2017年6月4日
家庭用蓄電池設置 (NEC家庭用蓄電システムESS-H-002006B2)
先日、家庭用蓄電池を設置しました。 2年前に家を建てる際に少し検討をしましたが、値段が高かったので見送っていました。
設置のきっかけとなったのは、1ヶ月ほど前に携帯にかかってきた1本の電話。 家を建てたハウスメーカーからの 「蓄電池の説明にお伺いしたいのですが・・・」でした。 丁度、ゴールデンウィーク中で時間もありましたし、妻も「聞いてみるだけならいいんじゃない」 ということで軽い気持ちで了解をしました。
蓄電池を導入するメリットは3つあります。
1つ目は電気代の削減です。 これは我が家のように太陽光を設置してあり更に3時間帯別電灯契約の場合、 深夜の安い電気料金で蓄電池を充電し、日中は太陽光発電の電気を使い、 朝晩は蓄電池の電気を使うというものです。 勿論、日中の余った太陽光発電は売電をしてくれるので、 収入を得ながら買う電気はほぼ深夜の安い時間帯のみとなります。
2つ目は固定買い取り期間終了後の対応です。 家の太陽光発電の売電単価は37円ですが、我が家の場合はあと8年で終了します。 そして、そのあとの単価は決まっていませんが、かなり安くなると言われています。 そこで安く売るぐらいなら自分の家で使ってしまえという発想です。 日中は太陽光発電の電気を使い、余った分で蓄電池を充電します。 貯めた電気を朝晩に使うことで、ほぼ電気の自給自足が成り立ちます。
最後3つ目は災害発生への備えです。 東日本大震災のとき北関東に住んでいて、 震災直後の24時間の停電や計画停電を経験してきているので 電気の無い生活の不便さは痛いほど分かっています。
説明を聞いてみて、我が家は電気代がそれほど高くないので 上記1よりも2と3に惹かれました。 それに現在は、単純に蓄電池を設置するためだけの補助金は交付されていませんが 同等の値引きをして貰えるということで導入を決めました。 特に3についてはキッチンとリビングのみに限られますが、 停電時でも日中は太陽光から、朝晩は蓄電池から電気が供給されるので安心です。
稼働初日にシステムコントローラーのネット接続に不具合が発生しましたが、 現在は解消し順調に作動しています。 今は毎日、モニター画面を見て 「おっ、蓄電池の電気使ってる!」と確認するのが楽しみになっています。
風呂の点検口から作業を行い、 重要負荷(停電時)分電盤(上)と システムコントローラー(下)を新設します |
操作パネル(右)を新設します |
太陽光のパワーコンディショナにも手を加えます |
既存の分電盤からキッチンとリビングの 配線を重要負荷分電盤に繋ぎ替えます |
蓄電池本体は家の北側に設置しました |
配線は全て壁の中でスッキリしています (工事は5時間ほどで終了しました) |
設置完了後の蓄電システム本体です |
電子レンジの電力を蓄電池でまかなっています |