6/4コンプリートについて│はじめに


この話は、'03年末、同人誌として発行した、小説本の再録です。
この頃同ジャンルの二次創作漫画を描いていまして、小説本を発行したのはこれが初めてでした。
←そして多分、最初で最後だろう(笑)

小説ネタを殆ど持っていないのと、漫画しか描けない〜
小説文章が作れない(構成できない)ので、今まで小説は読み専門でした。

当初、この話の原物〜前半途中までは、立ち上げたばかりのHPにアップしたものです。
←当時はワープロでHPを作っていました
漫画描きなんだから、漫画で描けばいいようなものですが…
この話は私には珍しく文章ネタとして浮かんだ為、どうしても小説で作りたくなったのです。

しかし途中…色々と(苦笑)
原稿後半部分が行方不明になったことも手伝って、挫折。
ずっとお蔵入りしていました。

その後、急に陽の目を見せる気になったのは、いつまでイベント参加…というか、同人誌活動を出来るのかどうかもわからない年齢と状況になり、いつ終わっても極力やり残しがないようにやっておこう、と思い立ったからです。

実に何年も経ているため、途中までバックアップしてあった元データも更にその途中までしか、PCに読み込める物は残っていませんでした。
←ワープロはフロッピー記憶媒体で、今思うとWINに近い機種だったんですね
iMACを購入してすぐ、WEBから直接MOにDLしたものだけが、事実上元データとして使えました


しかし、当時以上に見えない手足を動かす以前に、手足がない(笑)ような感覚…何度も投げだしだくなりました。

詰まりきってキレかかった私に親切に進○ゼミ講座して下さった、みるくさんには本当に感謝以外の言葉がみつかりません。
彼女の助力なければ、決して最後まで出来なかった。
しかも発行当日売り子までして貰ったという、恩を仇で返すオチ付き(笑)
す、すまないねえ……

同じ時間があれば60頁以上の漫画が描ける時間を使って、一稿目が出来上がった直後も、正直やり遂げた達成感より自分の文才の無さを思い知った焦燥感と肩こりしか感じませんでしたが(笑)

今はとにかく、これがせいいっぱい!なのだから、私にとってこの作品の役割の残す所は皆さんに冷笑を頂くこと。と(笑)発行に至りました。
有り難い事に意外に反応がありまして、少部数ですが再販にも至りました。

媒体が違えば反応も異なるしで、web環境ではどうなのかな?と思いましたが、以後版を重ねる事はないでしょうし、予定通りこちらにも再録する事に致しました。
(表紙や、本にあった些細なカット類は、本を買って頂いた方の特典として、再録はいたしません)

内容について〜
WEBは先を流し読み〜ができないので……
不安がありそうな所を先にいってしまいますが〜

ゼフェルが浮気云々、と冒頭に持ち上がりますがな〜んだ!のオチです
安心して最期までお読み下さい。

追記:10/30
この話は所謂「少女小説」を無謀ながら目指した物です
自分が普段苦手な口語体や、感情絵的表現をあえて、随所に使用しています
この辺が苦手な方は閲覧をご遠慮下さい
いや、本当、自分でも「なんだかのう」という…反則技多数
反則といえば、二次創作自体、反則なんだろうが…み、見逃して

'2014 05 21 サイト改装に辺り、文章内一部改稿

6/4コンプリート
天使の一番長い日
本文/トリ・ダ・イースキ
推敲・監修協力/渡良瀬みるく