【 乳幼児の運動発達 4】  育児へのアドバイスと注意  ( in 子供の健康 ) 06

    E ベビーカーの背もたれ   (35)   

   運動発達のコーナーで説明している発達経路を順調に進める育児法をアドバイスします。

    完全・全てを網羅した注意ではありません。 最小の注意と受け取ってください。 

 「ベビーカーの背もたれは何ヶ月から立てられますか」 との相談が多く寄せられます。

 この質問に答える前にこのコーナーの基本方針を書いておきます。

 『ベビーの健康を最大限に重視した方針を貫き、保護者の利便については保護者の勝手に任せる』 が基本方針です。

 質問に対しては 『手支持が完成する時期 (六ヶ月頃) 迄は水平にするのが最善です。 譲っても肘支持が完成する時期 (三ヶ月後半) 迄は水平が厳守です』 となります。

 『保護者の利便は無視します』 と書くと 「保護者により多い負担を強制するのですか」 との反論が巻き起こりそうです。

  『六ヶ月頃迄は水平にする』 のアドバイスに保護者の負担は多くなりますか。  ベビーカーの使用での負担は乳児の体重に因るだけです。 同じ体重で ‘背もたれを水平にして外出する’ と  ‘背もたれを立てて外出する’ ことで負担の差はありますか。

 『六ヶ月頃迄は水平にする』 のアドバイスに大して 「赤ちゃんは背もたれを立てた方を喜びます」 との反論も寄せられます。

  自分の子供が高校生に成長した時、「楽しくなるから覚醒剤を使用する」 と言い出した時に 「楽しいなら使いなさい」 と許可できますか。 ‘楽しい’ と “良い事” の違いは知っておられるでしょう。 

 ベビーカーの使用に際して、「赤ちゃんが喜びます」 は条件外です。

  このコーナーでは保護者の利便を完全に無視していません。 じっくりと聴いて頂ければ同じ苦労の範囲内の努力を促していると受け入れられるはずです。

 「ベビーカーの背もたれは何ヶ月から立てられますか」との質問にあらためて回答を書きましょう。

  肘支持が完成する六ヶ月頃までは水平位置が最善です。 肘支持が完成する三ヶ月の後半までは水平位置を厳守してください。 背もたれを少し傾けると乳児の視界が広がり本人は喜びますが、間違った楽しみは経験させないでください。

「早くから立て抱きすれば首が早く安定する」 との誤った発言と同じです。

コーナーの目次     次に F へ進んでください。

 @ 最初の注意  A 発達の不具合  B 標準コースを外れる   C 乳児の抱き方     D うつ伏せで遊ばせましょう  

  E ベビーカーの背もたれ     F 四ヶ月まで立て抱きは止めましょう        G 育児器具の評価   

  H ピョンピョンさせないで   I 四つ這いについて    J プログは無益

 

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