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本当に子供を愛していますか
不登校や引きこもりの原因は愛情不足であり、それを治すには愛情が必要であることは何度もお話しました。
ただ、この愛情というのは、かたちがないために、正しく子供に伝えられているかどうかがわからないという人も多いようです。
いや、わからないという人は、まだマシです。
一番困るのが、自分の都合に合わせて過干渉したり、甘やかしたりしているものを、たっぷり愛情を与えてきたと勘違いしている親御さんです。
わたしは、そんな親御さんを見るたびに競走馬の馬主を想像してしまいます。
馬主というのは、競走馬として将来性のあるときや元気で活躍しているときには、金をかけてあれこれ世話をしてやり、かわいがってやりますが、いったんケガをして走れなくなると、無駄飯を食わす金も惜しいとばかりさっさと屠殺してしまいます。
不登校や引きこもりの子を抱えている親御さんの中にも、子供の将来が見込める時には塾や家庭教師、果ては見聞を広めてやるためなどと言って海外旅行にまで連れて行ったりして大金を惜しみなくかけたにもかかわらず、不登校や引きこもりになり将来性が感じられなくなったとたん、そんな奴に無駄金はかけられない、とばかり放置してしまう人がいます。
これでは、単に自分を喜ばせるしもべとして可愛がり、スペックを増強させるために、あれこれと手間ひま、お金をかけているだけであって、子供への愛情とは言えません。
愛情は愛情でも、自分が大好きな自己愛です。
本来は、子供がまともに育っているときこそ放っておくべきなのです。
親が塾だの家庭教師だとのゲタを履かせてやって無理やり一流校に入れたとしても、それで人生がうまくいくことはほとんどありません。
本当に東大に行くような頭を持っている子は、放っておいても参考書1冊で東大に入るのです。
そういう人間が行ってはじめて学歴も役立つのです。
まともに育っている子は、放っておくことで自立心が育ち、自分に最も適した進路や仕事を自分で選べるようにもなるのです。
それに対して、心が繊細で学校や社会に適応しづらい子、人生につまづき、思い悩み、もがき苦しんでいる子にこそ、何を犠牲にしても救ってやろうとする、それが本当の親の愛情ではないでしょうか。
そんな親の愛情にこそ、子供は大いに勇気づけられ、心を強くしていくのです。
愛情というのは、子供が心の成長を左右する一番大事な要素となるのでこれから何度でも、折に触れて解説していきたいと思います。
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