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引きこもり改善に家でできること
一口に引きこもりと言っても、そのパターンも度合いも様々です。
度合いのかるい順に見ていけば、次のようになります。
第一期
学校や仕事には行けないし、他人とのコミュニケーションは苦手だけれど、自分の欲しいものを買いに行ったりすることはできるというケース
第二期
家族とは普通に話はできるけれど、家からは一歩も出ることができないというケース
第三期
家族ともまともに会話できないし、自分の部屋からほとんど出ることができないケース
これらがさらに個人個人の性格や個性、引きこもりになった原因、家庭環境などによって、それぞれの引きこもりの特徴となっていきます。
ただ、ほとんどの引きこもりのケースに共通するのが親が甘いということです。
一番根本的なことを言えば、引きこもる家があるから引きこもりになってしまうのです。
そもそも家がなければ、引きこもることはできません。
子供の性格や引きこもりになったきっかけや原因にもよりますが、ケースによっては家からは追い出すことが一番の解決策になることがあります。
にもかかわらず、子供がかわいそうだからといって、それができずに結局5年、10年という引きこもりにさせてしまい、余計にかわいそうなことをしているケースが大半です。
また、欲しいものが自由に買えるようにお小遣いをやったり、無制限にインターネットを使い放題にさせてネット依存にさせてしまったり。
とにかく、引きこもりが長期化している家庭は、やはり甘やかしがひどいものです。
そんなご家庭で、いきなり子供を追い出すという強行手段にでることは、まず無理だと思います。
それなら次善の策を講じるしかありません。
できないから何もしない、という選択はありません。
では、次善の策として、何ができるでしょうか。
それは、家の中に一家団欒の場を作るということです。
もちろんリビングルームがその場としてあるわけですが、実際には、家族がそれぞれ自室にこもっていてリビングに集まる時間がほとんどない、という家庭は多いものです。
子供が引きこもりになっている場合は、他の家族はなるべくリビングにいて一家団欒の場をもつことが必要です。
当人がいつでも家族の輪の中にはいれるようにしておくのです。
また、たまには客を招くというのもいいでしょう。
家はどうしても閉ざされた空間になってしまうのですが、なるべく多くの人を招き入れることで開放された空間に近づけることができるのです。
当人が外に出ることができないのであれば、家のほうを開放してしまう。
これもひとつの方法です。
もちろん、どちらの方法も家を追い出すような即効性はありません。
年単位で、じわじわと心に影響を与えるという方法ですから、焦らず、根気よく続けなければなりません。
そして、その効果よりも心の悪化の進行が勝るようであれば、平行して専門の心理カウンセラーにかからなければならないのは言うまでもありません。
ただ、家庭でできることは微力であってもやっていくことが大事です。
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