地御前神社 地御前神社は厳島神社の外宮で、本殿は宝暦5年(1755)に消失し宝暦10年(1760)に再建されたものであるが、仁安3年(1168)の文書に記されている本殿の平面形式が現在のものと一致しており、平安末期の形式を伝えている貴重なものである。 本殿の右側が大宮本殿で厳島神社の本社に相当し、左側客人本殿が厳島摂社客神社に相当して厳島神社の縮小型と解されている。拝殿は明治24年(1891)に台風で倒壊し大正4年(1915)に再建されたものである。
神社そばにはかっての外宮神宮寺遺物とみられている丈六坐像の釈迦如来像が安置された釈迦堂がある。また、境内には宝暦期の再建に伴なった材木入札場の役人が寄進した手水鉢や国道開鑿碑がある。広島県沼隈町西光寺には天文13年(1544)に鋳造された元地御前神社の梵鐘が残されている。
地御前神社の祭礼としては旧暦5月5日の御陵衣祭(ゴリョウヤ・ウマトバシといわれている)と旧暦6月17日の管弦祭(ジュウシチヤ・オカゲンサンといわれている)がよく知られている。
地御前神社については「厳島神社外宮地御前神社の建築」があります。地御前神社版画 所在地 廿日市市地御前5丁目(地図) пi0829)36-0795
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