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誤解から生じる不登校
学校に対しての考え方が変わるのは、学校の利用法がわかったときです。
ただ漫然と、小学校、中学校、高校と10年以上学校に行ったからといって考え方が変わることはありません。
本来ならば、親が正しく学校の利用法を子供に教えてやるべきなのですが、親自身がそれを知らないことが多いものです。
そのため、子供が不登校になってもどうしていいかわからず、途方に暮れてしまうのです。
それでは、学校というのはどう利用すればいいのでしょうか。
まず、学校を正しく利用するためには、自分と学校の関係性をしっかりと認識することです。
もっと具体的に言えば、どちらが主人で、どちらが従者なのかということをはっきり知ることです。
いい学校に行きたい(行かせたい)と考えていたり、一流大学を出たことを自慢しているような人は、学校の従者です。
学校の主人となるためには、学校というシステムや施設をどんどん積極的に利用することです。
イヤイヤ学校に行くとか、どこそこの学校に憧れて行くというのは、わがままな主人に、いいように振り回されている状態ます。
自分が主人となるということは、学校をとことん利用することなのです。
それは例えば、自分を高めるために数学的思考法や科学的観察力、文章力やコミュニケーション能力、社会情勢や歴史に学ぶ処世術など、学科から学ぶことだけにとどまりません。
自分の将来の夢や目標、あるいは、趣味などに詳しい先生から話を聞いたり、相談に乗ってもらったりする。
図書室や視聴覚室、実習室、グラウンド、体育館など施設を利用する。
共通の趣味をもった友人を見つけたり、彼女、彼氏を作る出会いの場とする。
このように、自分の人生を豊かにするために役立つものが揃っているのが学校なのです。
そのように、従者から主人へと意識が変われば、不登校などという行為はありえないのです。
不登校になった子に対して、学校に行かなくても自分のやりたいことを見つけて、前向きに生きていってくれればいいと言って、そのまま放置している人がいます。
もちろん、本当にそれができればいいのですが、ほとんどの子はそれはできません。
なぜならば、不登校のままでは、人間としての基礎ができないからです。
人は生きていくためには、働かなければなりません。
そして働くということは、すなわち、人と関わるということと同じです。
いやもっと言えば、生きていくということ自体が、人と関わるということだと言えるでしょう。
一口に人間としての基礎と言っても様々ありますが、この人と関わるということは、人間の基礎中の基礎
なのです。
不登校というのは、そんな人との関わりが上手く出来ないということなのですから、仕事をするにしても、ごく限られたものしか選択することができないのです。
学校というのは、そんな人との関わり方の練習も含めた人間としての基礎作りの場なのです。
ネット社会になった現在、パソコン1台あれば、ネットビジネスやネットトレードなどで大金を稼ぐこともできます。
しかし、本当にネットビジネスやネットトレードでまともに稼げている人は、ほんのひと握りの人だけです。
それも大半はまともに学校に行って、人間としての基礎を身につけ、仕事に活かしている人たちです。
よほど何かの才能があれば1人で生きていくことも可能でしょうが、大半の不登校の子はそうではなく、そのまま不登校から引きこもりになってしまいます。
学校に行かないなら行かないで、親が責任を持って子供に人間としての基礎を身につけさせてやらなければなりません。
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