東急田園都市線 Tokyu Den-en-toshi Line 横浜高速鉄道こどもの国線 |
各駅紹介 |
東急田園都市線には渋谷から中央林間まで27の駅があります。田園都市線の沿線は地域の特色から大きく4つに分かれています。ここではこどもの国線も含め地域別に紹介します。
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渋谷を出発した田園都市線は、二子玉川の手前まで地下を走ります。かつて新玉川線と呼ばれていたこの区間は、地下化される前は路面電車の玉電が走っていた区間でした。
電車に乗っている間はトンネルが続き、駅から外に出てもたいてい首都高速の高架橋が立ち並んでいる味気ない光景が続きますが、駅からしばらく歩けば、公園や美術館などの文化施設が立ち並ぶ、世田谷の閑静な住宅街が広がります。
多摩川を渡ると神奈川県に入り、川崎市となります。戦前に開業した溝の口までの区間は、住宅地の中に町工場が点在する、古くから開けた地域です。江戸時代から多摩川の向こうの江戸とは大山街道を通してかかわりが深い地域でした。
梶が谷からは多摩田園都市となり、車窓は住宅街一色となります。かつて、たけのこの産地として知られてこの地域は、現在でも植木の里として、住宅地ながら散策コースもあります。
青葉区と市営地下鉄沿線の都筑区は「横浜都民」の街といわれます。多摩田園都市計画に基づいて開発され、丘陵地帯に住宅街が広がるこの地域は、「丘の上のヨコハマ」とも呼ばれ、「ミナトヨコハマ」とは違った雰囲気が漂う街です。
ほとんどが住宅地であるこの地域でも、鶴見川や恩田川、こどもの国の周辺は田園風景や里山が残り、開発前の光景を残しています。
長津田から車内が閑散としてきた田園都市線は、つくし野から南町田までは再び東京都に戻り、町田市の南部を横断します。整然とした住宅街が広がり、高級感を漂わせる地域です。
つきみ野で神奈川県大和市に入ったらまもなく終点の中央林間、県央や湘南を結ぶ小田急に接続する駅です。
長津田から子供の国までわずか3.4km、途中駅は1つのみの路線がこどもの国線です。田園都市線の支線のような路線ですが、所有しているのはみなとみらい線と同じく第3セクターの横浜高速鉄道で、東急に運営が委託されています。横浜こどもの国へのアクセス路線として整備され、恩田の田園地帯と森が特徴であったこの路線にも宅地化の波が押し寄せました。現在は通勤・通学路線ともなり、小さいながらさまざまな表情を見せます。