カビの生える環境をご存知ですか。
人間が住める環境では「カビ」が生えます。カビが生えると餌とするダニも増えます。
カビの胞子やダニの糞、死骸は、喘息やアレルギーの原因になる場合が多いです。
カビ・ダニの少ない家を造れれば、それだけ健康的に暮せます。
頑張って、カビ・ダニの少ない家を造りましょう。
人間はカビ、ダニと共存しています。殆ど助け合ってはいませんが、一緒に暮しています。
カビも生えないような家、ダニの住めない家では人間は、生活して行けません。
生活したとしたら、何かしら体に異変が起きそうです。
それは、カビ・ダニが住める環境は、人間が住み易い環境そのものだからです。
「じゃあ、やっぱり、カビやダニのいない家は出来ないんだ」と言われれば、「そうです。」と答えるしかありません。
ですが、「カビ・ダニの少ない家」は造れます。ここのところを間違わないで下さい。
カビもダニも湿気が大好きです。水分の多い空気を好みます。
好むというか、湿気が多いと大繁殖します。これが恐ろしいのです。
室温が25度〜30度、湿度は70%〜80%の環境になると大繁殖します。
湿気やホコリの溜まり易い「隙間」は要注意です。隙間にカビやダニは潜んでいます。
カビは胞子をまき散らすだけではなく、ホコリに付いて浮遊します。浮遊しているカビを人間は吸うことになります。
人間は体に入ったカビと戦わなければならなくなるのです。カビを殺さないと体がカビにに乗っ取られてしまいます。
カビの胞子は厄介です。肺に入ると出てきません。肺炎で亡くなった人の中にはカビの胞子で、肺が真っ黒という人がいらっしゃるようです。大変なことですね。
カビが生えるとカビを餌とするダニも増えます。
ダニは死骸や糞がアレルギーや喘息の原因と言われていますので、ダニが増えるということは当然、アレルギーや喘息になる原因が増えるということです。これも怖いですね。
どう考えても、カビ・ダニの少ない室内環境を造ることが人間にとって良いことのようです。
「カビ・ダニの少ない家」ということですが、「湿度」と「温度」を抑えることで可能となります。
「温度」を抑えることは可能なのですが、人間が過ごす環境とすると「快適さ」を損なう方向となります。
「湿度」を抑えることは、あまり快適さを損ないません。極端に低い場合は別ですが、カビ・ダニの繁殖を抑える程度にするのであれば、あまり問題になりません。湿度を抑える家造りが良い方法だと思います。
カビ・ダニが好む湿度は70%〜80%です。人間が快適と思える湿度は40%〜60%です。湿度を下げることは人間に影響がないわけですから、湿度を抑えることが得策といえます。
後は「掃除」をこまめにすることですね。
掃除機を掛けることで舞い上がるホコリやダニの死骸、糞などもありますが、掃除機が吸ってくれるダニの死骸や糞、カビなどの量の方が多いです。
カビ・ダニを減らす方法としては、吸いとってしまうことがとても有効な方法といえます。こまめに吸い取ることで、確実にカビ、ダニの数を減らすことができます。
カビ・ダニは寝具やぬいぐるみ、座布団、ソファーなどに多く居ます。
家造りだけではなく「暮らし方」の中で、こまめに掃除機を掛ける習慣を作りましょう。
現代病であるアレルギーの原因を少しでも取り除くことが、健康的に暮らす秘訣ともいえます。また、体への負担も減ります。
それと、家造りでは風が抜け易く、湿気のたまり難い家を造りましょう。
湿気を停滞させず、空気を動かすことで、カビ・ダニを確実に少なくすることが出来ます。それには、間取りや窓の配置、大きさ、開閉方式などにも、気を使いましょう。
湿気がたまり難く、風が抜け易い家を造り、掃除をこまめにすることによって、カビ、ダニに怯えなくて済む家が造れます。そんな家で健康的に暮らしましょう。
湿気が少なくなる家の造り方を「結露のない家」ということで、ご紹介しています。ご興味をお持ちの方は下記をクリックして下さい。
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