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引きこもりにも明日はある
最近、引きこもりに関するニュースをふたつほど目にしました。
どちらも引きこもりの高齢化について触れたものでした。
週刊誌にあった記事は、定年で年金暮らしになった両親が引きこもりやニートの子供を養いきれず、悲惨な老後を送る羽目になるといったような内容でした。
新聞にあった記事のほうは、もう少し前向きで、そんな悲惨な老後にならないように、引きこもりの子供が働かなくても生活できるよう経済的アドバイスをするファイナンシャルプランナーがいるという紹介記事でした。
まあ、いずれにしてもそれだけ多くの人が、引きこもりの子供の更生はあきらめてしまっているということですね。
しかし、子供が引きこもりになるということは、家庭の経済的にもとてつもない損失なのです。
例えば、20歳を過ぎた子供が1年間家に引きこもっていると、機会費用、つまり、働いていれば本来得られたであろう金額は、月収15万円としても年180万円です。
それ以外にも、食費や遊興費にも月々4,5万円は必要でしょう。
そう考えると、引きこもりというのは年間200万円以上の損失となるのです。
そんな引きこもりが10年、20年、あるいは一生続くと、並の家庭であれば家計は破綻して、のんびりと趣味や旅行を楽しめる老後など夢のまた夢になってしまうことでしょう。
もちろん、そんな経済的負担にくわえて精神的な負担は測りしれません。それこそ死んでも死にきれないという思いにさいなまれるだけの老後になってしまうでしょう。
にもかかわらず、そんなマイナス面に関しては、無頓着な人が多いものです。
人よりいい学校に行かせて、いい会社に入れてと得することに関しては、ギャンブルのように大金をつぎ込んで労力も惜しまないものですが、挫折した子供を立ち直らせるためには、労力も費用も惜しむ人がほとんどです。
そもそも、そのような考えだから人生に失敗してしまうのです。
株でも為替でも何でもそうですが、自分に都合よく儲かることばかり考えてギャンブルのように賭けている人は、たいてい失敗するものです。
それに対して本当に勝つ人というのは、コツコツと着実にちいさな勝ちを積み重ねていき、損失を最小限におさえることを冷静に考えられる人なのです。
子育てであれば、子供が健康で素直で優しく育つことに全力を注ぎ、なにかにつまづいたらすぐに対処を考え、傷を最小限にとどめてやるというのが、子育てに、ひいては人生に成功する人なのです。
人生自体が運、不運に左右されるギャンブルではありますが、それでも冷静に状況判断して行動できる人は着実に勝つことができるのです。
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