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資格や肩書が通用しないカウンセリングの世界
不登校やひきこもりに限らず、依存症や神経症など各種の心の問題が病院で治せると思っている人も多いようです。
最近では、心理カウンセリングブーム(?)に乗じて 心療内科にとどまらず、思春期外来などと銘打って不登校や引きこもりなど、心の問題を抱える中学生、高校生などを対象とした診療を行なっている病院もあります。
しかし、そこで問題が解決することは、まずありません。
なぜならば、専門が全く違うからです。
例えるなら、医者とカウンセラーの関係は自動車整備士と教習所の講師のようなもの。
自動車が故障して動かないのであれば、当然整備士にみてもらうのが正解です。
それに対して、車の動かし方も交通ルールも知らないために自動車に乗れないのであれば、教習所に通うのが当たり前ですね。
人間でも同じで、心身の不調から体を壊してしまったつまり、病気になってしまったり、精神に異常をきたしてしまっている場合は医師に診てもらうのが正解です。
でも、心の持ち方がよく分からず、不安で落ち着かないようなケースでは心理カウンセリング。
心が弱って自分の行動をコントロールできない、社会に適応できない、という場合は心理療法。
このように、同じ心と身体をあつかう仕事でもハッキリとした役割分担があるのです。
思春期外来というのも、別に中学生や高校生の不登校やひきこもりを治しましょうというものではなくて、思春期にある不登校やひきこもりの人にとりあえず来てもらって、その中で投薬などの治療が必要な人を診ましょう、というものなのです。
基本的に、まともな心理カウンセリングは1時間、心理療法なら2〜3時間はかかります。
もちろん、機械まかせやベッドに寝かせて点滴に2時間みたいな治療でなく、専門家がつきっきりでの治療ですから、1日数人しか対応できません。
となると、1日数人の来院で保険診療の病院では経営が成り立つはずがありませんね。
ですから、ほんとうに効果のある心理カウンセリングや心理療法は、保険の効かない自由診療の病院か 専門のカウンセリングオフィスでしか、受けることができないのです。
上のような事情を知らないことも一因なのでしょうが、お子さんの不登校やひきこもりで相談してこられる親御さんからよく受けるご質問があります。
それは『先生は、どのような資格をお持ちですか?』というものです。
あちこちのカウンセラーや病院を巡ってこられた方は、不登校やひきこもりの解決には、資格も肩書きも全く役に立たないことを身にしみて知っておられるので、このような質問をされることはまずありません。
それに対して、初めてのカウンセリング先を探している方は、やはり私の資格が気になるようです。
もちろん、この方々の言う資格とは『ボイラー技士』だとか、『危険物取扱者』といったようなものを指しているわけではありません。
不登校やひきこもり、ニートを治せるスキルを証明する資格を持っているか、ということを知りたいのでしょう。
でも正直、この質問が一番困るのです。
なぜならば、医師に関しては上に述べたとおり、不登校、ひきこもり問題とは全く別の専門資格です。
そして、それ以外でもっとも知名度があって答えとして期待されているであろう 『臨床心理士』 という資格も、不登校やひきこもりのカウンセリングを対象としたものではありません。
と言うよりも、不登校や引きこもりの対応に関しては、まったくの素人であって、ほとんど教育も受けていません。
(一体なぜなのかは、 こちら、【臨床心理士には治せない】に詳しい事情を書いていますので、ご参照ください)
しかもその資格制度ができたのは、私がカウンセリングを始めたのとほぼ同じ時期であり、それ以外の心理系の資格は大半は、つい最近できたものばかり。
つまり、長年、不登校、ひきこもり問題の専門的カウンセリングを行なってきた私の方が、心理系の資格を持っている先生方や一般のカウンセラーの方々にアドバイスしたりする立場なのです。
ですから上のような質問は、アメリカ人の英会話講師に『英検何級をもってますか?』、『TOEIC何点ですか?』などと訪ねるようなもの。
尋ねられた方も返答に困ってしまうでしょう。
ただ、私はこれまではあえて、何の言い訳もせず『何ももっていません』とだけ答えていました。
そのためほとんどの方は、『なぁ〜んだ。素人が勝手にカウンセラーを名乗っやっているだけなのか』といったようながっかりしたトーンになってしまい、そのままカウンセリングを申し込まれる方はごく少数でした。
でもそれは、私があえて意図して導いた結果でもありました。
なぜならば、このような肩書き尊重や権威主義、対面や体裁ばかりにこだわる融通のなさ、正確な情報もないままに思い込みだけで物事を決めつけてしまう軽率な判断力。
そんな親御さんの態度や性格こそが、子供を不登校やひきこもりに追いつめたひとつの原因なのです。
したがって、そのような考えが改まらない限り、不登校やひきこもりの解決は望めません。
だから、肩書きや権威を頼って有名カウンセラーや 病院などを巡ってもらい、不登校やひきこもりには そんなものが全く役に立たないことを身をもって知ってもらうことが、遠回りでも解決への第一歩となると判断して、あえて肩書はないと答えるだけにとどめていたのです。
大人の心因性の悩みであれば、有名な偉い先生に診てもらった、という精神的な作用から改善することはあります。
しかし、不登校やひきこもり、ニートの人たちにとってそんな大人の都合で作った権威や肩書きなど、反感の対象ではあっても、何らありがたがるようなものではないのです。
上のような理由から、あえて私は資格とは無縁のままカウンセリングを行なってきました。
ただ、小学生、中学生の不登校が11万人超、ひきこもりにいたっては大人も含めると160万人とも300万人とも言われている現状では、もっと早急、かつ、大々的な対処が必要なことを日々感じてきました。
そして、おそらく日本で唯一であろう引きこもりの専門的サポートをおこなってきた私が、これまでの臨床研究による技術や知識を教え、広めていかなければならないんじゃないか、そんな使命感もありました。
そこで、不登校やひきこもり問題のカウンセリングに情熱を持つ各地のカウンセラーと連携して、全国の不登校、ひきこもり、ニートの人たちに対応していけるような認定資格制度を設けることを決心しました。
それが、【不登校、ひきこもり自立支援士】です。
これは不登校、ひきこもり、ニート専門のメンタルケアの技術と知識に加え、復学や就職支援までトータルで支援を提供できるスキルのあるカウンセラーを、当『不登校、ひきこもり、ニート自立支援協会』が認定していこうというものです。
権威主義、肩書き尊重の親御さんには、本当は実際に現状を見て理解していただきたいのですが、もはやそんな悠長なことを言っている段階は過ぎてしまいました。
ただ、それでも親御さんの正しい理解というのは、不登校やひきこもりを治すための絶対条件ですから、事前ヒアリングの際に不登校やひきこもり問題の状況を説明し、ご理解、ご協力していただけた親御さんに対してカウンセリングのご依頼をお受けするということで対処していこうと考えています。
私自身は徹底した結果主義ですから、認定資格制度を作ったりするのは、肩書きや資格をひけらかすようで気はひけます。
ただ、お子さんの不登校、ひきこもり、ニート問題で 悩みながらも、どこに相談していいのか分からず困って おられる方々の目印として、【不登校、ひきこもり自立支援士】の認定資格が役立てば、それだけの価値はあったと思います。
全国で活躍中のカウンセラーの皆さん。不登校、ひきこもり、ニート問題解決のための専門知識と技術を身につけて、悩める若者の社会復帰のお手伝いをしませんか?
不登校、ひきこもり、ニート支援協会の認定資格【不登校、ひきこもり自立支援士】についての詳細は下記までお問合せください。
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