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不登校、引きこもりに効果的な心理療法
不登校や引きこもりを改善するための心理療法には、いろんな種類があります。
まず、通常の心理カウンセリングです。
これは、これまでの経過や現在の心境など当事者から話を聞いてきっかけや原因を探ったり、心理テストや精神分析などで、性格的な診断をしたりするようなものになります。
それから、認知行動療法があります。
これは、主に顕在意識に働きかける療法で実際に、できない行動を少しずつしながら改善させていくというものです。
いわゆる異常行動を改善させるには、かなり有効な手法なので、病院などの医療機関でも用いられたりして、その効果が新聞などでも取り上げられるようになってきました。
ただし、医療機関やカウンセリングセンターなどで行われる認知行動療法は集団で行なうグループセラピーがほとんどです。
ですから、対象は摂食障害や対人恐怖症など集団でできるような症状が中心になり、不登校やひきこもりのような集団に入るのが苦手であったりするケースでは、なかなか実践できません。
私の場合は当事者の自宅に出張していますのでマンツーマンで一緒に外出したりして、治療効果を挙げています。
次に、潜在意識に働きかける催眠療法です。
これも、直接脳に刺激を与える脳内催眠療法を開発、導入してから、多くのケースで格段に早く効果がでるようになっています。
ただ、やはり催眠療法というとテレビなどの催眠術のイメージが強いようで、その場で踊りだすとか、生のジャガイモを食べだすといったようなショーの印象が強いため、いきなり人格が変わってしまうかのようなイメージを持っている方が多くいます。
しかし、あれは完全なショーであって、テレビ的な演出のもとに、被験者が演技をしているだけなのです。
もし、本当にあんなことが可能であれば、この世から心の病気はなくなってしまいます。
あちこちのカウンセリングをまわって来られた方の中には、『催眠術で治す』と謳っているところに行ってこられた方も多数いますが、一様に『うちの子には催眠術はかかりませんでした』と言われます。
これは別に、そのお子さんだけでなく、一瞬で人格が変わってしまうような催眠術にかかる人などだれもいないのです。
本当の催眠療法というのは、あくまでも潜在意識に語りかけて、刷りこまれたマイナスの暗示をといてプラスの暗示を入れていくといったものなのです。
ですから、何度もくり返し暗示を入れていくことで、段々と行動が変わってくるという感じになります。
心理療法でも、とくに催眠療法ををご希望される親御さんの中には、潜在意識を変えるだけで不登校や引きこもりが改善されると考えておられる方がいます。
催眠療法に関しては、テレビの催眠術ショーの影響が強いようで、過度な期待をされている方が多いことは前に述べたとおりです。
ただ問題はそれだけでなく、潜在意識の状態にばかり気をとられて、顕在意識の方への対処がおろそかになっていることなのです。
人間は、潜在意識と顕在意識のふたつの働きで行動を起こすようになっています。
ですから、たとえ潜在意識が望んだとしても顕在意識がそれを拒否すれば、行動に移すことはできません。
もちろんこれは、逆もまた真なりで、顕在意識が望んでも潜在意識が拒否すれば行動を起こすことはできません。
これがいわゆる、心の病気ですね。
ですから、このような心の病気に対して、顕在意識が拒否して行動できない状態を改善してあげることも必要なのです。
具体的な例で言うと、潜在意識は学校に行きたい、しかし、学校に行くといじめられる、だから学校に行けない、というような場合です。
このような場合は、潜在意識云々というより生活環境という現実的な問題を解消する必要があります。
ただ顕在意識の問題というのは、実際はもうちょっと複雑です。
そこで、次回からは行動心理学的見地から『人間が行動を起こす8つの理由』を不登校を例にあげながら紹介していきたいと思います。
催眠療法にしろ、他の心理療法にしろ、潜在意識と顕在意識の両面から問題をみていくことで、圧倒的に早く確実に解決することができるのです。
当不登校、引きこもり支援協会の対処法の極意でもある行動理論をお教えしますので、ご期待ください。
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