中央林間   ちゅうおうりんかん   Chuo-rinkan   東急田園都市線


改札口のそばにある東口

終着駅であり始発駅でもある

沿線の光景(つきみ野駅から)

 つきみ野駅を出発すると切通しをまっすぐすすんでゆく。途中で切通しがいったん途切れるが、すぐにまた切通しに入るあたりで、急行列車も含め列車はスピードを落とす。列車によってはここで信号待ちを行うためいったん停止することもある。そのまま列車は徐行しながら東急線で最長のトンネル(地下区間を除く)である中央林間トンネルに入り、右にカーブしたあと、左にカーブし、ポイントで大きく車体を揺らし、中央林間駅の地下ホームに進入する。駅のすぐ先が車止めになっているため列車は引き続き最徐行ですすみ、やがて停車。田園都市線はここが終点である。


駅案内

 田園都市線の終点であり、小田急江ノ島線との接続駅である。もっとも小田急線のほうが田園都市線よりはるかに先輩である。乗り換えには駅ビルの中を50mほど歩かされることになる。田園都市線は地下ホームとなっており、その上には東急ストアやの駅ビルが建つため、地上ホームの小田急線と田園都市線の双方から相手を見ることは出来ない。

 普段は列車が着くたびに通勤、通学の人たちがあわただしく乗り換えて行くが、休日や夏季には江ノ島や鎌倉に行く観光客の姿が目立つ。また学校が多い小田急線の沿線へ向かう学生もかなりの数がいる。

 田園都市線のホームは1面2線である。以前の日中は各駅停車が1時間に6往復やってくるだけであったが、最近の日中は1時間に急行4往復、各駅停車8往復と列車は2倍の本数となっており、列車があわただしく折り返してゆくという印象がある。地下ホームであるがため、田園都市線がここからさらに西に伸びるのではないかと噂されることもあるが、今のところ、具体的な計画は全くないようである。

 小田急中央林間駅には以前から上りホーム(新宿方面)の相模大野よりにある北口と、田園都市線開業に伴い設けられた南口の二つがある。今では利用客は南口が圧倒的に多く、北口は自動改札のみで原則的に駅員が配置されていない。急行列車の10両化により小田急のホームは片瀬江ノ島方に延長されている。

 以前は小田急と田園都市線の間に特に目立った競争は無かったが、田園都市線の急行列車の中央林間延伸、増発で田園都市線への流出客が増えた印象がある。小田急も複々線化や増発、快速急行の設定、急行の10両化などで対抗しており、最近、小田急中央林間駅のホームや駅出入口には小田急の利便性をアピールする広告が目立つ。そのためなのかどうかはわからないが、田園都市線の急行と小田急線の急行、快速急行との接続はあまりよくない。

 中央林間は東林間、南林間とともに小田急の林間都市計画に基づいて作られた駅であるが、開発はなかなか進展しなかった。しかし、田園都市線の開業により開発が進んでいる。田園都市線の開業当初は中央林間に小田急の急行は停車せず、大和市役所もある隣の南林間が停車駅であったが、平成2年より中央林間にも急行が停車するようになった。現在、急行は中央林間、南林間の双方に停車するが、中央林間に停車する快速急行は南林間には停車しない。


乗換客が主体の駅だが駅周辺の人口も多い

田園都市線は始発駅も地下、終着駅も地下

電車が到着するたびににぎわう改札口

田園都市線の線路はここで終わり

周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

 〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔関連サイト〕


駅のそばにある「中央林間とうきゅう」

小田急の駅とは約50m離れている

小田急線の駅と向かい合う西口

東急と小田急の駅舎の間には屋根がつく

小田急江ノ島線・江ノ電沿線 周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

 〔その他〕

 〔関連サイト〕






駅データ


3駅連続で「林間」が続く

休日は小田急で江ノ島・鎌倉へ

新宿方面ホームのそばにある小田急の北口

駅から西に向かって伸びる道

トップ駅紹介つきみ野/中央林間   参考資料