御陵衣祭
 旧暦の5月5日に行われている祭で地元では「ごりょうや、うまとばし」などといわれており、祭典の後、陵王、納蘇利の舞楽を演奏し流鏑馬神事が行なわれている。
  元禄15年(1702)頃と天保12年(1841)頃の祭事はほとんど同じであり、厳島の神官が渡海して3日から5日にかけて祭事を行なっていた。
  祭事の内容は、3日には御供をし榊舞、人長の舞、東遊などがあり、神輿は現在の地御前小学校の地にあった御旅所(御宿院)へ出御し、御供をし陵王、納蘇利の舞楽を演奏した。4日には御旅所で奏楽、獅子舞などがあった。5日には御旅所で奏楽、御洗米を供え、御旅所から還御の後流鏑馬があり、御供えをし陵王、納蘇利の舞楽を演奏していた。
地御前神社