01年7月トライアスロン・マラソンの現役引退(詳細はトライアスロン引退の顛末)後、精神的に落込んでいた私ですが、新たな生甲斐を 模索した結果、03年11月に17年ぶりに松濤館流の空手を再開することになりました。 まず学生時代に稽古した、名古屋大学の道場の練習に月一回ペースで参加することから始めて、自主練習で突き、 蹴りの基本、型を反復練習。幸い勤務先の会社の体育館が夜の9時過ぎまで開いているので、仕事後の15分の練習を毎日続けた。 (現在もほぼ毎日、15分から1時間の自主練習を継続中) 約半年間の練習により、昔の勘が大分戻ってきたので、04年6月から毎週末金曜日に可能な限り学生との練習に 参加しています。仕事の都合で金曜練習に出れない時は、『エイッ』と気合で仕事を切上げて火曜練習に参加、または、 師範が地元で開かれている少年空手クラブの土曜練習に参加させて頂いたり、 会社の体育館で自主稽古に励んでおります。寄る歳と仕事の忙しさに負けず果たして、いつまで続くことやら・・・ 以下、道場と自主練習での練習日記です。40代半ばのこの歳で二段取得は難しいかもしれないが、夢を諦めず "人格完成"を目指し、師範を見習って"生涯現役"で空手を続けたいと思います。 (師範曰く、"目指すは仙人のような空手。頑張りましょう!!") 以下、1時間以上の練習のみ練習日記として残しました。 空手も未熟者、文才もなく不器用な私ですが、空手という武道の面白さ・奥深さについて、皆様に少しでも興味を持って頂けたら、 この身に余る幸せです。 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 07.12.21(金) 名大空手忘年会 本日は、今年一年を締めくくる忘年会。有望な若手も何人か入部し、また2年目の韓国留学生も段外の部で大活躍。最初は危ぶんでいた 女性二人も頑張って定着。こんな喜ばしいことはない。一緒に名大道場で練習させて頂いて、若手の成長を見るのが楽しみで、 とても張り合いがある。ルーマニア学生も、なんと組手の試合で3位だったらしい。日本語は殆ど話せないが、非常に礼儀正しく、 下手な日本人の学生よりも気配りがきく、誠に外国人らしからぬ好漢だ。リーチが長く切れる回蹴はやはり脅威で、組手の試合でも 凄かったらしい。一次会を3本締めで締めると、学生のアパートで2次会。師範の若かりし頃の型のビデオを皆で鑑賞。何だか20年前 に時間が戻ったようで、妙に懐かしい。師範の、丁寧、かつ切れる型、これは当時の私の現役時代、皆があこがれて手本にしたものだ。 失われた時間は戻らないが、伝統は引き継がれている。今も昔も変わらないものこそが、空手の本質だと思う。思うところが多い、 忘年会であった。皆さん、来年も頑張りましょう。押忍、ありがとうございました。 07.12.13(木) 体育館使用不可で名大金曜練習なしのため、会社体育館にて自主練習
基本:自然体中段突、移動基本追突15本×2往復、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突 今週の金曜日は、名大の体育館が使用不可のため名大金曜練習はなく、今日、勤務後会社の体育館にて自主練習。(金曜日は 塞がっていることが多々あるため) 夜8時過ぎから基本と型を休みなく、1時間みっちり練習した。 先週の練習で、師範からご指導を 受けた『前屈立の後足の膝を伸ばすこと』に注意して移動基本追突を繰返しやってみるが、張ったつもりでも微妙に膝が緩んでおり、 なかなか師範のお手本のような美しく力強い立ち方にならない。 段々と太ももと内股の筋肉が張ってきた。ちょっと鍛え方が足りないか。 回蹴の練習で体力的に追込む。最後の刻み回蹴・逆突は、かなりキツかった。ただ相手がいないので、距離感がつかめないのが残念。 続く型の練習では、最近、久し振りに思い出してやりだした、鉄騎の型を練習した。鉄騎三段も大分できるようになったので、 二段も思い出してできるようにしたい。 鉄騎の型は横方向の移動しかなく、非常に地味と言えば地味であるが、騎馬立が続くため 足腰の鍛錬になり、技の意味まで考えると実は奥深く味わいのある型と思います。押忍、ありがとうございました。 07.12.07(金) 名大金曜練習
基本:自然体中段突、自然体から中段追突、自然体上段突・中段逆突、前蹴、前蹴・追突 いよいよ12月に入り、今年の練習もあとわずか、悔いのないように練習したい。本日、前半は前屈立の立ち方に重点を置いた練習。 特に、腰を落とすこと、後ろ膝をしっかり張ること、腰を切ることを意識した。この練習は、自主トレでも時々やっているが、 真剣にやると本当にきつい。自然体の重心の位置から腰を落として前屈立になるので、上下方向の負荷は移動基本追突より大きい。 前蹴・追突では、振り上げた足を下ろした勢いそのまま前屈立で踏ん張るので、太ももの前と後ろの筋肉の良い鍛錬となる。 これは、気合を入れて、且つ正しい姿勢でやった人ほどこたえるので、私と私の隣で練習した二年目の韓国学生の二人が、ヘトヘトに なったのは極めて妥当なところ。 続く型の練習で、師範から前屈立の後ろ膝をしっかりと張ることとのご指導があり、後ろ膝が 緩んでいた自分に気付き、常に意識すること、最終的には無意識にできるようにならねばと反省。 後半の組手は、平安三段の応用からで、相手に後ろから掴まれた時の護身術である。 今でこそすぐに思い出してできるようになったが、不器用な私にはここまでできるように なるのに、2003年秋の空手復帰から実に4年の歳月が経ってしまった。とは言え、現役時代には分からなかった技の意味をやっと 理解したりすることも多く、現役時代より修行により遥かに柔軟になった部分もあり、まだまだ老け込むには早すぎので頑張りたい。 組手は韓国学生を除いて、男も女も皆、気合不足。これでは試合で気合負けして勝てませんよ。頑張って下さい。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.11.30(金) 名大金曜練習
基本:移動基本、昇級審査用の移動基本×3回 本日私は午後有休を取り、練習後そのまま御嶽山に山登りトレーニングに行くために、車で名大道場に駆けつける。現役学生は、 明後日に昇級審査を控えているので、微力ながらもサポートの一助となるため時間通りに到着。それにしても、他道場から来ている 黒帯の人も驚いていたが、今年の新人は入部したての頃と比べると、見違えるほどうまくなったと思う。早く次の黒帯が誕生するのを 楽しみにしたい。さて、本日は、礼儀作法も含めた、昇級審査本番のための練習。師範もおっしゃっていたが、二年目の学生もそうだが、 全般的に気合の声が小さい。 私の現役時代は、気合負けしないようにと皆が声を張り上げていたものだが、最近の学生は大人しく なってしまったのかもしれない。でも、やっているうちに必ず声が出るようになる、と私は信じている。ところで、 回蹴の練習の 前に、足を横に素早く引上げる練習をしたが、早くやろうと意識するあまり、きちんと足が横に上がっておらず、師範のご指導を 受ける。『正しいフォーム』でやらないと、練習の意味なしと反省する。型の練習では、 私は他道場の黒帯と一緒に観空大を練習。 彼は、他道場で週2日+名大道場でも練習しているので、黒帯なりたてと言っても、さすがにうまい。私の方が逆に色々と教えて もらった。(というか教えて頂きました。ありがとうございました)現役学生の皆さん、明後日の昇級試験、日頃の練習の成果を 遺憾なく発揮して下さい。声を出すことも忘れずにね。押忍、ありがとうございました。 07.11.23(金) 祝日のため名大金曜練習はお休み 本日は、大変残念ながら祝日のため名大金曜練習はお休み。会社の体育館で自主練習をしようにも、昨日今日と、あいにく 体育館が全く塞がっていて練習できなかった。ただ、月曜日に型練習、火曜日にサンドバック打ちができたので、必要最小限の 練習はできていると思う。最近、一年目、二年目の学生の進歩が著しく、大会で活躍しているのを聞き、とても嬉しい。 いよいよ来週の日曜日は昇級審査ですので、頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 07.11.16(金) 名大金曜練習
基本:昇級審査用の移動基本×3回 5週連続で週末に山登りに行った疲れが溜まっていて、今週の月曜日に30分ぐらい型の自主練習をやったら、久し振りに腰を 痛めてしまった。その日は別に何ともなかったのだがそれが油断の元。なんとなく違和感があったので、その日のうちに湿布などの ケアをすればよかったのだが、結局なにもせずじまい。 翌日の火曜日はひどい腰痛に襲われ、腰の周辺の筋肉がカチカチに固まってしまい、背中を反ることが全く できず、とても自主練習どころではない。しばらくイスに座って仕事をした後、立ち上がろうとすると腰が真直ぐ伸ばせず前屈みの 姿勢になってしまうという有様である。 こうなってしまったら、今までの経験上ジタバタしても駄目で、大人しくして湿布して、軽いストレッチのみに とどめて急性症状が収まるのを待つしかない。大概は2、3日もすれば回復に向かう。火水と休養して、木曜日に腰をほぐすため、 5分ぐらい軽くサンドバック打ち・蹴りをやった。 さて本日の練習は途中参加であるが、身体が冷えた状態でストレッチをやってもかえって腰に悪いため、移動基本そのもので身体を ほぐすことにする。3回目の移動基本で汗をかくと少し身体がほぐれてきたが、腰周りがまだ少し固い。『足に疲れが溜まっているな』 と、さすがに師範には異常を見抜かれてしまった。組手練習での刻み回蹴も、普段より足が上がらない。股関節は影響なく開くので、 固くなっているのは股関節ではなく、腰とそして腰周りの背筋・臀部の筋肉である。しかし、組手練習を続けているうちに次第に 身体が軽快に動くようになり、やっとまともに現役の練習相手ができるようになった。 全く、『腰は身体の要(かなめ)』である。 同年代の一般人に比べれば、はるかに身体が動くとは言っても、やはりこの歳になるとある程度のケアは必要と痛感。 現役の皆さんの練習相手になれるように、まだまだ頑張ります。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.11.09(金) 名大金曜練習
基本:自然体中段突、上段中段突、三本突、自然体から踏込んで追突、刻み逆突、逆突刻み 今日は、師範が所用で見えないため、学生だけでの練習。基本も、いつもの移動基本とは違うが、たまには違った練習を やるのもマンネリにならず刺激があって大変よい。しかも、両隣りに黒帯がおり、スピードが落ちるとすぐに分かるので、 片時も手が抜けない。 ところで、練習前の準備運動で気付いたが、久し振りに足の振上げをやった時、前後に比べて横が明らかに 足の上がりが悪い。利き足の右でも大して上がっていないことに愕然とする。蹴上・蹴込が未だにしっくりこないのは、足の柔軟性の 問題ではなく、足を横に上げる筋力が足りないためだという気がしてきた。 その証拠に何かの支えに足を掛けて、足の横上げ ストレッチをすると、もっと足が上がっている。足の筋力が足りないので、首に余分な力が入り、首を傾げる癖が出る悪循環となる という構図のようだ。もう一つ、自主トレをやっている時に気付いたのは、背中を後ろに反る柔軟性がいまだに落ちたままということだ。 これは、持病の腰痛が悪化した時に特にひどいが、最近は腰痛も軽減しているので、背後に反る柔軟性をもっとつけたい。要するに、 これが硬いと腰が後ろに引けた蹴りとなり、蹴りに腰が入らず威力が半減する。蹴込ストレッチができないのも、そのせいだと悟った。 本日は型の練習はなく、後半は組手練習。まず、相手にプレッシャーを掛けることを意識して、ステップの練習。組手試合を バリバリにやっている現役の黒帯と比べると、明らかに動きが鈍い。これはトシのせいというよりも、練習が足りないためと思う。 次の、号令と同時に刻み突きの練習も、コンマ何秒だか遅れている。 これではいかん!、と気合を入れているうちに、段々とエンジンが かかり始め、同時に間合いを詰めて逆突を打合う練習では、少なくとも相打ちに持ち込めるようになった。途中から駆けつけた監督から、 『よく身体が動く』と誉められたが、これは多分に社交辞令がこもっているので割り引くとしても、確かにまだまだ身体は動く。 白帯君が黒帯になるまでは、この老体でも練習相手になってやれるようだ。皆さん、早く黒帯を取れるように頑張って下さい。 押忍、ありがとうございました。 07.11.02(金) 名大金曜練習
基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、刻み逆突・前蹴、刻み回蹴・逆突 今日は午後、私用があって有休。年末のキンリンジャロ登山のトレーニングのため、名大練習終了後、そのまま御嶽山登山に 出掛けるので、車で名大道場に駆け付ける。 空手をやる人、多々あれども、夜8時まで目一杯練習した後、風呂も入らずに高速道路を 飛ばして山登りに行く人間は私ぐらいなものだろう。暦年齢45才(精神・体力年齢はもっと若い?)の身体には決して楽な訳ないが、 空手と両立させるには、このくらいのことは当然だと思っている。 さて、本日の練習の前半で、蹴込ストレッチが相変わらず進歩なく、脂汗タラタラ。開脚前屈、M字正座がかなり柔らかく なっているのに何故? 股関節が開く角度が違うのだろうか。ならば、同じ角度でストレッチをしなければならないが、なかなか 適当な高さの足を乗せる台がないので、何か一工夫したい。後半の組手は、刻み逆突の基本練習。できるだけ前足を踏込んで逆突を打つ のが練習の主眼。 その場での刻み逆突ではできるが、いざ相手と向かい合って実戦形式でやると、歩幅が縮んでいるとのご指導を 師範から頂いた。どうも後足の寄せ足を意識しすぎて、前足の踏込みが全然なっていないようである。 前足を踏込んでこそ、身長の高い相手にやっと届くのに、踏込みが足りなければ届かず有効打どころか威嚇にもならない。 後足の寄せ足も、前足を踏込んでこそ、相手へのプレッシャーになるのに、前足の踏込みが足りなければ、後足を寄せても相手に 届かない。これまで、組手で私に足りなかったものの一つがようやく分かったような気がします。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.10.26(金) 名大金曜練習
型:平安二段 今週も、月曜日が茨城県出張、木曜日が京都出張と忙しく、自主練習ができたのは火曜日の30分のみで欲求不満が溜まる。ただ、 火曜日の自主練習の最後にサンドバック練習ができたのはよかった。この歳では何もしないと筋力は確実に落ちる、といって若い頃の ようにウェートトレをガンガンにやる気もしない。(筋肉が固くなるため) その点からして、サンドバック打ちは柔軟な筋力、かつ 当てる瞬間の締めの筋力を鍛えるのに大変よい。脇が開いて押し込む突きや蹴りになりがちなので、後で必ず空打ちをしてフォームを 修正することさえ注意すれば、下手な筋トレより遥かに効果があると思われる。 今日は、来週火曜日の会議のための準備があり、 1時間ほど遅れて後半からの名大練習参加。移動基本には参加できなかったが、これは火曜日の自主トレでやっているので、 後半に間に合っただけでも嬉しい。準備運動をしているうちに平安初段が終わり、次の平安二段から反復練習する。技を正確に、 そして腰を落とすことを意識して練習した。そして、私にとって3週間ぶりとなる待望の組手練習だ。やはり、対人練習をやらない ことには組手の進歩はない。新人たちも確実にうまくなっているのを見ると、大変嬉しくなると同時に、私も頑張らねばと思う。 さて、最後の刻み逆突・刻み回蹴で、例の長身のルーマニア学生の回蹴には恐れ入った。綺麗な軌道で、ぐいっと伸びてくる。 そこそこのキレもあるので、気を抜くと蹴りをもらってしまいそうだ。 同じく長身の韓国留学生もそうだが、蹴りのリーチが長く、 しかも威力があると蹴り終った時の一瞬のスキに、距離が離れてしまっているため飛び込んでカウンターが打てない。ここが、蹴った後、 スキだらけの初心者たちと全く違うところ。(まあ、これが1年以上練習していれば当前のレベルかもしれないが)それにしても、 半年ぐらい前までは、刻み逆突の後の刻み回蹴が全然できなかったのが嘘のように足が上がる。サンドバック相手に刻み回蹴の練習を 時々やっている成果が出ているようだ。 要するに、以前は、刻み逆突の後の回蹴だからできないと思っていたのだが、それは全くの 間違いで、刻み回蹴そのものができていないから、できないのだということを悟った。 本当に、空手の修行は、やればやるほど面白さが分かってくるような気がします。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.10.19(金) 名大金曜練習
移動基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、刻み・逆突・前蹴、前足回蹴・逆突、蹴上、蹴込 先週の土日の富士登山で走って下山したら、両足の太ももがパンパンに張ってしまって、結局自主練習はできず。しかも、水木で 仙台・三島の宿泊出張が入り、疲れはピーク。 昨日は風邪気味だったが、そこは修行の成果と年の功、金曜日の空手練習に合せて、翌日の昼頃にはケロリと直してしまう。 会社の研修所にて、私の専門のセラミックに関する教育の講師を務めた後、お役目御免と、 一路名大道場へ急ぐ。早速、移動基本の練習から始まる。さすがに10月も中旬を過ぎると秋の声が聞こえ始め、暑い時にはヘロヘロと なっていた刻み・逆突・前蹴の練習も、それほど応えない。続く前足回蹴(刻み回蹴)だが、9月末の練習で相手の肘に左足の親指が 当たって痛めてから、なかなか完治しない。長身の初心者君の上段に届くのだが、再び痛めることを恐れてキレがイマイチ。 上段回蹴のキレがでてきたため痛めたと言えば聞こえがいいが、所詮は鍛錬不足で、回復も若い頃に比べて確実に遅くなっている。 もう若くないと言っても、身体を甘やかしては、生涯空手など到底不可能で老化一直線の道を歩むしかない。逆に無理して怪我・故障 したりするのもマイナス。この加減が非常に難しい。気力を維持しつつ、身体と相談しながらやるしかない。 後半は、黒帯だけで 型の練習。師範直々のご指導により、まず二十四歩の練習。これまでに何回か練習しているが、今日初めて教えていただくこともあり、 やはり型の意味は奥深く面白い。次の十手も型としては非常に短く、演武してもあまり面白みがなく見えるが、その技の意味を理解 するととても面白い。特に棒に対する受けが特徴。観空小にも一部あるが、型のハイライトになっているのは十手のみと思われる。 最後に、先週に引き続き、五十四歩大の練習。忘れるといけないので、順番だけは出張先のホテルで練習したりして、なんとか 覚えていた。比較のため一度だけ五十四歩小も練習したが、やってみた実感として、確かに"小"のほうが松濤館流の基本そのもの であり、明らかに"大"のほうが難しい。技の意味も一通り教えて頂いたので、今後も忘れないように練習したい。あとは、もう一つ、 雲手をなんとかものにしたいと思います。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.10.12(金) 名大金曜練習
移動基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴・追突、前足回蹴・逆突、蹴上、蹴込 昨日の木曜日から来週の月曜日まで、会社の三日連続有休制度を活用して休暇を取った。1年のうち一回必ず取ることになっており、 今年はそのうち土日は富士登山、残りの3日は家族孝行と空手練習に当てることにした。昨日は結婚15周年記念日に当たるので、 嫁さんと名古屋駅にあるマリオットアソシアホテルでランチを食べに行き、嫁さんの日頃の苦労をねぎらう。 思えば、私がこの年になっても 空手の練習を続けたり、山登りに出掛けたりできるのも、家族の支えがあるからだと思う。感謝、感謝である。 さて、有休2日目の今日は、普段できない雑事を色々と済ませた後、夕方から名大道場に。 段々と涼しくなってきて、ようやく集中してまともに移動基本の練習ができるようになってきた感じがする。手刀受までは、 ゆっくり正確に2往復、スピードを入れて2往復のパターンの繰返し。次の前蹴、回蹴は、即、組手に応用できる合せ技の練習。 前蹴では、蹴りの後、相手の前手を押えながら上段追突。続く回蹴は、前足回蹴で相手のガードが上がったところに中段逆突。 これは使えると、調子に乗って飛ばしたら、回蹴・逆突の後半はヘロヘロになってしまった。 自主トレでサンドバック相手に時々やっている練習なのに、どうも調子が悪い。年末に行くキリマンジャロ登山のため、 昨日打った黄熱病の予防接種の副作用が出ているかもしれない。 続く型は、全員で平安初段の練習の後、他道場の黒帯、高校から空手をやっている女性の3人で、二十四歩、五十四歩大を練習。 二十四歩は時々自主トレで練習しているのでまだいいが、五十四歩大はすっかり忘れてしまっていた。難しい技が多く、演武時間も 観空大と同じぐらい長い型なので、繰返し練習して、ようやく順番を思い出したところで本日の練習終了。難しい型の練習も、 大変よい修行になります。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.10.05(金) 名大金曜練習
昇級試験用の練習:移動基本、平安初段、二段、基本一本組手 今日は、私が挑戦している気象予報士試験の合格発表の日。期待と不安が入り混じった思いでインターネットでの発表を見ると、 見事に合格していた。気象が本業の受験者が多く合格率4.3%の狭き門に、45才の一介のサラリーマンが2回目の挑戦で合格するのは、 ちょっとした快挙だと自分を誉めてやってもいいのでは。 『文武両道』を子供に言うには、まず親自身ができていないといけない。たとえ過去にそうであったとしても、子供は今現在の親の姿しか見ていない。今、自分がどう生きているという姿勢が大事で、『オレはこう生きている』という背中を見せることが、父親の義務だと思うようになっている。と言っても、今のところはウチの坊主は全く勉強する気配はないが、 少しだけでも、目指すべき親の姿に近づけたかな・・・。 出張先の関ヶ原での仕事を早めに切上げ、週末の高速道路が渋滞する前に名大道場に駆けつける。今日から白帯の昇級試験が 始まるので、まず昇級試験用の練習から。本番の昇級試験は、期待の韓国留学生も見事に昇級し、皆で拍手喝采。おめでとう ございます。続いていつもの通りの移動基本。ようやく涼しくなってきたはといえ、久し振りに前蹴りを左右各50回づつやると汗が滴る。 最後までついていけたのは、猛暑の時も、サンドバック蹴りで曲がりなりにも蹴りの体力を維持したお陰か。型の練習は、これまた 久し振りに平安三段までやったので、組手練習も平安三段の解説を兼ねて応用から。倒して極めの師範の模範は、キツネに化かされた ようで、師範の腕は大して力を入れていないのに私の身体は一瞬宙に浮き、倒されて顔面の急所に確実に極められていた。力業で相手を 倒している凡人とは、全く違う何かがあるようだ。倒された時の余裕度が全然違う。 倒れた時に無意識に首を起こせる私が、技のキレに思わずヒヤリとするぐらいなので、白帯がやられたら後頭部 を打つ恐れがあり、大変危ない。研ぎ澄まされた技の真髄を見た気がした。 色々と充実した組手練習でした。初心者の方の方も早く試合ができるように頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.09.28(金) 名大金曜練習
移動基本:追突、三本突、上受逆突、外受逆突、内受逆突、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今週は水曜日に大きな会議があり、仕事に区切りがついたので、夕方5時前に仕事を切上げて名大道場に向かう。家庭のゴタゴタも あり、先週に引き続き体調があまり良くないのだが、汗を流したほうがスッキリすると思い、練習に参加した。今日も黒帯は私を 含めて4人で、初心者のための練習がメインと言っても練習のレベルはそれなりに高い。まずは移動基本から。先週の練習で師範から ご指導を受けた、『三本突で首が左右に動く』ことの原因が、昨日の自主練習で分かった。まず自然体で三本突をやっても、大して 首は動かない。次に騎馬立でやってみたが、これもOK。 最後に前屈立のままで移動せず、その場で三本突をやると首が動く。 違いは何か考えたら、前屈立での三本突では最後の突きの時に、腰を基点とした上体の軸が左右にぶれており、その結果として首が 左右に動くように見えるということが分かった。 と言ってもすぐには直らない。上体がぶれないことを意識して練習するしかない。 受けの練習で久し振りに逆突を入れると、かなりきつく、流れるような汗が身体を滴り落ちる。回蹴まで一通り終わった後、初心者の 昇級試験のための移動基本を2回練習して前半終了。 後半は型の練習から。これも初心者の昇級試験のための平安初段、二段の練習を徹底的にやる。平安二段の最後は、少々 荒っぽくなってもいいから力一杯やれ、という師範のお言葉で、力はともかくトップスピードで打ったら、さすがに息が上がる。 その後の小休止中に、黒帯だけで燕飛の練習。先週の練習で、壮鎮がうまくできなかったので、昨日、一通り型を自主練習しておいて 良かった。最後の方の下段払から虎口構のところがしっくりこなかったが、他はなんとかできた。続く組手練習は、初心者の昇級試験の ための基本一本組手。心得についての師範のお話は、初心者でなくとも大変勉強になる。『基本一本と言えども、組手は真剣勝負』、 特に黒帯相手では受けの失敗は許されず、緊張感は自由組手と同じ。相手を変えて一回りしたところで、最後は自由組手の練習。 相手として黒帯3人と空手経験者の女性、長身のルーマニア学生、初心者といえども私より10cm近く長身の学生がいるので、 バラエティーに富んでいてとても良い練習。先週の練習で少し組手の間合い、動きを思い出したのか、先週よりは身体が動く。 前足の左回蹴が私より長身の初心者君の顔面にヒットしてしまった のは、年寄りの蹴りぐらい受けてくれるものと思っていた私の方ががびっくりしてしまったが、最近、不得手の前足での回蹴を、会社の 少林寺拳法道場にあるサンドバック相手にひそかに練習している成果が出たものと思われる。 以前は露骨に後足を継いでも、相手の中段 にしか届かなかったのがまるで嘘のようだ。ただ、次第に蹴った位置が下がってきたのは、明らかに修行が足りない。汗だくの練習が 終わった後の、体育館の外の夜風の涼しくて爽やかなこと!! 初心者の皆さん、昇級試験、頑張って下さい。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.09.21(金) 名大金曜練習
型:平安初段 今週は、仕事も家庭もゴタゴタしていて、若い頃は大したことがない筈のストレスが心身に応える。これではいかんと、気合を 入れて練習に参加。今日は、途中参加のコーチも含めて、久し振りに黒帯4人(一応、私も?)がそろって、練習が引き締る。 まず、初心者のために平安初段の繰返し練習。9月といえども、まだ暑く、汗が体育館の床を滴る。次の前屈立の練習では、 腰を落として真剣にやったら、太ももはパンパン、全身汗ビッショリになった。 続く基本練習の三本突で、師範から首が左右に 動くとのご指導を頂く。他道場から練習に来ている黒帯と一緒に鏡の前で、比較すると一目瞭然、一本ごとに首が少し動き、最後の 三本目ではっきりと動くのが分かった。 師範のご指摘通り、蹴上と同様に余分な力を入れた時に顕著になるようである。鏡の前で、 できるだけ力を抜いてやってみたが直らない。首が動くのは、目線が動くことであり、腰が上下するのと同じく良くないことなので、 何とかして直したい。 後半は、再び型の練習から。黒帯だけでやった壮鎮では、最初の気合のところの流し受・裏拳打のところがしっくり来ず、 極まらない。平安五段までと、慈恩、抜塞大、観空大、燕飛は最近も時々練習しているが、壮鎮はここ1ヶ月ぐらい練習していない。 やはり、やらなきゃ忘れることが身に染みる。続く組手練習では、白帯より黒帯のほうが多いので、私にとってまたとない貴重な練習。 ほぼ2ヶ月半ぶりに黒帯と自由組手の練習をしたので、相手の突きのタイミングと受けが合わず、コーチから上段突きをもらう。 師範からのご指導通り、後ろ足の送りも突きを相手に届かせるには足りない。要するに当然すぎることだが、白帯と黒帯ではレペルが 全然違い、自分の組手の実力を思い知る。 しかし、何度か受け損ねているうちに、段々と身体が動きを思い出して、相手の突きに 対してうまく反応し出した。最後にコーチとの練習で、刻み突きに殆ど無意識に身体が動き、反撃の逆突を極める。最近の試合練習での ポイントは全てこのパターンなので、とりあえず勘が戻って嬉しい。が、試合では攻めのほうが重要なので、攻め技も磨きたい。 体調不良を補うべく気合を入れたので、練習が終わった時はヘロヘロでした。老体?にムチ打ち頑張っているので、初心者の皆さんも 頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.09.14(金) 名大金曜練習
基本:移動基本前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 出張先の三重県での仕事が少し長引いたため、週末の高速道路を飛ばして名大道場に向かう。折角、新入部員や留学生が 暑さに負けずに練習に出てきているので、練習台になって少しでもお役に立ちたいという思いがある。来て見ると、新入部員3人に 留学生一人に対して、主将一人が練習相手だったので、やはり急いで来てよかったと思う。練習は、移動基本の途中から参加。 移動基本は、名大道場が夏休み中も勘が鈍らぬように、それなりに練習していたので、まだいいが、暑さに負けて型の通し練習を やっていないので、主将と二人だけで練習した慈恩がキツかった。先週の型の練習で力んでしまったので、余分な力を抜いて、 技の極めだけを意識するようにしたが、型を打ち終わって息が上がってしまっている自分に気付いた。 練習は裏切らないが、 それ以上のものも与えてはくれない。日頃練習していることが、そのまま出るのだと言うことだ。 後半は、初心者が早く組手試合ができるようにするための自由一本組手の練習。自由構えで実戦に近いので、間合いを確かめるのに 丁度いい練習。初心者は、受けたとき前足も過剰に引いてしまうためか、返しの逆突の間合いが遠い。しかし、それでも届いてしまう のが、先週のルーマニア学生。リーチの長さは、やはりそれだけで武器だ。自由一本に慣れていない人が多いので、少しづつ 間合いやタイミングを掴んでほしいと思います。私も簡単に負けないように頑張ります。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.09.07(金) 名大金曜練習再開
型:平安初段、二段 今日から名大金曜練習が再開。9月に入ったというのに一向に涼しくならず、最高気温34℃近い猛残暑の中、練習開始。 現役は明後日、型と組手の試合があるため、まず平安初段と二段の型の練習から。私の他は、初心者の女性と長身のルーマニア学生の 二人だけで少々寂しいが、暑さにもかかわらず練習に出てきた二人のための練習相手になればと、私も気合を入れる。ただ、 気合が入りすぎて力んでしまったのと、技の極めで吹くように息を吐いたため、やりすぎだと師範のご指導を受ける。 後半は、コーチも参加して組手の練習。私にとっては、1ヶ月ぶりの貴重な対人練習。 やはり、これだけ間隔が空くと、間合いの距離感、攻守のタイミングなどの感覚が微妙にずれてしまっている。 それは、後半、師範が所用で帰られた後、ルーマニア学生の練習台として、試合形式で練習をした時に如実に現れた。いくら相手が身長180cm以上ある長身でリーチがあるとはいえ、所詮、初心者。 練習台なので、相手に攻めの練習をしてもらうのが役目と言っても、相手のリーチを恐れてカウンタ戦法onlyとなり、リーチで負けて 3−3の引分けは情けない。 とはいえ、リーチが長いのは大きな武器だと、つくづく感じる。対抗するには、師範が見本を見せて頂いた ように、鋭い踏込みで相手のリーチをかいくぐる神業しかない。師範の技を見せて頂くと、まるで身長差など関係なくなるような 錯覚に陥る。空手の道は、本当に奥深い。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 8/17〜8/31の期間は、名大金曜練習はお休みです。9/7から再開ですので、宜しくお願い致します。 07.08.10(金) 名大金曜練習
基本:上受、外受、内受、手刀受、屈んだ相手の背中越しに前蹴、構えた手に回蹴、更に逆突 私の会社は明日から盆休みに入るが、名大練習も今日までで、次は9月から再開される。従って、三重県の出張先から道路の 渋滞に悩まされながらも、車を飛ばしに飛ばして、なんとか練習が始まったばかりのところに間に合わせた。師範が、金曜練習しか 参加できない私のために、金曜練習のみ本日までお忙しい時間を割いてご指導頂けるので、ウチの嫁さんにも言われたが、 何としてでも都合をつけて参加させて頂くしかない。 出張先でのゴタゴタも、気合で時間内にキチンと終わらせ(←これって、 自分が言うのもなんですが、場を取り仕切ったということで、実は凄いと思います。空手で修行させて頂いている成果です)、 盆前の致命的な高速道路の渋滞時間に入るギリギリの間際で、名大道場に辿り着くことができた。 本日の名古屋の最高気温は37.2℃で、体温より高い猛暑の余韻が立ち込めている体育館で基本練習開始。 少し動くだけで滝のように 汗が流れ、床に滴り落ちる。師範より、受け技は攻めに応用できると実演入りのご指導を受ける。外受は相手のコメカミへの鉄槌、 内受は首筋への背刀、初めて知る秘伝(?)に思わず納得。そう言えば、上受も相手の腕を攻撃する技ということを、以前ご指導 頂いたような記憶が・・。先週の蹴って止める練習の記憶があったためか、スナップ蹴りの練習のはずなのに前蹴を一瞬止めてしまい、 師範からご指導頂く。練習の意味をよく理解せねばと反省する。師範が所用が帰られた後、後半は、私は初心者の女性に型の指導、 他のメンバーは自由組手の練習。 私も自由組手の練習に参加したいという思いはあるが、組手が下手な私よりもコーチ、主将に任せた ほうがベターという判断と、初心者と練習するのは逆に自分の基本を見直す良い機会となると思ったからである。 修行中の私の 技量ではどこまで伝わったか心許ないが、空手上達の一助となれば幸いである。先週、師範は、女性の大人しい性格を少し心配して おられたが、空手道場の門を叩いただけのことはあり、意外と根性はありそうだ。頑張って下さい。現役の皆さん、猛暑の中、 ハードな練習大変お疲れ様でした。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.08.03(金) 名大金曜練習
基本:前屈立の練習、自然体中段突、追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受 先々週の槍ヶ岳登山に引き続き、先週も名大金曜練習の翌日、富士山に徹夜のご来光登山に行ったため、さすがに疲労が溜まって、 今日は有休を取って休養。昼寝で徹夜登山による睡眠不足を解消して、名大練習に参加。夏休みに入ったのと、合宿前日のためか、 メンバーは私、フランス人黒人女性、新人女性、後半から参加したコーチの4人だけ。台風による蒸し暑さを吹っ飛ばすべく、 気合を入れて練習。フランス人女性が、師範のご指導でイマイチ日本語が理解できていないため、私が片言の英語で解説。お役に立てた かどうか分からないが、日仏親善のために空手が橋渡しになれば幸いである。前半の練習でキツかったのが、蹴りを止める練習。 前蹴はまだよかったが、蹴上、蹴込を左右各30本づつやった後の回蹴で、蹴って止める練習は効いた。 師範曰く、『技を作るための 練習だから、キツくて当然』 手を抜こうと思えば物凄く楽できて、真剣にやればやるほどキツいのが空手の練習。 身体が少し柔軟になって上段に楽に届くようになった回蹴だが、蹴った位置で止めるのはまた別のつらさがある。そもそも、 以前だったら身体が固くてとても届かない位置で蹴り足を止めているのだから、キツくて当然か。 後半は、型の練習から。コーチと分担して、私はフランス女性と平安二段の練習。運動神経がいいので、ちょっと前に比べると 大分それらしくなってきたのだが、微妙なところが少し違う。師範も感じておられたが、この微妙なところを片言の英語では 伝えるのが難しい。先週の練習での監督の技量には足元も及ばないが、せめて一緒に型の練習をして少しでも上達してもらえればと 思うのみである。続いて、初心者のための基本一本組手の練習。初心者と練習するのも、技、動作の意味を再確認する貴重な練習。 教えるにも何故できないかを考える必要があり、なかなか難しい。しかし、これも空手の面白さ。知ってしまった以上、できるだけ 多くの人に伝えたい。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.07.27(金) 名大金曜練習
基本:前屈立の練習、移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 夕方5時過ぎると、有無を言わさず仕事を切上げて名大道場へ。また二週間後に大きな会議を控えているが、 やるべきことは人並み以上にやってしまったので、上司も文句が言えない。 例年より一週間遅れて、ようやく梅雨明けして、無茶苦茶暑い。体育館の中は風通しが悪く、まるでサウナのよう。 4日前まで山登りで、平均気温15℃の標高3000mの北アルプスの別天地にいたため、 身体が30℃を超える暑さについていけない。しかし、合宿が近いため、暑かろうが何だろうが、練習は普段と変わりが ない。最初の前屈立の練習で、師範から、腰の切れが甘く、身体が前のめりになっているとのご指導を頂いた。どうも山登りの影響が 抜けていなかったようである。つまり、20kg以上のザックを担いで歩くので、どうしても上体が前傾する。登山によるフトモモの 筋肉痛のため全く自主練習ができず、少し前日の木曜日にやったが、腰の切れがなく修正しきれなかったということである。この後、 移動基本、型と、休みなく練習が続くが、気合と根性で耐える。 後半は、久しぶりに監督が駆けつけてきて、監督のご指導のもと、基本練習。これがまた、私の現役時代方式で、なかなか自然体に 直らず、延々と前屈立が続く。この暑さでは、頑張って腰を落とせば落とすほどつらく、殆ど拷問に近いが、これもまた修行。 しかし、監督のご指導方法は、師範とはまた別の観点から非常に勉強になる。まず、『こうやってはダメだ』という悪例と、 『こうやるんだ!!』という模範例が、非常に分かりやすい。これならば、日本語があまり通じない留学生にも、言葉はいらない。 もちろん、技術の裏づけがあってのことで、私には到底マネができない。最後の回蹴では、もう気力のみ。帰宅直後の体重は 丁度56kgで、先週より3kgも減っているので、相当消耗していたと思われる。このような疲れがたまった状態では特に、 私の首を傾げる癖がひどくなるらしい。横で見ていた師範からご指導を受ける。充実した本日の練習終了。現役の皆さんも、 よく頑張ったと思います。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 監督のお言葉 07.07.20(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 師範は所用のためご不在で、現役学生・留学生達と基本練習にて汗を流す。先週の練習で回蹴を打ち合った、フランス人留学生が
短期留学の期間を終えて本国に帰国するため、19時まで練習して、近くの居酒屋で送別会。短い時間であったが、空手を通じて
色々と理解し合えるものがあったと思う。フランスに帰っても、何らかのかたちで空手を続けることができればと願っています。
押忍、ありがとうございました。 07.07.13(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴の抱え込み練習、回蹴打合い、蹴上、蹴込 今日の午後にあった大きな会議の準備のため、今週はあまり自主トレができなかった。会議での私の報告が無事終了し、 やるべきことを全て完了してお役目御免となったので、17時前に仕事を切上げ名大道場へ。台風の接近に伴い、南から湿った 空気が流れ込んで、雨が断続的に降り蒸し暑い中、練習開始。実は先週の組手練習で、前蹴の右足の親指と甲先端が相手の肘に当たり、 翌日の休日出勤の時に当たった箇所がポンポンに腫れ上がってしまった。それもあって、自主トレができなかったのだが、ようやく 腫れが引いてシップが取れた。今日の回蹴打合いの相手は、留学生で一番背の高いフランス学生。 私の顔が相手の肩の位置にある。 従って、不得手の左回蹴はどう頑張っても相手の肩に当たる。対して、得意の右回蹴は修行の成果か、曲りなりにも上段に届くので、 フランス学生からお褒め?のジェスチャー。3年前には、同じ身長の相手でも右回蹴が相手の肩の位置までしか上がらなかったのが、 まるで嘘のようだ。右足を手本にして、左足も同じように使えるように更に修行したい。 後半の組手練習は、明後日に試合を控えた現役学生のための、試合形式で攻め手を受けてを交互に交代する練習。試合が控えている ためか、段々とエスカレート。攻め技は単発物のはずが、連続技を出したり、極めつけは受け手のはずなのに攻め手が技を出す前に 攻撃。私が、攻めに入ろうとしたところを、2年目の白帯が先に右上段回蹴。 受け手側が先に攻撃してはいけないという前提の 練習であったため、全く無警戒であったので、刻み突きを打つ体勢であった私は、受けが間に合わず首をひねって衝撃を逃がしたが、 モロに上段回蹴を受けてしまった。しかし、これは無警戒だった私が未熟。相手への観察が足りない。相手が何を考えているか、何を 狙っているかは、相手を良く見れば白帯レペルなら分かるはず。この場合は、もらってしまった私が悪い。 ともあれ、この練習は攻めのタイミング、相手との間合いを計る良い練習となった。現役の皆さん、明後日の試合、頑張って下さい。 押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.07.06(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴の抱え込み練習、回蹴打合い、蹴上、蹴込 土曜休日出勤のため、今日は午後から歯医者へ行くため有休。というか、歯医者へ行く日の方を名大金曜練習に合わせた。 サラリーマンの権利である有休は、有効に使うに限る。先週の新人女性は師範がご指導、残りのメンバーはホープの韓国留学生の 号令のもと、移動基本の練習。蒸し暑さを吹っ飛ばすべく、最初から気合を入れて練習。突き、受け、蹴りは一本一本、しっかり 息を吐いて極めることを意識した。さすがに回蹴打合いでは、回転が上がらずバテ気味。対する相手は先週と同じルーマニア留学生。 先週よりは少し重い回蹴を打ってくる。次の型練習は、私が号令をかけながら、平安初段、二段、三段を各3回づつ練習。 移動基本で頑張った人は、乳酸が溜まっているので、私も含めて当然きつい。従って、誰が移動基本で頑張って練習したかが一目瞭然。 最後の平安三段は慣れていない人が多いので、3回練習した後、他道場から出稽古に来ているK君と分担して、不慣れな人を指導。 私は、日本語が全くダメな、フランス黒人女性とルーマニア留学生を、怪しげな片言英語を操り手取り足取り教える。 後半は、空手の試合のルールを覚えるための組手練習。最近の全空連ルールは、私も正確には理解していない部分が沢山あり、 大変勉強になった。 練習の中で、前足(左足)の上段回蹴が、以前は精々相手の胸の辺りまでで、とても上段に届いていなかったが、 曲がりなりにも長身の韓国留学生の上段に届くようになった。ただ、足の抱え込みと膝の使い方がまずいためキレがなく、下から 蹴り上げるような威力のない軌道になってしまっている。まだ、これでは使い物にならず、更なる修行が必要だ。 最後は、攻め技が 自由となり、実戦形式の練習。攻め手が一方的に攻める以外は試合と変らず、私にとっては中級者以上との練習でのよい組手練習 となった。 帰宅後に計った体重57.2kg(前日から2kg以上減)が、今日の練習の充実を物語る。 皆様、暑さに負けず頑張りましょう。押忍、ありがとうございました。 07.06.29(金) 名大金曜練習
基本:移動基本上受、外受、内受、手刀受、前蹴の抱え込み練習、回蹴打合い いよいよ本格的な梅雨の蒸し暑さの中、練習に参加。屈んだ相手の背中越しに蹴る前蹴の抱え込み練習の頃には、汗で道着が ぐっしょり。次の回蹴の打合いは、ルーマニア留学生と。見惚れるような綺麗な軌道で蹴りが上段に飛んで来るが、如何せん、キレが イマイチ。 得意側の右足での打合いでは、私の方が切返しが速く、相手を押し込む。会社の体育館で時々、 サンドバック相手に突き・蹴りの練習をやっている成果が出ているようである。 それに対して不得手の左足での打合いは、膝の戻しが遅れているので 互角の打合いとなり、まだまだ修行が足りない。(もっとも、相手は初心者なので、左右とも力は加減している) 基本の練習が終わったところで、本日、入部した女子部員の指導を代って引受けた。突きの練習までは終わっていたので、 上受から内受まで手の動きだけ教えた。それにしても、初心者を教えるのは本当に難しい。人によって進歩に 個体差があり、日本語が全くダメなフランス黒人女性は、細かいこと抜きで鏡の前で練習すると手の動きだけは、すぐに曲がりなり にもできるようになったが、かえって日本人女性の方が生真面目に考えてしまうのか、教えるのが難しい。自分の未熟を痛感する。 三本組手の途中で、新入部員の指導を交代し、練習に戻る。ここで前半終了し、所用で師範が帰られた後、組手の基本練習。 私にとって2週間ぶりの貴重な対人練習。いい汗をかくことができました。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.06.21(木) 金曜日が仙台出張のため、会社体育館にて自主練習
基本:自然体中段突、移動基本追突15本×2往復、三本突、逆突、上受、上受・逆突、外受、外受・逆突、 急遽、金曜日が仙台出張になったため、勤務後に会社の体育館にて自主練習。夜8時過ぎてからの一人練習はつらい。 まず、追突の練習を徹底的にやる。先週教えて頂いた内受の軌道もしっくりこないので、繰返し練習。蹴りは、抱え込みを 意識して、折畳みイスを使った。前蹴は最近の金曜練習でやっているのでまだいいが、回蹴の抱え込みがとてもハード。得意の 右回蹴は苦にならないが、左回蹴は抱え込む筋力が弱いのと、膝の使い方が下手でスナップが利いていないので、全然ダメだ。 左回蹴で膝を正中線より内側に回し込んでしまっているのも、この抱え込みと膝の使い方ができていないためだ。以前はツライ だけだと思っていたこの練習法も、正しい蹴りの軌道を習得するのに良い方法だと思うようになってきた。 最後の型は、順番と基本動作を忘れない程度に練習した。 ところで、型の練習のお陰で、最近、危機一髪で事故回避ができたという出来事がある。 社有車での出張で、右斜め前を走る軽自動車が、突然こちらの車線へ進路変更をしてきた。 普通なら驚いて急ブレーキ・急ハンドルで、 かわそうとして事故になりかねないところだが、ここで修行の成果が出た。落着いて、目線を左に飛ばし、避けるべき左側の安全な スペースを見極め、相手が寄ってくるスピードに合わせて、悠々と左に避けることができた。 助手席に座っていた上司は、目を パチクリさせていた。自分の移動する方向に、あらかじめ目線を向けるという、型の基本が意外なところで役に立った。 『あらゆるものを空手化せよ』と言った、船越義珍先生の境地には、凡々人たる私の到底及ぶところではないが、空手が 日常生活に役に立つことを身を持って体感した。凡人なりに修行に努めたいと思います。押忍、ありがとうございました。 07.06.15(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込、同じ足で蹴上・蹴込 今週は、昔、治療した歯が炎症を起こして、夜熟睡できない日が続いたため、さすがの私も少し消耗気味。抗生剤をもらうため、 午後有休で歯医者へ行った後、練習に参加。例年より遅く、ようやく梅雨入りしたが今日は雨はなく、ラニーニャの影響で今年は それほど、じめじめしないようだ。やはり労働者の権利、有休は金曜日に取るに限る。いつもはアップもそこそこに練習に参加するが、 今日は十分にストレッチした後、移動基本の練習から。軸足を押えてもらってかがんだ相手の背中越しに蹴る、前蹴の練習で汗 ぴっしょりになって、次の回蹴の打合い練習では息が上がるまで真剣にやった。相手の黒帯も、ゼーゼー言っていたので、それなりに きつい練習だったようだ。最後の蹴上・蹴込の連蹴りで乳酸が溜まった状態で、続く型の練習は大変きつい。意識して腰は落として いるが、スピードも落ちてしまっている。これではいかん!と、平安二段の三本目は気合を入れた。 前半終了の後の休憩の時に、他道場から来ている黒帯と一緒に二十四歩の型の練習。久し振りにやるので、所々忘れてしまっている。 この型は緩急が難しいのだが、それ以前の問題で、せっかく師範から教えて頂いた型は忘れないようにしないといけないと反省。 後半は、私は初めてだが、三本組手の練習。ゆっくりやると基本一本と変わりないが、二、三のテンポを上げると限りなく自由組手に 近い練習。応用の上段・中段自由の三本組手は、正に実戦の感覚で良い練習になる。 いかに相手の突きの狙いを見切り、逆に自分の突きの狙いをギリギリまで悟られぬようにする、 簡単なようでとても難しい。相手が未熟なら、スピードが遅い、目線が露骨、などの 理由で突きを見切れるが、フェイントが入るとだまし合いになる。私は、これに弱い。とういうか、まだ身体の反応が遅く修行が 足りない。 師範から、『守破離(しゅはり)』という諺を教えて頂いた。『守』は、まず最初に基本を忠実に学ぶ。次に『破』で、基本をもとに 発展させる、応用する。最後に『離』で、独自の境地を開く。ということである。調べてみると武道だけでなく、各方面での諺に なっており、 もともと茶道の千利休が『規矩作法 守り尽くして 破るとも 離るるとても 本を忘るな』と詠んだ一首から 生まれた諺のようである。道を究めるのは一生涯であり、基本は忘れるべからず、ということを言っていると思う。 人生全般に通じる含蓄のある言葉であり、私などまだ『守』の段階である。 本日の締めで、現役時代以来となる、道場訓の大役を勤めさせて頂きました。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.06.08(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、刻み逆突前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 もうすぐ入梅を思わせる蒸暑さの中で、練習開始。準備運動が少し足りなかったが、すぐに汗が噴出す。前蹴の練習は、前に 刻み逆突を入れて蹴りなので、真剣にやると30本で十分にきつい。師範曰く、『乳酸が溜まると動けなくなるので、運動強度を 上げた練習によって乳酸を溜まりにくくするしかない』。続く蹴上、蹴込で最近の自主練習で気付いたことがある。 例の首を蹴り足側に傾げる癖 について、鏡を見ながら考えた結果、顔の向きが蹴り足の方を向いておらず、横を向いたままになっていたのだ。つまり、顔が 横を向いたまま蹴るので、バランスを取るため首が蹴り足側に傾いてしまうということのようだ。 これが、顔を正面に向けたまま蹴っているので、首を傾げることのない回蹴との違いだ。分かってもすぐには直らないが、 原因さえ分かれば、あとは時間の問題だと思う。 続く型の練習にて師範が解説された、平安初段の下段払から掴まれた手の外し方は『目から鱗』。 掴まれた貫手を捻って外す、平安三段と同じ技がここにも隠されていた。 『武道をやっている人なら常識』ということで、詳細は省略。平安二段を 練習した後の休憩時間中、師範から及びがかかり、現役黒帯と一緒に壮鎮の練習。久し振りにやったので、蹴上・裏拳の後の 手刀受のところでつっかえた。一回やると思い出したが、たった二回で太ももが張ってしまった。前屈立と違って、壮鎮立は 騎馬立と同様に前後の足を曲げるため、常に両足に負荷が掛かっていて足を休める暇がないためにきつい。休憩の後、組手練習は 昔なつかしの刻み逆突・前蹴・刻み逆突の練習。思えば、昔は組手の練習はこればっかりやっていた。リズムが単調になってしまい、 相手に読まれやすく、実戦には使いづらいのだが、鍛錬効果はバツグン。三連突のための練習の途中で、すごい雨が降り出した。 雨が体育館の屋根を叩く物凄い音に、負けずと気合を入れる。 練習後、自宅で体重を量ったら57.6kgしかなく、前日より2kg減。今日の練習の充実を物語る。 明日はOB会で、昔の仲間に会えるのが楽しみです。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.06.01(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、蹴上、蹴込 いつもの時間に駆けつけると、準備運動ももう終わりかけ。慌てて道着に着替えて、準備運動もそこそこに練習に参加。 初心者もそれなりに移動基本ができるようになってきたので、二挙動⇒一挙動にて移動基本の練習。蹴上の練習で、 またまた師範から首が蹴り足側に動いているとご指導を受ける。 師範に、首を押さえて頂いても動くので、『ギブスがいるな』 と師範に苦笑されてしまった。長身の外人留学生が、実に綺麗な蹴りの軌道を描くのを見て、思わず見惚れた。師範はと言えば、 これまた『神技』としか言いようのない見事な切れ味の蹴り。本当に蹴り技は奥が深い。 最近、やっと回蹴が安定して上段を蹴れる ようになり、裏回しも右足なら曲がりなりにも上段に届くようになったが、横蹴り系はまだ駄目だ。続く型の練習は平安初段を 3回。他道場から来ている黒帯につられて真剣にやったら、3回目で完全に息が上がった。 休憩の後、明日の名阪戦の準備のため体操部に場所を取られてしまい狭くなった体育館で組手の練習。まず刻み突きに対する 受けの基本から。 『手は補助だ』という師範のお言葉に、目が覚める。過去、現役黒帯に攻め込まれた時、手だけで 受けようとして足・上体によるかわしが疎かになっていたため、有効打を受けていた。手による受けの前に、足と上体の動きで 自分を安全圏にかわすことが大事だと認識。 足払いと手の動き(師範曰く泣き別れ)は、とっさの時てもできるようにしたい。組手練習の最後は、 護身術で、接近戦での技を学ぶ。初心者の皆さん、やるからには黒帯を目指しましょう。押忍。ありがとうございました。 師範のお言葉 07.05.25(金) 名大金曜練習
基本:移動基本追突、三本突、逆突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、蹴上、蹴込、回蹴 今日は師範が所用のため来られず、代わりにコーチが指導。先週と同じく、習うより慣れろということで、初心者の留学生も 一緒に移動基本の練習。最近、段々暑くなってきたので、すぐに汗が吹き出る。最後は、昇段審査用の移動基本で締めくくり。 次の型練習は、黒帯と白帯で別れて練習。試合用の型と昇段審査用の型とは、全く別物というコーチの話は大変勉強になる。 本来、型はどうあるべきかという議論は別にあるのだろうが、現実にはそうなってしまっているのは事実。使い分けないと、 昇級・昇段できないし、試合に勝てない。空手の型の意義について、とても考えさせられる。続くミット練習は、私にとって久し振り。 まず、ミットを持って上段回蹴を受けたが、留学生は楽々上段を打ってくる。2週間前に始めたばかりのフランスの黒人女性まで、 フォームはともかく、上段に構えたミットに余裕で当ててくるのには驚いた。やはり欧米人は日本人に比べて、足を上に引き上げる のに使う腸腰筋が発達しているという事実を再認識した。ミット持ちを代わってもらうと、私も最近サンドバック打ちは時々 やっているので、負けずに応戦。しかし、現役の黒帯、ホープの韓国人学生に比べると、パワーが今一つ。更なる修行の必要を 感じる。組手のステップの練習は、後退がダメ。黒帯相手だと必要以上に下がりすぎて、間合いが開いてしまう。一人練習ではどうにも ならないので、これも対人練習で修行するしかない。本日の練習は、とても良い汗を流すことができました。 押忍、ありがとうございました。 07.05.18(金) 名大金曜練習
基本:自然体中段突、立ち方練習、移動基本追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴 今日も道場は留学生たちでにぎやか。一応、皆、基本は曲がりなりにもできるようになったので、師範の号令のもと、 一斉練習となった。立ち方、手の動きが怪しい人が多々いるが、まずは動きに慣れてもらうしかない。とにかく一緒にやるのが、 空手を覚える早道だ。私は最近、少し風邪気味であまり自主練習ができていないので、初心者と二挙動で基本をやるのは、 足の移動と手の動きを別々にチェックできる良い練習である。前蹴の頃には汗が噴き出し、身体の重さが抜けて動きが快調になってきた。 次の回蹴で師範から、『回蹴の膝は、中心線より内側に回し込まないこと』と初心者にご指導していたが、何のことはない。 私自身も不得手側の左回蹴は、膝を少し内側に回し込んでしまっている。基本の上足底での回蹴はまだいいのだが、背足で蹴ると ダメなようだ。 師範は、『膝の使い方が肝心』とおっしゃっていたので、注意して練習するようにしたい。 後半は型の練習。まず中級者以上で慈恩、観空大の練習。慈恩の2回目は師範も加わり、トップスピードでの練習で、さすがに 息が上がる。しかし、これが鍛錬のための型の練習だ。型の動作を正確にできるようにするための分解練習も型の練習であり、 身体の鍛錬ための練習も型の練習であり、どちらもやらなくてはいけないと思う。続いて、初心者と一緒に平安初段の反復練習。 動きは単純だが、頭の位置を変えないように注意して腰を落としてやると結構きつい鍛錬になる。最後は、組手の刻み突きの練習。 これも最初は二挙動で練習。@刻みを打つ、A引き手を取り反対の手を防御のために出すと同時に後足を寄せる、という練習である。 空手再開した時には意味もわからずにやっていたが、やっとこの練習の意味を理解した。 要するに、前足で踏込んで刻みを打った後、 後足を寄せて次の攻めにつなげるのだが、初心者はこの後足の寄せができず、後足が残ったままになってしまう。これを直すためだ ということを悟った。まだまだ学ぶことも多く、だから、空手は面白く、止められない。 大変勉強になりました。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.05.11(金) 名大金曜練習
基本:自然体中段突、移動基本追突、三本突 仕事を早く切上げ、いつもの時間に道場に駆け付けると、また見知らぬ顔が増えている。なんと今度は、フランスの黒人女性 である。そう言えば、私が学生時代、ヨーロッパ一人旅に出かけた時、フランスのパリに黒人が多いのに驚いた記憶があるが、 キリマンジャロ登山のためアフリカまで行ったことのある私には、黒人と言ってもどうということはない。前回と同じく、 基本の練習相手を引受ける。 フランス女性は日本語が全く喋れないので、片言の英語での指導となるが、最近全く英語を使って いないので、簡単な単語も忘れていて四苦八苦。単語を読めるのと、話せるのとは全く別物である。 しかし、今日の相手は一人だけなので、鏡を使ったりしてマンツーマンで一緒に 練習していると、見栄えはともかく、なんとか移動基本の内受までできるようになった。手刀受の練習の途中で前半終了。 後半は、フランス女性の指導を後輩と交代して、型の練習。まずは黒帯だけで観空大と燕飛の練習の後、初心者たちと 一緒に平安初段の反復練習。そして続いて、初心者のために基本一本組手を練習する。師範曰く、『基本組手は鍛錬のためで、 試合の組手は別物』 正にその通りで、私は基本組手の意味は、初心者が突き・蹴りと受けのタイミングと間合いを掴むことにあると 考えている。基本の受けの動きは、そのまま組手に使えるものではないが、タイミングと間合いの感覚は、試合の組手と同じである。 ただ、基本一本は攻守の『タイミングと間合いを合せる』のに対して、試合は攻撃において『タイミングと間合いをはず』すことに よって先を取ろうとするのが違うだけだと思う。 次の応用技も久し振りにやるが、初心者たちにとってなかなか面白かったようだ。 皆さん、頑張って続けてくださいね。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.05.01(火) 名大火曜練習
基本(初心者の指導):正拳の握り方、自然体中段突、前屈立、前屈立前後移動、自然体から追突 私の会社は5月6日まで連休であるが、本日は平日のため名大練習はあり、久々に火曜練習に参加した。金曜練習の体育館と 違って、火曜練習の剣道場は、剣道防具の汗の臭いが染み付いており、なんとも言えぬ懐かしい臭いだ。今日は私が前半、 初心者の指導(というのは大変恥ずかしく、練習相手と言うべきだろうと思う)を引き受け、前回のおさらいと、前屈立で 移動できることを目指して練習した。未熟なせいかどうしても細かいところに目が行ってしまい、人数が8名と多いのと、 日本語が通じず片言の英語で教える必要がある人も一名おり一苦労。ようやく移動基本追突がそれなりにできるところまで 漕ぎつけるとヤレヤレである。 しかし、教え方を考えるのも、自分自身が空手の基本の成り立ちを一から見直す必要があり、 よい修行であると思う。 例えば、前屈立の前足の締め、突き手側の肩を出さないこと、前屈立で上体を前のめりにしないこと、 移動で目線や腰の位置を上下させないこと等、なぜそうしないといけないのか理由を実演して説明してあげると、子供はともかく 大人は理解して進歩が早い。 前半が終わりストレッチしながら休憩していると、師範から、他道場から稽古に来ているK君と一緒に観空大をやるように お声が掛かった。前半の練習で、完全に教えるモードになっていた私は切替えができず、前蹴から裏拳のところで思わず間違えて しまった。しかし、これは先週も同じように休憩中に声が掛かって、やってできたのに情けない。まだ平安の型のように無意識でも できるようなレベルに達していないということだろう。後半は、初心者の指導は後輩と交代して、平安三段の型の練習。 技の意味は大体知っているが、再確認すると改めて型の奥深さを思い知らされる。 日本語が不自由な留学生が、貫手を掴まれた時の 脱出技の意味が今一つ理解できていないようだったので、貫手した時の手首は『thick(厚い)』、横に倒すと『thin(薄い)』ので はずしやすいとやったら、フ〜ム!と納得できたようだ。 欧米人は理屈で説明するといいかもしれない。本当は、捻りの効果もあるのだが、細かいところを伝えるのは難しい。 最後はまた初心者組に戻り、 徹底的に平安初段の練習。これも手本を見せるべく、腰を落としてやると良い練習。初心者が多いのも、それはそれで自分自身に とっても鍛錬になります。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.04.27(金) 名大金曜練習
基本:礼儀作法、正拳の握り方、自然体中段突、追突、上受、外受、内受、手刀受 今日は有休制度を有効に使い、午後から休みを取って練習に参加。早速、道場に駆けつけると驚いた。これまでも練習に 参加していた留学生以外にも、明らかに日本人でないと分かる人たちが集まっている。一体何事かと思ったが、空手に興味を 持ったり、やってみたいという留学生たちであった。ほどなく師範がみえたが、師範もビックリしたようだ。従って本日は先週より 更にレベルダウンして、押忍の返事、正座の仕方などの礼儀作法から始まって、正拳の握り方、自然体の立ち方、自然体中段突と 空手の基本を一から練習。私にとっても、普段の自分の立居振舞いを見直す良い機会である。 空手人は、礼儀を重んじ、謙虚で あるべきだ。師範もおっしゃっていたが、空手における剣、すなわち『拳』を使って練習する以上、剣の道と同じ心が必要だ。 それが礼儀作法と『押忍』の心なのだと思う。 ここから先は、初心者は師範がご指導、先週から道着をつけて練習しているフランス学生も含め、できるメンバーで 移動基本の練習。腰を意識的に落として練習していると、次第に汗が吹き出てくる。 後半の回蹴の練習で、ふと正面のフランス学生の 蹴りが目に留まったが、横に抱え込んでから蹴り足がグイッと伸びている。ちょっと前までは、ぎこちない回蹴だったのが、 今や脅威の回蹴に変身。やはり、日本人に比べて欧米人は、足を引き上げるのに必要な腸腰筋が発達しているようだ。 続いて平安の 型の練習の後、基本一本組手。後半は初心者組に入り、師範とともに見本と、初心者の練習相手。空手を少しでも多くの人に 理解してもらうために、こんな私でもお役に立てれば嬉しいです。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.04.20(金) 名大金曜練習
基本:自然体中段突、前屈立移動練習、自然体から追突、上受、外受、内受、手刀受 今日は先週から来た新人と、新たに練習に加わった留学生のために、初心者向けの基本練習から始まった。留学生は全く日本語が
通じず、空手も初めてとあって、身振り手振りの実演、片言の英語での練習だが、本当に以前は考えられなかったほど空手が
国際化しているのを感じる。3月から練習に参加している長身のフランス人学生が、今や道着に袖を通して、少しサマになってきた
突き蹴りを繰り出す。韓国人学生は、今や道場の若手ポープとなっている。
文字通り、『空手に国境なし』で、空手を通じて色々な国の人と交流できるのはとても嬉しい。
とはいえ、我が同胞も負けてはいない。高校時代に空手をやっていた元気な女性と、入ったばかりの新人に期待したい。 師範のお言葉 07.04.13(金) 名大金曜練習
基本:前屈立の練習、自然体から追突 月曜日の自主トレで、久し振りに腰を痛めてしまった。しばらく椅子に座っていると腰が固まってまともに立ち上がれない状態で、 一時どうなることかと思ったが、シップで冷やしリハビリに努め、昨日の会社体育館のサンドバックを相手に突き蹴りの練習で 大分ほぐれた。腰を痛めると本当に何もできないので、今後は注意することにする。 さて、幸いにも今日は午後から有休が取れたので、最初から練習に参加。前屈立と追突の練習の後、いきなり刻み逆突の練習が 始まった。追突の練習では腰に違和感を感じたが、刻み逆突の反復練習で身体が温まってくると、全く腰痛が気にならなくなった。 思うように自主トレできなかった割には身体が動く。続いての基本の蹴り練習では、回蹴打合いの練習がこたえた。私だけでなく、 相手の学生もへばっているのでハードであることは確かなのだが、持久力が取り得の私が相手より先にバテるのはマズい。 腰痛のためできなかったとはいえ、練習の大切さが身に染みる。 しかし、以前は足の返しが甘く、三日月蹴ぎみの蹴りとなり、足の親指をよく痛めていたが、背足が真っ赤に なっているので、やっと正しく背足で上段回蹴ができるようになったようだ。次は型の練習。 へばっていても、型の練習の三回目は真剣勝負。現役の大学院生の気合・キレがカンフル剤となり、重い身体を後押しする。 練習を終了すると、完全に腰痛はなくなっていた。今日は本当に良い練習をさせて頂き、ありがとうございました。押忍。 師範のお言葉 07.04.06(金) 名大金曜練習
基本:前屈立の練習、自然体から追突、上受、外受、内受、後屈立の練習、結び立ちから手刀受 3月から練習に参加しているフランス人学生が、今日初めて道着を着て練習。身長は、最近、急成長している韓国人の 学生と同じぐらいの長身なので、どこまで伸びるか楽しみだ。ただし、日本語が全くダメなのが玉に瑕であるが。 彼のために、基本は立ち方の練習から、突き・受けを2挙動に分けて練習。動作チェックをしながら、腰をしっかり落として 練習すると、初心者向けといえども結構応える。 手刀受は、奥が深い。後屈立ができていることが前提の上、受けの前動作が肝心。恐らく、 流派秘伝(少し表現が大げさですが、他に適当な言い方が見当たらないので)と思われる故、中身は書けないのでご容赦を。 前蹴は、久し振りに、伏せた相手の背中越しに蹴る練習をしたが、自主練習で足を抱え込んだまま3連続前蹴の練習をしているためか、 以前ほどえらくない。しかし、蹴上・蹴込の練習で、蹴り足側に首を傾ける癖について、師範のご指導を受ける。 この癖は、実は 空手再開したての頃、蹴上・蹴込だけでなく、前蹴でも過剰にアゴを引く癖(すなわち蹴り足側に頭が傾く)として、師範から ご指導頂いたことがある癖で、また復活していることにショックを受けた。 どうも、足を無理に高く上げようとして力むと、この癖が出るらしい。蹴りを邪魔する方向に首が行くので、結果的に蹴り足が 上がらないという悪循環になってしまう。しかし、これでまた課題というか鍛え甲斐ができた。蹴技も、奥が深くて面白い。 型の練習の頃は、基本を真剣にやったせいか大腿四頭筋にきてキレがないが、号令とともに可能な限り速く反応することも鍛錬と 思って頑張る。最後の組手練習は、刻みvs逆突・ダメ押し逆突の練習の後、韓国学生とコーチの組手試合を見学させて頂いたが、 韓国学生の成長著しさに驚いた。1月末の練習で師範が帰られた後、刻み逆突の練習相手をした時に、既に身体で体感していたが、 ここまで伸びたのは嬉しい。韓国人でもフランス人でも、空手という武道を極めたいという思いは同じのはずだ。頑張ってほしい。 私も、彼らから元気をもらっている。感謝だ。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.03.30(金) 名大金曜練習に間に合わず、土日に自宅で自主練習
基本:自然体中段突30、騎馬立三本突30、前屈立スイッチ左右各30、逆突左右各30 出張先で予想外の缶詰状態になってしまい、師範に連絡を取ることもままならず、名大練習に間に合わずに泣く泣く土曜日に 自宅にて自主練習となった。出張先では、よほどキレてやろうかと思ったが、かえって長引きそうな情勢だったので、 止むを得ない。サラリーマンの宿命とはいえ、私にとって貴重な時間を奪う輩には、正直言って腹が立つ。 ともあれ、今週は 体育館が夜遅くまで塞がっていたという事情で、全く自主練習ができていないので、カンを取り戻すべく、基本を忠実に 練習した。自宅では、一つ遊んでいるフローリング床の部屋があり、夜なら反射で全身が映る大きなガラス窓もあって、 基本の練習にはもってこい。3/25の日曜日に会社の山岳部で山登りをしているので、そう簡単には足腰の力は衰えていない。 しかし、空手特有の動きのある移動基本の体重移動・運足は、やはりしっくりこないので、納得いくまで練習。同じ理由で、 身体の回転を伴う転進のある、型の連続手刀受も繰返し練習した。前進はともかく、回転運動は日常生活ではまずないので、 練習をしていないと衰えるのは、このような動きである。同じことが、日常の動きに近い前蹴に対する、回蹴・蹴上・蹴込にも言える。 その前蹴でさえ、先週、師範からご指導のあった『練習では蹴り足をできるだけ高く上げること』を意識して練習すると、 かなりキツイ。足を高く上げるという動作が日常生活ではないためである。練習の大切さが身に染みた、 今日の自主練習だった。 押忍、ありがとうございました。 07.03.23(金) 名大金曜練習
基本:前蹴、回蹴、蹴込、蹴込 せっかく仕事を早く切り上げたのに、JRが事故か何かで遅れたために、道場に駆けつけた時には既に練習が始まっていた。 今日は、名大の卒業式の日らしい。来る途中で出会った着物に袴の女学生たちの姿が艶やか。私は幸いなことに、二週間前に 痛めた左脇腹が完治、のど風邪が少し残るも練習には支障はない。移動基本の途中から参加する。最近、時々、会社の体育館の サンドバックを蹴っているため、その感覚で前蹴の位置が低くなってしまい、師範より上段を蹴るようにご指導を受ける。 蹴りを当てる練習と蹴りの鍛錬の練習とは、当然、目的が違うので、よく考えて練習せねばと反省する。 練習しているうちに、卒業生の2人が練習に来てくれた。先週の追コンで、『3/23は練習に参加して、最後は練習で終わろうよ』と 私は2人に言ったが、本当に来てくれて嬉しい。思えば、私が空手再開した時に、名大練習を引張っていたのが彼ら2人だった。 精神的に追込まれていて、どうしようもなく救いを求めて師範にすがり名大道場の門扉を叩いた私にとって、 彼らの頑張っている姿は、その後の立ち直る大きなきっかけとなっている。世話になったのは私の方なのだ。組手で拳を交わす 無言の会話が実にいい。社会に出る彼らにエールを送りたい。押忍、ありがとうございました。 師範、監督のお言葉 07.03.16(金) 名大金曜練習は卒業生の追コンのため中止 本日の練習は、6年間にわたり名大道場を引張ってきた、医学部学生、大学院生の2人の追コンのため中止。 私も2人には、お世話になりました。今日の飲み会、楽しかったです。ありがとうございました。 07.03.09(金) 名大金曜練習
基本:追突、三本突、上受・逆突、外受・逆突、内受・逆突、手刀受・貫手、前蹴、回蹴、蹴込、蹴込 今週半ばから寒い日が続き、不覚にも風邪を引き、のどが痛い。身体は何とか動くので、名大金曜練習に参加させて頂いた。 先週と同じく、基本は二挙動⇒一挙動での動作をチェックしながらの練習。昨日は無理せず自主トレを休んだが、やはり身体が重い。 それでも、蹴込、蹴込の頃には身体が温まり、快調になってきた。型の練習の後、後半は、駆け付けた監督の指導のもと、 ひたすら組手の練習。私にとって久し振りの、拳サポなしの真剣勝負に身が引き締まる。 自由組手の練習をしているうちに、段々と左横腹の筋肉が痛くなってきて、ついに突きが打てずにリタイアとなっとしまった。咳をするだけで響くので、軽い肉離れを起こしているようだ。 自主トレで、足の後方振上げだけでなく、前と横振上げも欲張ってやっているうちに、苦手側の 左腰と左横腹に疲労が溜ってしまった。今週の後半は風邪のせいもあって足の振上げを休んでいたが、瞬発力を駆使する組手では、 やはり無理があったようである。昨年10月に自主トレで痛めた右肘の完治に3ヶ月かかっており、このトシでは、それなりに 鍛えていても一旦痛めてしまうと無理がきかないことを実感する。しかし、逆に言えば、まだ鍛え足りない ということであり、更に言えば、鍛える余地が十分にあるということである。これが空手の面白さだと、私は思っている。 現役の皆さんも、くじけずに頑張って下さい。押忍、ありがとうございました。 師範、監督のお言葉 07.03.02(金) 名大金曜練習
基本:追突、三本突、上受、外受、内受、手刀受、前蹴、回蹴、足の後方振上げ、蹴上、蹴込 色々とあって、ほぼ1ヶ月振りの待ちに待った名大金曜練習である。一昨日の会議まで仕事が忙しく、 心身とも疲労が溜まっていた。嫁さん曰く、『朝は死にそうな顔をしていた』そうだ。しかし、現役の学生たちと練習していると 自分の年もすっかり忘れて『元気』が湧いてきた。本当に幸せな時間だ。 今日は、新たにフランス人学生が初参加のため、基本はまず2挙動に分けて練習。私のとっても、移動する足、突く腕・腰の切れ・ 受けの動作をチェックするための良い練習である。前蹴、回蹴の後、先週、師範に教えて頂いた『足の後方振上げ』をやった。 先週の自主練習で左右各100回もやったのは、やり過ぎで半分で十分効果があるそうだ。実際、この後で開脚するとガバッと開く。 良い練習方法を教えて頂いて感謝感謝。 後半は、私にとって貴重な組手の練習。久し振りに期待の大型新人と手合せをしたが、1ヶ月前より突きが伸びており驚いた。 元々リーチはあるのだが、足がついていかず伸びが今一つであったが、後足の寄せが見違えるようにうまくなっており、連突きの 3本目が予想以上に伸びる。この後足の寄せができるできないの差は歴然で、かって空手再開時の私も後足が 残ってしまい、突きが全然届かなかった記憶がある。これは腕のリーチ以前の基本である。ともあれ1ヶ月間、全く 組手をやっていない割には身体が動いた。基本の自主トレはしっかりやっているので、体力維持の効果はあったと思われる。 練習が終わる頃には、すっかり元気を取り戻すことができました。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.02.23(金) 名大金曜練習は師範のご都合により休み、日曜日に自宅練習予定
基本:自然体中段突30、騎馬立三本突30、自然体から前進して追突左右交互20 二週連続で名大金曜練習に参加できなかったが、その代り師範より、『股関節が少々硬い』私のために とっておきの練習方法を教えて頂いたので、早速試してみた。 師範に教わった通り、前蹴100本、回蹴100本で股関節を暖めた後、イスにつかまって足を後ろに左右各100回振上げ。かなりきつい。 利き足の右はなんとか100回できたが、反対側の左は左腰の筋肉(固有背筋?)が疲労してしまい、やっとのことで100回をこなした。 分かったことは、股関節というよりも体幹が固く、特に苦手で腰痛がひどかった左側が柔軟性に欠けているということである。また、 足を振上げる筋力自体も足りないと分かった。ついでに横と前にも振上げをやったが、後で筋肉痛になったのは、横と後ろの振上げに 使った筋肉で、前は何ともない。要するに、空手再開するまで横・後ろの振上げに使う筋肉を使っていなかった ので衰えてしまっており、再開後も鍛え方が足りなかったということである。といっても、再開後3年経って、 ようやく身体の柔軟性を取り戻し、腰痛から開放されたからこそできるようになった練習方ではある。 やれば、やっただけの成果は出る、そう信じて続けていきたい。押忍、ありがとうございました。 07.02.18(日) 出張のため名大金曜練習参加できず、自宅で自主練習
基本:自然体中段突30、騎馬立三本突30、前屈立逆突左右各30、腹筋50 最近、仕事も格闘技と同じだと思うようになった。仕事の場合は『強い』から勝つのではなく、『正しい』から勝つのであるが、 正しさを押し通すにも気合が必要だ。何か問題があった時に、なにも言わないとハメられるので、言うべきことはしっかり言う。 この辺の呼吸は、組手と似ている。 ましてや、明らかにこちらが正しいのに喧嘩を売ってくる奴には負けられない。直接の対決ではないが、 信念を貫くために金曜日は京都出張で、結果は間違いなく私の完全勝利。 ともあれ、残念ながら貴重な金曜日の名大練習に参加できず、日曜日に自宅で自主練習。いつものように間に腹筋を入れているが、 やはり効果があるようだ。腹筋なしだと練習後に腰が固くなったように感じるが、反対側の腹筋も鍛えてやると、 前後ほどよく疲労して腰痛を感じない。やってみるものだ。 07.02.08(木) 今週も名大金曜練習は学生の試験のため休み、会社体育館で自主練習
基本:自然体中段突30、騎馬立三本突30、前屈立逆突左右各30、腹筋50 今週も学生が試験のため、名大練習は休み。週末は用事があるため、本日、会社の体育館で自主練習をする。今週も色々とあって、 体調がよくないが、基本をみっちりと練習して汗を流しているうちに段々とスッキリしてきた。 3週間ほど前から、自主練習の合間に腹筋を取入れるようになって以来、割と腰の調子が良く、シップから 開放されている。練習後の腰の疲れも残りにくくなった。やはり、やってみるものだ。腹筋とストレッチングの併用が、 腰痛予防に効果があるようだ。しかし、間に腹筋を入れると乳酸の溜りが早いのか、腹筋をやらない時に 比べると練習が非常にきつい。蹴上、蹴込が終わった頃には、足腰にきていた。まだまだ、修行が足りないか・・・ ともあれ、なんとか1時間ほどやったところで本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。 07.02.03(土) 名大金曜練習は学生の試験のため休み、翌日に自宅で自主練習
基本:自然体中段突30、騎馬立三本突30、前屈立スイッチ左右各30、前屈立逆突左右各30、腹筋50 今週から来週にかけて学生が試験のため、名大練習は休み。いつもなら会社の体育館で週末にじっくりと自主練習をする ところだが、色々と仕事以外の事情もあり、土曜日に自宅で自主練習。自宅でも夜なら全身が映るガラス扉があるので、 動きのチェックはできる。日曜日の気象予報士試験は、さすがに音に聞こえる難関で、まさに格闘技であり体力・精神力とも 消耗した。今週中、心身ともに疲れをひきずったままなので、基本を中心に身体を労わりながら練習した。約1時間汗を流すと、 なんだか身体が軽くなり楽になった。 07.01.26(金) 名大金曜練習
組手:中段追突vs下段払・逆突を左右交互、上段追突vs流し受・逆突を左右交互、流し受の練習 今日は、日曜日に受験する気象予報士の試験準備のため会社を休んだ。気象予報士試験は、合格率4〜5%の難関であるが、 長年の趣味の登山での経験を生かしてチャレンジすることにした。夕方まで勉強して、名大練習に参加。 全国で5000人を超える受験者の中で、こんな直前まで空手の練習をする人間は私ぐらいだろうと思う。 しかし、文武両道を信条とする以上、意地でも練習に参加した。 本日は、まず組手の練習から開始。上段突きに対する流し受が、やはり難しい。無意識のうちに外受の感覚で払ってしまっている。 師範の『キャッチボールの要領』という例えは大変分かりやすいが、なかなか思うようにいかず、 キャッチボールのように無意識のうちにできるように、身体に染み込ませなければならないと感じた。 次の、中段突きに対する受けだけの練習で、つい後ろに 下がってしまい、師範のご指導を受ける。続いて、受けと同時に逆突の練習をやってみて、その意味を身体で納得した。組手練習の 後、慈恩の型の練習が終わったところで、師範が所用で帰られた。その後は、外人の女性と観空大、慈恩、抜塞大の型の練習、 最後に白帯の自由組手の練習相手をして、本日の練習終了。押忍、ありがとうございました。 師範のお言葉 07.01.17(水) 名大練習欠席のため、勤務後、会社体育館にて自主練習
基本:自然体中段突30、騎馬立三本突30、前屈立スイッチ左右各30、前屈立逆突左右各30 今週の金曜日は、仕事で仙台出張が入ってしまい、残念ながら金曜練習は欠席となり、仕方がなく会社の体育館にて 自主練習とする。夜の8時過ぎての一人練習は、いつも孤独で辛い。昨日、型の練習はやったので、今日はひたすら基本を練習。 正月も身体を動かしていたとはいえ、狭い自宅でのことなので、さすがに少し身体が鈍っており、 最後の蹴上・蹴込をやる頃には腿の付根が疲労して足が上がらなくなっていたが、根性でメニューをこなした。 最近、読んだ本に、腹筋と比較して背筋が強いと、背中から腰にかけて背骨が湾曲しやすくなるため腰痛になりやすい、 ということが載っていた。 足腰の柔軟性が飛躍的に良くなったのに、完全に腰痛が治らないのは、コレが原因だ!! と合点がいった。 要するに、ここ一年間、腹筋をさぼっており、空手の練習は背筋のほうが強化されるため、腹筋と背筋の強さがアンバランスに なっていたのだ。そこで、今日からは自主練習の合間に腹筋を 取り入れることにした。効果のほどは、また後日・・・。来週、また宜しくお願いします。押忍。 07.01.12(金) 今年最初の名大金曜練習
基本:内受、手刀受、前蹴左右交互50、回蹴左右交互50、蹴上、蹴込 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もまた空手を通じて、良き一年となることをお祈りいたします。名大道場は、 今週の火曜が練習初めで、今日が待ちに待った今年最初の金曜練習となる。冬休み中も少しづつ自主トレをしていたが、やはり 道場での練習はありがたい。自分一人でやっていても滅入るが、現役黒帯の技の切れや、生きの良い若手の 元気から、物凄い刺激というかパワーが湧いてくるのを感じる。こんな素晴らしい空手という武道の練習に参加させて頂けて、 本当に私は幸せだと思う。 さて、基本練習の右内受で、脇の 締めが甘く、脇が開いていると師範のご指導を頂く。右外受もいまだにしっくりこないので、どうも右手の受けは苦手なようだ。 手の軌道だけ集中的に練習してみようと思う。蹴上の次の蹴込が、つい蹴上の軌道のままで蹴ってしまい、師範のお叱りを受ける。 あわてて修正するも、正月ボケが抜けておらん!!と猛反省。基本の次は、型練習で平安の後、久し振りに観空大の練習をやった。 松濤館流の型の中では演武時間が一番長い型で、4回も練習するとヘトヘトになり、良い鍛錬になった。 後半は、組手練習。まずは刻みに対して、上体だけでかわす練習から。上体を左に傾けてかわすのは反撃がしやすいが、 後ろにかわすのは、やりすぎると相手との間合いが開きすぎて反撃ができないので、加減が難しいと感じた。次の足払いから回蹴、 上段に足が上がらない私のためのような技で、面白いように足が上がる。しかも下段への足払いが上段へのフェイントにもなって いるので、練習すれば試合に使えそうである。対して裏回しは難しい。師範曰く『練習すれば回蹴より簡単』。 しかし、どうも私ができないのは、人より 背筋力が弱いからではないかと思う。回蹴は、一旦、足を横に抱え込めばあとは中に回し込むのに対して、裏回しは体側の筋肉から 背筋を使って中から外へ回し出すの違いがあり、裏回しの方が背筋を使うような気がする。 これまで腰痛のため背筋を鍛えていなかったが、 ストレッチングの成果で大分良くなったので、無理のない範囲内で鍛えてみようかと思う。ともあれ、充実した気分で本日の練習終了。 押忍、本日はありがとうございました。 師範のお言葉 |
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