以前、「そもそも部活動というものが存在しているのがおかしい」と書いた。おそらく日本人の99%はそんなことは考えてもいないだろう。「野崎がまたおかしなこと言い出した」と思っているに違いない。
これについては玉木正之あたりが
http://www.ninomiyasports.com/nsports
こんなことを書いていたが、どうにも説得力がない。この人とはかなりスタンスが近いのだが、どうもうさんくさくて苦手だ。かといって他にこの手のこと言うのは二宮清純くらいだが、あの人もどうもなぁ。。。
ちなみにこんな文章もある。どうやら日本という国では、高校野球については言論の自由がないらしい。
http://www.ninomiyasports.com/nsports/
と思ったら、今日の朝日新聞にこんな記事が載っていた。国際野球連盟の会長の話だ。「日本の高校野球について」という質問に対し、
「学校の部活動の中で野球の技術を磨くのは、日本などのアジアの一部とアメリカだけだ」
と言っていた。をを! やっぱり世界標準では、部活は異常なんだ! さらに
「日本では、強豪校の中には、選手を野球だけに専念させるケースもあるようだが、私は、スポーツと学業は両立しうると考えている。欧州ではクラブチームなので、学校と別にチームがあり、勉強しなくては落第してしまう」
どちらが正しいかは明白でしょう。もちろん、勉強したくない子どもは勉強する必要ないし野球に専念したきゃ専念すればいいんですが、それが「学校」であるのはおかしい。「野球クラブ」で頑張りゃいいんです。高校は義務教育じゃないんだし。日本の大学がしょ〜もないのも、大学行く必要もない人が行ってるからでしょ。昨日の子どもと同じ論理。やりたくない人に無理矢理やりたくないことをやらしてるから、おかしくなる。
「自分の居場所が『学校』にしかない」
「自己表現の手段が『学校内』でしかできない」
これが、部活社会の問題です。はっきり言って、部活がなくなれば、いじめは減ると思います。逃げる場所ができるし、自分なりの居場所を独自に無制限に探せるからです。
・「文武共に日本のトップレベルの場所にいたい」そんな天才児の居場所は、日本にはありません。
・野球部でいじめにあった高校生。「高校の転校」というのが事実上難しいのなら、彼は野球を続けたければいじめに耐えるしかありません。
・野球でもサッカーでもバスケでも日本トップレベルの天才スポーツ少年。でも、高
校の部活は事実上かけもちできません。
・高校1年生にして160kmを投げる怪物投手。高校生には相手はいないけど、彼は3年間、レベルの低い高校野球で我慢するしかありません。16歳でプロ契約。17歳で代表デビュー。18歳でワールドカップでブレイク。こんなマイケル・オーウェンみたいなワンダーボーイは、日本の部活システムでは生まれません。
というわけで、わしは部活全否定。(お金がなくてもスポーツができるような自治体のサポートは必要)
日本の平和のために、一刻も早く、
高校野球も高校サッカーも、滅んでください。
お願いします。
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