【 乳幼児の運動発達 4】  育児へのアドバイスと注意  ( in 子供の健康 ) 03

  B 発達の不具合  2  標準コースを離れた発達   (32-b)  

    運動発達のコーナーで説明している発達経路を順調に進める育児法をアドバイスします。

    完全・全てを網羅した注意ではありません。 最小の注意と受け取ってください。 

 HP・子供の健康は “いざり這い” ・ “たか這い” ・ “ブリッジ姿勢とブリッジ姿勢での移動” を標準の発達コースでは現れない場面と考えています。   (一時的に見られるものは OK とします)

 これらの運動・姿勢について、異常でないと説明する小児科医・保健婦もおりますが,この意見には賛成できません。 異常なしとするのは少数意見です。  運動治療を担当する医師・理学療法士は異常と見なすのが多数です。

  発達途中に見られる状態を ‘病気’・‘異常’・‘普通でない’・‘正常’ と区別するなら, これらの状態は病気ではありませんが,正常と評価できる運動発達経路では起こらない運動です。 ‘普通でない’ と判断できる状態です。

 正常と説明される医師も、解説には “うつ伏せ姿勢を嫌う” ・ “発達が遅れる” ・ “言葉が遅れる” 等の合併が多いと付け加えています。

 皆さんは標準のコースを進む発達を望まれるでしょう。 乳児の四つ這いを可愛くて頼もしい行動と喜ばれるはずです。

  “いざり這い” ・ “たか這い” ・ “ブリッジ姿勢とブリッジ姿勢での移動” をする乳児の多くはうつ伏せ姿勢を嫌がります。

 うつ伏せ姿勢の成熟  (肘支持、手支持への成熟) が長く遅れるか、獲得できずに発達します。

 早期にこの様な状況を察知して、育児法を検討すれば解決は可能と考えられます。

 “いざり這い” 等を 「病気ではありません」 を信じて発達が遅れることも納得されますか。 標準のコースを進ませたいと望まれますか。 皆さんの選択に委ねられています。 

 “いざり這い” ・ “たか這い” ・ “ブリッジ姿勢とブリッジ姿勢での移動” を実行する乳児に共通することは、うつ伏せ姿勢を強く嫌がります。

 “いざり這い” ・ “たか這い” ・ “ブリッジ姿勢とブリッジ姿勢での移動” が身につく (長期に経験する) と四つ這いの獲得は難しくなります。

 HP・子供の健康では、うつ伏せ姿勢を重視する育児を勧めています。 肘支持・手支持も重要な要素です。

 推奨している育児法に注目してください。

 “ブリッジ姿勢とブリッジ姿勢での移動” をする乳児の予兆として ‘反り返り’ の強い傾向が観察出来ます。

 ‘反り返り’ も初期に解消する努力を勧めます。   ‘反り返り’ についての解説を閲覧してください。

 生後六ヶ月頃にうつ伏せ姿勢を強く嫌がり、お座り (受動の) を好む乳児には、いざり這いへの進行が疑われます。

    いざり這い については、粗大運動の解説の中で説明しています。 閲覧をしておいてください。

 前項の A-a 発達の不具合 車の両輪 にたとえて では、運動発達の進行速度の遅れに注目しました。

 この項では標準コースを外れる問題を検討しました。

 保護者の皆さんには両方共に不安材料になりますが、後者を特に注視してください。 いざり移動・ブリッジ姿勢での移動が身につくと四つ這いの獲得は難しくなります。 理学療法士の援助があっても難題となります。

コーナーの目次     次に C へ進んでください。

 @ 最初の注意  A 発達の不具合  B 標準コースを外れる   C 乳児の抱き方     D うつ伏せで遊ばせましょう  

  E ベビーカーの背もたれ     F 四ヶ月まで立て抱きは止めましょう        G 育児器具の評価   

  H ピョンピョンさせないで   I 四つ這いについて    J プログは無益

 

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