[私の好きな作家さんと好きな作品] 高橋留美子 ・うる星やつら・ 私とこの「うる星」との出会いは私が中3の時でした。 最初の頃(旧作)の「あたるイジメ」に近いストーリー展開にちょっと嫌気がしたものの、でも紙面から伝わるパワーに引きつけられたのを覚えています。 それから程なくして”けもセンセ”のプロデビューに伴う路線の整理(注)を経て新キャラ「面堂終太郎」を迎えてからは安心してのめり込んでいきました。 そして迎えたアニメ化… この第一報を聞いたときは 「あちゃぁ〜っ、ついに”うる星”にまでアニメ化の手が伸びてきたか〜」 とはっきり言って不安100%の心境でして、アニメ第1話放送の時は 部活を休んでTVの前でそのときを待っていました。 期待と不安が入り交じったアニメは案の定、ストーリーのふらつきが酷く 「こりゃぁ、春には打ち切りだなぁ…」 と諦めにも似た気持ちで観ていましたが、原作同様「面堂終太郎」がレギュラー で登場したころから持ち直しはじめ、あれよあれよという間に人気がでて 4年間のTV放送と6本の劇場版と言う成績は大した物だと思いますし、 また”うる星”は珍しくコミック側がアニメの取り込みに成功し、相乗効果を 生んだというのも特筆すべきコトだと思います。 そして迎えた最終話、アニメはその巨体に似合わず「こぢんまり」としたものでしたが コミック版は1巻をまるまる使う”大作”で締めくくったのはまさに有終の美を 飾った物だと思っています。 (注)旧作うる星を少年誌向けと青年誌向けに再編、青年誌向けが後に「めぞん一刻」 としてしてスタートしたと考えています。 犬夜叉連載開始以降、新作の発表が止まっていますが、ぜひ新作を発表して欲しいですね。 格闘スポーツの頃は結構おもしろかったんだけど、時間が経つにつれてストーリー展開が どんどんとダレてしまって、最終回を読んだときは「やっと終わったか」と言う印象しか 残っていませんでした。(格闘バレエがなかったのが残念でした(オイオイ)) 個人的にはもぅ少し「変身」を効果的に使って欲しかったような気がします。 猫(うる星)−犬(めぞん)−猫(らんま)と来たから次は「犬」だろうと踏んでいたら タイトルに堂々と「犬」の文字が入ってのスタート。 今のところ伏線だらけで見通しが悪いところが難点ですが、さて、けもセンセがどぅ料理 するのか興味津々ってとこですね。 ところで、サンデー掲載時の扉には「戦国お伽草紙」と言う一文があるのが、コミックにそれが無いのはどうして? 現在、少年サンデー誌で連載している「犬夜叉」の簡単な感想です。 − 随時更新中です − (54巻は2008/07/11の発売予定です) (55巻は2008/10/中の発売予定です) (56巻は2009/01/中の発売予定です) |
・精霊紀行・ ・きんぎんすなご −金銀砂子− ・ |
[注目している作品] うちはBSの契約をしていないので、CCさくらを観るのはLDソフトなんですが、それにしてもこれほどまで丁寧かつハズレ話が無い作品は30ウン年の人生の中で初めて出会いました。 ほら、大抵のアニメって4〜5話に1話程度の確率で「なんじゃ!!こりゃぁ〜」ってな感じでちゃぶ台をひっくり返したくなる話があるもんなんですが、それが皆無でしょう… また、絵の方も最近はデジタル(コンピュータ)化の影響でギラつく感じがする作品が多い中でそれらを押さえつつ、しかもデジタルを効果的に使っているとは、いやはや大した物です。 これらはやっぱり予算がしっかりしているNHKであると言うことと衛星放送だから出来たことでしょうか? −クロウカード編を終えて− 幸い?私は原作さくらは途中で読まなくなったので 比較的アニメはピュアな観ることができました。 …苺鈴がアニメ版オリジナルのキャラだったと言うことは、 劇場版のパンフを読むまでは気づかなかった(おいおい) で、クロウカード編を見終わったあと改めて原作を読んでみたのですが… アニメではその展開に”?”と不満点が吹き出していたラストが 原作では綺麗にまとめられいることを知り、 なんで、こういう形で落とせなかったのかと思うと残念です。 その辺、続くさくらカード編ではどうなるのか期待しましょう。 −さくらカード編を終えて− いやぁ終わった終わった… あとはトリの劇場版を残すだけか、 では、原作を読んでみるか… ふむっ… あっあの”風邪っ引きさくら”ってさくらカード編の話だったのか、 ほぇぇぇぇ… で、え?なに? さくらと父ちゃんとクロウって繋がってた? しかも、クロウの本当に欲しかった物って、世界一魔術師でない自分…!? おっおいおいっ なんで、この話をアニメに盛り込まなかったんだ? 途中経過に障害となるようなネタでは無かったろうが… (またやったのね…) さくらの場合、原作と違ってアニメの方に余裕があるんだから、原作の設定は極力使って欲しかったなぁ… いやぁ〜っ、いい作品でした。 (「クロウカード編」と「さくらカード編」の繋ぎになるのかな?) 頑固に事情を飲み込もうとしない占い師の姉ちゃんの様子に、「こりゃぁラストで派手なバトルになるかも…」とヒヤヒヤしながら見ていましたが、解決方法が実に”さくらちゃん”らしい方法で一件落着。 ホッと胸をなで下ろしました。 それにしてもクロウと言う奴は悪人じゃのぅ… ケロが言っていた”クロウの敵”って男よりも女の方が多いんじゃないか? (劇場版・封印されたカード) この作品は”面白かった。”っと言う評判をよく聞くのだが、けど、私にとっては妙に覚めたと言うか退屈な作品でした。 何処が退屈だったかというと、さくらと小狼がそれぞれを意識するのは良いとしても、それが引くシーンとなってしまって、結果、のめり込んでいるこっちが覚めてしまう… まぁ作り手側は二人の意識の変化をつぶさに追っていこうとしたんだろうと思うけど、もぅ2・3歩さくら達から離れてほしかったですね。 ところで、どうもこぅ…”うる星やつら3・リメンバー・マイ・ラブ”のイメージがダブるのはどうしてなんだろうか? − 随時更新中です − 当初予想では1998年に始まるものだと予想していましたが、その予想より2年遅れてようやく始まった”アニメ版犬夜叉”、原作が安定期に入っている為なのかどうかは分かりませんが、”うる星”や”らんま”の時に見られたような、首を傾げる演出もなく淡々と話を進めていく姿勢には大いに好感が持てました。 ところで、ひとつ気になってるのだが、うる星やらんまとちがって犬夜叉のアニメ化のスピードが結構早いのですが、この調子だと、秋口くらいには原作に追いついてしまうのではと懸念しているんだけど、その辺どうなっているのかな? また、原作もどうやら”店じまいモード”に入っているように見えるし、ちょっとその辺が要注意ですね… ”CCさくら”みたいに劇場版が本当の最終回ってな事になるのかな? 14話〜26話 27話〜39話 40話〜52話 53話〜65話 −時代を越える想い− さぁ〜て、観てきましたよ、”劇場版・犬夜叉” 全体をザッと見た印象は、初めての劇場版つぅことで”お正月&劇場版おめでとう”と言う意味の”お祭り作品”としてみればマァマァでしょうが、でも、見終わった後にどんな作品だった?と思い返してみれば、練りが足らず、積み木を積み上げただけのストーリーに、キャラデザの統一がいま一歩の絵、そして、何より時間不足を印象づける動きがぎこちないシーン等々問題山積。 特にストーリーの削り込み&練り不足が一番痛いですね(うん)。 私が思うに”時代を越える想い”と言うサブタイトルにあまりにもこだわりすぎたのでは?と思いますね。 まぁ、TV版愛欲ド突き合い相姦関係&劇場版用最強妖怪・瑪瑙丸君vs犬夜叉チームと言う構図を無理矢理合体して展開してモノだから、桔梗’や殺生丸君の存在が浮きに浮いてしまって、結果、桔梗’は”かごめ”を追い返しただけでガス欠につき戦線離脱、一方、殺生丸君はノンビリ歩いて遅刻と言う情けないを通り越して「煽るだけ煽っておいてなんじゃゴルァ!!」ってな状態だし、それに、売り文句の”時代を越える想い”つぅーても、ただのご神木を通じた会話でお仕舞いとはあまりにも情けない。どうせ風呂敷を広げるのなら犬夜叉とかごめには太古より続く切っても切れない運命の絆がある。程度のものを持ってくれば”おぉ…”となったのに… また、TV版の流れの中に劇場版を置いておきながら、鋼牙や奈落(&神楽)の存在がまるでないのも、どーみても不自然だし、それ以外にも弥勒・珊瑚vs瑠璃・玻璃、犬夜叉・かごめvs瑪瑙丸君と言う形でストーリーを2分してしまったのも観ている側からすれば醒めやすくなってしまって、もぅ一回観てみようと言う気を起こすことが出来ないのが痛かったですね。 劇場版第2作はまずありえないと思うけど、 でも、もしもなにかが間違って作るときには ”欲張るな” ってことを言いたいです。 −鏡の中の夢幻城− 直前まで観る気はなかったのですが、でも、毒を食らわば皿までも…ってな感じてみて来した、劇場版第2段。 全体をザッと見た印象は、TV版のスペシャルかいな?っという感じでしたね。まぁ、原作は連載中だし、TVアニメも放送中。そう言う中での劇場版として選択肢はあまりなかったのも頷けますが、見終わった後”なぁんだ、結局、奈落の手のひらの上で踊らされていただけだったのか、全員が…”ってな思いを抱きながら席を立ちました。 とは言っても前作と比べてストーリーが小粒であったが故に”お子さまランチ的なお花いっぱいの展開”ではなくて、キチッと取捨選択がなされ、それぞれのシーンが引き締められていたのには前作の反省点をしっかりと生かしていると評価したいと思います。 さて、今回は突然降ってわいたような謎の中国妖怪(中国妖怪モノ”らんま”でお腹いっぱいです)ではなくて、かぐや姫をネタに使ったところが良いですね。ただ冒頭の奈落消滅は「おいおいっ、合体に固執する奈落っていつの話だよっ」と逆に突っ込みを入れたくなってしまった上に、「奈落が死んだってぇ?、どうせまた、いつもの死んだフリか、この奈落自体が偽物なんじゃないの?」と見る側を身構えさせてしまった所がマイナス点。ここは、観客を巧妙に騙す様にしなくっちゃ。 それと、またしても今回も敵キャラ・神久夜がボーとつっ立ったままで、犬夜叉が動きまくることでカメラの位置を変えていたけど、バトルなんだからさっ、もっと激しく動きまくって観客をハラハラさせなきゃダメ、「わたしは強いんだ!!」ってふんぞり返っているだけの敵キャラじゃ見る方が興ざめてしまうよ。 ただ、風穴を失った弥勒が、風穴を懐かしむシーンは面白かったですし、また、追われる琥珀を珊瑚が救って退治屋の村で介抱するシーンも良かったですね。 ところで、北条君のご先祖(とかごめに言われた)北条秋時さん。”時”片諱は鎌倉時代の執権北条家の関係者が名乗るもので、戦国時代、北条早雲によって開れた小田原・後北条家の関係者の場合は”氏”を名乗るのが筋じゃぁないの?。それと、天女の羽衣を家宝にしていたのも、駿河の今川家なんじゃななくて北条家というのもちょっとヘンだぞ…と突っ込みを…(あっ早雲の妹が今川家に嫁いだからそこから流れたのか、もしかして) 最後に…劇中、あのチェリーのドアップがあったけど、折角のシーンに劇場内は無反応…はぁ、うる星は遠くになりにけりか… |
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