【 乳幼児の運動発達 4】  育児へのアドバイスと注意  ( in 子供の健康 ) 04

   C 乳児の正しい抱き 方   (33)  

   運動発達のコーナーで説明している発達経路を順調に進める育児法をアドバイスします。

    完全・全てを網羅した注意ではありません。 最小の注意と受け取ってください。 

 生後二ヶ月、まだ首も固定していない乳児を立て抱きして早く首が固定すると信じる保護者が多くなっています。

 他の項目でも説明しましたが、これは誤った情報です。

 首が固定する三ヶ月半ばまでは立て抱きはしないでください。

 生後間もない赤ちゃんを抱き上げる時には図A−左の様に手で頭をしっかりと支えてください。

 短時間の立て抱きが必要な時は、図A−中の様に一方の手で上半身と頭を支え、反対側の手で腰の部分を支えてください。

 三ヶ月後半までの赤ちゃんの抱き方は図A−右の様にしてください。

 この抱き方の注意点を書いておきます。  細かい注意は画像(B) を参照してください。

 画像−B の上は正しい抱き方、 下はダメな抱き方です。

 赤ちゃんの体は全体にねじれがない事、頭から尻にかけてかるくカーブを描いて前屈している事に注意してください。

 アゴはかるく胸に付くぐらいにしてください。

 図からも判るように、軽く曲げた母親の左腕に頭をのせ、両腕で赤ちゃんの身体をかかえています。  外出時には右手で赤ちゃんの太股を握ると安全です。

  誤った抱き方では、腕に赤ちゃんの肩をのせて頭が後ろに垂れさがり、反対側の腕で赤ちゃんのお尻を支える為に体にねじれと背中側へのまがり(後屈)の姿勢になっています。  母親の右手がベビーの股に入っています。    

 たかが抱き方と考える人もおられますが、発達に重要な影響があることを知ってください。

 この抱き方に半月頃から慣れてください。 間違った抱き方に慣れた乳児は正しき抱き方を拒絶します。  モデルも嫌がって足を動かして静止してくれませんでした。

 屋内で広く移動しない時はこの抱き方で良いでしょう。

 階段を昇降する時、屋外の移動時にはお尻から腰に当てた右手でベビーの太股を握ってください。

 転落させる事故防止に必要な配慮です。

 もう一つの注意点はベビーの右腕を保護者の脇に挟まないようにしてください。

 

 挟むクセを付けますと、うつ伏せ時にも右腕を後方に伸展して支えの発達に支障を残します。

 逆方向の抱き方については右・左を読み替えてください。

 追加   抱き方と股関節脱臼の関連

  股関節脱臼を予防するとして、 ○ 立て抱き × 横抱き  を主張される意見があります。

   このHPでは横抱きは同等、あるいはそれ以上に、股関節脱臼の予防に有効と考えます。 もちろん、間違った横抱きでは有効とは云えません。

  股関節脱臼の予防として、『横抱きは止めましょう』 とのキャンペーンには賛成できません。  

  詳しい説明は [抱き方と股関節脱臼] を読んでください。

コーナーの目次     次に D へ進んでください。

 @ 最初の注意  A 発達の不具合  B 標準コースを外れる   C 乳児の抱き方     D うつ伏せで遊ばせましょう  

  E ベビーカーの背もたれ     F 四ヶ月まで立て抱きは止めましょう        G 育児器具の評価   

  H ピョンピョンさせないで   I 四つ這いについて    J プログは無益

 

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