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手抜き工事は、一級建築士の目がチェック! |
手抜き工事、工事ミスをされたら大変です。
でも、何が手抜きか、工事ミスかわからないのでは?
正しい作り方の知識を持った一級建築士が工事をチェックしてくれたら安心ですよね。
多くの人は、建物の作り方の知識を持っていないと思います。
となると、家の作り方が、良いのか悪いのかわからないですよね。
工事現場に行っても、どこに、気をつけて見なければいけないのかわかりません。
手抜き工事を見逃してしまうことも多いと思います。
ちょっと怖いですよね。
また、「ここは、どうなの???」と疑問を持っても、なかなか住宅会社に聞けないことが多いようです。
自分に知識がないことを知っているので、「変なことを言ったらどうしよう!」と考えてしまうようです。
ちょっと不安になりますよね。
でも、設計事務所との家造りの場合は、
工事がキチンと行われているか
図面通りに進んでいるか
手抜き工事がないか
など、チェックしてくれます。
そして、設計事務所には、疑問に思ったことを気軽に聞けます。
「ここがちょっと変だと思うんですが、良いんですかね?」
と直接工事をしている人ではないので気軽に聞けます。
当たり前のような話しなのですが、実は結構気を使ってしまって住宅会社には聞き難いようです。
そんな建主の方が何人もいらっしゃいました。
工事の疑問が気軽に聞けるというメリットも設計事務所が監理に入っている場合にはあります。
更に、実際に問題があった場合には、設計事務所から指摘してもらえるので住宅会社にダメ工事を丸め込まれてしまう危険性もありません。
工事のプロは、何も知らない素人に対して、「あーだ! こーだ!」と言って、納得させてしまうことは簡単なことです。
残念ながら知識がないと、工事のプロが言う事が正しいのか間違っているのかも判断できないということになってしまいます。
恐ろしいことです。
そんなことが、未然に防げたり、手抜き工事を発見して手直しを住宅会社に指示をしてくれるのが、「設計事務所の工事監理」です。
安心ですね。
ここで少し、それぞれの「立場」を整理します。
設計事務所との家造りの場合は、「設計」を設計事務所で行います。
「工事」を住宅会社(建設会社、工務店等)で行います。
そして、設計事務所は、住宅会社の工事を「監理者」という立場で、「工事監理」します。
設計事務所の「工事監理」は、住宅会社が行う「工事」を第三者として、問題がないか、間違っていないか、違う材料を使っていないかチェックすることです。
住宅会社の工事ミスや手抜き工事などを、そのまま放置せずに済みます。
この「監理者」がいないと、どういう事になってしまうかは、もう解っていただけましたね。
あなたは、構造金物の入れ方や入れる数などがわかりますか。
この辺になると、かなり勉強しないと、その知識を身に付けることは不可能です。
設計事務所は、そんなところもチェックしてくれます。
また、もし住宅会社が図面と違う安い材料を使おうとしても、設計事務所では、「これは、違うだろう」というチェックを入れてもらえます。
あなたは、図面や見積りに書かれている材料が正しいのかどうかわかりますか。
住宅会社から提示のあったフローリングなどの材料が違うかどうかはわかると思います。
でも、提示されなかった材料が正しいかどうか解らないのでは。
柱が乾燥材なのかとか、断熱材のグレードは、書かれている通りなのかなどわからないことだらけではありませんか。
そんな時、知識や経験がある設計事務所に、チェックしてもらえたら、これ程安心なことはないと思います。
もう一つ、設計事務所は、建主と住宅会社の関係において「中立な立場」となります。
住宅会社の不利益は関係ありません。
設計事務所が行うことは、図面の通りに作られているかをチェックすることです。
そのチェックは、「建主目線」での監理となります。
住宅会社のやり直し工事に掛かる金額は、設計事務所にとって、痛くもかゆくもありません。
当然、住宅会社が悪い場合、建主に工事金額の割増請求がくることもありません。
安心ですね。
私達は、建主が損をしたり、不利にならないように監理を行っていきます。
かといって、図面に書いていないこと、建主の新たな希望、我がまま、言われのないクレームなどに対しては、キチンと私達の方で、お話をさせて頂いています。
それから、「現場は生き物」と言われています。
職人さん達が、毎日どんどん成長させていきます。
現場監理では、その成長のタイミングで、チェックをして行かなければなりません。
基礎コンクリートを打設するとなると、その前に、鉄筋のチェックをしなければなりません。
通常は、鉄筋が組み終わって、すぐにコンクリート打設になります。
鉄筋が組み終わったタイミングで、建主がチェックに来れるかという話があります。
一般的には、仕事があって無理ですよね。
そんな時、設計事務所が監理をしていれば安心です。
そのタイミングで見てもらうことが出来ます。
設計事務所では、チェックのタイミングも知っていますし、どこを見れば良いのかもわかっています。
監理のプロに任せると、ポイントもチェックのタイミングも逃しません。
こうなると、住宅会社任せの家造りが心配になりませんか。
本当に良い工事をしているのだろうか
図面通りの材料を使っているのだろうか
作り方は間違っていないか
手抜き工事は本当にないのだろうか
と不安になると思います。
住宅会社や職人さん達がキチンと工事しているのかは、誰が判断するのでしょうか。
因みに、設計事務所が工事監理をしているときは手抜き工事が少ないです。
だって、手抜きをすれば、すぐに見つけられ、やり直さなければならないからです。
住宅会社も職人さんも慎重に工事を行います。
結果、良い工事になります。
住宅会社は素人の人が監理している場合には、適当に言って誤魔化すことができます。
工事ミスや手抜き工事を誤魔化されたらたまりませんよね。
(注:設計事務所が、毎日現場に行くと、すごい工事監理費になってしまいます。なので、ポイントでの工事監理になります。)
建設費の支払いで、過払いはとても危険です。
建設費の支払いは、
建設費の1/3が前払い
上棟時に1/3を中間支払い
完成時に残りの1/3を支払う
というケースが多いです。
でも、これってかなり「過払い」なんですよ。
住宅会社からすれば助かるのですが・・・。
前払いは、手付金なので必要だと思います。
住宅会社とすれば、払ってもらえるのかどうか、わからずに工事をスタートさせることになるのでとても心配なんです。
なので、前払いは、手付金として必要ですね。
でも、1/3はちょっと多いと思うのですが・・・。
私達が、監理する場合の前払い金は、1/10にしてもらっています。
2000万円ならば、200万円です。
建主も住宅会社に対して、このくらいの意思表示をしないと、対等な立場としてまずいと思います。
そして、上棟時の中間支払は、「出来高払い」としてもらっています。
文字通り、出来たところまでを支払うということです。
大体の話ですが、上棟時に終わっている工事は、基礎工事と木工事の半分程度です。
ここに仮設工事(周いの囲いや工事用トイレなど)が少しです。
完了している工事の金額を全部足しても建設費の1/3程度にしかなりません。
建設費の1/3を前払いで支払うということは、上棟時までの金額を支払ってしまうことになります。
そして、上棟時に、また1/3の中間支払いを行うので、途中で住宅会社がなくなってしまったらどういうことになるのでしょうか。
恐ろしいですね。
「過払い」をしていると、住宅会社がなくなった時にお金が足らなくなります。
家が完成しません。
私達は、途中で住宅会社がなくなっても、建主が困らないように進めています。
「過払い」にならないように、工事監理をするということです。
過払いさえしなければ、住宅会社がなくなっても、その後の工事が進められます。
単純に、他の住宅会社に頼めるだけのお金が残っているからです。
これって、かなり重要です。
そして、万が一、住宅会社がなくなったとしても、その後を引き継いでくれる住宅会社を完成保証人ということで契約書に書いてもらうようにしています。(建主との話し合いで完成保証人を付けない場合もあります。)
お金も残っていますし、後を引き継いでくれる住宅会社もあるので安心ですね。
二重の保険を掛けているようなものです。
間違って、「過払い」をした状態で、住宅会社がなくなってしまっては、泣くに泣けないです。
住宅会社がなくなるかどうかはわかりませんが、なくなっても困らない対策は必要ですよね。
大手神話・ブランド名に騙されない!CMなどの宣伝費は誰のお金 |
「大手神話」には気をつけてください。
「名前の知れている住宅業者だから安心!」という神話です。
「大手だから安心」
「大手だから安全」
「大手だから間違いはない」
というのは、全て「神話」です。
ブランド名に踊らされています。
ひどい大手住宅会社もあります。
ブランド名に騙されないようにして下さい。
大手住宅会社は宣伝にお金を掛けています。
豪華なモデルルーム
綺麗なパンフレットや景品
イベントのヒーローショー
有名俳優や女優によるCM
など、誰のお金で行われているのでしょうか。
答えは簡単ですよね。
その住宅会社で建てた人達が、払っています。
これって無駄金? 必要な金? よくお考えください。
また、大手住宅会社が倒産して、家が建設途中や工事が始まる前に全額支払ってしまって、何も残らなかったという人達が、現実にいらっしゃいます。
悲しいですね。
恐ろしいですね。
それから、「大手は間違った工事をしない」と思っている方が多いのですが、営業経費が掛かり過ぎるので、下請けの大工さんや職人さん達に支払われるお金が本当に少ないんです。
当然、職人さん達は、良い仕事をするよりも、いっぱい工事をしてお金を稼ぐしかありません。
工事は雑になります。
これって、お得ですか? 損ですか?
大手住宅会社だからといって、良いことばかりではないことを、理解して頂ければと思います。
手抜き工事の防止や住宅会社との付き合い方など住宅教室でお教えしています。
>>>続きの住宅教室はこちら |
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