桜新町   さくらしんまち   Sakura-shimmachi   東急田園都市線 (新玉川線)


駅の上の通りには桜並木が

急行に乗ると見えない駅

沿線の光景(駒沢大学駅から)

 ひたすら玉川通りの地下を進んできた田園都市線であるが、駒澤大学と桜新町の中間で右に曲がり玉川通りから離れ、狭い通りの地下を進む。上下線が並んでいた線路も、途中で上下2段構造になり、上を中央林間方面、下を渋谷方面の列車が使用する。玉電時代は中間に弦巻(新町)電停があった。

 桜新町駅の手前で線路はホームのある線路と通過線の二手に分かれ、通過列車は直進して通過線を進み、停車列車はポイントを右に進み、桜新町駅のホームへ進入する。


新道と旧道が分岐する

西洋風のデザインの駒沢給水塔

桜新町駅付近の旧道は幅が広い

駅のそばにある桜神宮

駅案内

 地下区間のほかの駅とは異なり、高速道路から離れた場所に位置する。故長谷川町子氏が住んでいたサザエさんの街として知られ、長谷川町子美術館の最寄り駅となっている。やくみつる氏も桜新町の出身である。桜新町は1912年(大正元年)から東京信託株式会社により「新町住宅地」として造成され、当時としてはモダンな電気・水道が整備された欧米風文化住宅が建ち、田園調布や成城学園などの高級住宅街の先駆けともなった。「桜新町」の名の通り、駅前にはさくら並木がある。また、駅から北に15分ほど歩けば、馬事公苑や東京農業大学などがある。周辺は住宅街であり、田園調布のような超高級感は無いが、どことなく気品を感じる街である。

 駅自体はかなり特徴的な駅で、地下駅では珍しく通過待ちが可能な構造となっており、約半数の各駅停車がこの駅で急行列車の通過待ちを行う。これにより地下区間ながら急行の高速運転が可能となっている。通過線と駅のホームの間には壁があるため、通過列車にとっては駅の存在を気づかせるのはポイントの音ぐらいである。待たされる列車の方は通過列車が通るときに風が通り抜け、音が意外に響くので、通過列車が通ったことがわかる。

 また、駅は2段構造となっており、上が中央林間方面、下が渋谷方面のホームとなっており、渋谷方面の列車に乗るには一度、中央林間方面のホームを通りさらに下る必要がある。このため、早くからエスカレーターが設置されていた。上りホームで待ち合わせをする列車には、横からは通過列車の音、上からは下り列車の音が響く。タイルの色は駅名にちなんで「さくら色」で、華やかな印象である。


下りホーム、駅名にちなんで壁には桜吹雪

上りホーム、壁の裏側は通過線

改札口から上りホームまでは2階分降りる

駅を出るとすぐに通過線と合流する

周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔関連サイト〕

 〔散策コース〕


首都高が上に無いので開放的な雰囲気

駅前には農協の本店がある

長谷川町子美術館へとつづくサザエさん通り

駅から北へ伸びる住宅街の道

駅データ


馬事公苑のそばにある東京農業大学

白い砂がきれいな馬事公苑の馬場

馬に注意!

お休み中の馬

多様な種類のさくらがさく春の馬事公苑

NHK連続テレビ小説『ファイト』のセット

トップ駅紹介駒沢大学/桜新町/用賀   参考資料