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和順英会話の役割
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とにかく第一声を発する、
会話を続ける、そして自分の考えを伝えるというのが、
和順英会話の目標である.
和順英会話では
英会話の上達過程を大きく次の三つに分ける.
最初の段階は右脳英単語の段階である.
その次が和順英会話の段階、
最後は逆和順、つまり英順英会話の段階である.
右脳英単語の段階は、
ことばの発達過程の最初の段階で、
キーワードを中心とした右脳英単語の会話である.
魚つりで言うところのふなつりの段階だ.
ところで、
魚つりではふなに始まり、ふなで終わるという事を聞いた事がある.
英会話でも右脳英単語に始まり、右脳英単語で終わるという事が言える.
日本語で考えれば一番よく分かる.
カタコトの幼児会話に始まり、大人の省エネ会話に終わるという意味である.
話を戻そう.
上達過程の第二段階ではキーワード(単数)に説明をつけてキーワーズ(複数)としたり、
キーワーズに基本文をつけて、自分の考えをまとめたりする最も実践的な段階である.
これはラジオやテレビで覚える基本文を使って、
自己表現ができるように、応用する段階である.
日本人もせめて自分の考えを表現できる、
和順英会話の段階までは到達したい.
さらに上達すれば、
和順英会話に帽子をつけたり、尻尾を付けたり、
あるいは和順英会話を倒置する(逆和順英会話)などして、
基本文+キーワーズ(結論+説明)という具合に
結論先行の正順英会話で話す余裕が出てくる.
以上が日本語成人にとって、
無理のない、ごく自然な上達過程であると思う.