【 乳幼児の運動発達 4】  育児へのアドバイスと注意  ( in 子供の健康 ) 02

 A-a 発達の不具合 車の両輪 にたとえて   (32)

    運動発達のコーナーで説明している発達経路を順調に進める育児法をアドバイスします。

    完全・全てを網羅した注意ではありません。 最小の注意と受け取ってください。 

 乳児の運動発達と知的発達は車の両輪です。 同じスピードで回転する時、一直線を進みます。 片方の回転が遅くなると進行方向が曲がるでしょう。 回転を同じにすれば、不安を感じない育児が出来ます。

 運動発達を評価する通過点として‘首座り’・‘寝返り’。‘四つ這い’・‘つかまり立ち’等が使用されます。

 ‘寝返り’以降は移動運動と考えられます。 この移動運動は「動きたい」との意識が伴った行動です。 ‘首座り’にも意識は作用していますが、意識の強さでは劣ります。 「動きたい」と望む意識は知的発達に左右されます。

 「動きたい」との欲望を満たす運動が即時に実行出来る育児が必要です。

 一才の誕生日までの知的発達・運動発達を促進する刺激、遅らせる原因を考えてみましょう。

 乳児期の知的発達は視覚と聴覚からの刺激で促進されます。 視覚からの刺激は全員に同じように作用しています。 

 聴覚の刺激は保護者からの話し掛けと環境音です。 会話が刺激となるのは喃語による返答も含まれますが、効果のある刺激になるのは意味のある返答が出来る以降です。 どちらにしても保護者は普段の努力で効果のある音刺激が発せられます。

 知的発達を示す車輪の回転スピードは育児の影響を受けにくいと云えます。

 しかし、運動発達では保護者の育児法の影響を受けやすいものです。 頭・首が安定していない時期の縦抱き、間違ったベビーカーの使用、等々です。 誤った育児を続けると運動発達を遅らせたり、変なクセを付けることになります。 

 車の回転で喩えるなら、回転スピードの遅れになります。

 配慮のある育児を努力しないと、車輪の回転スピードが狂った車を運転する事になります。

 努力して欲しい項目をこの後に説明しておきました。

コーナーの目次     次に B へ進んでください。

 @ 最初の注意  A 発達の不具合  B 標準コースを外れる   C 乳児の抱き方     D うつ伏せで遊ばせましょう  

  E ベビーカーの背もたれ     F 四ヶ月まで立て抱きは止めましょう        G 育児器具の評価   

  H ピョンピョンさせないで   I 四つ這いについて    J プログは無益

 

 

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