Ex-diary サルの恩返し4

Extra diary

小ネタ置場。

破壊王子。輪っかベジたん。ちょっとした連載小説から日記での小ネタログ、その他分類不能な文章置き場です。連載小説はカカベジ/くだらないギャグ系中心。飽きたorくだらなすぎて耐えられなくなったらさっさと辞めてしまうであろう、極めていい加減企画です、ご了承ください(゚Д゚;)ハアハア

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サルの恩返し [4] (元ネタ ツルの恩返し)

2009/10/30

単にタイトルのダジャレを言いたかっただけにしか思えない昔話パロ・カカベジ。本筋とは関係ありませんが、兄マックスでカカベジ合体記念。



しんしんと、雪は止む事を忘れたかのように降り続きます。
次の日も、また次の日も雪は降り続き数日が過ぎました。二人は毎晩抱き合って互いを温めながら眠りました。始めは毛を逆立てる猫の様に警戒していたベジータは、次第にカカロットに素直に身を任せるようになりました。カカロットも、もうベジータの股間を枕にしたりはせず、そこを可愛がってやるようになりました。そこだけでなく、全身をくまなく可愛がってやると、ベジータはとても良い声で鳴くようになりました。
「く…あっ…あ…ぅあ…っ、あ…ん、カカ…ロットぉ……っ!」






二人が夫婦になったその日の夜、二人は夫婦の契りを結びました。それまででかい態度で口汚くカカロットを罵っていたベジータでしたが、薄い布団の上で抱き寄せられると急におとなしくなりました。その小さな体はそれまで誰とも肌を合わせた事が無く、新雪の様に穢れを知りませんでした。息継ぎの間も惜しむように口付けられ、衣服の合わせ目から忍び込んできた手の感触に、まるで怯えた子リスのように震えていました。
「や…!やだ…カカ…ぁ…っ!」
敏感な胸の中心を舌と指先で丹念に愛撫されて、思わず逃げだそうとするその体を、カカロットの腕が容赦なく捕らえます。
「おめえが言ったんだろ、オラの嫁になるって」
『嫁』の意味をすっかり理解したカカロットに耳元で囁かれ、その体が大きく震えます。
「まっ、待て…カカロット……っ」
「もう止められねえ」
制止を求めて相手の体を押し戻そうとするベジータの腕を取って床に押さえつけたカカロットの髪が、雪明かりで金色に光ったように見えました。
「や…!」
くつろげられた下衣の隙間から侵入した掌に昂ぶっていた前を包まれて、初めて味わう激しい快楽にすっかり怯えきった彼が逃げを打とうとしても、カカロットはそれを許しませんでした。形を確認するような指の動きに、恥ずかしさでいっそ死んでしまいたいと思いながらベジータはカカロットの胸に夢中でしがみ付きます。
「ひ…っあ、あ、カ…カ…ぁ…!!」
優しく、それでいて容赦の無い手の動きに高められてとうとうその掌に吐精してしまった時、ベジータは初めての衝撃に殆ど泣きじゃくっていました。


まだ咲き染めぬ花の蕾のような後孔を丹念に指と舌でほぐされ、両足を抱え上げられてカカロットの肩に担がれた直後、遂に熱く堅いものにその体は貫かれ、ベジータは生まれて初めて味わう衝撃に目を見開き、声にならない絶叫を上げました。
「―――――っ!!!」
自分のものではない何かが体の中に熱と痛みを伴いながら侵入し、自分が今この男に抱かれているのだと強く感じました。衝撃にのけぞる体を骨が砕けそうな強い力で抱きしめられ、激しく揺すぶられます。
「おめえの全部……オラのもんだ……」
「…あ、あああぁ…!!」
激しい律動に翻弄され、つながった部分から互いの鼓動を感じ、落雷を受けたかのような衝撃に身を引きつらせながら遂に達した時、同時に体の中に熱い奔流を受け入れて、とうとうベジータはカカロットの腕の中でくたりと気を失ってしまいました。
雪明かりにカカロットの瞳が緑色に輝き、腕の中の小さな体を大切そうに抱きしめます。こうして二人は本当に夫婦となりました。







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