極楽寺梵鐘
この梵鐘は延宝6年(1678)3月廿日市の鋳物師山田治右衛門藤原貞栄が鋳造したものである。銘文には旧梵鐘の銘文も刻してあり、旧梵鐘は厳島神主藤原宗親が廿日市の鋳物師久信に鋳造依頼し寄進したものだったようである。現在の梵鐘の上部の中帯にみられる文様は剣菱文の両側に蕨手文を配して図案化した文様で、下部の中帯の文様は唐草文である。これらの文様は山田氏の鋳造作品によくみられるものである。市内三梵鐘の一つで廿日市市の重要文化財に指定されている。
現在この梵鐘は本堂脇の覆屋の中で保存されているが、隙間が狭いために全銘文の確認は困難である.。|表参道・山門|千手観音菩薩像|本堂天井画
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