯になったところで 一気に出るものだ。それを理解していなくて、ちょっとやって効果が出ないと言って諦めてしまう人が多い。 とても残念なことだ。

今日も新主将のKD君と私の二人で師範のご指導の下で練習。二段を目指すKD君のための スペシャルメニューである。相変わらず少し油断するとKD君は、上受の極めが不十分なまま 逆突きを打ってしまっている。本当は受けを「止める」のではなく「極める」のであるが、 この感覚はかなり難しいので師範も私もやむを得ず止めるように教えている。しかし意味は 相手の上段突きをしっかり上受で受けてから逆突きを打つことであり、基本一本組手と全く同じ。 私自身も反省するところが多々あるが、「極まっていないと技がぶれる。ぶれた技には威力なし」である。 本当に突きが極まっていれば、受けも全身の締めを使って極めなければ受からないはず。 実際に師範の重い突きは、来ると分かっていてもしっかりと受けなければ受からない。師範いわく、 「初段なら大目に見てもらえても、二段は審査が厳しい。技を正確に出すこと」 その技の意味についても、今日も新たな発見があって本当に空手の道は遣り甲斐があります。 押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・燕飛の形は前屈立を低くしないとだめ。歩幅を広げ膝を深く曲げてあと5cm腰の位置を低くする。
・五十四歩大の鶏頭受から振り返る時、受け手の動きは下段を払う意味。
・五十四大と小で貫手と突きの違いが引き手の構えの違い(捻らないか捻るか)
・壮鎮の形は壮鎮立ちが全て。足腰の鍛錬となり、組手での待ち拳が強くなる。
・形の試合はミスすると致命的なので注意すること。
・音が出る形用の道着は今では減点。意味なし。
・空手道を初め武道はあくまで「道」。礼儀や相手に対する気遣いは大切。


15.02.27(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、歩幅を横に広めで前屈立移動、三本突、上受・逆突、外受・逆突
    形の4連続手刀受左右4セット、移動基本手刀受、前蹴・回蹴左右交互60、蹴上、蹴込
    二段審査用の移動基本、三方蹴り
形:観空大

今週もメンタルの不調が尾を引いているが、空手の練習とパワーリフティングの練習は 無理しない程度に継続。左肩と左上腕(二頭筋と三頭筋の両方)の炎症は練習量を落としても あまり変化がないので、どうもメンタルによる免疫力低下から来ている気がする。ともあれ 空手の自主練習では、こういう時にしかできない基本練習をやった。先週の名大練習で師範から 移動基本追突の時に身体の軸が前後にぶれることをご指導いただいたので、前屈立移動だけ やってみたら確かにぶれる。しかも突きや受けを入れた時に比べてぶれが大きく、特に 後退時に物凄くぶれる。「できているようで、できていない」とは正にこのことで大いに反省。 突き手や受け手でバランスを取れば一見できているように見えるが、前屈立移動だけやった時に できないということは「ぶれない下半身」ができていないということ。 空手の理想は「ぶれない下半身」 の上に「ぶれない上半身の技」が乗っかっている状態。これは恐らく空手だけでなく、 全ての武道やスポーツの基本ではないかと思う。

今日の名大道場の練習は、師範が急用で来れないことになったため、新主将のKD君と私の 二人で基本と形を中心に練習。KD君の前屈立の後足首が開くこと、蹴りの戻しが甘いこと等 を指導しながら一緒に練習した。前蹴、蹴上、蹴込はもちろんのこと、三方蹴りの後蹴りの 戻しが甘いので重点的に練習。蹴りの基本は、「蹴り終わったら素早く蹴り始めの位置に戻す」である。 基本の後ろ蹴りは前に膝を抱え込んだ状態から蹴るので、完全には戻す必要はないと思うが ある程度は膝を前に引き戻さないとスナップが効いた状態にならない。また、引き戻す力がないと 相手に蹴り足を掴まれたら一巻の終わり。 伝統空手の技には必ず何らかの理由があります。 この歳になって少しずつ分かるようになってきました。空手の道は奥が深いです。 押忍、ありがとうございました。

15.02.20(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、上受、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴
    二段審査用の移動基本、三方蹴り
形:慈恩、燕飛、観空小、五十四歩大、観空大、二十四歩

今週は仕事でかなりのショックを受ける出来事があって、さすがの私も精神的なダメージが大きく、 実は昨日・今日と会社を休んで昼間はほとんど一日寝ていた。私も決して強い人間ではない。 むしろ弱い人間である。冒頭にあるようにもっと以前にも 数年間にわたって精神的に落ち込んでいた時に立ち直るきっかけになったのが「空手道」である。 従って心身の体調が悪くても、空手が支えになることは分かっているので頑張って名大練習に参加。 2週間後に二段の大会を控えている新主将のKD君と一緒に同一メニューで練習した。 二段用の基本の練習は久しくやっていなかったが、思い出しながら練習すると良い刺激になった。 形の練習は、形での正しい動作と実際に使う時の意味と動作を考えながら練習した。 師範のお言葉を伺うと、長年続けていても未だに新しい発見があり、本当に空手冥利に尽きる。 好い汗をたっぷりと流して本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・空手の形は意味を知らないと、本当に形をやったことにならない。
形の動作と実際に使う時の動作は違う。知った上で練習すること。
・慈恩の鉄槌受けは形では真っ直ぐ落とすが、応用する時はひねる。
・手刀受けも形では肩の位置だが、使う時は中段で受ける。
・貫手の添え手は抑え受けの意味だが、形ではその動作は入れない。
・燕飛の掌底受けも形では真っ直ぐに上下させるが、使う時は正中線を守る動作になる。
・慈恩の鉤突きは接近戦の技なので、肩は入れずにしっかりと極めること。


15.02.12(木) 名大道場金曜練習に参加できず自主練習

基本:拳立伏100、移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受・刻み前蹴・貫手、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴
形:二十四歩
組手:壁相手に刻みと逆突の打込み、刻み逆突、刻み逆突逆突き

先週の名大練習は、風邪を引いたため無理せずに休養。今週はリハビリの空手自主練習と 筋トレで身体のキレを戻すことに努める。しかし昨年5月にベンチプレスで脱臼寸前まで痛めた 左肩と左腕周辺の筋肉が、昨年11月のインフルエンザの予報接種を打った時に菌が入ったのか 炎症を起こして、風邪などで体調を崩すと痛む。今回の風邪でも寝ている時でも痛むほど重症化。 しかたがないので当分は下半身のトレーニングに重点を置いて、無理をしないことにした。

今週後半には左肩以外は支障なく動くようになったので名大道場の練習に参加したかったのだが、 金曜日は職場で約30年間お世話になった人の送別会があるので、さすがにこれはパスできず残念ながら 今週も名大練習は欠席。しかし、お世話になった人への恩返しは武道に限らずどこの世界でも 当然のこと。勤務後に会社の体育館で鏡を見ながら自主練習。不得意側の左蹴上の足刀が甘くなっている等、 病み上がりは注意しないといけない箇所が多い。一通り練習して良い汗を流す。押忍、ありがとうございました。


15.01.30(金) 名大道場金曜練習

基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突
    手刀受、前蹴・回蹴左右交互60、蹴上、蹴込
形:平安初段~五段、慈恩、抜塞大、二十四歩、観空大

今日の名大道場練習は、主将のF君は卒論の追い込み、新しく入った女性たちも就職活動などで 忙しく、次期主将のKD君と私の2人で練習。師範の談話にもあったが、名大の女子学生が起こした 殺人事件は非常にショックだった。 女子学生が所属していた応援団は、私が学生時代に入っていた ワンダーフォーゲル部と名大祭のキャンプファイアの共同開催で繋がりがあり、応援団の連中とは 朝まで飲み明かしたこともある。大変残念なことだ。

ともあれ、今日は基本と形を中心に練習する。師範の「平安五段の十字受の次の動作は、相手の突き手を 真っ直ぐ下に落す」というご指導には目からウロコ。 長年練習しているにもかかわらず初心者向けの平安の 形の中でも、未だに正しく技の意味が理解できていないことがある。やはり空手の道は奥が深いと感銘を受けた。 もちろん、それも空手の技の意味をしっかりと伝承している会派で練習させていただいているからこそ。 空手には感謝の日々です。後半はOBのTKさんも来て一緒に汗を流す。押忍、ありがとうございました。

師範のお言葉
・上受は、拳一つ分の隙間を空けて防御のスクリーンを作る。
・従って真っ直ぐ上に上げて受ける。余分な動きを入れない。
・前屈立の前足を内側に締めて、後足の向きと平行にして立つこと。
・形が下手ということは、空手の技の意味を知らないということ。
・平安五段の十字受の次の動作は、相手の突き手を真っ直ぐ下に落す。引かないこと。
・突きが流れるのは締まっていないから。瞬間的な締めに耐えられる筋力維持は必要。
・観空大で、下段をしっかり払ってから上段貫手を打つこと。


15.01.23(金) 名大道場金曜練習に参加できず自主練習

今日は夕方に緊急で出張が入ったため、残念ながら名大道場の金曜練習に参加できず、 やむを得ず出張から戻ってきてから会社体育館にて自主練習。たとえ練習に参加できなくても、 少しでも自分で練習を継続することが大事。それも漫然と練習するのではなく、考えて 練習すると自主練習でもある程度は技が維持できる。移動基本もマンネリにならないように、 前蹴・回蹴の連蹴・裏拳・逆突、前蹴・蹴込の連蹴・裏拳・逆突、裏回蹴・刻み裏回蹴・後回蹴 など膝のスナップやバランス感覚が落ちないように練習した。いずれも松濤館流の海外の 高段者が練習していたのをネットで見て覚えた移動基本の技。形は自分の姿を鏡で見ながら練習。

実は昨日、公私ともに疲れ果てて心身ともに体調が悪いため、会社を休んで夕方まで寝ていた。 私は決して強い人間ではなく、むしろ精神的にも体力的にも弱い人間だ。だからこそ学生時代に 入門した空手のありがたさには感謝し切れない思いを持っている。普通の人なら恐らく耐えられない 現在の状況でも、何とかパニックにならずにいられるのも空手のおかげだ。ともあれ最後は 組手の練習。これもその気になれば一人でもできる。壁を相手に、間合い、無挙動の突き、極め、 残心を意識して練習。リハビリを兼ねて良い汗を流しました。押忍、ありがとうございました。


15.01.16(金) 名大道場金曜練習 今年の練習初め

基本:移動基本追突、三本突、上受・裏拳・逆突、外受・逆突、内受・刻み・逆突
    手刀受・刻み前蹴・貫手、前蹴・回蹴左右交互60、蹴上、蹴込
    昇段審査用移動基本
形:慈恩、抜塞大、燕飛
組手:刻み逆突vs受け・3本目で返す

皆様、新年明けましておめでとうございます。今年も学生と 一緒に頑張っていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

出張のため先週の名大道場の練習初めに参加できなかったので、私にとっては今日が 名大道場での練習初め。あいにく師範の研究室の教授が倒れ師範は病院に向かわれたため、 急遽、私が師範に代って学生を指導。基本でKD君の後足が動くことや、受けのブレを 重点的に直すようにした。余分な力が入るとかえって身体が締まらないのでぶれる。 私もよく師範からご指導を受けたことがある。『上から受けた恩は下に返す』‥それが伝統というもの。 組手練習は主将のF君、KD君ともに年末の練習以来なので、間合いがうまく掴めていない。 私は、「間合いを制するものは勝負を制する」と考えている。間合いに注意して練習するように指導。 漫然と練習するのと、目的意識を持って練習するのとでは雲泥の差になる。 良い汗を流して、本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。


    

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