【 乳幼児の運動発達 4】  育児へのアドバイスと注意  ( in 子供の健康 ) 07

     F 四ヶ月まで赤ちゃんの立て抱きは止め て   (36) 

   運動発達のコーナーで説明している発達経路を順調に進める育児法をアドバイスします。

    完全・全てを網羅した注意ではありません。 最小の注意と受け取ってください。 

 乳児の発達指標で最初の通過点として首の状態が採用されます。

  “首座り”・“首の安定”・“頸定”  等の用語が使用されますが、評価の難しい問題です。

 乳児の受動中の動き(検査する者の実施する姿勢変化に応じた)・姿勢で評価されます。 評価する医師の考え方で異なる場合も有ります。 保護者の判断は大きな幅で異なります。

 標準として3〜4ヶ月と説明されています。 此処では評価の問題でなく “首座り” に関連する問題の解説です。

  「たて抱きをすると早く “首座り” する」 ・ 『 “首座り” を早くする育児器具を販売します』  の誤りに反対します。

 以前に育児器具のメーカーが  『首の据わらない赤ちゃんを立て抱きにしないで』  と啓蒙活動をしていました。

 乳児の運動発達・姿勢発達はヒトに備わった成長テンポでコントロールされ進行するもので、外力で早められるものではありません。 (病気のために遅れる。 理学療法士の治療によって発達を進める行為は対象外です。)

 自然に進行するものです。 乳児の個性による進行を見守る必要があります。 

 育児器具についても同様です。 器具の使用で早めることは不可能です。

 逆に、自然に進行すると書きましたが育児方法に因っては、後の発達速度を遅らせたり異なる経路に進ませる遠因となります。   

  “首座り”  をしていない時期に ‘立て抱き’ をすることが後の運動発達を遅らせる遠因になることは有ります。

 ‘立て抱きの出来る育児器具’  についても同様の結果を招くことがあります。

 早くに立て抱きを始めた保護者は  「立て抱きをすると本人が喜びました」  と説明されます。

  保護者の顔・風景を見る時、顔を横にして見ると楽しくないことは想像できます。 成人でも横に寝ころんでテレビを見て楽しめません。

 一度、保護者の顔・風景を縦に見た経験をすると横の風景は楽しめないでしょう。 ベビーには大きな誘惑です。

 不適切なたとえですが、一度麻薬の誘惑に負けると常習者になる可能性と同じです。

 最初の誘惑をしないいくじが最良です。 運動発達の阻害をする経験は避けて欲しいと考えます。

コーナーの目次     次に G へ進んでください。

 @ 最初の注意  A 発達の不具合  B 標準コースを外れる   C 乳児の抱き方     D うつ伏せで遊ばせましょう  

  E ベビーカーの背もたれ     F 四ヶ月まで立て抱きは止めましょう        G 育児器具の評価   

  H ピョンピョンさせないで   I 四つ這いについて    J プログは無益

 

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