キックボクサー野崎勇治の日記
歪んだ日本にローキック!

diary 2000.8
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8月31日 負けるなアイパワー

 練習前、綾瀬駅の近くでアイパワーに会った。テレビ局を目指した就職活動中でなかなかジムに顔を出せないアイパワーだが、某キー局で最終選考まで残ったという話だけは聞いていた(なんと2局目)。
 この最終選考、なんともひどい選考なのだ。ほぼ2ヶ月の間、実際に働かせるというものだったという。そうしてホントの適性を見極めるという趣旨は良い。しかし、2ヶ月もの間、ほとんど睡眠時間もないような状態で働かされたとなると話は変わってくる。
 もちろんその間、他の就職活動などできない。学生の本分である勉強だってできない。学生最後の夏休みに旅行などできない。ましてや、キックの練習などできない。これを人権蹂躙と言わずに何といえばいいのだろう。勘違いも甚だしい。

 まあ、結果、内定が出れば良い。しかし。。。。。アイパワーはあえなく玉砕してしまった。しかも「おまえみたいな三流大学を残してやってるだけでも有り難いと思え……」といったような趣旨のことを言われたらしい。ガチンコ女優学院などでも見られた、人を判断する能力のない無能野郎が、他人の忍耐力を判断するために使う常套手段ととれなくもないが、それにしてもひどい。
 昔からどうもテレビ系の人間が嫌いなんだが、これで余計に嫌いになった。

 オーエンジャイにもよく取材の方が来る。たまにまともな人もいるが、たいていが「撮ってやってる」という態度だ。

 芸能人もいっぱい来てるが、極●とんぼは態度悪かったなぁ。ロンブーもあの口の悪いほうは今いちだったなぁ。一方の相方は感心した。収録より早く来て、一生懸命練習してたからな。うちらに「教えてください」とか言ってきたし。キン●キッズは、風のように現れて風のように去っていった。まあ、それだけ人気者なんだろうけど、挨拶くらいせえや。


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8月28日 援助交際希望

 今日から始まったTBSの3夜連続ドラマ「百年の物語」の予告編を偶然見ちまった。橋田す賀子が脚本で、泉ピン子も出るとなりゃあ、そのまま「おしん」やんけ〜!…と思ったら、「こうた」とかいう男も出るらしい。「こうた」っていやあ、おしんに出てくる左翼活動家やんけ。でも、最後まで関わってくる最重要人物やんけ。「おしん」の2発目を狙う気かい、橋田す賀子。ストーリーもわし好みやし、3夜分ビデオにとって、週末まとめて見ることにしよう。

 さてさて、掲示板が「キャリーファンクラブ」の話題で盛り上がっていた。「ファンクラブ」ねえ、まあそれもいいけど「後援会」みたいなものができんかいねえ、ジムの。

 ほとんどの人が承知だろうけど、我々のファイトマネーはチケット支給。支給されたチケットを売りさばいて、初めて自分の利益になるのだ。しかも、金額はねえ、とてもじゃないけど生活はできない金額。。。(まあ、値段は伏せておこう)

 私のようにちゃんと会社に勤めていて、その会社が後楽園ホールから歩いて15分くらいのところにあって、しかもこういうホームページやってるから自然と顔が広くなる人間は良い。まあ、与えられた枚数くらいは何とかさばける(それでもしんどいけど)。しかし、格闘家にありがちな、世捨て人系選手は大変である。殆どさばけない選手が、何人もいる。

 そこで活躍が期待されるのが、タニマチというか後援会である。チケットをポンと渡せば100枚くらいさばいてくれる人がいてくれたら、なんと有り難いことか。今や後楽園ホール名物となっている、藤原ジムの組織的動員力を見るとうらやましい限りだ。柴又在住の人気ボクサー吉野弘幸は、一人で500枚さばくそうである。んんん、どうやって???

 かたやわが北星ジム。ジム内にムンムンとながれる、独立独歩弱肉強食的な雰囲気が周囲に伝染しているのか、組織的後援組織などできる気配もない。オーエンジャイという絶好の材料がありながら、である。

 たとえば「オーエンジャイ&北星ジム・ファンクラブ」を作ったとしたらどうなるだろう? 年●●回来店してもらうとか、後楽園ホールのチケットを購入してもらう代わりに、会員限定特別興行「野崎勇治対石毛慎也ガチンコ公開スパーリング」や「酒に負けて試合に勝てるか! 玉城良光と痛飲の夕べ」などというファン感謝イベントを開くのだ。
 こうすれば「オーエンジャイ興行の安定的集客力の確保」「チケットの組織的販売UP」などにつながるのは間違いないのではないか。こういったプランは、わしの頭の中では何度も練られているのだが、実行に移すとなるとなかなか労力を避けない。選手やって、仕事やって、HP運営して……とねえ、忙しいんすよ。

 誰か代わりにやってくれません?


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8月27日 名誉挽回

 昨日の分まで、走りやした。


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8月26日 ドラクエ

 今日発売のドラクエ。オレも並びてえ。でも、今買っちゃうと、毎日徹夜になってしまう。じっと我慢。

 この日の練習は、根性なしで途中リタイヤ。情けねえ。


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8月25日 人生訓話

  こんなにもアンディーフグの知名度があったなんて意外だ。でも、やっぱアンディ単独でのアピール度は今イチなのか、各スポーツ紙は一様に「紀香号泣!」の見出しも。読むと、「アンディー・ファンで知られる藤原紀香さん……」云々と書いてある。おい! たしかおめえはピーターアーツのファンだったんじゃないのか!? 「キャー、ピーター」とか言ってたじゃねえかバーロー。

 それにしてもアンディー。早すぎるとは言え、35歳だったんだねえ。35で現役ってのはまあある話だけど、あんだけ小さい身体でしかもアグレッシブな試合をしてたからねえ。結構、打たれるタイプだしね。それで今でも一線級ってのはやはり凄い。そのあたりは尊敬に値するでしょう。

 でも、先月試合して完勝してるファイターが、ぽっくり逝っちゃうんだからわかんねえよな。明日は我が身っすな。住宅ローンの返済に追われるアナタ。やっぱ生き方変えたほうがええよ。今やることやっとかねえとね、後悔するっすよ。


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8月24日 チケットあるぞ〜

 さて、野崎勇治「3連続無効試合」の宇宙新記録がかかったNJKF9月24日興行が迫ってまいりました。例によって、チケット販売いたします。希望される方は、メールちょうだいね。オーエンジャイに直接買いに来てくれる方、大歓迎!
 一応、公に売ってるので値引きはできまへんが(っちゅうかオレのファイトマネー値引きされんのやだし)、「やっぱなんか特典つけるべきやろか」とも考えてます。考えるだけかもしれませんが、名案、妙案あったら提案してみてください。よろしくおま〜。

 そして突然入ってきたアンディー・フグの訃報。私はアナタのグローブデビュー戦、村上竜司戦での戦慄のかかと落としは、生観戦しこの目に焼き付いております。今は「ご冥福をお祈りします」としかいえない。


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8月21日 続・セレス小林

  で、セレス小林、無念の判定ドローだったちゅうわけ。な、なんであれがドローなの? 余裕で勝ったと思ったけどなあ。と思ったら、ジャッジのミスが発覚。本当はセレスの勝ちなんだけど、訂正は認められなかったらしい。おいおい! 世界タイトルマッチだぜ。運動会の玉入れの玉の数間違えたのとは訳が違うんだぜ。残念。

 こういうときにスポーツニュースのアホキャスターは「次は頑張ってください」などと言うが、そこがお気楽極楽の「スポーツ」感覚だねえ。格闘技やるときに「次」なんか考えてやってないし、なんかのトーナメントみたいにねえ、無条件でチャンスを与えられる世界じゃないの。わかる?
 第一、セレス小林程度の人気薄ボクサーが、国際ジム程度のジムが、両国国技館で興行打つなんて相当無理してるぜ(実際は「帝拳プロモーションが仕切ってるが)。しかも日テレ深夜録画放送だから、大した放映権料払ってないだろうし。。。おそらく、、、、ホントに想像でしかないが、、、、でも間違いなく、、、、赤字興行だったと思う。ジム側が、セレスのために、相当無理してチャンスを作ってやったんだと思う。だから、顔がかわいいだけのアホ美女アナさん、気楽に「次」なんて口にしないように。アンタが金出してくれるんなら別だけどね。

 そういう貧乏事情はキックも同じ。いろいろ書けないこと知ってるけど、後楽園ホールってねえ、たとえ満員になっても「黒」にはならんのよ。ホント。要は「テレビ頼み」なわけ、興行って。


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8月20日 セレス小林認知度向上委員会

 朝起きた。今日は何しよう? そうだ! セレス小林だ!

 というわけで、WBC世界フライ級タイトルマッチ、マルコム・ツニャカオ対セレス小林in両国国技館へ。人生初のボクシング世界戦観戦だ。

 セレス小林。ふつうの人は、おそらくこの名前は知らないだろう。デビュー戦で負けるなど、およそ「エリート」とは言い難いボクサーだが、努力と研究で日本チャンピオンまでなった当代随一の頭脳派ファイター。毎回「不利」と言われた日本タイトルを、巧みなインサイドワークで、4度防衛。ついに「世界」の舞台にたった。27歳。1児のパパである。

 これまでも下馬評を何度も覆してきたセレスだが、さすがに世界は荷が重い‥‥と思われたが。

 今晩、録画中継があるのでこのへんでやめておこう。今晩のボクシング、オススメである。でも、世界戦が深夜放送だなんて。。。

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8月19日 遅れてきた春!?

 パンチスパ、ぶっ続け8R。直後、ミット5R。疲れた。

 オーエンジャイに、また別の「キャリーファン」が現れる。いったいどうなっているんだ?

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8月18日 レットー改め

 オリャー千島よ。ここが踏ん張りどころだ。

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8月17日 久々のボコ

 今度はウィラサクレックジムに行って来た。某ジムから来ていた有名選手とパンチのマススパーやったが、遊ばれた。チクショー。まだまだやね、わし。

 練習後、モハメドと飯を食う。「あいつはわがままだから」(某S井選手談)といわれるモハメドに、おしんの話をたっぷり聞かせてやった。語ってたら、目が潤んできてしまった。

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8月14日 違和感

「完」。
おしんは、重厚だった。
油断してたら押し潰されそうなくらい。

断言しよう。これは秀作だ。
お涙ちょうだいドラマ、と断じてしまうには、
あまりに骨太で、切なさとはまた違う感慨を覚える。
わしの琴線マグニチュードは、計測不能である。

戦争が終わり、おしんの旦那が自殺する。
その場面での、おしんの言葉。立ち居振る舞い。
あんな言葉を
言ってみたい言わせてみたい。
ガチンコ竹原慎二の「わかったぁ?」とは
あまりに違う重み。
同じフィクションだけど。。。

ビデオが止まった。
テレビでは「ワンダフル」が放映されていた。
チャンネルを替えた。
「トゥナイト2」だった。
「特集! 真夏のナンパ大作戦!」が放映されていた。
この虚しさはなんだろう。

今日は終戦記念日。

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8月14日 人の一生ってもんを考えた。

 突然だけど、わしの最も好きな女優は田中裕子である。いやあ、あの演技力には脱帽っす。明治大学文学部演劇学科出身の根っからの演技者なのだ。最近、タレントだか歌手だか俳優だかわからんくず役者がほとんどの中、光り輝いとりますな、おばはんだけど。向田邦子新春ドラマスペシャルはたいてい見てまっせ!

 で、そのことを知っておった玄斗くんが「野崎さんこれ見てくださいよ」と持ってきてくれたビデオがなんと

「おしん総集編」

「おしん」といえばあんた、日本のみならずアジア全域をも感動の渦に巻き込んだという、超スペシャルVIPドラマ。もちろんその存在は知っていたものの、放映当時、わしは5歳。内容がわかるはずもない。この歴史的ドラマを、実質初めてお目にかかることになる。家に帰って早速鑑賞開始!

 まずは幼年編。小林綾子がおしん役だ。とにかく次々と不幸が襲いかかるのだ。こういうベタベタな「泣け!」といわんばかりのドラマは見てるとむかついてくるんだが、田中裕子編を味合うためにはちゃんと見ておかねばならない。そして、「オレェ、かあちゃんのために奉公さ出るぅ」なんてセリフに、不覚にも涙腺がゆるむ。
 この小林なんとかというお人、今なにやっとるかよう知らんが、女子大生のときかなんかに中東の国を訪れたら超VIP待遇国民的大歓迎を受けたという記事を読んだ記憶がある。そりゃあ、このかわいさ不憫さは、発展途上国向きだわな。

 そしていよいよ我らが(?)田中裕子編が始まった。舞台は山形県酒田市……酒田っていやあ、先月のみちのくひとり旅ですぐ近くまで行ったのに「まあいいや」っていかなかったとこやんけぇ。ひとしきり後悔。
 まだ顔にしわがないピチピチの田中裕子をおがめたことも良かったが、何よりもこんときからこんなに演技うまかったんかいな、と驚愕。死産するときのシーンなんか、鬼気迫っていて鳥肌たちまっせアンタ。大根女優にドキドキしてるヒマはないっすよ、アンタ。

 
 とりあえず今のところ、四話にまとめられたうちの三話を見た。今夜四話目を見る。たぶんわしの琴線はマグニチュード8,0くらいに揺れ、明日は放心状態だろう。会社の人たちよ、明日は気安くオレに話しかけるな。「真に豊かな人生とは何か」について蕩々と語ってしまうはずだ。覚悟しといてくれ。

追伸
泉ピン子よ。今やシャネル狂い借金ばばあのアンタも、こんときは名女優だったんですな。「初心忘るるべからず」という言葉を贈ります。


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8月13日 暑気払い

 オーエンジャイにて暑気払いがおこなれ‥と思ったら、隣の居酒屋江戸一での開催となった。この日の主役はウィ●サクレックジムから参加のアキ●。ウィラサクレックのエ●大王と言われる所以をいかんなく発揮。ルーラウィーから「コロス!」と言われていた。本人から「あんまり変なこと書かないでください」と懇願されたので、このくらいにしておく。

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8月12日 ふへ〜

 逃亡。

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8月11日 出稽古

 某ジムへ出稽古。やはりたまに環境を変えるのは刺激になる。

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8月9日 ノープロブレム

 昨晩、帰宅したら水道が止められていた。今晩、帰宅したら電話が止められていた。

 だからどうした! 気にしない。気にしない。

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8月8日 目を覚ましてくださ〜い

 今年もやってきました。偽善者の祭典、高校野球。あ〜鬱陶しい!!

 わしは「高校野球が好き」という人に出会うと、「ああ、じゃあ野球がわからん人なんですねぇ」とにっこり笑って答えるか、黙って腹の中でそう思うようにしている。だって、高校野球って、たかが高校生の野球っすよ。プロ野球よりも社会人野球よりも大学野球よりも、う〜んとレベルの低い野球っすよ。そんなん喜んで見ている人が、野球を理解しているわけがないじゃないっすか。そんなん「好きな食べ物はカップラーメン」っていうラーメン屋の親父みたいなもんでしょ。そんなラーメン屋のラーメン食いたいっすか?

 え、高校生は一生懸命だから好き?

 ありゃ、そんな「子どもは天使だ」なんていう灰谷健次郎みたいなセリフ、言ってて恥ずかしくないっすか?(「うちの子に限って」っていう母親でもいいんだけどさ) 大した実力もないのに、あんな5万人の大観衆とお茶の間の偽善者諸君に見守られているところで、一生懸命やらん奴がいるわけないでしょ。ああ、アホらしい。
 プロ野球選手は?たぶん)生活かけてるし、格闘家は命賭けてるんじゃい! それでも高校野球のほうが、キミの琴線を揺らすのか!?

 高校野球をいたずらに純心化して楽しんでいるアナタ。そんなアナタみたいな人がいるから、公共放送は電波を無駄遣いし、偽善新聞・朝●新聞の発行部数が伸び、全国の高校で人買いが横行し、結果島根県代表の高校に島根県出身が一人もいないなんてことになり、それでも呆けたおじいちゃんは「郷土の代表」の奮闘に涙し、レギュラー奪われそうな上級生は体罰という名の暴力で下級生をいびり、過度な期待をかけられた少年たちがプレッシャーに潰れて人生を滑り落ち、それでも高野連は「教育の一環」とのたまうのだ。
 それでもキミは高校野球に涙するのか?

 結局、わしが言いたいのは、

「新聞の見開き2ページを使った高校野球・地区予選一回戦の記事の横に、ちょこっとでいいから、キックの結果くらい載せてえなぁ」

 ってことか。。。

 スポーツ新聞に結果すら載らない「プロ」キックボクサーの独り事。


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8月7日 【日記特別編】みちのくひとり旅レポート・ようやく
                  (7月24〜28日)

 今年に入っての3連戦(でも2無効試合)で身も心もヘロヘロになっていたあたくし。キック以外でもねえ、いろいろ疲れるんだわ、社会人って奴は。あ、男って奴もね。
 そこで会社の夏休みを早めにとり、いざみちのく路へと旅立つことに決めたというわけ。というわけで、みちのくひとり旅道中記。「ここで一緒に死ねたらいいと〜〜♪」‥‥なんて思わんけどね。

 ちなみにこれまでの夏休みは、生来の出不精に加え、だいたいきまって試合があったのれす。夏休みには減量していた記憶しかない。なんという試練! なんという不幸! これはもう、ここ数年の分まで遊ばなならん。
 と一念発起して準備したのは、青春十八キップと時刻表。後は行き当たりばったりで行動するJ!

 さて、出発前日、遠足前日の小学生のように寝付けなかったあたし。そこで「プロ野球チームをつくろう」でリリーフエース・野崎勇治を育てていたら朝5時になっちまった。
 ここで寝て昼間に起きたらどうせ「出発は明日でいいや!}となることは目に見えている。眠いが、そのまま出発することにした。
 朝6時前の常磐線で上野に向かうが、車内すでに満員。「なんなんだおめえら。こんな朝早くから何すんだよ!」と思ったが、よくよく見るとみなさんスーツ。ああそうか、他の労働者諸君は今日も勤労するわけね。しかも、こんな朝早くから。ごくろうさんです。

 というわけで、妙な優越感を抱いた着いた上野駅。午前6時10分発、??線の黒磯行きに乗り込んで、いざさらば、東京シティー。
 そして、乗車すること数時間。ふと車外を見渡すと、!!!!。この桃源郷のような駅はなんだ???

素晴らしい駅だJ

 こんなファンタスティックな駅があるとは知らなかった。オレ様の高名も、駅名になるほどだったのか。降りて散策したい誘惑にかられたが、明らかに何もないクソ田舎だったので、先を急ぐことにした。

 昼飯を食った福島も、駅前なのになんもない田舎だった。
 当初はそっから会津方面に北上する予定だったのだが、神のお告げで仙台に。
 仙台。そう、仙台青葉ジムの仙台。青葉繁の仙台。ヤンガー舟木の仙台。疑惑の判定の仙台。過去2度、わしはここ仙台で試合をし、いずれも押していながら、疑惑の判定で引き分けにされた、そんな悪霊の住む町。これはこの機会に厄払いをしておかねばならん。

 寝床を決めると、早速、夜の仙台に繰り出した。が、仙台でけえ! 名古屋よりずっとでけえな。あそこは遊ぶとこなんもねえとこだからな。思わぬ仙台の都会っぷりに圧倒され、悪霊退治は置いといて牛タン食うことにした。本屋で立ち読みして「有名」だという牛タン屋を発見。
 が。
 たしかにうまい。舌がとろけるようだ。しかし、店員の気合いのなさが気にくわん。その覇気のなさといったら、大谷浩二を前にした青葉繁のようだ。むかついたわしは、牛タン3人前と生ビール3杯を胃に流し込み、さっさと店を後にした。やはり悪霊の住む町、仙台。
 その後、二軒目を探すが、めぼしいところが見つからない。おまけに「徹夜ドリームキャスト」(略称「徹キャス」)の疲れが今になって出てきた。さっさと寝床に帰って、一日目、とても地味に終了。

二日目。
「海が見たい」
 朝起きると、ロマンチックにそう思ったあたし。そういえば、仙台のそばには、日本三景・松島がある。早速、松島へ。
 しかし、着いたはいいが、別にただの海だ。こんな景色が美しいか? 海はきたねえし。センスのない遊覧船を見て、さらに不愉快。10分で松島を去る。

醜悪だ!
金の無駄だ。無駄。

 海がダメなら山だ。山と言えば温泉だ。…とわしが向かったのは鳴子温泉。こけしが名産(らしい)の温泉街だ。
 そこで1泊2食つき6500円という安宿(国民宿舎)をキープ。早稲田の学生が掘り当てたという別にありがたくもない理由で有名な温泉につかる。
 晩飯は、安宿で。既に酔っぱらっているおっさんに話しかけられる。このおっさん足立区から来たらしい。大人なわしは話に付き合う。すると、おっさん、「飲みに行くかい?」と閑なわしに嬉しい一言。人通りのない温泉街を抜け、スナック「乾杯」に。
 そこのママからの「いかに景気が悪いか」という話を肴に、午前様。

三日目。
 北上して、新庄市。パソコン使い放題の駅の情報広場とやらで久々にネットに接続。最初タッチパネル式のパソコンだったのでキーボードがなく、ヤフー経由でキックサイトを巡回する。すると、な、なんとアントニオ下関のホームページがヤフーに登録されとるやんけ。わしが何回も申請してもちっとも登録されんのに。うん、ジェラシー。
 ここでも、雑誌を見て「おいしい」と評判のラーメン屋で昼飯を食うが、柴又駅前の立ち食いそば屋のラーメンのほうがうまく(ホントにここうまいんよ)、がっくし。
 そっから一路山形へ。山形では「庄内湾の旬の魚が食える」という店へ。「男山」を味わいながら、海の幸三昧。こりゃよかったすわ。親父も高倉健と三田村邦彦を混ぜ合わしたような、ナイスガイ。おいしうございました。

四日目。
 東北いうたらここは外せん。ラーメン処・喜多方へ。いろいろお店はいっぱいあるが、とりあえずチャーシューいっぱ〜いで有名な坂内食堂がお約束。地図で見るとすぐだが、これが結構歩く。歩くこと15分。ようやく見えてきた坂内食堂の看板。
 しかし。。。。

 ふざけんな!

 気を取り直して、ここも名店の誉れ高い「あべ食堂」へ。う〜ん、まあまあだったかなぁ。
 この店でわしと一緒のテーブルになったお兄ちゃん二人が話しかけてきた。

「地元の人ですか?」
「いや東京から」
「ああ、東京からクルマで?」
「いや電車」
「何軒目ですか?」
「一軒目」
ぼくらはきょう5件まわる予定なんすよ」
「そうっすか」
「またどっかの店で会いますかね?」
「そうだといいですね(そんなわけねえだろ!)」

 と熱い会話を交わした。
 よく見ると、満員の店内はみんなガイドブックを持っている外様。外の人通りは無茶苦茶少ないが、たまに歩いている人はみんなラーメン屋めぐっている様子。ホントラーメンしか取り柄のない街だと実感。
 二軒目は「大安食堂」。横浜のラーメン博物館に入っているみたいだから有名なのだろう。ここのラーメンが一番、わしの舌に合ってたかな? おいしうございました。
 30分休憩して3件目、「まこと食堂」。ここが一番超満員。座敷に座って注文待っていると、わしの肩を叩くものがいる。振り向くとゲゲゲ!!! さっきあべ食堂で会った兄ちゃんたちだ。ありゃりゃどうも。世の中というか、喜多方は狭いっすなぁ。
 
 そんなこんなで、一路会津若松に。一泊6000円で大展望風呂がある!というお得なビジネスホテルに宿泊。早速、大展望風呂とやらに行くと。。。。タイルはボロボロ。水が循環してないので、泡が浮いてる。おまけにぬるい。2分で退散。
 気を取り直して、地鶏と地酒がおいしいという店へ。ここはうまかった。おっさんも気さくで雰囲気もいい。
 その雰囲気の良さからか、隣に座った年齢不詳女性三人組に逆ナンをされてしまった。
 帰るときに「これからヒマ?」って言うから連いていったら、その一味のおばはんがバイトをしているというスナックへ。松山千春を歌わされ、帰ってきました。

5日目。
 なんか疲れた。「帰るべか」と帰る。以上。

 別に何と言うことはなかったが、何もないわけではなかった5日間。9月24日には、わしの秘密兵器・みちのくキックが火を吹くことだろう。乞うご期待。

 他に入れるとこなかったから、日記に入れまひた。


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8月6日 海!

 一路九十九里浜へ。疲れたんで、詳しいレポートは控えるが、とりあえず判明したことは‥

 ・モハメド・アリサはまだ減量の余地があるということ
 ・桜井伴保は波に乗り切れない男だということ
 ・クロウドは、やはり元気だということ

、だ。

埋まってます


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8月5日 海!

 今から海に行ってきま〜す。メンバーは‥‥

 フィニート。くろーど。新谷浩。不良妻T。

ウィラサクレックジムから
 桜井伴保、モハメド・アリサ、弘中男爵

なぜか
 ガジロウ・オーエンジャイ


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8月3日 千葉すず

 う〜ん、残念。千葉すずの調停。

 公正な選考だかなんだか知らんけど、そもそも「選考」ちゅうのが気に食わんのじゃ、わしは。アメリカ見てみい! モーリス・グリーンが、マイケル・ジョンソンが、200メートルでオリンピック出られんのやで。「オリンピックで勝負できる」どこじゃない。金メダル第一候補になれる二人が、一発勝負の選考会で結果出せんかったら、オリンピックに出れんのじゃ、アメリカは。そして、当の二人も、まったくそれに対して文句をいわん。当たり前じゃぁ! アメリカって国は嫌いだが、やはりスポーツの実力主義の浸透ってとこには感心する。

 水連よ! 「選考」そのものをやめんさい。マラソンも一発勝負の一発選考! 当然だろ、そんなの。


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