■ある感想のメールが
最近ひとつの嬉しい感想メールを戴いた。
同種の声は過去他にも有ったが代表して少し紹介してみることにする。

(原文をそのまま転載)
★いま小さな広告代理店でデザイナーをしています。
仕事柄いろいろなイラストレーターの作品を眼にするのですが
前に出よう前に出ようというぎらぎらした勢いの作品。
感性に驚かせられながらも、見た後どっと疲れる作品。
無理に個性的であろうとする作品。
自分を忘れ売ることだけを考えた作品・・・そんな作品がが多すぎる
ような気がします。

そんな作品に
食傷ぎみのこのごろですがそのようなときに、
小林さんの作品を見ました。
ふう〜〜。ほっとしますね
自分が自分であることを大切にした作品であると思います。
(これは小林さんのことばですが)
小林さんという静かな風というか空気というか
そんなものを感じました。
(以下省略)

特別にこれと言って意識はしてないが、どうやら私は総べてにおいて控えめを好む傾向が
確かにある。動と静があるなら私は静を好むのかもしれない。
そのことが描く作品の上にも現れるのは当然で先のご感想を寄せて頂いた方にそれを敏感に
感じ取ってもらえたのが嬉しい。
作品を描く者には何等かの「美学」がある。それは作品創りの根幹を成すものであり生き方にも通じる。
絵は各々の自由な見方でよいと思うし、好き嫌いも当然反映する。
描き手はただひたすらメッセージを発信する。それをキャッチしてくれる人が一人でも居てくださると
安堵して次なるステップが踏める糧様に思う。
私はある人に言った・・・
「"彼の人は「金」であるなら私は「銀」のようでありたい、それが自分の領域だとわきまえて"」 と。
これで良いのかという迷いは常に付きまとうが、自分は自分と信じなければ生きて行けない
この厳しい世界なのである。


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