極楽寺

  極楽寺は廿日市市の北方、標高663mのモミの原生林に囲まれた極楽寺山上にある。高野山真言宗の別格本山で、天平の僧行基が開山したと伝えられる古刹である。
  本尊は行基が大杉を刻み弘法大師が開眼供養したという千手観音菩薩で、4月第3日曜日に本尊の縁日法要が営まれる。歴代の為政者、民衆の尊崇を得ており多くの文化財を蔵している

 本 堂  本堂は従来永禄5年(1560)毛利元就によって再興され天明8年(1788)に大幅な改造が行われたとされていたが、平成13年度に行われた詳細調査で享保4年(1719)に建立されたものと判断された。
 永禄5年(1560)の再建に遡るとみられる身舎頭貫、台輪木鼻、庇組物など一部部材が再利用されているようである。

極楽寺版画
極楽寺関連刊行物  極楽寺参道の里程碑を調べた「極楽寺道三十七丁ぶらり登山」があります。
表参道(廿日市参道)
千手観音菩薩像
本堂天井画
虚空蔵菩薩像
鰐 口
梵 鐘
茶 釜
力 石
 屋根は柿葺であったが平成16年の台風被害で現在は銅板葺に改修されている。
所在地 廿日市市原2180(地図) (0829)39-0008

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