ウィークエンドパス (お得切符シリーズ10)
JR東日本を利用して週末の旅に出かける時、お得な切符がこの”ウィークエンドパス”である。2010年4月、これまでの”土日きっぷ”がリニューアルされて登場した切符である。
下図に示す様に、南東北以南(酒田、湯沢、くりこま高原より南)のJR東日本線の他、北越急行線全線、伊豆急行線全線、会津鉄道線(西若松~会津田島間)の快速・普通列車の自由席が週末に限り乗り放題である。また、別に特急券を購入すれば、新幹線(東海道新幹線は除く)を含む特急列車にも乗車できる。この際、”青春18きっぷ”と違い乗車券の購入は必要ない。
- <<2010年10月追加路線>>
- 阿武隈急行・上田電鉄・鹿島臨海鉄道・しなの鉄道・長野電鉄・
- ひたちなか海浜鉄道・福島交通・富士急行・アルピコ交通(松本電鉄)・山形鉄道全線
- 利用・発売期間と料金
- 【利用期間】 2011年4月2日~2012年4月1日までの土休日
- および飛び石連休のうち連続する2日間
- (4月27日~5月6日、8月11日~8月20日、12月28日~1月6日は除く)
- 【発売期間】 2011年4月2日~2012年3月31日
- 【有効期間】 連続する2日間
- 【料金】 大人8700円、小児2600円
- ※2010年10月に路線が追加され、料金が8,500円から8,700円に改訂されました。
では、どれぐらいお得かを調べてみよう。
東京を起点に主な駅までの新幹線指定席の往復費用を比較してみた。新潟では2千円程度、仙台や山形では3千円程もお得になっていることが分かる。日帰りの往復にも十分利用できる切符である。
着駅 | 乗車券 | 特急料金 | 合計(往復割引後) | ウィークエンドパス利用 (改訂料金で計算) |
お得度 |
仙台 | 5,780円 | 4,810円 | 21,180円 | 18,320円 | 大(+2,860円) |
新潟 | 5,460円 | 4,810円 | 20,540円 | 18,320円 | 中(+2,220円) |
山形 | 5,780円 | 5,250円 | 22,060円 | 19,200円 | 大(+2,860円) |
長野 | 3,890円 | 4,080円 | 15,940円 | 16,860円 | ×(-920円) |
注)金額は2011年5月13日時点のものです |