顔の歪みを自分で治す方法を教えます
1)顔の歪みは誰にでもある?
だれでも顔は完全な左右対象ではないということは、あなたもご存知かもしれません。
しかし美人の条件のひとつに、シンメトリー(左右対称)な顔、というのがあることも事実ですね。
つまり完全な左右対称の人はいなくても、それに近いほどキレイに見えるということです。
ちなみに、美人のもうひとつの条件は小顔であることです。
顔が大きくてかわいらしいのは赤ちゃんまでで、大人になれば顔が小さいほど若く、かわいく、キレイに見られるようになります。
(男性はこの限りではありませんが・・・)
ですから小顔も自分で作りたい、という方のために小顔になる方法もこちらで紹介しています。
1日10分の小顔整体
興味のある方は参考にしてみてください。
さて、それではいよいよ美人の条件として大切な顔の歪みを自分で治す方法を紹介していきましょう。
2)顔の歪みタイプを知ろう
顔の歪みには、大きく分けると3つのタイプがあります。
・骨の大きさが左右非対称タイプ
・骨のズレタイプ
・肉付きの左右非対称タイプ
それぞれのタイプによって対処法が違ってくるので、まずは自分の顔の歪みがどのタイプなのかを調べてみる必要があります。
また、顔の歪みが大きい場合はいくつかの原因が複合しているケースがほとんどですが、それぞれに対する対応が必要になります。
正確に判断するためには専門家に診てもらうのが一番ですが、ある程度はご自身でも判断できますので、次のとおりやってみてください。
また歪みが複合されている場合は、どの要素が顕著なのかをチェックしてください。
※当たり前ですが、チェックはカガミを見ながらおこないます。
■ 頬骨のチェック
目尻の斜め下方にある頬骨の横へのでっぱりが左右でちがう場合
要するに顔の横幅が広いということですが、その側の頬骨が長いと考えられます。
頬骨の外側はお肉が付きにくいところですが、まれに左右の肉付きがちがうことで顔の横幅に差がある人もいます。
お肉がついていると思われる方は、骨の位置を指でさわって確認してみてください。
片方の頬骨がまえに出っ張っている場合
これは、大きさ(長さ)がちがう場合と骨がズレている場合とどちらのケースもあります。
とくに上下の高さにも差がある場合は、ズレのケースのほうが若干おおくなります。
まれに、頬骨前面にお肉がついていて出っ張っているケースもあります。
やはり、指で骨をおさえて確認してください。
■ あご、下顎骨のチェック
下顎角(エラの下の角張った部分)からアゴの先端部分までの幅がちがう場合
これは歪みのおおきい人は、目視でもカンタンに確認できると思います。
間隔の長いほうが骨も実際に長くなっています。
ただし、エラの部分は筋肉、脂肪を含めてお肉がつきやすいところです。
肉付きの影響で左右の横幅に差がある場合もあるので、下顎角の部分を指で骨をおさえて、ちゃんと骨の位置を確認してください。
ちなみにあごの骨の長さがちがう場合、あごの先端が短いほうに寄っている場合とあごの先端は中心にあって、長いほうのエラの部分が外に張りだしている場合があります。
骨のおおきさに差がないのに、あごの先端が顔の正中線からズレている場合は、顎関節にズレがあります。
エラの高さがちがう場合
横方向の左右差は目立ちやすいのですが、縦の長さがちがう人もいます。
これは耳の前にある顎関節からエラの下端までの長さになりますが、要するに左右のエラの高さが違うかどうかでみていきます。
もちろん、位置が低いほうが長いと考えられますが、その側が下にズレているという可能性もあります。
口をゆっくり大きく開けてみて、下顎がまっすぐに下がるようであれば、骨の大きさがちがうタイプ、カクカクと左右に振れながら開いたり、斜め下に開いたりするようであれば、顎関節にズレがあると考えられます。
■ 前頭骨のチェック
ほお、あご以外に顔の歪みで気になるところといえば、目の大きさや高さのちがいになってくると思います。
こちらの判断は専門家でないとなかなかわかりづらいものですが、一応かんたんな見方を紹介しておきましょう。
これは主に、生まれつきの骨のカタチや乳幼児期に片側ばかり向いて寝ていた、といったような原因で起こってきます。
判断方法は、以下のようになります。
目とまゆの高さがちがう場合
目の高さや大きさがちがう人は、まゆの高さも違っていることがおおいものです。
まずは目の上、まゆのところにある骨の左右の高さを比べてみます。指で押さえてみると、わかりやすいかもしれません。
この高さがちがう場合は、おデコの骨(前頭骨)の大きさが左右でちがっているか、前頭骨がズレているかのどちらかです。
髪の生え際から3cmほど上に前頭骨の上端があります。ここの高さもチェックして、おなじ側が上に盛りあがっていればズレ、盛りあがっていなければ左右で大きさがちがっている可能性が高くなります。
骨に左右差がないのにまゆの高さがちがう場合は、おでこや頭の筋肉の張り具合に差があると考えられます。
ちなみに目の高さや大きさがちがう場合は、もうひとつ目の下の骨、頬骨の高さもチェックしなければなりません。
目の高さに差がある場合は、目が高い側の頬骨も上がっています。
目の大きさに差がある場合は、大きい側の頬骨が下がっていることが多くなります。
これらはズレでそうなっているのか、もともとの骨のカタチなのかは、自分では判断しづらいと思います。
気になる方は、小顔矯正や顔の歪み矯正の専門家に診てもらいましょう。
また目の大きさは、おでこから頭部の筋肉や頬の筋肉の緊張によって差が出ている場合もあるので、骨の位置をしっかりチェックすることが重要です。
3)顔の歪みの原因と原因別対処法
顔の歪みを引き起こす原因は、次のようにいろいろあります。
それぞれの原因に応じた対処法を紹介しますので、歪みを悪化させないために、そして少しでも改善させるために実践してみてください。
・横向き、あるいは、うつ伏せで寝ている
・おなじ側ばかりで噛むクセがある
・頭(首)が傾いている
・脚を組んですわったり、片肘をついたりするクセがある
・肩、腰の左右の高さがちがう
・背骨が歪んでいる
・事故や転倒などで顔を打った
・生まれつき
■横向き、あるいは、うつ伏せで寝ている
長年にわたってこのような態勢で寝ていると、骨のおおきさ自体が変わってくることがあります。
とくに乳幼児期にこのような態勢で寝ていた人は歪みがおおきくなりがちですが、成長期をすぎた大人でも顔の骨は歪んでくるので気をつけてください。
また骨のおおきさだけでなく、ズレも引き起こす危険性もあるので要注意です。
対処法としては、仰向けで寝るというのが一番です。
ただ、横向きで寝ている人であごの先端が左右どちらかにズレている人は、先端が寄っている側を上にして寝ていることがおおいものです。
ですから、あえてあごの先端が寄っている側を下にして寝るのもいいと思います。
■おなじ側ばかりで噛むクセがある
虫歯や歯の治療の影響で片側ばかりで噛むクセがついてしまうことがあります。
このようなクセが原因で、顎関節がズレてあごの歪みとなったり、片側の噛む筋肉が固く太くなってエラの広さに差が出たりします。
骨がズレて顔の歪みとなっている場合の対処法は、歯全体をまんべんなく使って食べるということになります。
骨にズレがなく、片側のエラの筋肉が固く太くなっている場合は、しばらく食事は反対側のほうで噛むということもおすすめです。
■ほおづえをつくクセがある
クセというのは、たいていおなじ側ばかりにかたよってしまいます。
ほおづえも左右交互にすればまだマシですが、いつも同じ側ばかりでやっていると、あごの骨が徐々にずれてきたりします。
ほおづえをつくクセのある人は、定期的に上の前歯のすき間と下の前歯のすき間の位置がちゃんとあっているかカガミで確認しましょう。
もしズレていたら、顎関節にもズレがあると考えられます。
対処法としては、もちろんほおづえを控えることです。
■頭(首)が傾いている
頭が左右どちらかに傾いている人は、案外おおいものです。
頭が傾くと顔にかかる負担が左右でちがってきます。
また、目はつねに水平でモノを見ようとするので、下がっている側の目が上にあがろうとして、上がっている側の目は逆にさがろうとします。
もちろん数日、数ヶ月でどうこうなることはありませんが、数年、数十年とそのような圧が加わりつづけると目の位置自体が変わってきます。
また、あごの骨(下顎骨)も重力にしたがって下方に落ちようとする力が持続的にかかりつづけるので、やはりズレやすくなります。
対処法は、やはり頭をまっすぐに保つことですが、頭が傾いている人はほとんど頚椎がズレています。
自分で気をつけて頭をまっすぐ保つように心がけても、ある程度は頚椎のズレも改善することはあります。
しかし、傾きが極端な場合や首、肩にこりや痛みがある場合はそれだけでは治らないので、骨格矯正の専門家に治してもらうことが必要です。
■脚を組んですわったり、片肘をついたりするクセがある
いつもおなじ側に脚を組んだり、肘をついたりしていると、身体の筋肉のバランスが崩れてきます。
そして、全身の筋肉は関連して影響しあっているので、顔の筋肉のバランスも崩れて肉付きが変わったり、骨が引っ張られて歪んできたりします。
これも対処法としては、姿勢をまっすぐに保つということになります。
ただし長年そんな姿勢を続けている人は、背骨や骨盤がズレてしまっていることが大半です。
そんな場合は、やはり骨格矯正の専門家にかかることをおすすめします。
■肩、腰の左右の高さがちがう
肩や腰の高さがちがっていると、頭も傾いてきます。ですから、これも頭の傾きと同様に顔の歪みの原因となります。
これも背骨が歪んでいる可能性が高くなりますので、専門家に相談しましょう。
■背骨が歪んでいる
背骨や骨盤のズレ、歪みは、全身の骨格や筋肉のバランスにも影響してきます。
その結果、顔の骨や肉づきを変えてしまうこともあります。
背骨のズレというのは、まずその両端にある骨盤や頚椎に起こります。
そして、その状態が長くつづくと、徐々に背中や腰のほうにある胸椎、腰椎にズレ、歪みが起こってきます。
このように最初は小さなズレ、歪みが全体に波及してくるのです。
これは背骨だけにとどまったものでなく、頭蓋骨や顔面骨にも影響は及んできます。
完全に背骨の歪みがあるとわかっている場合は、早めに骨格矯正の専門家のもとで治療することをおすすめします。
■事故や転倒などで顔を打った
ここまでは、持続的な圧が加わって、徐々にズレてくるパターンの原因を紹介してきました。
それに対して、事故や転倒などで急激に顔に力が加わって、顔が歪んでしまうこともあります。
ただし顔が歪むほどの衝撃が加わった場合、普通は骨が折れてしまいます。
ですから打った衝撃で骨がズレるのは、比較的動きやすい鼻かあごがほとんどで、頬骨がズレることはごくまれです。
事故や転倒などで顔の骨がズレてしまった場合、その状態で型がついてしまう前に、なるべく早く矯正を受けることをおすすめします。
■生まれつき
これは遺伝的なものになりますが、生まれつきなのか、乳幼児期の寝かたによるものなのか、区別はつきづらいものです。
矯正するために、とくに区別する必要はないのですが、ひとつの方法としては、両親の顔と見比べるというものがあります。
両親どちらかが同じような顔の歪みをもっていたら、先天的なものだと判断できます。
骨のカタチ自体が左右でちがう場合は、それを目立たいない位置にもってくるか、手術で削るしかありません。
どちらも自分ではできないので、専門家に相談しましょう。
4)顔の歪みの治し方
顔の歪みには次の3つのタイプがあるということでしたね。
・骨の大きさが左右非対称タイプ
・骨のズレタイプ
・肉付きの左右非対称タイプ
それぞれのタイプ別に治しかたを解説していきましょう。
まず、1番めの左右の骨の大きさが違っている場合です。
これは位置をずらしたり、肉付きを調節したりして違いを目立たなくさせるしかありません。
ただ骨の位置を自分で変えることはなかなかできませんので専門家にまかせるしかありません。
しかし、あきらめないでください。自分でできる矯正法もあります。
それは、顔が広くなっている側のお肉を落として左右差をわかりづらくさせるというものです。
こちらの【
1日10分の小顔整体】に顔肉落としのマッサージ法を紹介しているので、これを参照してお肉の調整をしてください。
なお、プロの専門家による顔の歪み矯正をご希望の方は、
こちら 顔の歪み矯正コース をご参照ください。
また、より詳しい施術内容いついては、当天地カイロプラクティックまでお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
つぎに3番めの顔肉の付きかたが左右で違っている場合ですが、これもこちらの【【
1日10分の小顔整体】】を参考にして、顔肉のついているほうを重点的にマッサージしてお肉を落としていってください。
数ヶ月ほどで、顔の歪みは矯正されて左右対称のスッキリした小顔が手にはいるでしょう。
さて、最後に骨がズレている場合です。
これも治せるのは下顎骨(顎関節)のズレぐらいになるのですが、じつは顔の歪みで一番目立つのは顎の歪みなのです。
あごが歪むと口元まで曲がってしまうため、顔全体の印象がゆがんで見えてしまうのです。
顎の歪みが治るだけでも 顔の印象は大きく変わってきますので、 あごだけでも頑張って治してみてください。
まずはあごの先端が左右どちらによっているかをチェックします。
そして、寄っている側がわかったら、歯を軽く噛みあわせたまま、あごが寄っている反対側に下あごをゆっくりといっぱいまでスライドさせていきます。
これを1セット10回ほどで、朝晩1セットずつやってください。
たんなる横へのズレの場合は、以上のエクササイズだけでも徐々に改善してきます。
しかし、左右のあご(エラ)の高さがちがう場合は、つぎのようなエクササイズで矯正することが必要です。
割り箸を1本用意して、あご(エラ)の高い側の奥歯で割り箸を噛み、ゆっくりと力をいれて噛んでいきます。
割り箸は割らずに、箸の先ではなく、持ち手のほうの平べったい部分を噛みます。
これは、長くやればやっただけ効果は出ますが、朝晩1日5分ほどやるだけでも徐々に左右の顎関節の高さがそろってきて、口の歪みなども改善された左右対称の顔になってきます。
ただし顔の歪み矯正全般について言えることですが、つぎのような対処もあわせておこなうことが必要です。
・左右にかたよった噛み癖は直す
・脚を組んだり、肩肘をついたりしない
・虫歯や抜けた歯はちゃんと治療する
・背骨や骨盤のズレ、歪みがあれば矯正する
・なるべく左右対称の姿勢や動作を心がける
なお以下のようなご希望がある方は、当天地カイロプラクティックまでお気軽にご相談ください。
・本格的に顔の歪みを矯正したい方
・誰もが憧れるカワイイ小顔になりたい方
・姿勢や身体、骨盤の歪みなどを直したい方
目的に応じて、様々なコースをご用意しております。詳細は、以下のそれぞれのページをご覧ください。
◆1年保証付きの小顔整体は、
こちら、小顔整体コース
◆骨の位置を整える専門的な顔の歪み矯正は、
こちら、顔の歪み矯正コース
◆全身の歪み治しや痩身ダイエットは、
、こちら、プロポーションコース
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こちら、全身美容整体コース