画像提 供BoutReview?

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オーエンジャイトップペー ジ


12月30日 洞穴ステージ

いよいよ明日に迫った紅白歌合戦。中島みゆきさまは、なんと洞穴で歌うのだという。零下2度のなかで歌うことになる。

http://www.nikkansports.com/news/entert/p-et-tp0-021230-10.html

みゆきさま出場に関しては、当HPの予告どおりになっていると言っていいだろう。

○スタジオには来ない
○バックバンドは自前
○歌を純粋に歌うだけのステージ

といった条件は、どうやらクリアされるだろう。あとはフルコーラス歌ってくれれば100点満点だが、それも大丈夫だろう。何せ紅白の演出予算の2割を中島みゆき一人に割くのだという。NHKとしても「最恵国待遇」をしてくれるだろう。

今日は昼間に「プロジェクトX」の黒部ダム編が、NHKでやっていた。見たけど、なるほど、こりゃすげえや。もう、まさにプロジェクトXの王道を行くような困難な仕事に、感動の涙が出てきてしまった。みゆきさんが、黒部を選んだ理由がよくわかる。

いずれにしても、明日の演出、そして肝心の歌が楽しみだ。

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12月28日 あぁ疲れた

秋葉原へ行ってきた。先日、ワインをこぼしてキーボードを潰した、この機会にマックを買い替えるためだ。もう、寿命だったのだ。PhotoShopという画像ソフトを使えば一部機能が使えなくなるし、デジカメ画像もとりこめない。おまけにデジカメも壊れてしまった。いくらテキスト頼みのこのサイトとはいえ、ちときつい。ということで買い替えだ。

秋葉原までは、ガッツちしまつ改めウルトラマンちしまつに、車を出してもらったのだ。ウルトラマンは強いのだが、3分しか闘えない。まるで、ちしまつさんみたいじゃないか!

本人はどうやら渋っているらしいので、「カップラーメンちしまつにしろ! 3分たったら食べられる。4分たったらのびてしまう! ちょ〜どいいじゃねえか! なんなら「焼そばUFOちしまつ」にして「4分」にするか?」と問うと、「どん兵衛=5分」にしてください、という。たしかに、そのくらいで食べられ頃になったが……。

そんな話はさておき、現在ラオックスではMac買い替えキャンペーンとやらをやっている。古いMacを持っていくと、新しく買う製品をマイナス2万円してくれるのだ。

で、購入したのが、iBook。12.1インチディスプレイのタイプ。800MHzG3プロセッサに、メモリは増設して640MB。ふつうのことをやる分に、まったく不足はない。ついでに300万画素超のデジカメも加え、お値段20万円に満たず。んんん、お得な買い物をした。

だが、そこからの道のりが長かった。

現在Macは「OS10」が標準なのだが、このOSは今までのものに比べてドラスティックな変革をしたため、受け入れられていない。しかも、出版デザインの現場で使うアプリケーションがOS10に対応していないため、なおさら使われていないのだ。

だからアップルは苦肉の策で、OS10の中の「classic環境」とやらでOS9を使えるようにした。だが、、、、このあたりの機能がようわからんのだ。OS自身もこれまでのOSとはまったく違うので、余計わからない。これまでのソフトをふつうにインストールしてもできない……

そんななか、時間が来たのでオーエンジャイに行った。「Classic環境がよぉ〜」と誰もわからないネタを愚痴っていたところ、「Classicは使わないほうがいいですよ」と話に入ってきた人がいた。誰かと思ったら、最近オーエンジャイによく来ているレフェリーS氏だ。聞くと、S氏なんと印刷所勤め。しかも、うちの会社の取引先! そんなS氏のアドバイスを受け、せっかくのOS10は封印。しばらくOS9だけの環境で作業することになる。

なんだかなぁ〜。

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12月19日 零下20度

やはり、彼女は漢だった。「漢」と書いて「オトコ」と読め。

紅白歌合戦出場歌手の歌う曲目が発表された。当HPが神のごとく推奨する中島みゆき様は、まあ当然のごとく「地上の星」を歌わされるのだが、同時に黒四ダムからの中継であることが発表された。当日記既報のとおり、「歌を歌うことに専念したい」とのことで中継となった。

この中継先の黒四ダム。なんと現在零下20度!! そして、ここからの中継は中島みゆき本人の希望を尊重したものだという。嗚呼、なんという無謀で、そして美しき所行! 彼女こそNatural Born Messenger! 歌うことに命を賭けている。

週刊新潮では、「中島みゆきが黒四ダムから生きて帰って来られたら、プロジェクトXの題材になる」と記事で嘲笑っていたが、まさか本当にやるとは思っていなかったのだろう。あまりの過酷条件にNHKの発表では「黒四ダム“周辺”」となっているが、さてさてどこまで厳寒の地に踏み込んでいくのか。楽しみだ。

やはり、中島みゆきを追いかけるのは、幸福である。

【その他のネタ】
リカルド・ロペスの紹介みっけ
http://www.ag.wakwak.com/~shikatetsu/boxer.html#lopez

高校サッカー岡山県大会決勝に関するラモスの見解
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/rrc/20021214/col_____rrc_____000.shtml

懲りない人
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200212/st2002121502.html

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12月17日 本日の九冠王

ジムに行くと、まずチャモ様と目があった。2秒後には、手で四角をつくって何やらアピールしたげだ。そう、「サッカーのビデオは持ってきたか?」ということだ。「持ってきたよ」というと満面の笑顔を浮かべてご機嫌ご機嫌。

その後、わしは電車の中で読んでいて手に持っていたサッカーマガジンをカバンに入れ、さあ練習するべかなとシャドーをしかけると、「マガジン、モウイッカイ!」とアピールしてきたチャモアペット。カバンから雑誌を出し、まずチャンピオンズリーグの現在の状況を勝敗表を観ながら解説。その後、サッカーマガジンを1ページ目から順々に見ながら、興味を持った写真について質問攻撃。このときばかりは師弟入れ替わって、現在のサッカー界を解説したりました。

そして練習中。

練習中一番私語の多い石黒くんと、唯一の?彼の話し相手の多苦労くんと、練習中の集中力にいささか疑問の(ミネラル不足という噂もある)ちしまつさんの三人で、辰吉復帰戦の話をしていた。そこへ乱入チャモアペット。セーン・ソープルンチットを知らない若者三人(約一名おじさんの入り口に差し掛かっている)が、辰吉の復帰を説明しはじめた。最初は「タツヨシ」がわからなかったチャモアペットだが、ようやく理解すると「え? まだやってたの」とびっくり仰天。そこで、わしが「相手はセーンだ」ということを言うと、「ショー???」と怪訝なチャモ様。「マジだよ」というと、唖然としていた。

そして練習終了。

なにやら腹筋をしはじめた九冠王。練習前には、なわとびまでしていた。「どうしたんだろう?」としばらく理解できなかったが、1分後理由がわかった。22日のPITジム主催興行。そこでタイ国の英雄は、ワイクーを披露する予定になっているのだ。たかがワイクーとはいえ、ドラえもん腹で公の舞台に立つことは、プライドが許さないようだ。手遅れのような気もするが‥‥(笑)

ところで、そのワイクー演舞、チャモ様の一番の関心事は「オカネ、モラエマスカ??」。PITジムさま、「気持ち」でいいんで謝礼のほうお願いいたします(笑)

※スパイA子さん、この日記を密告しないように!

ちなみにチャモアペット様、PITジム興行の翌日にタイへ一時帰国される。正月をタイで過ごし2〜3週間ほどで日本に帰ってくる予定だ。それ自体はノープロブレムなのだが、この時期は石毛慎也がムエタイ殺人兵器ヨーデーチャーとの命がけの一戦を控えた大切な時期なのだ。もちろんチャモ様はこの時期に帰国することに心を痛めているのだが、そこは英雄。ちゃんと対応策を考えていた。その秘策とはなんと、

「ノザキ、イシゲ、タノム!」

おいおいおいおいおいおいおいおいおい!!!!!!!!!!!! わしに何せえ言うねん! そりゃミットくらい持てるけどさ、わし正月ナシ? しかももしかして石毛が負けたらわしの責任??? んんん、石毛がヨーデーチャーに勝つ方法を考えねば。どうしたらいいんだろう?・・・・・・・・・・・わからん・・・・・・・・誰かおせ〜て!(涙)

【仕方ないのでオマケ情報】

試合前のお三方の情報。

石黒竜也‥‥相変わらずです。
古川多苦労‥‥オーバーワークが心配です。
ガッツちしまつ‥‥応援はしとるんですが、ネジが二、三個落ちてるような。

ま、三人とも頑張っておくれ(仕方なく石黒も)

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12月15日 ぶったまげた

辰吉丈一郎復帰戦。かつては低迷ボクシング界で唯一の金の成る木だったが、東京ではなんと深夜録画放送。3年4か月の歳月に、市場経済は残酷だ。

それにしても、32歳のボクサーが3年4か月のブランクがあって、世界前哨戦に勝つなんて尋常じゃない。もう、その結果自体に大拍手。

しかし各マスコミ報道では、相手のタイ人セーンが衰えてたとか、1階級下だとかケチをつける声もあるが(もちろんそれはそれで事実として認識するのは必要)、それを差し引いたって想像を超える快挙であったと思う。実際、個人的には動きが悪いとは思えなかった。むしろ、「攻防一体」という点では進化しているように思えた。深夜起きてた甲斐があった。ええもん見せてもらいました。

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12月14日 小野瀬邦英引退試合

小野瀬邦英引退試合を見に行った。情緒的な点を抜きにして、試合の感想を少し。

タイ人の試合レポートをするときに、体重・実績・現在の試合状況の三点は不可欠だ。小野瀬の相手マンコムは若干19歳のラジャダムナン王者。実績は申し分なく、バリバリの現役であることは間違いない。だが、彼のウエイトはライト級。ふだん61.23kgの体重で闘っている選手である。そしてこの日の契約体重は70kg。個人的には小野瀬に勝ってもらいたい気持ちだったが、「そういう試合」だということは認識しておくべきだろう。

試合は静かにはじまった。オロノー戦のように開始と同時にケンカを仕掛けるでもなく、グローブを合わせゆっくり始まった。

サウスポーのマンコム相手に、同じくサウスポーで構える小野瀬。彼は右、左、両方に構えられるが、サウスポーのタイ人の主武器左ミドル対策の左構えか。

パンチで中に入っていく小野瀬に対し、マンコムは定石通りの前足での右ミドル。そして前蹴りで突進を止める。中に入られたときには首相撲からのヒザ。「組んでヒザ」の選手と聞いていたがそれにこだわる様子もなく、小野瀬がパンチを狙うとすぐに離れてミドル。

破壊力はない。これまで観てきたタイ人と比べても、まったくといっていいほど一発の破壊力はない。「ホントに王者か?」と最初は思ったが、徐々にそのうまさが理解できてきた。これまで小野瀬と対戦してきたタイ人は突進を真正面から受け止め、コーナーに詰められて連打をくらった。首相撲でパンチを封じにかかるが、そこからの強引な連打に手を焼いた。

だが、マンコムは徹底的にサイドに回るのだ。ミドル蹴ってはサイドに回り、パンチを打ってはサイドに回る。首相撲に捉えても、それにこだわらずサイドに回る‥‥というか小野瀬をずらし連打を許さない。そして離れてミドル、前蹴りを繰り返す。何度も何度も小野瀬がバランスを崩す場面がみられたが、それはこのタイ人の「いなす」技術だろう。

後半、タイ人の前蹴りやヒザに動きが止まる小野瀬。ときおり繰り出す左ストレートに、ちょっと腰を落とす場面も何度か観られたが、マンコムが倒しに行く場面は皆無。終始、もて遊ぶかのようなゲームプランでそのまま試合終了。倒し合いを信条にした男の幕切れにしては、あまりに不完全燃焼の試合だっただろう。

日本キック連盟にタイのチャンピオンを呼ぶルートはないだろうから、このタイ人は交流団体NJKFが用意したのだろう。マンコムの世話は、NJKFの事務局員が行っていた。一観客としては、石毛慎也と対戦予定のヨーデーチャーをなぜ小野瀬にプレゼントできなかったかと思うのだが、NJKFとしてはヨーデーチャーという目玉商品は自興行で使いたかったのだろう。まあ、当然と言えば当然の考え方か。

途中からは自分がマンコムのセコンドについて、「倒しに行け!」と焚きつけたかったが、当然そういう訳にはいかない。マンコムのセコンドは、タイ人一人に手伝いの河原塚、チェリーのウィラサクレック勢。おまけにそのタイ人はトレーナーでもなんでもなく、マンコムのお父さんだそうだ。指示など出せるはずもなく、マンコムは、ただ普段通りに闘うしかなかったのだろう。

引退興行‥‥誰にでも許される幕の引き方ではないが、個人的には理想の辞め方だ。「自分の納得するまで」という考え方は当然だが、観客にはなかなか伝わらない。第一「納得」「満足」など、たぶん一生できないだろう。だから、ファンへの感謝という意味でも、こういう試合のほうがはっきりしていて良いなあと思った。

試合内容は不満だっただろうが、彼にとってはとても幸せな幕引きだったと思う。

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12月12日 まだ終わっていなかった

最初にアノ映像観たときは、あまりのアンビリーバルさに言葉を失った。なんか書こうかと思ったが、モレノたんの悪口で飽きてたんでやめておいた。

それから約1か月。予想通り、何も変わることなく、普通に続きが始まりそうだった。しかし、面白いことになった。これはやはり、放っておけないネタだ。

発端はコレだ。

http://www.geocities.co.jp/Athlete-Acropolis/7566/
(QuickTime MOVIE)

高校サッカー岡山県大会決勝で、世紀というか狂気の大誤審が起きた。ことをややこしくしたのが、これが県大会決勝で、延長戦のVゴールの場面で起きたことだ。通常の誤審であれば、勝敗がくつがえることはない。だが、これは決まっていれば、その時点で勝敗が決まっていた場面だったのだ。そして、協会はこれを誤審と認めているのだ。勝敗を覆してもおかしくないと思えるくらい、重大でかつ確実な誤審だったのだ。

しかし、原則論は曲げられず、明らかに負けたチームが全国大会に出ることになった。もう、事件は忘れられたかに思えた。

だが、

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20021212/mng

うんんん、そこまで心を痛めることはないと思うが、誤審を「ミスだから仕方ない」で済まされる風潮も気にくわない。この真面目すぎる少年の将来に栄光あれ!

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12月11日 空間飛び越えて

ちょっと前、googleで「中島みゆき」で検索かけたら、この日記が上位で引っかかったんで驚いた。いろんなことで好き勝手書いてるから、なんかトラブルが起きたらイヤだなぁと思っていた。

そんなおり、見覚えのないメールアドレスからメールが来た。件名は「レドンド復帰」。そう、サッカー界の“フィニート”こと、フェルナンド・レドンドがついに復帰を果たしたのだ。

http://www.hochi.co.jp/html/column/soccer_sports/2002/1211.htm

ケガ以来、31か月ぶりの公式戦復帰だ。そのレポートを「WORLDSUCCER DIGEST EXTRA」で読んで、わしの涙腺はゆるんだ。

で、そのメールだ。

予感通り、「検索したらここに辿り着いた」人だという。「うわ、何かやばいこと書かなかったかな?」とビビッて読み進めてみた。

「はじめまして。突然のメール失礼します。HPを検索してたら、野崎さんのところに行き当たりました。レドンドのことが書かれていて、えらく感激したのですが、本職は格闘技のほうらしいので、そのままお暇いたしました。
 でも、その数日後、私の長年の(といっても2年ですか・・・)夢が叶って野崎さんの日記を思い出したのです。その夢とは、フェルナンド・レドンドの復帰――。そう、レドンドが12月7日対ローマ戦でセリエAデビューを果たしました。
 25年間海外サッカーを愛した私が、最高のプレーヤーだと思っているレドンドが、マドリーを離れて以来です。もうピッチの上に居る姿は見れないんだと、自分に言い聞かせるようにしてきました。奇跡は起きたのですね。
 野崎さんの日記に書かれていること、私の気持ちそのものでした。なのでついメールを書いてしまったわけです。もうご存知のはずですよね。
 クラシコの日記も面白かったです。わたしもフィーゴがどうしても好きになれない・・・。いけませんね。今はチャンピオンズリーグの2ndレグのマドリー戦で、ラウルやイエロと同じピッチに立つレドンドを見るのが夢です。
 また、時々寄らせてください。では・・・・。
 
              レドンドファンより

※部分的に紹介させてくれと言ったが、全部紹介しちゃいました。すんません。

むかし「中島みゆきを好きだ」と言ったら、「暗い」とか「知らない」とか「誰それ?」などと言われむかつく思いをしたものだが、レドンドファンもいま同じ気分だろう。わしの周りでも、「レドンドなんて知らない」という“サッカーファン”は多い。「バカタレ! 世界最高のレジスタ(中盤の底でのゲームメーカー)だろ!」というと、詐欺師をみるような目をされる。

おそらく「レドンドファン」さまも、ワールドカップがサッカーの全てだと思ってるような輩相手に、苦労をしていることが推察される。時々といわず、しょっちゅう寄ってくれたまへよ、キミィ!!(たぶん年上の方だが……)

今後も当HPは、「本物を応援する」スタンスをとり続けていく所存であります。「中島みゆきについてしつこく書き続けていたら、本人からメール来たりして……」てな空想をして、楽しい夜でございます。

【追記】

先週のオーエンジャイで、某ジム選手から「トヨタカップの感想が読みたい」と言われた。感想も何もねえ、ありゃ意味のない試合だから。

現在発売中の「WORLD SUCCER DIGEST EXTRA」でも、「南米チームにとってはクラブ版ワールドカップだが、欧州のチームにとってはフレンドリーマッチ」と書かれていた。スペインのメディアも、ベストメンバーを組んだレアルマドリードに対し、「なぜこんなタイトルを捨てないのか」と質問したという。他のサッカー雑誌をみても、日本のミーハーファンばかりで緊張感のまったくないスタンドを皮肉る評論が多かった。

以前マンチェスターユナイテッドが来たときも、イギリスの新聞でさえほんのちょっとしか報じなかったという。その程度の大会なのだ。騒いでいるのは、日本人と欧州に一泡吹かせたい南米だけ。

だからこそ、南米代表オリンピアが、スター軍団レアルをぶっつぶすシーンが見たかったが、前半で望むべくもないということがわかり、後半途中から心地よい眠りにつきました。

こんなんでいいっすか?>Oさん

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12月10日 平均的って

ボーナスが出た。不況で、ボーナスは上がるどころか下がる一方。入社当時の金額をとっくに下回っている。社員はみな「生活できない」と嘆いている。

会社には、出版労連とやらに加入している出版社の、賞与の妥結金額とやらを書いた紙がはってある。そこには3桁の数字が並んでいる。出版労連のHPには数字は出てないみたいなので公表は控えておくが、これをみるとわしの会社は出版社平均をかな〜〜り下回る。地方公務員平均にも遠く及ばない。たしかに嘆きたくもなる。

ちなみに新聞労連は数字を公開している。

http://www.shinbunroren.or.jp/cgi-bin/nego/html/bon_3.html

朝日新聞様は、30歳で121万円だそうな。しかも驚くことにこれを拒否。なんでも読売が124万円で、それに負けたくないからだそうな(たしか週刊現代に書いてあった)。テレビ局、広告代理店は、もっと多いと思う。年収4桁はザラだろう。こういう人たちが、不況のニュースを流し、発泡酒増税けしからんとか言うのはどうなのかとも思う。

そんな一方で、ジムに行けば「ボーナスなんて出るんですか? すごい!」などと言われる。うちのジムの定着メンバーで、ネクタイ締めて働いているのはわしだけ(あまり締めないので怒られるが)。ボーナスなど、もらったことない者がほとんどだ。場所を変えれば、ボーナスなどもらえるだけマシなように思える。

たいていみんな、自分のことを庶民と思っている。いったい庶民ってどういう人たちをいうんだろうか? 年収300万の人も、年収800万の人も、みんな不況で嘆いている。

わしは嘆いていいんだろうか?

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12月9日 プロフェッショナル

16歳の少女が、車上荒らしの犯人を背負い投げでやっつけたという。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200212/sha2002120901.html

このお手柄に、スポーツ紙は絶賛である。しかも、写真付き‥‥なに? 写真付き!

おいおい! これはどうなのよ? 犯人が解放された後、逆切れしてお礼参りしてくる可能性もある。ひっとらえた側(しかも16歳少女)の身元は伏せるべきなんじゃ?

しかも、この少女。柔道初段とやらで「刑事ドラマ」が好きだそうである。や、やばい。完全に勘違いしている。今回は相手が間抜け男だったから助かったが、相手によっては柔道初段など何の役にも立たない。格闘技経験なんてなくたって、力の強い男だったら、柔道初段の16歳少女をボコボコにすることなどそれほど難しいことではない。武器を持っていたらなおさらだ。

わしが泥棒だったら、半殺しにする。
もし泥棒が石黒だったら、レイプされてしまうだろう。
もし泥棒が金正日だったら、今ごろ少女はピョンヤンだ。

この少女がしたことはお手柄だが、「危ないからもうしちゃダメだ!」と叱られてしかるべきのこと。なのに、本人はおろか、オヤジまで浮かれてる。また同じ状況に立ちあったら、この子は絶対に同じことをする。誰か諭してやる大人はいないのだろうか?

その一方、感心したのはこのニュース。

http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-021210-06.html

駅のホームで線路に転落した女子高生を、男性客が3秒差で救出したという記事だ。この男性、綜合警備保障のガードマンで、「職業柄、常に突発事故が起こった場合を想定し、通勤に使う同駅のホーム下に待避所があることも知っていた」という。

をを! まさしくプロだ! 正直凄い!

こっちは手放しで称えたい。


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12月7日 天を衝くヒザ

オーエンジャイ興行が終わると、選手他がテレビの前に群がっている。ああ、K−1か。ホーストがサップをやっつけるとこだけ観たかったが、なんだよ負けてるやんけ。おまけに、負けたはずのホーストが復活して優勝してるやんけ。おまけに、噂通り石井館長脱税容疑で起訴だってよ、、、、そんでおまけのおまけに、首相撲禁止だってよ。もういい加減放っておこうぜ。自分たちの価値は自分たちで高めればよろし。

さて、TVの前に群がってた選手達の前で、何やら背の高いおっちゃんが熱弁を奮っている。なんとチャモ様相手に、K−1戦士の闘いへの講釈をたれている。こいつは何者???と観ると、何やら見覚えが。そうだ、ディーゼルノーイだ!!

ディーゼルノーイとは、ムエタイ史上最強戦士に推す人も多い、伝説的ムエタイ戦士。タイ人離れした長身から繰り出されるヒザは、「天を衝くヒザ蹴り」といわれた。ほとんど無敵状態で相手がいなくなり(賭けが成立しないから)自然引退に追い込まれたという人なのだ。たしかチャモ様とは、同じジムだったはずだ。

ディーゼルノーイが現役バリバリだったら、筋トレさして80キロくらいにさせれば、K−1優勝くらいできたんじゃないかと思う。もちろん首相撲禁止はやばいが。

きちんとした形で引退していないディーゼルノーイ。どうです、オーエンジャイで引退試合しませんか? 相手は、、、千島でいいです。内臓破裂でも何でもOKでっせ。


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12月5日 チャモ様攻略法

ジムでチャモ様に会うと、いきなり「サッカー、ビデオは?」。最近、うちらの会話はたいていこれから始まる。実は、わしが家でヨーロッパサッカーを観るときは録画して、それをチャモ様に回しているのだ。

以前も書いたが、タイでは、日本より海外サッカー熱が高い。チャモ様によると、ふつうにセリエAやプレミアリーグをテレビ観戦できるそうだ。

そして、ごたぶんに漏れずチャモ様も熱狂的といってよいサッカーファン。特にリバプールとジダンが好きだ。

A子さんは言う。

「チャモさんに電話しても、今サッカー観てるって切られちゃうんですよ。ビデオのはずなのに‥‥」

わしの貸したビデオが、思わぬところで思わぬ影響を及ぼしているようだ。チャモ様と試合をする人がいたら(もうしないと思うが)、前日に海外サッカーのビデオを山ほど届けるといい。まず確実に、寝ずに観るはずだ。


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12月4日 ラグビー早明戦

しばらくドタバタしていてスポーツネタをリアルタイムで書けなかったが、12/1は、ラグビー早明戦を観に国立競技場へ。最近はほとんどラグビーを観なくなってしまったのだが、後輩からチケットが回ってきたので行くことにした。雨なのに、国立競技場はほぼ満員の入り。さぞかしラグビー人気安泰と思えたが、実情はまったく違う。

昔、早明戦のチケットは自由販売だったが、人気が高まるにつれて、何日も徹夜する学生が続出。ラグビー協会は、発売日を発売当日の朝刊紙上で告知するという手段に出た。これが、わしの入学するちょっと前のこと。しかし、これは完全に裏目だった。一般の希望者を考慮すると、発売は日曜日。大方、発売日はよめる。しかも、新聞社勤務のOBから情報が漏れ、徹夜組が続出する事態はまったく変わらなかった。

わしが三年生のとき、「明日が発売日らしい」というデマが飛び、各プレイガイドで徹夜組が続出。新宿のプレイガイド前はゴミが散乱し、大問題となった。その一件があり、翌年からハガキ応募になった。

それから8年が経ち、チケットは通常の発売方法に戻ったのだという。理由はただ一つ。それほどの異常人気ではなくなったからだという。そして、そのほかにもいろんな違いが見られた。

むかしは観客席にチームの区別はなかったのだが、今は早稲田側と明治側にわけている。応援合戦も校歌斉唱もある。大学ごとのカラーを出して人気回復につなげたい意図があるらしいが、どうもラグビー上には合わない。ハーフタイムにはチアリーダーのショーもある。ラグビー界もあの手この手を尽くしている。

一番の改革は、来シーズンから始まる社会人トップリーグ。今まで地区別に分かれていた社会人リーグを、全国から上位12チームを集めて、トップチームのリーグ戦にしたのだ。事実上、ラグビーのプロリーグ創設だ。今週の週刊朝日で金子達仁が書いたが「その国のトップレベルのリーグが最大の人気を得ない状況は不健康」だ。高校野球や高校サッカーを皮肉っているのだが、ラグビーも同様。社会人に100点差で負けてしまう大学ラグビーに最も人気が集まるのは、不健康きわまりない。ラグビートップリーグの成功を祈りたい。

だが、、、まあ成功しないだろう。

運営側も選手も、みなプロとは名ばかりのアマチュア。そんな中途半端なやり方で、成功するほど甘くはない。Jリーグだって、経営面ではまだ苦しんでいる。関西社会人リーグでは、ヤマハ発動機が優勝したが、せっかくだから「ジュビロ」を名のればいいのに、そんな話は聞かない。会社の部活動から一歩も抜け出せない。

こういう部活動、アマチュアメンタリティの人種が、プロ興行をやろうとするととんでもないことが起きる。良い例がサッカー天皇杯。

http://www.page.sannet.ne.jp/yoshi_mori/morirepo021130.htm

↑を読むとわかるが、ひどいもんだ。アマがプロのフリをするとこうなる。ラグビートップリーグも、こうなりそうな予感がする。

それにしても、明治は弱かった。早稲田に完封負け。フォワードで押されるなんて、あきれてモノがいえない。聞くと不祥事が続いて、選手が集められなくなったそうだ。慶応も100周年のときはえらい強かったが、いまは戦力ダウン。要は金出せば強くなるのか、、、ラグビーも。


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12月3日 金町ダービー

金町ダービー

優勝候補だったはずなのに、なぜか降格争いをしてた柏レイソルは、なんとか無事に残留。各種掲示板では他チームサポーターから「柏はJ2に落ちてもいいが、日立台(柏スタジアム)をJ2に渡すのはイヤだ」との声が聞かれたが、納得。あのスタジアムで日本のトップレベルの試合が観られることは、財産以外の何ものでもない。

そんなこんなでレイソル関連の記事を検索していたら、大笑いのネタ発見。なんと「金町ダービー」! 

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/column/article/soc_nishibe_020805_01.html

わしの住んでいる柴又は、最寄りのJRの駅は金町駅。いわば、わしは金町圏の住民。そこでいったい「ダービー」とはどういうことかと読んでみたが、いやあ爆笑。来年は絶対行くぞ! 金町ダービー。


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12月2日 気前

久々に屋台オーエンジャイへ。会長と「景気、悪いっすねえ」などと話した。締めに沖縄を頼むと、大盛りっちゅうか二倍盛り。不景気なのに‥‥。

会長には頭上がりませんな。


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12月1日 光

帰宅すると、玄関の扉に何やらメッセージが挟まっていた。東京電力からだ。「やべえ、電気代払ってなかったか! 明日払おう」と心に誓い、家の中に入った。ところが、、、、玄関の電気がつかない。どうやら、やられたようだ。電気が止まっちまったようだ。

電話は毎月のように止められるし、その他も督促まではしょっちゅうされる。だが、電気を止められたのは初である。公共料金未納評論家楠本勝也氏の「電気が一番しんどいっすよ」との言葉が胸をよぎる。

とにかく暗くて部屋の中が何も見えない。これじゃあどうしようもない。というわけで、コンビニにろうそくを買いに行った。ついでに電気料金もコンビニで払ってきた。

電話は払った瞬間に再開通するのだが、電気は違うようだ。真っ暗のままだ。そこで、湯呑みを一つつぶし、それにロウをたらし、ろうそくを立てた。を! 意外に明るい、雰囲気もある。いいじゃん!

しかし、、、、、そこからすることが何もない。こういうときに限って、眠くならない。目は冴え冴えである。ろうそくがいい感じだし、「中島みゆきでも聞くか!」と思ったが、電気がないのに当然ラジカセは動かない。そこで「電池だ!」とコンビニ走り、単2電池を8本購入。みゆきの古〜い歌を流した。

ろうそくと中島みゆき……うぅいい感じだ。だが、何が足りない。何かが……。

そうだ、酒だ! と冷蔵庫を開けたが、真っ暗。当然、なかは冷たくない。だが、天の救いか、缶ビールはまだ冷たさをキープしている。電気が止まったのは、夜だったのだろうか???

こうして、「ろうそくと中島みゆきと黒ラベル」という極上の夜が更けていった。

朝。ジリジリリ。聞いたことのない音で目がさめた。「何の音だ」と思ったら、電話が鳴っている。電源の切れた電話が鳴っている。トゥルルルル♪という本来の電話ではなくジリジリリだ。

電話に出ると知人だった。なんでも呼び出し音はならず、いきなりわしが出たそうである。

「なんだ、電気通ってなくても電話できるんだ」と思い、東京電力にかけてみた。ありゃ、かかった。そこで、「金払ったぞ!電気通してくれ!」とお願いした。

1時間後、技師の人が来て、無事電気がわが家に戻ってきた。

電話もビデオも、時刻設定すべてパー。パソコンは時刻はちゃんとそのままだった。同じ電化製品なのに、ようわからんなぁ。

そんなこんなで体験した電気無き生活。大変ではあるが、それはそれでよいものだ。夜は暗い。これが当たり前なのだ。北朝鮮人民も、将軍様のために節電をし、こんな夜を過ごしているのだろう。みんなが節電すれば、原子力発電所もいらなくなる。対北朝鮮戦争のシミュレーションにもなる。いいことずくめである。

さあ、みなのもの、ろうそくを買いにコンビニへ走れ!


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