渋谷   しぶや   Shibuya   Z-01   東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線


最も大きい出入口のハチ公口

東急と東京メトロの境界駅、管轄は東急

沿線の光景(表参道駅から)

 銀座線と同じホームで乗換えが出来る地下1階の表参道駅を出発した電車は、地下4階の渋谷駅に向けて、宮益坂の地下を急な勾配で下ってゆく。渋谷駅の銀座線のホームは地上3階、半蔵門線・田園都市線のホームは地下3階にあることを考えると、半蔵門線はこの区間でかなり下ることになる。渋谷駅の直前で左手に保線基地を見てポイントを渡ると渋谷駅に到着する。


ハチ公は今日も待機中

2箇所で曲がり、見通しがきかないホーム

一日中、混雑する改札口

線路は最小限だがホームはそれなりに広い

駅案内

 新宿御苑の中の湧水を水源とする渋谷川沿いに開けた街である渋谷は、どこにいっても坂という印象がある街である。渋谷川が童謡「春の小川」の舞台となり、昭和初期にハチ公が御主人の帰りを待っていた頃は東京の郊外という趣であったこの街も、現在ではJRと私鉄3社が乗り入れる交通の重要拠点として、そしてファッションの街として、休日は足の踏み場も無い。また、東急の本社も渋谷にあり、まさに「東急の街」ともいえる。

 谷の中にある街のため平地が限られており、鉄道は線路や駅の位置取りに苦労している印象を受けるが、そのなかでも地下3階に潜らざるを得なかった東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線渋谷駅は、最も余裕が無い印象である。ホームは島式一面のため混雑しがちである。さらに平日の朝ラッシュ時には駅の手前で列車が団子状態になり、慢性的な遅れが生じている。

 その渋谷駅は東急田園都市線の起点であり、田園都市線のターミナル駅であるが、早朝と深夜の一部の列車を除く全列車が東京メトロ半蔵門線と乗り入れを行うため、実質的には途中駅となっている。東急電鉄と東京メトロの境界駅であり、全列車がここで乗務員の交代を行うため、停車時間が長い列車が多い。

 駅自体は2007年12月まで東京メトロの管轄だったが、現在は東急の管轄となっている。東京メトロの管轄だった頃は、駅の案内看板なども東京メトロの他の駅と同じデザインであったが、現在は東急のデザインとなった。そしてホームや改札口にいる駅員はほとんどが東急、及び関連会社の社員である。ただし、定期券売り場は東急、東京メトロのそれぞれの定期券売り場があり、それぞれの社員がいる。ホームには売店が2つあるが、表参道方の店舗は東京メトロ系の会社、池尻大橋方の店舗は東急系の会社が運営している。なお、東急新玉川線の開業当初は半蔵門線が未開通だったため、東急が管理していた。

 地下空間で制約が多いとはいえ、将来的には需要に見合った改良が望まれる。ソフト面・ハード面とも課題が多い駅である。


1番線は田園都市線、2番線は半蔵門線

きっぷうりばの券売機は会社別となっている

東京メトロ管轄時代の駅名標

東京メトロ管轄時代の方面案内

周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔百貨店・複合施設など〕

 〔宿泊施設〕

 〔商店街〕

 〔書店〕

 〔映画館・劇場など〕

 〔その他の商業施設〕

 〔大使館〕

 〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔空港連絡バス〕

 〔高速バス〕

 〔深夜急行バス〕

 〔関連サイト〕

 〔散策コース〕


Q-FRONTの前にある出入口

駅上部には地下街の「しぶちか」がある

駅前交差点に建つQ-FRONT

Q-FRONTの横にある渋谷センター街入口

駅データ


渋谷のランドマーク「109」

渋谷の新しい顔
セルリアンタワー(左)とマークシティ(右)

渋谷駅に直結する東急東横店

坂の上にある東急本店とBunkamura


青山寄りにある宮益坂下の交差点

表参道へ向かって坂が続く

閑静な住宅街の中にある松濤美術館

庭園風の鍋島松濤公園

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