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勝浦市興津地区の山の上に,昔,奥津城(興津城と書かず昔はこう書いたそうです。)というお城がありました。要害(ようがい)山という山の上にあるので『ようがいの城』と呼ばれていましたがいつしか訛って『ゆうげの城』と呼ばれるようになりました。築城は1258年(正嘉2年)といいますから鎌倉時代,佐久間兵庫介重吉・その子佐久間兵庫頭重貞が築城したと言われています。 | |||||||
私たちNPO法人GANAZOは地元勝浦の子どもたちに地元の歴史遺産を勉強してもらうとともに,冒険遊びの場として活用してもらえるよう整備しようと考え,平成27年度より『奥津城歴史と冒険の森プロジェクト』に取り組んでいます。 ぜひ多くの方々にご協力いただき,このプロジェクトを成功させたいと思います。 |
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第1回作業の様子 | 第11回作業の様子 | ||||||
第2回作業の様子 | 第12回作業の様子 | ||||||
第3回作業の様子 | 第13回作業の様子 | ||||||
第4回作業の様子 | 第14回作業の様子 | ||||||
第5回作業の様子 | 第15回作業の様子 | ||||||
第6回作業の様子 | 第16回作業の様子 | ||||||
第7回作業の様子 | 第17回作業の様子 | ||||||
第8回作業の様子 | 第18回作業の様子 | ||||||
第9回作業の様子 | 第19回作業の様子 | ||||||
第10回作業の様子 | |||||||
プロジェクトの趣旨 | |||||||
このプロジェクトは千葉県里山条例に基づく里山活動協定認定申請事業で,千葉の里山を守り生かしていく条例趣旨に添うものです。 このプロジェクトで私たちが行う活動は現在未整備となっている勝浦市の史跡奥津城の周辺地域を整備し,子どもたちが実在の史跡にふれながら歴史の学習ができる場を確保したり,景観や環境を生かした手つかずの自然を活用して冒険遊びなどができる場を提供したりすることを目的とするものです。 また周辺地域整備の作業を通して市内に定住希望の若者への雇用機会を確保し,過疎対策や定住促進の一助とする目的もあります。 子どもたちが里山で思う存分遊んだり,学んだりする環境を作りたいというのがそもそものねらいなのです。 それだけでなく,NPO法人GANAZOが取り組んできた都会の未就労の若者の雇用を創出し,勝浦で働ける環境を作り出そうというねらいもあります。 |
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活動内容 | |||||||
1 国道128号パイパスから奥津城までの遊歩道を整備する。 2 遊歩道周辺や奥津城址周辺に道標,案内板等を設置する。 3 奥津城址周辺に,水場,トイレなどの設置を行う。 4 奥津城址周辺を整備し,自然を生かした冒険遊び場を建設する。 5 奥津城の歴史等の教材開発,指導者の育成などを行う。 6 整備事業全般を通して協力企業と協働し,都会から勝浦市へ定住を希望する若者の雇用の機会を確保する。 今のところ土地の所有者との交渉が終わっているのは奥津城址周辺地域だけなのでこの周辺からスタートさせていきます。登山道については土地所有者との協定ができ次第追加申請して,整備していく予定です。 |
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奥津城の現状 | |||||||
奥津城は上総興津駅の北側の小高い里山の山頂付近にあります。現在は建物はなく城跡が残っているだけです。 | |||||||
奥津城は連郭式という形のお城でちゃんと本丸(第一郭),二の丸(第二郭),三の丸(第三郭)が連なっています。 周辺は自然がそのまま残っており,イノシシや猿,きょん,鹿などの生息域です。夏場はヤマビルの対策もしなくてはなりません。作業を進めるには十分な準備と綿密な計画作りが求められます。 |
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上の写真は現在の奥津城第一郭(本丸)付近の様子。背丈程の草が生い茂り行く手を阻む程。大規模な草刈り活動が必要です。樹木の剪定も広範囲にやらなくてはなりません。 | |||||||
上の航空写真の赤い線でかかれている部分がかつての登山道で国道128号バイパスのセブンイレブンの向かい側が登山道の入口になります。昔は地域の方々が山菜採りなどで通行したり,子どもが通学に利用していた道です。 | |||||||
上の写真は二の丸です。やはりほとんどが草で覆われており,草刈り作業が大変そうです。周りの木の剪定などを行えば,ここは眺望がよく興津の海が目の前に見える絶景です。ここを整備して冒険遊び場を作りたいと考えています。 |
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上の写真は三の丸とその手前の道路です。比較的草は低いですが草刈りは必須です。道路が一部崩れているので,整備を市の方へお願いしていますが,予算が付くのはいつになるか未定です。 | |||||||
※冒険遊び場とは 1943年にデンマークで生まれたプレーパークは、『子どもたちが自分の責任で自由に遊ぶ』をモットーに、大人が子どもたちの遊びを見守る遊び場です。子どもたちの持つ遊ぶ力を最大限活かせるように、プレーパークには禁止事項がありません。 「あぶない、きたない、うるさい」を大人が口出しせずに見守るからこそ、プレーパークは子どもたちがイキイキ遊べる場所なのです。 千葉県では「千葉県次世代育成支援行動計画」の施策として『まっ白い広場(プレーパーク)づくりモデル事業』を平成17年より実施しました。平成22年度までに7 か所の市町村で実施され、それが県内に波及し2011年現在,県内28か所で市民団体を中心としたプレーパークが開催されています。 |
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5月現在,地元協力企業のプライムブルーさんにスギ丸太の提供をお願いしていますので,手に入り次第,丸太の皮むきをしてくい打ちをしていき柵を作りたいと思います。 子どもたちの冒険遊び場を作るための安全措置です。草刈りや柵作りなど多くの作業はボランティアの皆さんにお願いすることになると思います。会員の皆様はもとより多くの方々にご協力を仰がなくてはなりません。お知り合いで活動にご賛同いただける方がいらっしゃいましたら,ぜひよろしくお願いいたします。 |