オリジナルな
家の造り方 |
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【デザインの押しつけ】12
「自分の家はデザインが大事！」という人もいらしゃいます。
でも、設計事務所（建築家）や工務店の設計士にデザインを押しつけられたらどうでしょう。
イラッと来ませんか？
確かに建築家の設計はバランスが良く、色使いも上手いと思います。
でも、建主が欲しいと思わないデザインを押し付けるのはどうなのでしょうか。
コストが掛かるデザインで、出てきた見積りが希望予算の２倍だったという話を聞いたこともあります。
最初に希望予算を話しておいてもダメな業者があるんです。
「言っておいたのに！」と言っても無視されているケースがあります。
デザインばかりに拘って、支払いを押し付けられても困ります。
実は、何件かご相談を受けたことがあります。
家づくりは、どこに頼むかで、この辺の事情が変わってきます。
業者選びは難しいです。（工務店でも同じようなことが起こります。）
建主が良いデザインを強く希望される場合もあります。
「デザインが悪い家に住みたくない！」と思うのは当たり前のことなのですが、デザインを優先した為に起こる「使い難さ」はいかがなものかと思います。
家族を不幸にするかも知れません。
許容範囲であれば良いのでしょうが、あまりにも使い難いということがあります。
使い勝手が悪くてストレスの溜まる家が健全な家とは思えません。
デザインによる弊害を家族に押し付けてしまう場合もあるんです。
デザインにこだわり過ぎないということも大切です。
奇抜な家を見掛けることがあります。
雑誌やテレビでも「斬新だ！」と思う家を見ることがあるでしょう。
目新しさは飽きます。
使い勝手の悪さは嫌になります。
２０年３０年住む家として、奇抜なデザイン、アイデアばかりに拘ることは後悔すると思います。
デザインが悪であるとか重要ではないと言いたいわけではありません。
家に居ることで心が和むデザイン
なんかいい雰囲気だな
我が家のこの雰囲気が好き！
友達に自慢できるデザイン
は、建主にとって家を建てる意味であったりします。
大切なことです。
そんな中、生活スタイルから考えられたデザインにすることがお勧めです。
使い易い家、住み易い家にした上で、デザイン性を予算を考えながら考慮することが良い設計だと思います。
基準は「自分」なんですが、２０年後３０年後も「住みたい！」と思える使い勝手、住み易さ、デザインの家を心掛けて頂けたらと思います。
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