Ex-diary 予感11

Extra diary

小ネタ置場。

破壊王子。輪っかベジたん。ちょっとした連載小説から日記での小ネタログ、その他分類不能な文章置き場です。連載小説はカカベジ/くだらないギャグ系中心。飽きたorくだらなすぎて耐えられなくなったらさっさと辞めてしまうであろう、極めていい加減企画です、ご了承ください(゚Д゚;)ハアハア

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予感 [11]

2009/10/17

魔人ブウ編にて、ベジータ自爆~復活の幕間を勝手に脳内妄想。当然カカベジ。



膝の上の赤ん坊に、もう何回目か分からない哺乳瓶をくわえさせながら、カカロットが俺に話しかける。それがまるで聞き訳の無い子供に対する離し方のようで、ますます俺をイラつかせる。
「ベジータぁ、気持ちは分かっけどよ、しょーがねえだろ。オラたち二人じゃまだベジットの世話も満足にできねえんだからさ、クリリンにもいろいろ教えてもらわねえと」
「何が世話だ、そんな何者かも分からねえガキの面倒なんか俺が見るか!」
「『何者』って…おめえ何言ってんだ?たった今『俺とカカロットの子供なんだ』って自分で言ったばっかじゃねえか」
俺は一瞬つまったが、ここでひるんではだめだ、こいつのペースにはめられてしまう。
「あれはつい口が滑っただけだ!キサマが下らん事ばかり言うからついあんな事を口走ってしまったんだ、だからキサマが悪い!!」
「なあベジット、おめえの母ちゃんなんか機嫌悪ぃぞ。まあ仕方無えか、『出産後は精神的に不安定になる』らしいからなぁ」
俺がカカロットに指を突き付ければ、奴はひざの上の赤ん坊に同意を求めながら、またしても中途半端な知識を披露する。
「~~~~っ誰が、『出産後は不安定』だああああっ!!!」
机の上にある分厚い『育児百科』なる本が、ちらりと視界のすみに入る。
くそったれ、俺はもう決めたぞ、このバカにあんなものを貸した大バカを後で必ず見つけてぶっ殺してやる!!



「おいおいお前ら、子供の前で喧嘩なんかすんなよ」
地球人のチビが俺達の仲裁に入ろうとするが、そんなものにかまってられるか!
「落ち着けよベジータ、もしクリリンが来なかったらベジットだってずっと腹減らしたままだったんだぞ?だいたいおめえだって悪いんだぞ、おめえがちゃんとおっぱい出せねえから」
…ぶちり。
…その時、俺は自分の中で何かが切れる音を確かに聞いた。




「~~~~っ!!!そんなもの、はなっから出るかくそったれ!!!そんなに言うならキサマが自分で『気合い』とやらで母乳を出してみるんだな!!」
「へ、オラか?でもオラおっぱいなんかねえしな…」
俺がいくらわめこうが、カカロットは冷静そのもの、というよりは訳が分からないといった顔をしている。俺は思った。俺がこいつをいつまで経っても超えられないのは、こいつの図太い神経が俺には無いからではないかと。その時、考え込む素振りを見せていたカカロットが、あっと何かをひらめいたような顔をした。
「あっそうか!」
「………………。」
俺は思いきり嫌な予感がして身構えた。間違いない、この男はまたロクでも無い事を考えてやがる!
「オラおっぱいはねえけど、チ○チ○ならあるぞ」
「やっぱりそう来ると思ったぜこの下品野郎!!」
「そういえば、おっぱいじゃねえけどチ○チ○から白いものなら出るよな」
「!!黙りやがれってんだ下品野郎が!!キサマにまともな受け答えを期待した俺がバカだったぜ!!」


「おいおいお前ら、ここは病院だぞ?!そんなに大声をだしたら(おまけにこんな会話誰かに聞かれたらどう思われるか)…」
引きつった顔で、地球人のチビが再び仲裁に入ろうとした時。カカロットは容赦無いとどめの一撃を出してきた。
「そういえばおめえ、オラのチ○チ○から出る白いやつ、この前飲んでたよな。あれって美味いんか?」
!!!!!!!!!!!
「う~ん、ベジータのやつはオラいっつも飲んでるけど微妙な味だけどなぁ」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



…ぴしり。
…地球人のチビが石化した…
…ダーブラとかいうやつの唾に触れた時のように…




俺は確信した。俺がこいつをいつまで経っても超えられないのは、こいつの図太い神経が俺には無いからに違いないと。更にそんな状況も気にならないかのように、カカロットが再び赤ん坊に話しかける。
「なあベジット、おめえも飲んでみっか?父ちゃんの…」
「~~~~っ!!!このど変態野郎が!!!もう一度死にやがれええええええっ!!!!」















俺はその日病室を一つ、吹っ飛ばした。





カカさんは天然ド鬼畜なんだと主張しつつ。 続 (゜∀゜ ) く

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